Million Notes

刀ミュ・歌・演劇の話をしまっておくところ

【感想】村正派双騎・万の華うつす鏡 -もう思い残すことないです-

 

この双騎を見ることができた2023年を忘れません。

とんでもない作品でした。

 

 

 

はじめに


ええと。

なんだ。

この7年、ゲーム&実物刀剣&ミュの村正派(千子派)を追いかけてきた身としては、それはもう、それはもう、なんかもう色々と大変なことになってるんですが。
その話始めると一瞬で大騒ぎカーニバルが始まってしまうので、一旦その人格は戸棚にしまっておいて(笑)

 

まずはネタバレのない全体の話。
既にたくさん言われていることではありますが、主演&演出のお二人による「美術館のような作品」というコメントは、見事な形容だと思いました。
エンターテインメントとしての演劇から、表現芸術としての演劇に大きく寄せている感じ。

 

『東京心覚』の時にもほとんど同じようなことを書きましたが(笑
あちらが現代・不条理演劇の要素をガンガン取り入れていたのに対して、こちらはよりインスタレーション・パフォーマンスアート色の強い作品だったように感じます。

(ミュージカル、奉納演舞、古典芸能、アリーナライブ、現代演劇、ラジオドラマ、野外フェスからのこれ、本当になんでもやるなこの本丸!!)


もうねえ、劇場で見るのが楽しみで、楽しみで、楽しみでなりません。
ステアラという円≒村正派の内部世界に飛び込んで、闇と光が入り乱れる中、

「どうかこの一瞬を切り取って額に入れさせてくれ!!」

と思うような画が千変万化していくのを見つめるっていう…。ずっと応援してきたカンパニーとキャストさんが繰り広げる体感型万華鏡、こんな贅沢な話があるかという…。


そして、これはちょっと横道にそれる話なんですけどね。
私は戯曲『つはものどもがゆめのあと』の巻末対談で三日月役のまりおくんが語ってくれた「刀ミュで演劇の賞を取りたい」という野望を、とても嬉しく思っていたんです。
もちろん近々の話とは言わないですよ。ただ舞台芸術の高い山を着実に登って、いつかは色んな枠を飛び越えて「演劇の発展に貢献した」という評価を受けるくらいのカンパニーになってくれたら…という夢をひっそり持っていたんですね。
その意味でも、
・演者としてスキルが高く
・役に対する深い理解があり
・ご自分の中に豊かな美学がある
お二方が先陣きって、かつてなく繊細で文学性の強い作品を創り上げて下さったこと、ありがてぇ………………と拝むような気持ちでした。

もちろんこれ、芸術だから素晴らしいとかエンタメじゃ駄目だとかそういう話じゃないですよ!!楽しさや情熱にガン振りのライブもできるし、抽象性の高い観念的な作品もできる。状況やキャストさんに合った攻め方でカンパニーの輪が広がっていくの熱いっすね!!!という話。

 

とはいえ!!
とはいえです!!笑

 

じゃあ今回の双騎はストーリーで見るお話じゃないの?
なんかゲージュツテキなオシャレ画面並べて「分からなくてもいいんですよー自分の感じたものを大事にしてくださいネー☆」って放り出される訳わかんないやつ?
かと言われると いや いや、ちょっと待ってくれ!!

 

村正派のストーリーとして見ても、非常に流れの美しい、すんごい話だったと思う!!!!!

 

ということを全力で語りたくて書いてるのが今この記事になります(笑
もういい加減抑えきれなくなってきた。

 

 

本編について


というわけで、ここから『流れ』を追う形で双騎について感じたことを喋ってこうと思います。便宜上、シーンに勝手な名前を付けていますがご容赦下さい…。
毎度のことながら個別のモチーフ等について思いっきり熱入れて語ってしまってるので、全文読むと疲れると思います!笑
場面ごとのキーワードを赤字で拾って箇条書きにしてるので、良い感じに飛ばし飛ばし拾い読みして頂けたら…。

 

そしてとてもとても大事なことなので大文字で書きますが、私もこれが答えだ!この舞台の真意だ!なんて思ってないです。

今回は特に、普段にも増して余白の多い構成で「見た人がそれぞれに感じ、解釈してほしい」って繰り返し念押しされてますしね。

この記事ぜんぶ、あくまで私の受け取った物語ということでよろしくお願いします。

 

で!

最初にこの記事全体のネタを明かしてしまうと、村正派双騎、大枠としては

 

妖刀伝説以前→伝説の発生→展開→ミュージカル刀剣乱舞という現在と未来

 

の流れを軸に置いて、各々の視点を以て語る彼らの物語だと感じました。
一応具体的な年号も添えてありますが、そっちを細かくやると作品の感想文ではなくなってしまうので(笑)あくまで代表的なものを挙げた目安と思って頂けるとありがたいです。

そしてちょっと今生活上の時間的余裕がなく、歌合記事のように出典を全部出していたら貴重な公演期間がどんどん過ぎてしまうので、著作権が切れている史料については当座手元のメモから出させてくださいごめんなさい…。極力早く追記します。

 

という訳で、いざ本編!

 

 

ー窓の場ー

光る〇と▢の中で村正と蜻蛉切が語らう、全体のプロローグ的な場。
お互いが「自分は窓の中・相手は窓の外にいる」と認識していることで、どうやらこれは物理的に向き合って行われている会話ではなく、抽象的な次元での対話であるらしいと分かります。
また今回のストーリーには、仏教・禅の要素が関わる様子。

●冒頭で印象的に表れる○と□の窓。
曹洞宗の禅寺である京都・源光庵の「悟りの窓・迷いの窓」をモチーフにしていると思われます。
○は仏の悟りを表す窓、□は四苦八苦に悩まされる人間の窓
四苦八苦、刀ミュでは『歌合 乱舞狂乱』で履修しましたね!
生老病死の四苦に加えて愛別離苦・求不得苦・怨憎会苦・五蘊盛苦の四苦。

五蘊盛苦
この身に宿る苦しみ 痛み 悩み
なぜ我を生み出した…

『歌合 乱舞狂乱』より『八つの炎 八つの苦悩』

肉体を得ることで、刀剣男士もまた四苦八苦を負うことになるとして描かれてきている。
今回は彼らのソレを描いている作品なのではないか、ということも分か……分かっ………つらい……。

 

●冒頭の音楽、意表を突かれて面白かったです。
まず最初は細い糸を思わせるような、ミニマルミュージックめいた単音の連続から入っていきましたよね。
同じ単音でも伊達双騎の、筆がすらすら走るような柔らかい弦の音とは全然違っていました。
クラシック舞踊の形式を脱したコンテンポラリーダンスとも、執着や思考を削ぎ落して悟りを追求する禅とも相性がいい。
ただこれ、「音1つもらえれば、そこから俺達の声だけでミュージカルやっていきますんで!」が出来る人たちにしか許されないやつや…!!って震えあがりもしました(笑
 
「ワタシとアナタは違いマス。 違う者同士が同じものを見ることなど、本来ありえないのかもしれません」
この話あとでもう1回引っ張り出してきますが、この時点では『葵咲本紀』の彼らを思い出してウッて……。
蜻蛉さんは村正が信康に抱いてた情愛の深さを知らなかったし、村正は蜻蛉さんが秀康への攻撃を躊躇ってしまった葛藤に気づけなかった。
縁者であろうともアナタとワタシは別の存在であり、違う目で物事を見ている。

それはこの劇を見ている観客もそう。当然で、大切な観念の提示だと思いました。 

 

●窓を「壁の欠けた部分」と表現するの!!好きでした!!
蜻蛉さんは「いささかひねくれた考えのように聞こえるが…」って言いますが、「欠けた部分があるからこそ人は外を見られる、外界と繋がれる」と取ると、欠けていることもその者の一部として大切にとらえる刀ミュの精神にしっかり乗ってるなと思うんです。

 

蜻蛉切が立ち去った後、村正の歌う声で場面は物語へといざなわれていきます。

鮮やかな赤は
時がたてば 暗く黒くくすむ
夜の始まりは 血の痕に似ている

つれえ…!!!!!!!!
悟りの窓・迷いの窓がある源光庵には、徳川の武将・鳥居元忠とその軍勢が討ち死にした際の血痕が残る「血天井」もあるとのこと。
刀ミュ世界においては、物吉くんが指揮をとって凄絶な伏見城籠城戦を再現したことが『青江単騎』で語られましたね…。
葵咲でその件への怒りを隠せなかった村正や、妖刀伝説の幕開けが家康死没≒太陽(東照大権現)の沈んだ後≒江戸初期とともに訪れることなんかが連想されて つれえ!!!!! って……。
 
●薔薇窓のような万華鏡の前にたたずむ村正を見つめ、蜻蛉さんは

夢とうつつのはざまを

俺は覗き込んだ

と内側へ踏み込んでいきます。
ここで映る体のパーツの映像からは、仏教における六根「眼耳鼻舌身意」を連想しました。

五蘊盛苦に通じる要素であり、

肉体を得ることによって
生まれた矛盾という蕾
感情という花を咲かせる

『阿津賀志山異聞』より『矛盾という名の蕾』

肉体=認識する器官を得てしまったことで迷いが生じる刀剣男士、刀ミュが一作目から取り組んできたテーマですね…。
 


─森の場─

村正と蜻蛉切は、柱のような、乾いて傾いた巨木のようなものが立つ『森』を訪れます。
蛍火のような、魂のような、柔らかく光る球体が村正の回りに集まってきますが……。
(このパートちょっと長いですごめんなさい!)

●ここのねーーーーー光る珠に囲まれて柔らかく微笑む村正が、今回いちばん「この画を見せて下さってありがとうございます」って思ったところでした…!!!
刀工・千子村正の名前の由来には、「母親が桑名・走井山の千手観音に祈願して生まれた子なので”千子”を名乗った」って説があります。(今も走井には刀工村正の屋敷跡の看板が立ってます)
数多の腕を持つ千子観音のすがたは、あらゆる衆生を救おうとする慈悲の姿を現しているとのこと。
また、刀工村正は日蓮宗に帰依していたと言われ、日蓮上人の命日に「妙法村正」という美しい刀を打っています。
彼が活躍した桑名周辺では、桑名宗社、熱田神宮、星川神社、多度大社、神館神社、立坂神社、さまざまな社に村正が奉納されています。

 

初代村正の、最古の作刀年紀は1501年
妖刀伝説なんて、まだこの世にかけらも存在しないころ。
ただあるがままに人々の営みを見つめていただろう聖性めいたもの、祈りの刀としての村正を見られたようで胸がいっぱいでした……。

 

●音楽も!!この時点でずるい!!!泣

ぽん ぽん 聞こえてくる
花の咲く音 ひらくおと…

『つはものどもがゆめのあと』で三日月が蓮を歌った『この花のように』を村正が…!!
千手観音を象徴するアイテム(三昧耶形)は蓮の華
日蓮宗で重んじられるお経は妙法蓮華経。村正が真剣必殺で唱える「サッダルマ・プンダリカ・スートラ」も、意味は「妙法蓮華経」ですね。

村正の花は何かと言われたら、私は迷わず「」と答えます。
蜻蛉切の槍身にも、が彫刻されていますね。


三日月の曲ではあるけれども、安らいだ表情で「蓮の開く音に耳を傾ける村正」は、なんかもう、なんかもう、良すぎる。 
そこへ追い討ちのように「頬に当たる風はそよそよ…」って『かざぐるま』が流れてきたかと思ったら、

でも突然吹き抜ける風に
逆らうことはかなわない

 

無常の風は時を選ばず、…デスか

村正の誕生した文亀年間の時点で、時代はすでに戦国。

東海でも畿内でも、戦が繰り返されては命が散っていきます。
瞬きながら消えていく光の中で……

 

●村正は慈しむように持っていた珠を、体を震わせながらフッと吹き消します。
ここ!!辛かった…!!!
抽象的な表現なので広い意味を含んでいると取っていいし、ミュに出てる関係者で言うなら一番近いのは信康さんだと思うんですが!
私が最初に連想したのは松平清康(家康の祖父)の命だったんです。
 
1535年、松平清康、家臣により暗殺。
『徳川家を祟る妖刀村正』伝説はそのほとんどが後の創作と思われるものですが、清康殺害に関してはちょっと特殊なんですね。
三河物語』『松平記』という江戸初期成立の史料に「千子の刀」「村正」が使われたと書かれてるんです。
特に三河物語を記した大久保彦左衛門は、家康の直接の家臣。
家康と同時代を生きた人物が、既に「家康の祖父殺害の凶器は千子(村正)の刀だ」と記している

弥七郎、千子の刀にて、清康、何心も無して御座有処を、ひん抜いて切殺申。

三河物語

阿部弥七郎寝耳に是をきき、すはや父を御成敗と驚さわぎ、村正の二尺七寸の刀を抜うちに、御後より清康様を切申。

『松平記』

「村正は徳川家に仇なす刀だから捨てろと家康が命じた」という逸話自体は、明確に虚構です。

家康の遺品として尾張徳川家に伝わった村正が、現在も徳川美術館に残っています。
しかし上記の史料時点では、後世で誇張されたようなセンセーショナルな話は記されていません。「村正で斬られた。」以上。

だからこそ生々しいというか、徳川の不幸にまつわる伝説の中で唯一「もしかしたら本当に村正が斬ったのかも」を否定しきれない話だととらえてるんです。
また仮に事実でなかったとしても、後々好き放題に尾鰭を付けられていく伝説の大本は、このたった数文字の記述かもしれない……とも。
 
長々書いちゃいましたけど、村正が
「散るのはどんな音 枯れるのはどんな音でショウ」
と体をこわばらせて光を吹き消したあの瞬間が、詩的に表現するなら妖刀村正伝説の種がこの世に落ちた瞬間のように見えて「やめてーーーーーー!!」ってなってました…。

 

●そうして体を軋ませながら静止する村正。
その鮮やかな血の色姿を蜻蛉さんは、毒々しくも美しい、妖しくも麗しい彼岸花に例えます。
まさに彼岸花に変生するような、禍々しくも見える赤いライトとの取り合わせがまたすごくて…。
ぞろり、ぞろりと腕を引き連れて歩く姿は、能の小面が般若に変わったような、天女形鬼子母神が鬼女の姿を見せたかのような、強烈な場でした。
(誰を斬ったかという具体的な内容はさておき)あれほど優しく柔らかな姿をしていた村正が、「血」の気配で存在ごと変化してしまう様をこんな風に表現できるなんて!!と鳥肌が止まらなかったです。


これは余談。
森の場の冒頭、「重ねた年輪」って言うからにはそれなりの太さをそなえた大木を歌ってると思うんですけどね。

ミュージカル刀剣乱舞の中で、まさに大木が題材になった歌があったじゃないですか。

狙われた大木
冬の前に根元刈られ
伸ばしてきた枝で
枯れてゆく葉

『結びの響、始まりの音』より『倒れる終焉』

「大樹」は征夷大将軍(転じて幕府)の別名なので、この大木は徳川幕府の滅亡を象徴的に表してるんじゃなかろうかという話を、むすはじ当時にしてたんですが。
松平一族が葬られている菩提寺もまた、奇しくも大樹寺で……重ねた年輪≒大木≒徳川とも読めてしまうんですよね……。
ただ、そこに対して村正が「美しすぎて触れられない」って言うのはなんか色々と辛すぎるので!!
年輪については”年月を経て重なる円→生命力の象徴→松平家の彼らを含む、世の中で育まれてきた命全般”と取ることにしたいです。斜めに切られた形が竹にも見えるのも気づかなかったことにしたい…。

 

 

─糸の場─

村正の変生を目の当たりにした蜻蛉切は、長く伸びる数多の糸に取り巻かれながら独白します。

「蜻蛉さんと糸」で最初に思い出したのは、真剣乱舞祭2022の大阪・宮城公演ソロ曲『Blackout』でした。
”魔王”って呼ばれてたあれですね(笑
村正のソロをカバーした蜻蛉さんは荒々しくも妖しい異様な気配を纏っていて、何かに引っ張られるようによろけたり、腕を吊り上げられたり、振り払おうとするような仕草を何度も見せていました。
会場には糸のように細いレーザー光が大量に走り、蜻蛉さんが膝をつく場面では束になって彼に降り注ぎます。

さすがにあの時点で、双騎の細かい話まで詰めていたとは思っていないんですけどね…。
一方で「村正の属性を帯びた蜻蛉切と糸(?)」の画があの形で出ていたことには、遡及的にゾワッッッとするものがありました。
村正の闇(Blackout)・蜻蛉切の真愛(Real love)を組み替えたら……の姿として、あれはやばすぎる。

 

●「張られた糸 絡みつく糸 鎖 足枷
ほどけぬ糸 纏わりつく糸 鎖 ならば…」
この曲も上手い…。
今にも「断ち切ってくれる」と続きそうな気迫で眼光鋭く睨み据えるのに、なぜか蜻蛉さんは石突で空を切っただけで、槍を振るおうとはしません。
なぜ?と疑問に思ったタイミングで…

 


─衣の場─

二つに分かれた糸の画面から村正が現れ、己の逸話、伝説を歌う。

●ここが2つ目の「やめてーーーーー!!」の山場でした……。

ワタシを織りなす糸 歪んだ噂 逸話 伝説
huhuhuhu…

連なる糸 呪いとなり ワタシを覆う 覆いつくす


断ち切れぬのならば脱ぎまショウ
すべて脱ぎ捨てて
一糸纏わぬ姿へ…

 

浅井先生の!!詩心が!!鬼!!!!
妖刀伝説という糸が織り上げられて、実力ある名刀のはずの刀身を幾重にも覆い隠してしまう。
画面上に舞うのは純白の布でしたが、頭の中では血で重く湿った「濡れ衣」のイメージがダブって展開してました…。

呪いの糸は、”恐るべき切れ味を誇る”村正にも、”触れれば斬れる”蜻蛉切にも断ち切ることはできない。だって目に見えない、形がないから。
冒頭の単音とは対照的に、装飾的な三拍子で高らかに歌い上げる村正の存在が「妖しい魅力を放つ妖刀」に変じていく …のを音楽と!歌詞で!同時に突っ込んでこないでほしい泣くから!!

まだ一糸をも纏わぬ姿のころの穏やかな姿(仮)に胸打たれたばかりの身には、温度差が効きすぎました…。


●そしてさらなる追い討ち、みほとせより『可惜夜(あたらよ)の雲』のアレンジ。
「麗しい月も、自分が見上げれば雲に隠れてしまう。ワタシに訪れるのはいつも常闇」と歌っていたのと同じメロディで流れてくるのが

わかっていマス 脱ぐことはたやすくはない
見えぬ鎧は いつしか皮膚となり
ワタシの一部に なった…

皮膚。
自分の一部、引き剝がせない、脱ぎようのないもの。
「勝手に着せられただけの呪いじみた伝説も、いつしか”村正”の一部になった」と歌う声がもう……胸の痛くなるような色でした…………。
蜻蛉さんが、「俺は村正だ」とは言うけれど一度も「お前は妖刀などではない」と否定したことがないのも、先ほどの場で糸を斬らなかったのも、伝説もまた村正の一部であることによるものか、みたいな発想とリンクしたりして、なんかもう、ちょっとこのへんで一回休憩入れていいですか。

 

 

(息継ぎ)

 

(ほんとむり)

 

 

刀が人を呪うなんて物語は、もちろん言うまでもなく虚構。
しかし一方で妖刀伝説自体にも、既に数百年の歴史が刻まれています

 

1645~48年以降の成立とされる『三河風土記』には、「清康(祖父)・広忠(父)・家康を傷つけた村正の刀鎗は不吉なので、徳川に味方するものは持つべきではない」と、直政・忠勝の目の前で折られた村正作の槍が登場します。*1

村正作ハ御三代不吉ノ刀鎗ナリ 家康公ヘ荷擔ノ者ハ村正カ作ノ者不可用トテ井伊本多カ目前ニテ彼鎗ヲ微塵ニ打折ケリ
去レハ村正ハ御三代迄不慮ノ災有シ故 関ケ原軍以後御家人ハ不及申其陪臣ニ至ル迄禁シケル故上作トハ云なから自然ト廃ケルトカヤ

三河風土記

 

1701年水戸光圀没後の言行録『桃源遺事』は、徳川を倒そうとする真田信繁(いわゆる幸村)が村正を持っていた話を紹介しています。

眞田佐衛門佐信仍は、東照君へ御敵対仕候はじめより、千手村正の大小を、常に身をはなさず指候よし、其故は村正の道具は、當家へたゝり候と申説を、信仍聞候て、當家調伏の心にての事なり(”千手”なのは原文ママ

『桃源遺事』

 

そうして1800年代半ばに入ると、徳川家の公的な史書である『東照宮御実紀』附録に「徳川を祟り、所持を禁じられた村正」が記載されます。

此度二股にて御介錯申せし脇差は、たれが作なりと尋給へば、千子村正と申す、(中略)いかにして此作の當家にさゝはる事かな、此後は御差料の内に、村正の作あらば、皆取捨てよと仰付られしとぞ

東照宮御実紀附録』

悲しい歴史であっても、その次に我らがいる。どこかで聞いた話ですね。

 

彼が「自分と妖刀伝説が不可分であること」に哀しみを抱えているの自体は、予想できた話ではありました。

村正の「脱ぐ」に「妖刀伝説からの脱却」が含まれているのでは、という話はそれこそ早い段階からファンの間で言われていましたし…
https://twitter.com/taka_koro/status/841317365887377412
(ひとさまのを引っ張ってくるのも気が引けるので、一例として自前のやつ。長いので今読まなくていいです!)
声優の諏訪部さんは、続花丸の際に村正の持ち味を『エキセントリックな言動と、その裏に秘めた深い悲哀。』と語っていました。
https://twitter.com/taka_koro/status/1160621603660582914

ある意味、今まで感じてきたことの答え合わせのような場面ではあるんですが。
それでもここまではっきりと自分の根幹にかかわる哀しみを歌う姿が……美しい、のが辛い………。

絵を見るときって、既に知っている場所や神話であっても、それを描く筆の運びや構図・陰翳にワーッと心打たれるじゃないですか。
そういう意味でも、とても美術的な場面であり作品だと感じました。

 

「徳川に仇なす刀か…。本当なのかな?」
「そう思っている人が多いのは事実デス。村正と言えば妖刀! 一度持たれた印象はそうそう変わるものでは無いのデスよ」

みほとせの青江と村正の問答が、改めてヒリヒリ来ます。

 

 

─河の場─

滴の落ちる水音とともに蜻蛉切とすれ違い、光の届かない場所へ去っていく村正。
その場に残った蜻蛉切は、長い思索を巡らせます。

えんえんと、えんえんと。
ここで蜻蛉さんが繰り返す言葉が印象的でした。

しくしくくれくれ、

はたはたちょうちょう、

しんしん、きらきら、

たづたづ、けんけん。

シリーズ内ではさまざまな男士が、畳語(繰り返す言葉)を歌ってきています。
主にその男士を象徴する言葉が選ばれることが多いと思うのですが、今回に関しては、この双騎全体を表しているようだと感じました。

 

最初に大きく打ち出された『円』
同派の二振りが纏う『縁』
(そういえば二振は、ステアラの”円の周縁”でこの物語を演じてますね)
ずっと続いていく『延』であると同時に、『厭』の字を当てれば伝説に倦み疲れた村正の心みたい。
そして三日月の「しくしく」に同じく、「えんえん」と書くと泣き声にも見えますね。

(cf.脚本の浅井先生は、パライソ再演のパンフレットで「和語には多義的に取れる豊かさがある。例えば“しくしく くれくれ”は頻く頻くで繰り返しという意味があるけど、しくしく泣く声のようでもある」というお話をして下さっていました)

始まりと終わりと繋いで巡り巡る森羅万象の円運動は、巴さんが真剣乱舞祭で問うたマツリの形や、心覚で桑名くんが歌った循環にも似ていますが…

 

●蜻蛉さんに去来したのは「戦いを終わらせるための戦い」
血の河を作るほどに戦って、戦って、戦い続けた果ての「乱世の世であればこそ輝けた光は、戦いが終わればその光を失うのだろうか?」の問いは、しっかりと蜻蛉さんの極修行でしたよね。

(極修行 手紙3枚目)
本多忠勝は、家康公が天下を取った後その影が薄くなっていきます。
彼は戦乱の世であればこそ活躍の場がありましたが、
それを自分たちの手で終わらせてしまったと言えましょう。
それを見て自分の胸に去来したのは、
おそらく我々の辿る運命もそうであるという現実です。
歴史を捻じ曲げようとする敵との戦いが終われば、おそらく自分たちの出番はなくなり、
再び美術品に戻る運命が待ち受けていることでしょう。
ですが、自分はそれを忌むべきこととは思っておりません。
不遇な立場に置かれた忠勝がそれでも主君への忠誠を保ち続けたように、
自分もまた己の存在意義がなくなるその日のために、
主のために戦い続けましょう。

(刀剣乱舞ONLINE)

蜻蛉さんは、元主の運命*2と自分たちの運命を重ねていました。
令和の世の中においては、刀が刀として、槍が槍として、武器本来の”存在意義”を全うすることはまずないはず。
美術品級の歴史ある品であればなおのこと。

では、その輝きは失われてしまったのか。

いや 日の光の中でも星は輝いている
目を凝らしても見えないがしっかりと輝いている

自分がそれを忘れることはない 決して

将星綺羅星のごとく瞬いた戦国時代から、太陽としての家康が拓く泰平の時代へ。
村正は江戸時代の開幕とともに闇へ追いやられて行きましたが、蜻蛉切(忠勝)もまた光に溶けたのだ、って語る声に胸を衝かれました。

影を薄れさせても失われた訳ではないと語る蜻蛉さんの声の、握りしめるような強さがまた切なくて…。
手紙ではしっかり折り合いをつけた書きぶりで送ってくれた蜻蛉さんも、修行先ではこんな風に顔をゆがめて思いを巡らせてたんだろうか、みたいなところまで想像すると堪らなくなります。

再演天狼傳で蜂須賀が歌った「陽に沈んだ星の輪郭…」に対して、兼さんが返した「朝が来るのを怖がるな」を思い出してました。

 


「えんえんと思いは巡る 文字や歌や言葉となり 時代を超えて誰かに届く」

これまでのシリーズでは、基本的に『語り継ぎ、歌い継ぐ』は美しいこと・大切なこととして語られてきましたよね。
でもそこに糸の場→衣の場で「逸話や伝説、村正を苦しめる呪いもその一つだ」って観念が加わってヴーー……ってなるじゃないですか。
一方で、元主を範として「自分の存在意義をなくすための戦い」を受け容れるほどに強い、蜻蛉さんと本多忠勝を繋ぐ糸に切なくなりもする。

ぐるぐる、ぐるぐる、思考が巡ったところで、村正が「因と縁を纏う宿命」に触れながら現れます。

 


─妖の場─

村正、大立ち回り。

●村正派双騎の上演にあたって「あるかもしれないが、見るのが怖い」と思っていた、凄絶な場でした。
笑っているような、泣き叫んでいるような、言葉の断片を呟いているような数多の声の中で、村正が遡行軍を斬って、斬って、斬って、斬って、斬って斬って斬りまくります

その姿はどこか憑かれたような鬼気迫るもので(刀身に布が掛けられてからは特に…)斬っている自分が信じられないような表情にも見えます。

これもまた、村正の伝説のオマージュだと感じました。


1860年歌舞伎『八幡祭小望月賑(はちまんまつり よみやのにぎわい)』。
真面目な縮屋の青年・新助を妖刀村正が狂わせ、道行く人や愛した芸者を次々手に掛ける凶行に走らせます。

 

1888年歌舞伎『籠釣瓶花街酔醒』。
花魁に焦がれた男が起こす「吉原百人斬り」、その凶器である妖刀・籠釣瓶はやはり村正の作だと語られます。
(1815年時点で同じ佐野八橋事件を題材にした歌舞伎狂言杜若艶色紫』では、籠釣瓶は”備前国光の大業物”とされてました。「村正といえば妖刀、妖刀といえば村正」の変容が伺える作品です)

 

ここまでくるともう、徳川もなにも関係ありません。
村正の存在そのものが不吉で恐ろしい妖刀として世間に流布してしまった江戸後期~明治頃、妖刀村正伝説が行くところまで行きついた姿に見えました…。

 

●それと同時に、聞こえるのが村正の声であることも合わせて、あれは失われていく村正の悲鳴であるようにも聞こえました。
ここは敢えて簡潔に書きます。
不吉な刀としてのイメージが定着した村正は、折られる・捨てられるところまでが伝承に含まれることも多い。
そして現実においても「改竄された村正」の特集展示が行われるほどに、銘を消されたり、潰されたり、変えられてしまった村正が残っています。

(↑展示メモのツリー)

そこまでの手間を掛けず、単純に処分された村正があっただろうことも想像に難くありません。
物語は、現実の刀も壊します。

苦渋や動揺は見せても怯えた姿なんて見せたことの無かった蜻蛉さんが、恐怖と悲しみの入り混じったような表情で村正を見ている目が一番辛かったかもしれないです…。

 

●狂奔の嵐が去ったあと、なかば呆然とした様子の村正は声を震わせながら

「ワタシは千子村正。そう、妖刀とか言われている、あの村正デスよ」
「ワタシは千子村正。そう……妖刀とか言われている、あの村正デスよ……」

と繰り返します。
2017年1月31日、私達が出会った男士・千子村正の形が出来上がった……、と思いました。


●去っていく村正に、蜻蛉さんは語りかけます。

「いつか言っただろう。俺も村正だと」

口にするのはみほとせの台詞、バックに流れるのは葵咲本紀の『誰がために』。

 

これは村正ファミリーのサビなので、さんざん喋ったことの繰り返しをお許しいただきたいんですが…!!

蜻蛉切は”村正”か」は、実はとても微妙な問題なんですよね。

初の刀帳の蜻蛉さん自己紹介「村正作の槍」は、ぶっちゃけ誤りです。蜻蛉切を打ったのは藤原正真であり、村正ではない。*3

けれども正真は一説に村正の弟子と語られ、妖刀伝説の反証として徳川四天王本多忠勝酒井忠次も、蜻蛉切・猪切という村正一派の刀槍を使っていた」と引き合いに出されもする。村正の眷属としての物語を持っている。

上記の台詞は、そういうなんともつかない状況を

「俺も(概念としての/刀剣乱舞における刀派の)村正だ」

と取り得る表現にすることで”アリ”の範疇に捻じ込んだ、脚本家さんのアクロバット案件だったと思っているんですね。(大般若さんが『俺も”長船”でね』、丸さんが『私も”三条”だからねえ』と言うような塩梅の使い方を、しれっと援用するような…)

 

つまり「俺も村正だ」の名乗りは、『村正』の物語に参画しようとする蜻蛉さんの意志そのものであるように聞こえるんです。

線だ。

線を引いた。

(中略)

名前も線だ。

『東京心覚』の、水心子くんを思い出しました。

心覚では名前という線をもって概念を区切るという使い方をされていましたが、双騎のこの台詞では「そうか、名前という線で繋がることもできるんだ」と思いました。

2017年3月4日、蜻蛉さんが初演『三百年の子守唄』で引いた線です。

 


─繭の場─

二振は、闇の中に浮かぶ球体の中に立っています。
お互いの声は聞こえているが、姿は見えない様子。

●ここの蜻蛉さんの声がもう、…………なんかもうどんな言葉で表現するのも野暮というくらい、「あの蜻蛉さんからこんな声が出るんだ」っていう、囁くような静かで柔らかい声でしたね………

閉じこめられたのか

閉じこもったのか…

八方に伸びる蜘蛛の巣の檻に囚われているようでもあるし、繭に守られているようにも見える。

球体が三角で構成されているのは、仙厓の禅画・『〇△□』を思わせます。

idemitsu-museum.or.jp

形については元の禅画とあわせて色んな解釈が可能だと思いますが……

私はシンプルに「○と□の間を繋ぐ△」だと感じました。

 

●ここがどこかも分からない暗闇は、迷いが晴れず、救いを見出すことのできない『無明の闇』に当たるもののように見えました。

堂々と歌えば本丸の誰よりも巧みに力強く鳴る二振の声で、ぽつりぽつりと歌が交わされます。

分かち合う体温

分けあう役割

ともに背負う宿世

「分かち合う、背負うって具体的に何よ」という一見抽象的な話にも見えますが、具体的なエピソードは既に本編で重ねられてきていますよね。

 

『三百年の子守唄』で誰かが信康を斬らなければならないとなったとき、村正が先に立って覚悟を決めました。

それに対して、蜻蛉切さんも「俺も村正だ。一人で背負うことはない」と言い切って続きます。

『葵咲本紀』、蜻蛉さんが秀康を斬れなかったことを悔やむ場では、忠臣の物語を持つアナタにそんな覚悟は似合わないししてほしくないと、村正が役割を引き取ろうとします。

その村正が自分を捨てて逃げろと叫んだときには、蜻蛉さんは俺がお前を置いて逃げる?馬鹿馬鹿しい!!と一蹴しました。

 

全てを共有してる訳ではないけれど傍らに居て、欠けた部分が垣間見えるときには手を伸ばし合ってきている。

村正は葵咲本紀で既に、蜻蛉さんとの“厄介でしちめんどう”な絆を「ファミリー」であると歌っています。

ただ、“村正”の安らぎ、悲しみ、狂気、迷い、全部を晒してなお闇の中にまで糸を辿ってきて「怖くはない」と落ち着き払っている蜻蛉さんの在り方を見て、初めて宿世を共にできる相手であることを感得できたんじゃないかな……と感じました。

村正、その方設定文で貴方の唯一の理解者って呼ばれてるんだよ知ってましたか。

 

●「脱ぎまショウか」というおなじみの呼びかけに対して、蜻蛉さんは拒まずに「ああ」と答えます。

そして断ち切らなかった・断ち切れなかったはずの糸に向けて、一閃。


迷いを払って、糸を解き、脱する。
「解脱」の二字が浮かびました。

 

審神者にはおなじみの光・極修行帰還にも似た逆光が無明の闇に開く二つの眼のようにも見えた、双騎ならではの図だったと思います。

村正が千手観音なら、蜻蛉さんに刻まれた梵字地蔵菩薩(カ)・阿弥陀如来(キリーク/あるいはこちらも千手観音)・聖観音菩薩(サ)。地獄からの救済を担うみほとけ。

村正も蜻蛉さんも、どちらも光なんだよ……。

 


─月の場─

明けていく光の中をゆっくりと歩く二振は、最初の森にたどり着きます。
どこか寂れて静謐な雰囲気だった『森』には、色とりどりの花が咲き乱れていました。

●ここの歌声の溶け方が、もう、もう、もう、感無量でした………………。

「全く違った声」と仰ってたキャストさんお二人が、澄んだ美しい声を響き合わせて……。

以前にっかりさんの『菊花輪舞』『夕涼み 時津風』感想文で

「交わるとはどんな心地か知ることはできないと言うけど、声を得た彼は他者と交わる手段を既に持ってる。同じ歌で心を重ねて、響き合わせることができる

と書いたことがありましたが、まさにその響き。

生で聞いたらどんなことになってしまうんだろうとこわいです。こわい。

 

「散るひとひら ひとひら

これ!!!これも!!!!やられた!!!!!

いや、この話はこれまでにも増して、私が勝手に転がってる話なんですけどね!

『江水散花雪』で山姥切国広が歌ったこの歌詞は、儚く散る桜=端的に言えばの暗示だととらえていたんです。『花影ゆれる砥水』以降引用される「俺もそのひとひら」も、その路線を引き継いでいたと感じました。

 

でも仏教的な観念を下敷きにしている村正派双騎では、もう一つの意味も帯びて聞こえたんですね。

「仏・菩薩が現れると、天から花が降る」

いわゆる「散華」。

迷いと悟りを繰り返す彼らは仏そのものではないけれども、その修行の道が歩む先を祝福するような響きにも聞こえると思ったんです。

辿り着いた森でも、天井から下がる珠が花に見えてくる。

 

そしてそれにまつわる鳥肌立ったやつ。

釈尊が『妙法蓮華経(サッダルマ・プンダリカ・スートラ)を説くにあたって、瑞祥として降った花は何か。

曼殊沙華がそのひとつだと言われています。

仏説此経已。結跏趺坐。入於無量義処三昧。身心不動。是時天雨。

曼陀羅華。摩訶曼陀羅華。曼殊沙華。摩訶曼殊沙華而散仏上。

妙法蓮華経 序品第一』

曼殊沙華、言わずもがな、彼岸花の別名!!

根に毒を持つ不吉な花とされる彼岸花が、一方で天から降る美しい花と同じ名前を持ってるんですよ。*4*5

 

これもう、なんかもはや私のつたない言葉で表現するのもくるしい!!ってなるようなアレなんですが…!

冒頭の森の場(仮)で、『この花のように』の蓮を歌った村正が鮮血のような毒々しい彼岸花に変じるところに、妖刀伝説による変貌を重ねてギ…………ってなったじゃないですか。

そこからの「けれどその彼岸花もまた、尊い花である」の結末はさぁ……………………………!!!

浅井先生が意識して書いてらしたら圧倒的な愛情に泣いてしまうし、偶然だったらそんな奇遇が生まれていることに震えます。

いずれにしてもとんでもない。

 

●そしてね ごめんなさい もうひとつ もうひとつあるんです。

『可惜夜の雲』の話。

これも私が勝手に爆発してる話です、次の項まで飛ばしてもいいです!!

 

明けるのが惜しい程の

美しい夜

麗しい月

楽しむ間もなく

雲隠れ

訪れる常闇

 

空の鏡を隠す雲

可惜夜の雲

 

ワタシが見上げると

いつの時も

訪れるは 常闇

『三百年の子守唄』より『可惜夜の雲』

 

 

私はこの曲を、

源氏物語明石帖において「あたら夜の…」の一語で引用される和歌

「可惜夜の 月と花を 同じくは 心知れらむ 人に見せばや」

 ×

小倉百人一首にある紫式部の和歌

「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」

のW本歌取りとして読んだことがあったんです。

直前に蜻蛉さんが語った伝説からの流れで、闇の中にある村正の孤独を歌った曲だと。

 

からの、今回のラスト。

雲一つかかっていない月を、花の咲き乱れる中で、蜻蛉さんと並んで見つめる姿で終わるじゃないですか……。

 

「心を分かち合える相手とともに、同じ月と花を見ている」

 

初演みほとせから6年越しに見られた画にウワアアアアアってなってるところで、長調にアレンジされた『可惜夜の雲』が流れて来るから、もう、もう、再びの「この画を見せて下さってありがとうございます」に号泣ですよ……。

 

そして波状攻撃で、冒頭の問いが頭の中に浮かんできます。

「私と貴方は違う。違う者同士が同じものを見ることなど、本来あり得ないのかもしれない」

そうですね、そうかもしれない。

「それでも隣で同じものを見たいと願う心はある。時にそれが闇の中から救い出してくれる」

胸いっぱいの結末でした…。

 

●上は過去公演や実物刀剣等に対する、私の個人的な思い入れをものすごく含む話です。

が、そういう情報を一切抜いて双騎の話だけで見ても、あの場面の

「雲の晴れた月を二振が見ているときの、『違う存在同士だけれど、この今だけは同じものを見ているのかもしれない』という感覚」

「そしてまた『ワタシは行きマス』『俺も行く』と別れ、各々の道を進んでいく村正と蜻蛉切

みたいな美しさは言葉なく表れていると思うんですね。

 

曇りのない月は「真如の月」とも言って、世の真理や、迷いの晴れた清らかな心の象徴でもあるそうです。

真実の姿を求める村正、戦いに対する己の在り方を固める蜻蛉切、彼らが修行から帰る日を楽しみに待とうと思います。

 

 

おわりに

ほんとに、とんでもない作品でした…。

 

大好きなキャラクター達を、こんなにも濃密な演劇作品に仕上げてもらうなんてことがあっていいんだろうか……って、まだ夢の中にいるような心地です。タイトルの通り、「わが刀ミュ村正派ファン人生に悔いなし」とまで思ってしまった。

そしてすみません、文章の中では「劇場で見る日が待ち遠しい」という旨の話をちょこちょこしているんですが、結局アップロードがぎりぎり間に合わず、このあとがきを書いている時点では12/9ソワレを観劇済です。

 

すごかった。

すごかった。

期待よりずっと、ずっとずっとすごかった。

 

ただ劇場で見る前の感覚を残しておきたかったので、記事内では観劇前に書いたままを残すことにしました。現地の話はまた改めて!

というかこれだけ書いたってまだまだ喋り足りないんですけど!!笑

それこそ延々と延々ときりなく続いてしまうので、結びに変えてあともうひとつだけ。

 

劇中で村正が2フレーズだけ歌う三日月ソロ『この花のように』原曲には、ちょっとした仕掛けがありました。

濁りに染まぬ蓮
清らかに咲き誇る
 
一度めぐれば
蓮に心寄せ
托されるは
生涯の約束

 

ぽん…

ぽん…

聞こえるか?

花の咲く音

開く音

『つはものどもがゆめのあと』より『この花のように』

ご覧の通り『一蓮托生』が隠れてるんですよね。*6

 

また、同じく蓮をテーマにした『華のうてなⅡ』では

半座分かつ 華のうてな

誰が為にそこにある

宿世分かつ為の

華のうてな

『つはものどもがゆめのあと』より『華のうてなⅡ』

とも歌われていました。(花のうてなの半座を分かつ=浄土にて同じ蓮の上に生まれ変わる、転じて運命を共にする意。誰がためになんて改めて問うのも野暮だってくらい、彼らのうてながお互いのためにありましたね…

宿世を分かつ一蓮托生、もうまさに今回の双騎で描かれたことそのもので、作品をまたいで引用されたことに対する納得感がすごい…という感じなんですが。

 

宿世ので繋がり、蓮のうてなの座を分かつ。

の物語だったなあ……

 

とストンと来た瞬間に、過去の公演と今作がぐるんと繋がって目の前がくらくら、ちかちかしました。

脚本も、お芝居も、諸々の演出も、本当に最初から最後まで彼らへの愛にあふれた物語だったと思います。

「あの美しい万華鏡が今日も回っている」という今だけの時間を、年末まで噛みしめて過ごそうと思います…。

 

 

ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【引用】

ミュージカル『刀剣乱舞』 千子村正 蜻蛉切 双騎出陣 ~万の華うつす鏡~ | ミュージカル『刀剣乱舞』公式サイト

脚本・作詞:浅井さやか


『八つの炎 八つの苦悩』
作詞:浅井さやか 作曲・編曲:和田俊輔

『矛盾という名の蕾』
作詞:御笠ノ忠次・浅井さやか 作曲・編曲:和田俊輔

『倒れる終焉』
作詞:浅井さやか(One On One) 作曲:YOSHIZUMI

『可惜夜の雲』
作詞:浅井さやか(One On One) 作曲:YOSHIZUMI

『倒れる終焉』
作詞:浅井さやか(One On One) 作曲:YOSHIZUMI

『この花のように』
作詞:浅井さやか(One On One) 作曲:YOSHIZUMI

『華のうてなⅡ』
作詞:浅井さやか(One On One) 作曲:YOSHIZUMI

*1:ちょっと極端な妄想をすれば、蜻蛉さんの不自然な自称「村正作」は、この「村正作の槍」をひそかに取り込んでいるからだ!ジャジャーン!なんて話が出せるかとは思います。が、ゲーム始動時点でこの史料を参照している蓋然性が薄い&さすがに強引すぎるし美しくないので私の中では採用していません

*2:「いや、戦働きはなくなったにせよ街道の要衝・桑名を任されるのは決して不遇ではなく…!!」みたいな主張を始めるとキリがないので触れません!!笑

*3:村正一派の千子正真≠蜻蛉切の作者・藤原正真説を取れば、赤の他刃になってしまいます

*4:花暦!!!!!!!!!!!!!

*5:この”曼殊沙華”は架空の花ともいわれますが、文化上重ねて表現されることを重視して喋っています!!

*6:参考までに、次作であるむすはじの「”開”拓の先に ”陽”光さしこむ ”丸”い丸い水平線」に榎本武揚の軍艦・開陽丸から取った縦読みが仕込まれていることは、浅井先生ご本人がツイッターで言及されていました。https://twitter.com/sayachin_asai/status/1255855250885406720

【アンケート報告】声の相性について/歌ってほしい楽曲/未実装男士に関する希望編 他

こちらは「刀ミュ男士の歌声に関するアンケート」結果報告の第四弾です!

11/3(木)~11/10(木)にGoogleフォームを用いて行ったアンケートのうち、主に最終項の

「この男士にこんな楽曲を歌ってほしい、この男士の組み合わせが見たい、未実装のこの男士はこんな歌声が良いetc... 歌に関して何かありましたら」

についてまとめました。

編集途中で強烈な繁忙期により私生活が大爆発してしまい、大変、大変、大変長らくお時間いただきましてすみません…。

 

アンケートの詳細は、こちらの報告記事第一弾(キャラクター別まとめ・三日月宗近~巴形薙刀編)に記載の通りで…

【アンケート報告】三日月宗近~巴形薙刀編 - Million Notes

第二弾(明石国行~肥前忠広編)、

【アンケート報告】明石国行~肥前忠広編 - Million Notes

第三弾(〇〇な声/歴史上の人物/楽曲について編)

【アンケート報告】〇〇な声/歴史上の人物/楽曲中心編 - Million Notes

と続いてきた報告記事、最後の一本です。

 

 

内容は

 

 

です。

いずれ劣らぬ愛のかたまり、お好きなところからゆっくり読んでください!!

今回も、頂いた回答の引用+ときどき小文字で私の合いの手のスタイルで行こうと思います。(誤字脱字と思われるもののみ修正し、項目に関係する部分を抜粋しています)

よろしくお願いします!

 

 

声の相性について

ミュージカル刀剣乱舞の楽曲の面白いところに、『相性』の化学反応があると思っています。

 

原作のキャラクターボイスが定まっている2.5次元の特性上、キャラクターの個性×キャストさんの個性の相性が強く出る

 +

複数人の男士で歌うと、それぞれの得意分野や発声にもさらに相性が出る

 +

新作のたびに新曲が書かれ、男士が増え、皆さんの発声バリエーションも増え、音曲祭以降は日替わりデュエット企画でさらに多彩な組み合わせを比較できるようになった

 

声フェチの身には、それはもうアミューズメントパークのような環境なのですが!!笑

アンケート内でも、強い関係性のある男士を中心に歌声が重なったときの印象に着目したコメントが多くあったため、特集にしてみました。

●話しは変わりますが、伊達組や村正ファミリー、源氏兄弟や三日月と小狐丸など上げるとキリがないですが刀ミュで対となる二振によくここまで歌唱力と歌声の相性が良くて、並ぶと絵になる俳優さんたちを見つけてきたな!?と毎回感心します。
他の男士と並んでても普通にカッコいいのに、それぞれの二振が並んだ時のバチッとはまる感じとんでもないです。
キャスティングされて初めまして同士の俳優さんが多いと思うのですが刀ミュの公式ほんと凄すぎます。
伊達双騎のあとに来夢くんが、「ひかるくんとの声の相性が本当にいいんだなぁと改めて思った」と言われてたのですが、ファンだけでなく本人たちもそう感じるなら本当に気持ちよくのびのび歌えてるんだろうなぁとこちらも嬉しくなりました。

いや本当にこれですよね。キャラクターに合わせて研鑽を重ねて下さっている部分はあるにせよ、体格やお顔立ち、俳優さんとしてのスキルにスケジュール、様々な部分を加味して選ばれた方たちが結果的にあの仕上がりっていうのがもう、すんごいな…………の思いが新作が出るたびに更新されていきます。

 

●(向かう槌音)

神主ボイスでありつつ、それでも掛け合いで妙な感じにならない2振の調和が最高でした

音曲祭で、歌による見事な「相槌」を見せてくれた三日月・小狐丸には何度惚れ直しても足りません。

 

和泉守兼定堀川国広水心子正秀と源清麿蜻蛉切千子村正、このペア刀の圧倒的に人を惹きつける歌声は聞くだけで胸が熱くなります。

●刀ミュは兄弟デュオが恐ろしく良い人選してくるなと思ってます…源氏兄弟と三池兄弟、国広兄弟はいずれも歌唱力だけでなくその声質の相性にひっくり返りました。兄弟ではありませんが、鶴&伽羅と豊前&伽羅のデュオの音も好きです。

たわやかで優雅な兄者⇔鋭くキレの良い膝丸、重たい凄みを持ってる典さん⇔威勢よく爽快感のあるソハヤ、小回りが利く手練れの堀川君⇔芯の通った低音が魅力的な山姥切国広……「同じではないのに合わせたときにがっつりハマる」具合まで奇跡的な兄弟コンビ揃いですよね。

 

にっかり青江の声の相性が抜群なので、石切丸と合わせるときと千子村正と合わせるときの違いが大好きです!何回見ても好きだなと思ってエゴサして、アンケ主さまも同じことを以前仰っているツイートを見て首が取れるのではというくらい頷きました!

これ!!めちゃくちゃ思います!可愛さも妖しさもシリアスも自由自在、どんな立ち位置にも馴染むミュっかりさんの脇差の美学!!

 

●やはり村正派、インパルスは最高です……圧倒的聴きごたえ、見応えに感嘆のため息が漏れます……お二人の声の相性良過ぎると思います。

●(Impulse )一番聞き込んだ曲です。まさか村正派のデュエットがあるとは!と思いながら聞いたのですが、歌い出しのThat’s all I haveで蜻蛉切が高音、村正が低音で、それがすごくマッチしていてどちらの声も浮くことなく、めちゃめちゃテンションが上がりました。各々歌うところも好きですが、声の重なりがぴったり気持ち良いところをついてくれるので、聞いてる身としては興奮せざるをえないです。
CD音源も良いですが、壽やみほとせ再演の二人の声の出し方がとても好きで、暇があればDVDを見ています。

あそこの高低のパート割決めた人、ファインプレーがすぎる。


●あやなす音。この曲だけではありませんが、髭切、膝丸は個別に聴くとぜんぜん違うタイプの声、歌い方なのに、ユニゾンもハモりもすごく相性が良く聴こえます。

●音楽や歌について詳しくはないのですが、膝丸、髭切のハモリ?がとっても好きです。双つの軌跡〜交わる時〜の継承の時に生まれる逸話その度ごとに移ろう名前の歌詞部分、本当に何回も聞き入ってしまいます。上記で声の組み合わせで一番好きなのは?と聞かれたら膝丸、髭切を迷わずに解答すると思います。

まさに絡み合う螺旋を描いて降ってくるような二振りの声の調和、素晴らしいですよね…。

 

●(静かの海)

鶴丸と大倶利伽羅のハモリが美しすぎたので。音程の正しさだけでは実現しない声の相性の良さを感じたので。

●(欠ける月 赤い月)

声の相性が良いんだろうけど、静かに音を重ねて歌い上げるこの曲で

掛け合いやハモリが半端なく耳に心地よかったです。

各々力強く歌い上げれば強烈な魅力を見せてくれるお二方が、静かに重ねると溶け合うように美しいハーモニーになるっていうのたまりません…。

 

●(明け暗れ刻)
豊前江と松井江のデュエット。舟唄?みたいな仄暗い雰囲気に、松井江の深くて低い歌声に明るく抜ける豊前の声がうまーーく混ざり合って聞こえるメロディがすごく好きです。

 

●(illusion of my heart)

水心子くんと清麿の大変美しい歌声が最大限以上に生かされてる最高の楽曲です。水心子くんと清麿って何故あんなに歌声の相性が良いのか...

●水心子くんと清麿くんは心覚とらぶふぇす2022でハマりました。しっかりしているけど伸びやかな水心子くんと、儚くもありデュエットすると相手にバフかけるみたいな相手の良さを引き出す清麿くんの歌声が最高です。
イリュージョンのあの曲の進化が素晴らしいので、双騎出陣して欲しい。

 

ミュ本丸の三池が二振りで歌うと、声が共鳴するように個々の魅力と迫力が増していくところが心底好きです。何度聴いても体の芯が震えます。これが三池の霊力でしょうか。大好きです。

●(外の光)

低音響く大典太と明るく真っ直ぐなソハヤ。
三池兄弟がこの二人で大正解!!と感じる歌声でした。

●(未だ見ぬ世界)
双方集団の中で歌うと目立つ声なのに、ふたりで歌うと声の相性がバツグンで生で聴いた時にビックリした。

同様の意見多数でした!個人的に源氏兄弟や国広兄弟は「兄弟として並び立ったときに対比が映える」型だと思うのですが、三池は「兄弟として歌うとピタッと揃う」が特徴的だなと思っています。

 

●(JustTime 五月雨/村雲)

五月雨のカーンと響くトランペットのような声が歌を引き締めてくれて、そこに村雲の軽やかな歌声とラップが乗る相性が最高だったから。

高らかに声響かせるちょっと珍しい雨さんと、イキイキ弾けてる雲くんのバランスよかったですよねえ…!カバー曲の醍醐味!

 

●(次に降る雨)

桑名くんの深い歌声と雲さんの少し儚いながらも芯のある声が合わさって最後の「待とう」が綺麗で美しくて聞くたびに心が震えます。

あそこのロングトーンのハーモニーがふわ~っと溶けていくところが、桑くん雲さんの気持ちの添い方そのもののようで本当に素敵な歌声だったと思います。

 

●甲乙付け難いのですが、一番度肝を抜かれたのは今年の乱舞祭の国広兄弟のTimelineでした…!
土方組や村正派のデュエットが合うのはもちろんそうだとは思っていたのですが、ほぼ絡みのない状態であんなにしっくりくるとは…!と驚きました。

「僕たち古馴染みの兄弟なので息もぴったりですがなにか?(初共演)」 おそるべし国広兄弟!

 

大包平and肥前のBurn Out。初めて聞いた時衝撃を受けました。真っ直ぐな声とハスキーな声、正反対の声質なのに(だからこそ)?相乗効果でめちゃくちゃかっこよくてこんなデュエット初めて聞いたー!と思いました。

 

●好きな歌声で挙げさせて頂いた小竜くん、清麿くん、五月雨さんの3名について…3人とも透明感と艶があり中性的な美しさがある声だと思います。美人。もう本当に好きで…柔らかで心地よく聴ける感じやソロはもちろんデュエットでも輝くような、声に特徴はありつつ相手と溶け合うような素敵な声だと感じます。

こういう声に魅力を感じて応援されている方がいるというのも本当~~に素敵なことだと思います!!4番バッターだけ集めても試合はできないように、調和的・協働的な歌声が居てくれてこその舞台歌唱ですよね。

 

 

歌声の受け止め方について

すみません、ここはもう完全に私の趣味でねじこんだパートです!!
今回のアンケートについて、「自分にとって○○な声とは何だろう?」「どうしてこういう結果になったんだろう?」というコメントをがっつり残してくださった方が沢山いらっしゃいまして…。

普通に生きててそんな突っ込んだところの言語化を話題にできるのって、仲良くなってご飯行って2杯目のドリンクが空いた頃くらいじゃないですか(笑)

刀ミュファン目線だけでなく、歌声フェチ目線で「ありがとうございます!!!」と拝読してました。

【回答難しかった編】

●『○○な歌声』と分類するのが思ったよりも難しかったです!声質なのか歌声なのかとか……曲によって色々違う感じが、役としての歌だからなのかな……と思ったり。答える度に違う男士を選びそうです(笑)

●改めて自分の気にいってる曲や男士の歌声をじっくりと聞きながら考えてみました。全ての公演を聞いた訳では無いのですが…どの男士も好きで、はっきりと言語化した事が無くフワフワの印象を整理して答えるのに時間がかかりました。考えるとキリがなく広がっていきました。自分の好きな歌声を意識して聞くのも新鮮な気持ちで楽しかったです。
各テーマに関して考えた時に、キャラに対してと歌声を聞いた時のイメージが違うこともあり面白かったです。

●とても難しかったです。
魅力的な歌声はみんな「カッコよくて」「美しくて」「可愛くて」「色っぽい」そういうものを夫々が複合的に持っていると思うので。その総合値の中から自分の中で突出してると思うキャラを書かせて頂きました。
楽しいアンケートをありがとうございました。

●なんて悩ましいアンケート!
同じ男士であっても歌うシチュエーションや曲調によって印象が変わることも多く、客観と主観でも大きく変わる(技術も資質もブッ飛ばして推しの声の吸引力には抗えませんよね!)。ので深く考えず感覚で選ばせていただきました。
「知的な声」「ファニーな声」「優しい声」等でも違う男士を選びたい!

曲×男士の組み合わせによって大きく印象が変わるのも醍醐味ですよね。個人的に「知的な歌声」に分類される男士が気になります!笑

 

 

【好きだけどカテゴライズできない!編】

●キャラクターとしても役者さんとしてもダントツに三日月宗近が好きなのですが、歌声となると案外他の方のお名前が上がるのが自分でも意外でした…。
三日月さんに関しては立ち振る舞いや殺陣の感じなどトータルが大好きなのできっと自分の中でのニュートラルな存在なのかな…とも。歌声に絞ってゆくと他の皆さんもそれぞれ個性がおありで楽しいなあとも再発見できました!

あまりに魅力の種類が多すぎて却ってどこにも入れられなかったけど浦島くんは何歌っても天才

●改めて考えると悩ましくて、楽しかったです。髭切が好きですが、歌声を具体的に分類しようとするとどこにも属さなくて、うーん、好き!としか言いようがなくて面白かったです…^_^

一番耳が追ってしまう歌声小竜景光なのですが、いざ分類しようとするとどこにも当てはまらなくて自分でも不思議です。

●わたしは小狐丸さんの声が圧倒的に好きですが、色っぽい、美しい、かっこいい、可愛い、どこにも分類ができない、ただ好きな声です。小狐丸さんの声は香りの強いチーズみたいな、すごく好き嫌いの分かれる声だとは思うのですが、わたしはめちゃくちゃに好きです。

●最推しは加州清光一択なのですが、声フェチなので歌声のみにフォーカスすると普段意識しない男士がランクインしてとても興味深かったです!

改めて挙げてみて「あれ!?」ってなるの楽しいですよね!余談ですが私にとっては、小竜くんがこの「好きなのに4カテゴリには当てはまらない枠」です。なんていうんでしょうね……ピスタチオのダックワーズみたいな、甘くてコクはあるんだけどホロッとした質感で重くない、不思議な響きだなと思います。

 

 

【カテゴライズの基準編】

回答していて、各項目を自分が何を基準に選んでいるかが明確になりました。
「好き」……歌の技量とキャラクターへの好感度、自分好みのミュージカル系の歌唱法をしているかなど、かなり主観が入ってる
「かっこいい」……かなりキャラクターと一部での印象に引きずられてる。江水でかっこよさ爆上がりの兼さん。
「美しい」……安定感と技量を特に重視して選んでる。他項目よりは客観的に判断してる。
「可愛い」……振り付けや表情に引き擦られつつ甘い声質を選んでる
「色っぽい」……技量をやや重視しつつ、ハスキーな声質に色っぽい判定を出してる

 

かっこいい歌声は声の芯の太さやパンチ力、美しい歌声はミュージカル向き、可愛い歌声は歌謡曲や邦楽向き、色っぽい歌声は震え気味の声や息遣いなど声質で選びました!
声楽に関してはど素人なので、最終的には「好みで選びました!」という感じですが!(笑)


好きな声:喉強い男士大好きです。特に高音がッパァーンと響く男士に注目しました。小狐丸さまにはお能とか謡いをやって欲しい
かっこいい声:低音が深く響く声の持ち主さん。兼さんは特にかっこよく「なった」感慨が深いです
美しい声:「歌がうまい」と「声が美しい」は単純にイコールではないんですがとうミュ歌唱の三本柱が自然と収まりました(補足:三日月・蜻蛉切・村正)
かわいい声:乱舞祭2018どんうぉり選抜から。しれっとまじっている石切丸さま
色気:歌いこなした上でプラスアルファ色気の芝居を載せられる余力のあるテクニシャンというイメージです

 

好きな声→  聴きやすい、柔らかい、澄んだ印象。長時間聞いても負担にならない声(てけさんの三百年時にっかり青江評に近い?)
かっこいい声→  男性的で低く、張り上げても重さが残る。
美しい声→  すっきりと高めで張りがある声。キャラ推しは三日月。
可愛い声→ 高めやハスキー寄りの声。加州清光は若干重めな印象のため除外。
色っぽい声→  そもそもキャラクターに合わせてそのように作られていると推測。

 

●黒羽さんの歌声は伸びやかでずっと聞いてられるんですよね…。鼻濁音も滑らかで歌詞も聞き取りやすく、作業用に流してたのにいつの間にか真剣に聞いてる自分がいます。
有澤さんについては2作目から見ていることもあり、成長が感じられるところも好きです。ビブラートも美しいし、歌が上手い人にしか許されないちょっと下で音を捉えてそこから正しい音程に持っていくアレ(専門用語しりません)がたまりません。
高野くんはあまり元の声と離れている感じがなく、癖のない感じの声質なので好きです。あんなに動いても音程は捉えているところが素晴らしいと思います。
かっこいい声質=低めの印象なので雷太さんと三浦くんを入れました。正直髭切は高い声のイメージが強く、歌を聞いて??とはなりましたが、歌単体で見るとすごくかっこよく感じます。ホントは牧島さんもここに入れたかったのですが、謎のトレーニングと歌のシーンをみてめっちゃ美しい歌声…と思ったので、軽さと芯のある田中涼星さんを入れています。
美しい歌声の基準は初見時のおったまげ度にしました。大悟くんの山姥切国広は聴き惚れてしまったし、いつ歌うんだ…!?と前のめりで聞いてしまいました。牧島さんは深くから響くような歌声で気づいたらため息が出ます。で、やっぱりいつ聞いても美しいと思ってしまう華のうてなとtime lineの黒羽さんを入れてしまいましたエヘヘ。
かわいい声はやっぱり高さを含む声だと思います。ほころびを歌っている佐藤さんのかわいさ…!胸がキュッとなりました。石橋くんは別のグループ活動のときも石橋くんの声!てなるくらいの高さとかわいさだと思ってます。笹森くんはなんというか、地声もかわいいし、歌っている声もかわいいなって…めっちゃ主観です。
色っぽいについては個別事例的な感じになるのですが、石川凌雅さんの声は高めなんですがなんというか、渋みがある感じで聞いているとちょっと恥ずかしくなるときがあります。何を言っとんだ私は。丘山さんも高めの声に艶を感じられます。ビブラートのかけ方なのかもしれません。糸川さんは海と夕焼けの一瞬艶を感じたんですよね、辛いことを回想しながら歌う感じがとても色っぽかったのかなって。

すごい密度のコメントをありがとうございました!!ひとつひとつに「わかるー!!」と頷きながら読ませていただきました。まりちかさんの鼻濁音も、有兼さんのちょっとけだるげなけだるげなしゃくりも大好きです。あと「辛いことを回想しながら歌う感じがとても色っぽい」に膝を打ちました、憂いとか翳りって色っぽさに親和的ですよね!

 

●自分で上のアンケートを書いていると、改めて普段「歌うま・・・(※主観です)」と思っているメンバーしか出てこないなと思って、自分の判断基準は1.声が気に入る→歌がうまいと思い込む(失礼)なのか、2.歌がうまいから気に入る→声も気に入るなのか、3.歌が上手な人の声の出し方が上手だからいい声に聞こえるなのかすべてがわからなくなりました。感想文。。。ただ上にあげた人が歌っているのをずっと聞いていたいということしかわかりません。。。
あと、自分はクセつよな歌うまが好きである自覚があったのですが、比較的フラットタイプと思っている浦島君の歌声がとても好きで、、、コメントではなくなってしまうのですが、てけさん見解で、くせつよ系とフラット系で刀剣男士を分類してほしくなってしまいましたので、なにか機会があればぜひお聞きしたいです。もちろんお忙しいと思いますので無視していただいてかまいません。
さらに死ぬほど蛇足ですが、当方は髭切最推し・膝丸/蜻蛉切/肥前準推しです。

とてもストレートなコメントで「良い…!!」ってなりました!いや実際、主観と客観の境目って真剣に考えるほど自信なくなってきますよね。

”くせつよ系とフラット系”については、私個人の感性でいうなら「刀ミュ全員、というか所謂ミュージカル歌手の方は基本的にくせつよ系」になってしまうのですが…笑 刀ミュ内の相対評価で言うなら、三日月・鶴丸豊前大包平あたりが声質自体にはそこまで尖った部分の無い王道型、小狐丸・加州・大倶利伽羅・松井・村雲・肥前あたりが顕著な特徴のある特化型なのかな、という気がします。堀川・蜻蛉・村正・浦島・大典太あたりは、声自体にある程度特徴がありつつも曲に合わせて強調したりフラットにしたりと調整している中間型(技術型)の印象です!

 

声のみだと解釈完全一致だった男士が上位です。「歌い方が好きな男士」だとランキングはガラッと変わります。歌い方は歌唱力やキャラの再現力、演者さんの個性など皆それぞれ大体好きですが、特に膝丸が好きです。

「好き」欄には大典太、五月雨、桑名を挙げられていました。「声」と「歌い方」でも変化が出て来るのが歌の面白いところですね!

 

●改めて考えてみると、刀ミュは魅力的な声を持ってる人ばかりなので迷いに迷いまくりました。綺麗に伸びる声が好きだったりするので堀川国広蜻蛉切の声がクリティカルヒットです!!!

●好みドストライクど真ん中は最推し堀川くんなのですがさすがに全部は当て嵌まらないかなあ(全部に書きたい気分だけど)と思いながらなるべく沢山の名前を出す方向で回答させていただきました。
私としてはかっこいい!と思う声はやや低音でぞわって感じの綺麗に響く声(分かりにくくてすみません……)で、かわいい!と思う声は高音で弾むような声なんだろうなというチョイスになりました。色っぽいとかかわいいとかはキャラクターに引っ張られているところもあるかもしれません(キャストさんによってはキャラに合わせた歌い方をしている方もいそうですね)。
気持ちよさそうに楽しそうにのびのび歌う歌声が一番好きです。

 

なるべく歌い方を考慮せず「声」のみで回答いたしました。ミュ本丸箱推しなので選ぶのがとても難しかったのですが、好きな声=「かわいい/かっこいい/かわいい声」という表現には必ずしも直結しないんだなとか、自分はスモーキーで少しざらついた声質をセクシーだと感じているんだなとか、個人的な発見もあり楽しく参加させていただきました。
最初の「好きな歌声」に関しては、「もっとこの男士のソロ歌唱を聞いてみたい!」と思っている、その声の引き出し/唯一性/可能性に強く惹かれた面子です。特にこぎさんに関しては、「謡う」声の衝撃が凄まじく、どんなベテランのミュージカル俳優さんでも替えのきかない歌声だと思っています。鶴さんはとても透明度が高いのに底が見えないほど深い泉のような声、桑名くんはすべてをあるがままにやわらかく呑みこむ大気のような声で、それぞれの性格やミュ本丸における立ち位置とも重なり聴くたびに心臓をわしづかみにされます。
今回挙げた男士以外ももちろんですが、彼らがミュ本丸に顕現してくれた、この時代に来てくれた奇跡に感謝しかありません。大好きです。

(拍手喝采の絵文字)ありがたいものを見ております、ミュージカル刀剣乱舞…。

 

吹奏楽部でサックスを吹いていた時、自分は「楽器のボディをすみずみまで振動させ鳴らす、響かせる」というイメージを特に意識していました。そのためか、からだ全体に響かせた(ように私が感じる)太さのある豊かな歌声の人が好きです。
幅のしっかりしたビブラートも好きなので大倶利伽羅や髭切はザ・好みで、浦島は好みで考えると少しズレるのですがあまりの技巧と歌声のバリエーションにやられてしまいました。

好みのお話と男士の刃選の納得感にしびれました!


好きな歌声かっこいい歌声は聞きやすくてはっきりしてる声の印象をもつ男士を選びました。ここは比較的スラッと出たのですが、他が悩みました。
特に、私の中で美しさ色っぽさの区別が難しく選ぶのが難しかったです。色々考え、私の中で色っぽさポイントの1つが鼻声かなと。少しくぐもったような声に艶っぽさを感じ惹かれるので…。他は感覚になります。ちょっと絞るのが難しかったです。
可愛い歌声では、高い声できゃらきゃらっとした印象を受けた男士として今剣を選びました。桑名江には丸みのある柔らかさと愛らしい、愛しいといった印象があるのでここにいれました。日向は桑名よりも形のしっかりした柔らかさの印象があります。

「愛らしい、いとしい」が「可愛い」に通じる件は、男士個刃編でも思い当たる節の多々あるコメントでした!

 

 

歌ってほしい楽曲について

7年の歴史にともなって楽曲数も積もり積もったミュージカル刀剣乱舞、シャッフルメンバー・カバー楽曲での「えっ、男士Aの持ち歌を男士Bが歌うとこんな風になるの!?」も楽しみの一つですよね!

というわけで、「この曲をこの男士で歌ってほしい/この組み合わせで歌ってほしい」項をまとめました。

人によっては思わぬ方向から打撃をもらう可能性があると思いますので、学校・職場・電車内等では表情筋を固定してからご覧ください(笑)

『美しい悲劇』などいろんなペアで希望があった人気楽曲は、曲ごとに項目を立ててまとめました。

また「シャッフル歌唱の可能性」という前提の都合上、基本的には2部曲中心の話題になっております。よろしくお願いします!

【一言で仕留めろ 会心の一撃

倶利伽羅に「大好きだ」を歌ってほしい

これは最強カードの一角と言っていいんじゃないでしょうか(笑)「 解 せ ぬ 」って顔のまま大好き当番やって伽羅ちゃん!!

堀川くんと浦島くんの組み合わせが聞きたいです!

●土方組で『Burn Out』壬生狼の一面を見せてほしい。

紅蓮の狼×燃え立つ血潮の二刀開眼Burn Out 見た過ぎます

●真剣乱舞祭2022の村正派の様に堀川と山姥切の楽曲交換が聞いてみたい。

●修行の旅を終えたにっかり青江に、笑顔が似合う曲を歌ってもらいたいです

鶴丸、髭切の「誰のモノでもない人生」

真っ白な二振が妖精のように軽やかに踊りまくったかと思ったら「笑わせんなァ゛!!」「甘えてんなァ゛!!」ってド迫力の声で吠えるの、絶対聞きたいやつじゃないですか…

●山姥切国広「Endless Night」
●山姥切国広先輩で「キミと見上げたあの日の空に」
絶対さにわしぬ。

まんば先輩に意味深ソロシリーズを与えないでください!!!!!

明石に、ゆったりとした優しい歌もありだと思う

ヒン…………

●うまれたてホヤホヤの鶴丸国永に自己紹介ソングを歌ってほしいです。

江のBeautiful life!!

抱きしめたい抱きしめたい抱きしめた~~い♪……

●江みんなで清光の「Promise you」
間奏の「好きだよ」で誰がカメラに抜かれるかは日替わりです。

なんて恐ろしいこというんですか……

豊前江に情熱のSymphoniaは絶対歌って欲しいです。

豊前江にガチガチの失恋ソング歌ってもらいたいです。
みんなで召されようぜ……

桑名 大地讃頌

もはやミュ曲じゃないですが盛大に吹いてしまったので。♪大地~~~を~~愛せ~よ~~~~~

倶利伽羅鶴丸国永と豊前江に“S”を歌ってほしい、ひれ伏したい

「燃えろ燃えろ燃えろォ!!」はやっぱりりいだあの担当でしょうか。

髭切 膝丸『DARA DARA DANCE』

「ダラダラ~~ ゆるして♡」で伽羅ちゃん以上の力強い頷きを見せる膝丸の図しか浮かびません。

幕末組に揺ら揺ららを歌ってほしい、とふと思いました!

小竜くんの「Endless Night」

これと『Stay with me』を小竜くんに!!の声がものすごく多かったですw

南海太郎朝尊の歌声に低音でハモる肥前忠広はいつ見れますか。

ほんとですよいつ見られるんでしょうか審神者P……

 

【美しい悲劇】

●源氏兄弟で美しい悲劇

音曲祭パンフレットで兄者こと三浦くんが「洸(※注:膝丸)と二人で歌ってみたい」とドストレートにコメントされていたからか、圧倒的な件数が上がっていました!笑 いや……だって見たいですよね源氏悲劇……

さまざまな経験を経た有澤樟太郎さんの和泉守兼定とキャストが変わって阪本奨悟さんになった堀川国広の歌う「美しい悲劇」が聞きたいです。

”和泉守と堀川”としては既に歌ってますが、やっぱり現行土方組でも聞いてみたい!

●美しい悲劇を、岡宮くんの鶴丸と三浦くんの髭切のデュエットで歌って頂きたい、と密かに願っています。

水心子正秀と源清麿によるJust Timeと美しい悲劇

ニコイチ楽曲で親友コンビの底力を見せつけてほしいですね!

●壽にも2022乱舞祭にも登場しなかった石切丸&青江の「Timeline」「美しい悲劇」青江の極前と後ではどちらも印象が変わりそうですが、その違いも見せてほしいです。

想像してゾワッとしました。あのお二方の創作力&コンビネーションでビフォーアフターはやばいでしょうね…。

肥前忠広&陸奥守吉行。総勢40振なので、もちろんみせて頂けるのならば全780ペアすべて堪能したいです。しかし、真剣乱舞祭2022でもしかしたらあったかもしれなかった坂本宝刀組の悲劇が見たいのです。最推し肥前&初期刀の悲劇をいつまでも待っています。

●推しの石切丸と千子村正の悲劇は聞きたいですが、石切丸様が大変そうとも思います。

wwwww 分かりませんよ、千子村正さんを圧倒するくらい思いっきりぶちかましてくださるかも!

清麿と長曽祢で「美しい悲劇」が聴いてみたい

清麿兄さんが曽祢さんと歌う「君を誘い駆け抜けていく」「君だけは守りたい」、それだけでなんかドラマの予感のする取り合わせですね

村正と青江に美しい悲劇やってほしい。

山姥切国広と浦島虎徹で美しい悲劇、Timeline

ありそうで見ないペア!すごい技巧派悲劇になりそうです。

 


【Scarlet Lips】

メンカラ赤組を集めてスカレリやってほしいです!

同意見爆発的多数でした!!笑 加州・大倶利伽羅・日向・豊前大包平肥前のフォーメーション、男士としてもパフォーマンスの個性としてもなんか色々良い感じにはまってるのがすごい。見たい。ここに大般若さん加えるとさらにえぐいことに…。

オール脇差でScarlet Lipsを歌って頂きたいです。

こちらも同意見多数! 人数がちょうどいいのもあるとは思いますが、それにしても他のどの刀種よりもぶっちぎりで「脇差のスカレリ!」と言われるところに、あの本丸の脇差がどんな存在かが表れてる気がしますw 堀川・青江・物吉・篭手切・浦島・肥前……最高の仕事してくれるでしょうね。

御手杵、石切丸、篭手切江、膝丸、兼さんの緑男士ズによるスカレリ

やばい。

三条組でSecret Lips を歌って欲しいです!

やばい…!!(2回目)

●みほとせ組にScarlet Lipsを歌ってほしいです。想像しただけでも色気がやばいことになりそうです。

「とりこになれば「夜は更けて…」」をやってくれるにっかりさん(上パート)と大倶利伽羅さん(下パート)の図で浮かんだじゃないですかどうしてくれるんです…。

スカレリをパライソメンバーでやって頂きたいです

●スカレリを日替わりで色んな組み合わせで聞きたいです。石切丸&にっかり青江&千子村正&蜻蛉切の最強布陣や、明石国行、堀川国広、浦島虎徹鶴丸国永もいいですね。壽の時みたいに衣装が揃っていると尚よし、です!

鶴丸、明石、巴、加州、長曽祢、村正あたりにスカレリを歌ってもらって色気を浴びたいです。

色気選抜の刃選が興味深くて、パート割まで考えながら読んじゃいました。楽しそう…。

鶴丸国永さんはど低音お色気ソングも歌えるはずなのでScarlet Lips歌えー!!!!!!

\歌えーーーーーーー!!/(シュプレヒコール

光世のスカーレットリップスがとてもとてもとてもとても見たいです…!!!

スカレリを南泉に歌ってほしい

美しく艶っぽい一文字モードの南泉君、見たいですね…。

 

 

【断然、君に恋してる!】

とにかく全男士に一度断恋ターンが欲しいです。

同意見多数でしたw 小狐丸・長曽祢・蜻蛉切肥前って並べてやらせたら、あの本丸にもう怖いものないのよ!!

●断然君に恋してる を大倶利伽羅に歌ってほしいす。

●大倶利伽羅に断君歌ってほしいですね…
肥前がやったのならいいだろ運営!の気持ちです。\\もう無理!(ど低音ボイス)//

●大倶利伽羅・山姥切国広・肥前忠広で断然君に恋してる
笑わない3振りに歌わせたいだけです(笑)

「「「もうむーり。。。」」」(低音真顔×3)

新選組with蜂須賀虎徹に断然君に恋してるを歌ってほしい。

大和守安定と加州清光堀川国広に是非、断然、君に恋してる!を全力で歌って欲しいです。

堀川国広くんはまだ、「断然、君に恋してる!」は歌っていないと思うので和泉守兼定加州清光、大和守安定と一緒にぜひ歌ってほしいです!

和泉守兼定の「断然、君に恋してる!」が聞きたいです……絶対にキュートです…!まだ歌ったことないと思うのですが…!

あれだけ歴の長い新撰組なのに、あそこまでコテコテの可愛い曲って実装歴ないですもんね。小天狗ポジションはまかせろとばかりキレよく跳び回る安定、堀川先輩全力の「アイラービューーー!!」、キュートな振付に対して常に動きの径がデカい兼さん、「もうむ~り♡」でウインク決めてくる加州プロ…全部見たい…。

 

蜻蛉切、村正、青江のチームアダルティで「断然、君に恋してる!」
刃選は完全に趣味ですが、この他にも色んな方の思うアダルティ面子にこの曲歌ってほしい。大人の可愛さ見せてほしい。アダルティアレンジしても良し(この曲でできるのか…?)

しっとりしたピアノとともに奏でられる断恋を想像しちゃったじゃないですかw 2018乱舞祭のバクステ映像で、ノリノリの物吉君と蜻蛉さんに挟まれて恥ずかしそうに「もうむーり!」してる村正、思い返せば都合の良い幻覚みたいな1シーンでしたね。

●村正ちゃんの断然、君に恋してる!が聴いてみたいです。

大包平に全力で断恋やって欲しいです🥰

やりきってくれそう!!

●大きい刀剣男士たちの断恋があったのでセクシー路線刀剣男士(個人的見解で千子村正、にっかり青江、髭切、源清麿大典太、巴形薙刀)がみたいです

なぜかでっかい組・真顔組より想像が難しいかもしれません 盲点でした…

●断然、君に恋してる!→大包平大典太光世、大倶利伽羅、膝丸、和泉守兼定、山姥切国広、肥前忠広、明石国行、水心子正秀

刀剣男士 formation of 無茶振り

 

 

【ソロ楽曲】

全男士のソロ曲が欲しい~~~~~!!!

欲しい~~~~~!!公演が重なるごとにどんどん叶ってるはずなんですけど、欲も深くなる一方で大変こまります!!

まずは、先日の乱舞祭で小狐丸が「Mirage」歌ってたので、三日月にも「Versus」を歌って欲しいところです。
あとは小狐丸の村正派のソロ曲カバーが聴いてみたいですね。

なんてことを………仰るんですか……… こぎさんのBrave soul聞きたいーーー!! 遠吠えしてほしいーーーー!!

●今いる子で行くと、今剣のシリアスめなもの。
次にもし一部ミュージカルに現れるときは極修行から戻ってくるときだと思うので、その心境や幼い姿ばかりでない強さも含めたものがあるといいなと思います。
どうしても 元気・かわいい・すばしこい など、短刀のこどものみためとしての部分にフォーカスされてきたので、その深みの部分でギャップがほしい。

分かります!!あのぶっちぎりかわいい・あどけない歌い方はかけがえない個性ではありますが、お芝居の中に垣間見える聡さ・強さを歌で見てみたいですね。

ぜひ、ぜひ石切丸のソロを…(いつまでも待っております)

●デュエット曲はかわいらしい雰囲気が多いさきや丸さん、直球でかっこいいソロ曲を是非とも聞いてみたいです…!神剣コンビ推しなので荒江さんとの再デュエットでも大歓迎です。

 

清光に兼さんの「抱きしめて、雨」歌ってもらって兼さんに清光の曲を歌ってもらいたいです。

抱き雨、言われてみれば加州のめちゃくちゃ得意なタイプの曲ですね!!

●あと実は蜂須賀のちょっと硬めの声に加州ソロの言の花、Blue Lightって合うのでは?とおもっているので難しい曲だけど…ちょっと…頑張ってくれないかな…!とか思ったりしています。(ただBlue Lightのサビの歌詞、蜂須賀が歌うと文脈が乗りすぎちゃってちょっとあかんくなってしまうのですが…)

え、そうでしたっけ 浦島くんは歌ったのに?と思って聞き返したら「憎むほどに愛しくて 壊れそうな夜だから」とか「微笑むたび目をそらす 不器用なひとだから」で思わず吹きました。歌いづらいわ!笑 

それはそれとして純粋に歌声との相性としては確かに合うと思うので頑張って…もらいたい…!!!

和泉守兼定役の方が出演するミュージカルを最近観劇したのですが曲調が本人に合っているからなのか本当に完璧な歌声だったので是非とも和泉守兼定にバラードを歌わせてあげて欲しいです。

兼さんにバラード曲を!の声も多数でした。とてもとてもわかる!!

阪本奨悟さんの底知れなさが今とても気になっているので、どんどん攻めて欲しいです。推しキャラに彼が来てくれて本当に幸せです。

●それから物吉くんというか龍儀くんにあの低音活かしつつ色っぽい曲もっと歌ってほしいなと思ってます。脇差組で何か歌ってほしいです。

俳優さんの個性と合わせて、男士の「え!?」って姿が見られるのも2部の醍醐味ですもんね。浦島先輩はしっとり艶っぽいBlue Lightカバーでしたから、物吉君はもうちょっと強めの曲とかどうですか…。

陸奥守吉行推しであり中の俳優さん推しです。可愛かったり活発な歌が多い陸奥守が、色っぽい歌を歌ってくれた日には三日三晩止まないお祭りが開催されます。

●あとどうしても推しっていうのを考えるとむっちゃんにソロ曲欲しいなとかも、、、笑
死ぬほど元気になれる曲とか歌詞の8割土佐弁で最初は聞き取れないけど審神者みんな調べたりして結局歌えるようになっちゃうとか、なんか大雑把だけどそんな曲が欲しいです笑

楽しそう!!むっちゃんならではのソロになりそうですね。たむしんくんなら歌いこんで歌いこんで大事に歌い上げてくれるはず…!!

 

●それから鶴丸に「Burn Out」の肥前くんパートを歌ってほしいんです。先述したのですが鶴丸はわりと王道っぽい歌割りになる印象があるので、「Burn Out」の肥前くんみたいな飛び道具感のあるパートの鶴丸が見たいです。そんな妄想をしながら曲を聴いていたら、「死んだように生きるのならいっそ消えてしまいたい」の歌詞を鶴丸が歌うことになると気づいて泡吹いて倒れそうになりました。極鶴丸の長期留守ボイスを思い出してもうだめでした。

あかんやつや…………。ご自身名義の曲でまくしたてるような強めのラップも披露されてますもんね。どんな仕上げ方をされるのかめちゃくちゃ見たい!(ソロ曲ではないですが、単身だったのでこちらで…)

●涼星さんの歌声が好きなので、御手杵のソロを聞いてみたい。『約束の空』のような明るい曲調も聴いてみたいし、『抱きしめて、雨』のような曲が強めのラブソングも聴いてみたい。

五臓六腑でショートする愛を歌う御手杵さん、どんなれっすんを経たら仕上がるんでしょうか。

●音曲祭の浦島くんのスカレリが凄まじい破壊力だったので、あんなかんじのもっと歌ってほしいです。

同意見、こちらもすごい数でした!罪な脇差!!

豊前江、明石国行、大典太光世大包平のソロ曲あったらヤバそうです!

りいだあが先陣きって実装されましたねおめでとうございます。聞きたい…!

●音曲祭「Can you guess what?」や乱舞祭2022「Jackal」の日向くんが低めで硬派な感じが突き抜けてるのが非常に最高だったのでまた色気のあるカッコいい曲やってほしいです

あと豊前江は、抱きしめて、雨歌わないで。しにんがでるから。

「歌って」じゃなく「歌わないで」のリクエストが来ると思わなくてめちゃくちゃ笑いましたw わかる。

豊前江がしっとり歌い上げるサヨナラのようなバラードは絶対声質が映えるので聞きたいのですが、それはそれとして彼のアモーレが見たい欲求に抗えません……。

桑名江にBrave soulを歌ってほしい。村正派と三条の三日月小狐丸以外は意外と同派同士や元の主つながりで楽曲交換していない印象があるので積極的にやってほしいなと思います。

重量がありつつも柔らかくて温かい桑名君の声が、「無双」の属性継いで鋭く研がれて荒ぶるのめちゃくちゃ見たいです!!

松井のド低音ボイスアモーレを見てみたいです。衣装は膝丸や加州とはまた違う松井らしいアモーレで攻めて来てほしい。

「螺旋に続く さだめの中で」とか「君だけの旋律を 僕の胸に届けて」とか、華やかな歌詞が松井くんの雰囲気にすごく似合いますね。

 

水心子くんに可愛い歌詞の歌を歌ってほしいです。

ヒェ…

源清麿エンドレスナイト歌って欲しいです、あの柔らかな声で広がる優しい曲調に包まれたい…

大典太さんにラブソングを重めに歌ってほしいです。 重めに!

五月雨江に言の花を歌ってもらうまでは死ねません。歌声的にも歌詞的にもめちゃくちゃに合うと思っています。

●五月雨江に「言の花」を歌ってほしいです。五月雨江は高音が綺麗に出る、さらに音が艶っぽいイメージなのでキーが高めの清光の曲も綺麗に歌ってくれるのでは...!と思っております。

別々の方から意表を突く選曲が、それぞれの推しどころで推薦されていたのでW掲載させていただきました!すごくすごく似合うと思います、「ただ胸に抱き 泣く僕は馬鹿ですか」の歌い上げとか、聴いてきたかのように想像できる…。

五月雨江に「Love Story」を歌ってほしい。切実に。

冒頭や「夢の中でも……」のファルセット、絶対美しいでしょうね…。

●祭22から大包平に狂って松島勇之介さんにも狂って色々聞いたのですが、ハイトーンクリアで力を抜いてるけど特大音量な素の声との差がありすぎてやばいです。
松島勇之介さんのお歌は↓で聞けます。
https://youtu.be/YTei6lgp9gE

というわけで私は大包平に伊達双騎の愛姫役の鶴丸のような役割、女性の代弁者を演じて欲しいです。
恐らくめちゃくちゃハマると思います。

予想外のお話でおお…!!となりました。面白そう…。

大包平歓喜の華を歌って欲しいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「咲き誇る かんきのっはーな!!覇ァ!!!」 つよい。似合う。歌詞の頭からしっぽまで大包平…。聴きたすぎます。(歌詞は別に覇の字で書かれてないですけどなんとなく…笑)

元気ハツラツさを全面に押し出した曲を歌わせたらどう表現するか見てみたいので肥前にBe cool!!歌ってみてほしいです

肥前くんの掠れた声、または小竜の艶やかな声での"情熱のSymphonia"が見たいです。絶対合うはずなので…

肥前忠広で『情熱のSymphonia』を歌ってほしいです。

フラメンコギター×肥前くん 危険だ………

 

 

【コンビ楽曲】

三日月と今剣とかも可愛くなりそうでいいですよね!これといったのは言えないですけど三日月宗近のかっこいい所以外にも可愛い所が見たいのでカワイイ系の男士と可愛い曲歌って欲しいです!笑

厳島のえおえおあ歌えてニコニコ宗近みたいなやつ、また見たいですねー!

●刀ミュにおいて、三日月宗近と髭切は似ているとお互い認識しているようだし、髭切が三日月の持ち歌を歌ったりしたので、いつか二振で何か歌って欲しさがあります。中の人達的には声質違うと思うので、どんな掛け合わせになるか聴いてみたいです。

鶴丸と三日月に本編で歌いあってお互いに歩みよって欲しいです。

●見たいのは三日月と陸奥守。元気溌剌で健康的な保護者三日月と三日月の3倍好き勝手に動いて振り回す陸奥守の、青空に向かって笑いかけるような歌を聞いてみたい。

面白い組み合わせ!最近はちょっと謎めいた登場ばっかりになってますけど、あそこの三日月さん元々生命力とガッツに満ち満ちた健康個体ですもんね…笑 「でもそれこそが… Lifeなのさッッ!!」のあのパワーをまた浴びたいです。

YSSを石切丸、小狐丸のコンビで聞いてみたいです。色気全振りでわくわくするような怖いような。

変な声出ました。三条大人味のYSS!怖い見たい!!

加州清光さんと小狐丸さんで、Burn Outみたいなバチバチのナンバーをやってほしい希望はありますが、完全に私情です。

全方位に相性200%でレジェンド化する楽曲になる気しかしません。お二方ともソロ枠男士でめちゃくちゃ贅沢ですが、だからこそ…!!

●崎山石切丸と荒木青江が特に推しなのですが(俳優・キャラクター共に最推し)、今あるこの2振りでのデュエット曲はあたたかいバラード調の曲とポップで明るい曲(てのひら・手が届くまで)なので、いっそ美しい悲劇みたいな美しく悲しくセクシーな曲を歌って欲しいです が、本当にそんな事になったらぶっ倒れます

最後の急転直下に笑いましたw 「似合いすぎて逆にやってない」枠みたいなのある気がしますね。

山姥切国広と石切丸の声質が似てるような気がするので、デュエットしていただきたいです。

これ!!分かります!!特に固く可愛い曲を歌う声が似ているので、『Don't worry, don't worry』『断然、君に恋してる!』とか『だいすき』とかふたごちゃんみたいに歌える気がします。画のシュールさは置いておいて。

 

膝丸と加州の情熱のシンフォニアデュエットが聞きたいです!

長曽祢さんと清麿の歌詞も意味深でギャッとなるデュエット……1部で聞きたいです。

ギャッとなりたいですね。浅井先生なにとぞ…。

●堀川浦島の脇差コンビ 観てみたい聴いてみたいですね~!
それぞれが主役を張れる方であるにも関わらず、支える歌声も素晴らしい。
堀川くんは端正な歌い方でアレンジも王道に仕立てる。
浦島くんは華やかな歌い方・装飾で盛り上げる。
そんなふた振りが揃った楽曲 聴いてみたいな…。

聴きたいですこれ!!ミュ本丸きっての柔軟な歌ポテンシャルを誇るお二方、ありとあらゆるミュ曲を歌いこなしてくれそう!!

●音曲祭で悲劇ペアだったので実質初めてではないのですが、声の相性的に大倶利伽羅和泉守兼定がすごく好きなので、その二人のペアで他の曲も聴いてみたいです。

これも!!お二方とも切れ味・華・重量感を兼ね備えた最高にかっこいい歌声お持ちの上、合わせると思いのほかしっとり綺麗に溶け合うたまらないバランスされてるんですよね…どんな曲が映えるだろうな…。

和泉守兼定堀川国広のデュオ タイムラインが切なく美しくたまらなく良かった。

●山姥切国広と大和守安定の落ち着きまくりの子とはしゃぐ子の姿は見たい。

見たいww先輩頑張って!!


DARA DARA DANCE:蜻蛉切と村正で観てみたいです。ダンスの掛け合いが絶対楽しい。

ずーーーっと動作と表情で掛け合いしててめちゃくちゃ面白いのに歌の密度もエグくてなんだこれ、みたいな仕上がりになりそうで恐ろしい…。

村正と水心子、村正と五月雨、村正と肥前はそれぞれ違うテイストでのハーモニーが楽しめそうなので聞いてみたい

本当に全然違う三色になりそうな取り合わせですね!!村正と肥前くんの鍋島コンビ聞いてみたいです。

●歌合で蜻蛉切さんと鶴丸さんのImpulseがとても素敵だったので鶴丸さんと千子村正さんのImpulseも見たいなーと思います。

本多組が歌っているところをもっとみたいです!!!!!!
以前てけさんも仰ってましたが、江のいろんな組み合わせはぜひ聞きたいな、と思っています。

わかります!!!!!!地味にアンケートを書き続けます…!!


●にっかり青江&物吉貞宗
俗に言う三百年脇差ズ。三百年の縁の下の力持ち〜〜!!デュエットください〜〜〜〜〜〜!!

出陣は一緒にたくさんしてますが、案外同時に歌ってないんですよね!

槍2人の曲は是非見たいですね!!!!立ち姿が映えるのでダンスでも見てみたいですが…

●個人的な好みで見たいだけですが、倶利伽羅肥前くん。あとは大倶利伽羅と山姥切国広。好みの歌声が重なるところを聞いてみたいです……!

鶴丸と大倶利伽羅のいる編成で「サヨナラ」もしくは「キミの詩」
(刀ミュに出演した男士の中でも屈指の愛情深い二振りなので、切なめなしっとりとした曲をたくさん聞きたいです。デュエットバージョンもありかと思います!!)

伽羅ちゃんの「出会わなければ こんな痛み分からなかったのに」… 鶴さんの「キミに会いたくて でも会えなくて」… 

鶴丸と髭切がデュオするまで諦めません絶対に観たいです。

膝丸&肥前
歌声とダンス系統がすっっっごく似ているので、ぜひ一緒にやってほしいです!楽曲は間奏の踊りがバリかっこいい「Can you guess what?」か、キャラの系統にあってる「Burn Out」希望です!

あの二振りならCan you~?を二振でやっても密度高く魅せてくれそうですね!

 

●最推しが陸奥なのですが、土佐の2人のデュエット欲しいですッッッ切実に2人の曲がめちゃくちゃ欲しいと思ってます。
あと歌って踊る南海先生が来て文土佐組で歌って欲しい〜!と思ってます!

陸奥守と肥前に、埋もれ木くらいの曲調と低さの歌を歌っていただきたいですもちろん元気いっぱいな曲も歌ってほしいのですが、暗さのある曲、多分凄くいい響きを奏でてくれる、と思います。

陸奥守と肥前のSAKAZUKI華兄弟が聞きたい

肥前くんとむっちゃんのDear youを聞きたいです。肥前くんの少し切なくてざらりとした声質と、むっちゃんのクリアに澄んだピュアな歌声が合わさる瞬間を待ち望んでいます。
「思い出す必要もないくらい覚えている」「忘れないで僕のことを」なんて歌詞を、坂本組の口から聞いた日には膝から崩れ落ちる自信しかありません。
乱舞祭のTimelineや美しい悲劇で肥前くんが見せたバラードでの、これぞ大業物!な佇まいをもう一度目に焼き付けたいです。

鶴丸国永と山姥切国広のデュエットが聞きたいです。めちゃくちゃ明るい曲か、バチバチに声で喧嘩するような激しい曲希望です。ソロ曲が暗め穏やかめな二人なので全力で楽しそうに歌ってほしいです。
伊達の刀の実装を首を長くして待ってるので、鶴丸や大倶利伽羅と一緒に歌った時引き立て合えるような歌声の人を希望してます。

 

●江おんすていじで、江以外の大典太と水心子の推しの二振りがいるので、密かにデュエットかソロ曲を楽しみにしてます……

●あと、私の最推し松井江くんの話なのですが、壽の悲劇ガチャで小狐丸さんとデュエットしたときに声の相性がすごくいいな、と感じました。(ただ私の好みかもしれませんが…)そこで、松井くんには同じように芯のある低音が魅力的なキャラとデュエットしてみてほしいなと思っています。個人的には物吉くん、大倶利伽羅あたりかなと思っているのですが、ぜひ他の方の意見も聞いてみたいです…!

ビリビリ来る重たい編成での松井くんの歌声、めちゃくちゃ聞いてみたいですね!!

桑名と松井のデュエットで双騎2019の楽曲「不安定なファンタジーが聴ける日が来ることを願ってやみません。

似合いそう…

桑名江と豊前江でNamelessFighter歌ってほしいです!

江の者に”Nameless”はグッときますよねえ…。爽快な突破力×腰の据わった土台の馬力で、力強い飛躍を魅せながら歌い上げてくれそうなコンビです!!

天江戸に源氏の不安定なファンタジー歌ってほしーー!!

あのちょっとレトロなシティポップっぽいサウンドと親友コンビ、いいですね!!

肥前大包平にイエローサックスパイダーを是非!!!(カタカナですみません)

 

 

【グループ楽曲】

●組み合わせ、というよりペンライトのカラーチャートで分けた組での歌唱を聞きたいです(例 赤:加州、豊前、大倶利伽羅肥前大包平、日向)

同様のコメント多数でした!

青:三日月、安定、青江、巴形、浦島、松井、小竜

黄:小狐丸、長曽祢、髭切、陸奥守、桑名、ソハヤ、南泉

緑:石切丸、和泉守、膝丸、御手杵、篭手切

紫:岩融、蜂須賀、蜻蛉切、明石、大典太、水心子、清麿、五月雨

桃:今剣、物吉、村正、村雲

白:堀川、鶴丸、山姥切

って感じでしょうか(青と水色・黄と橙はまとめさせてもらいました)まさにそれぞれのカラーが出そうで面白い中で、白組が>>>圧<<<って感じなの笑いましたw

 

コーレスが復活できた暁には、それができなくなってから出陣しだした男士達に「だいすき」を歌っていただきたいです!!!こっちからも返したい!!!

やりたい~~~!!またいつか、会場いっぱいの「だいすき」を返したいですね!!

●低音域を得意とする男士が多い印象があるので、比較的高音域が出そうな男士でまとまって歌って欲しさがあります。

ハイトーン選抜面白そうです!歌うとしたら何かな…KizunaかVersusか…

 

Beautiful life!を初期刀組に歌って欲しいなとはずっと思ってます!最初の抱きしめたいソロを日替わりとかでやっていただけたらぶっ倒れる自信があります

かわいい……………(気絶)

初期刀ファイブで「ゆうやみ」を歌うところが見てみたい、すごく見たい、絶対に泣く。
歌仙がもし顕現してくれるとしたら優しい歌声をしてて欲しい…

そんなの泣いてしまう。「今日の出来事 何度も刻んで いつか忘れてしまわぬよう」とか「昔から知っていた そんな気がした旅の道」とか、本丸の思い出がぶわーーーってなりそうです…。

 

チーム三条with源氏の平安組「お前が知ってる」
ちょっとおもろくね…?と思い書いたのですが、実際歌われたら上品な三条に牙をむかれている感じで大変良いし、恐らく興奮を抑えられないです。

今剣様とか石切丸さんに「お前が俺を知ってる」って言われるのやっばいですね。貴殿がご存知ver!

●三条+加州にCan you guess what?を歌ってほしいのもあります。色気の種類がまた違うものになりそうです。三日月と小狐に「重なる影を」のところを歌ってほしいです。

フレーズの選択がえぐい。手練れのファンの方とお見受けします!!笑

 

新撰組+蜂須賀にJunk Historyを歌ってほしいです。パート分けがとても楽しそう。サビの声の重なりを聞きたいです。歌詞も合ってそう。

確かに曲調は、どっちかというとみほとせ組より幕末組っぽいですね!

心覚メンバーにBeatiful Life!!のような可愛いソングを歌ってほしい

江水組にStay with me歌ってほしい願望があります。

色々あって一番エスコート文化が浸透してる江水組にStay with me×フォーマル寄り2部衣装は危険です

 

具体的な楽曲の希望としては、「Stay with me」歌ってくれる江の夢をずっと見ています。目隠れの桑名が「見てよ この瞳」で片目チラ見せしたり、いつか話せる時が来たら……という松井が「見てよ この心」とか歌ったら、ヤバくないですか? そもそも名無しのお化けで、でも誰かに見つけてほしい彼ら郷のものがStay with meって……(語彙力の喪失)

●江しかいない「断然、君に恋してる!」だとか、今年の祭で断君をしてくれたようなゴツめな刀たち(蜻蛉切や長曽祢など)で「漢花、美しき日々よ」みたいな所謂“見た目通り”の曲を聴いてみたいような。
色っぽい刀(村正、明石など)を集めてジャジーな曲とかラブソングとか歌ってもらうのも楽しいかもしれない。

髭切、巴形、蜂須賀のエレガント男士ズのSecret Sign

●それとイヌ科男士チーム(五月雨江・村雲江・小狐丸・長曽祢虎徹・大倶利伽羅大包平)(※個人的なイメージを含みます)による『Jackal』もひそかに夢見ています。

五月雨江、村雲江、小狐丸のチームイヌ科でぜひ曲がほしいです!かっこいい曲が理想です!

いいですねイヌ科組!Jackalの妖しい曲調に乗せてワイルドに唸るところ似合いそうです。

 

国広三兄弟で筋トレソングを歌ってほしい(審神者達がこれから先に待ち受けるライブ等を耐え抜くことができるような強靭な身体を作れるようなメニューのを)

笑いましたw点灯消灯の前説ソング的な… まんば先輩もあの大真面目の顔で「そんなものか。あんたの筋肉は喜びの声を上げているか?」とか煽ってくれるんでしょうか。

またいつか三百年初演の2部曲「ゆうやみ」を披露してくださる時があれば、桑名くんが歌唱メンバーに入っているといいなと思います。桑名くんは豊かであたたかみのある声なので、「ゆうやみ」に合うんじゃないかなと…。堀川くんの声も合いそうですし、大包平さんも優しい歌い方ができることが分かったので、素敵にカバーしてくれそうです。

時々まったくゆかりの無い公演と男士の中に「この曲、あの男士の持ち歌にしても違和感ない!」ってくらいはまる組み合わせがあったりしますが、桑名くん×ゆうやみは本当に合いますね。

●らぶフェス2022でのカッコいい男士たちの「断然、君に恋してる!」がとっても可愛かったので、今剣、日向正宗、篭手切江、物吉貞宗、浦島虎徹堀川国広、水心子正秀、南泉一文字などの可愛い子たちに「揺ら揺らら」「S」「Scarlet Lips」などなど色っぽい曲を歌ってほしいです。

是非三条の皆にスカレリを歌って欲しいです。
ああ、でも膝丸や髭切のスカレリで「君だけ欲しいんだ」も聞きたい。
三池兄弟の歌う断君も聞いてみたいです。あと一人は大包平で!
三池兄弟は、SA・KA・ZU・KI 華兄弟!も聞いてみたいですね。
村正派でBurn Outも聞いてみたいです。
シャッフル無限の可能性があるので、聞いてみたいパターン多すぎますね。

「華麗に咲く花ってのは追いかけたくなるもんだぜ兄弟!」合いますねー!あちらの典さんは、お酒入らなくてもなかなかご陽気ですがw そしてまさかのポジションの大包平に吹きました。

 

●言い訳ですが、普段吐き出す場所があまりにないので、ここでつらつらと書かせてください...
Timeline-源氏:真剣乱舞祭2022から源氏の女が何億回と妄想し切望しているやつです
■情熱のSymphonia-肥前:どう考えても肥前にこれをやらせないわけには…バキバキのダンスとアモーレ...

■Stay with me-巴形+大典太+源氏:いうならすべてのジャズっぽい楽曲をひっさげてディナーショーをしてもらいたいです。飯を食っている暇はなさそうですが
■江水の劇中三味線曲-山姥切:3分ぐらいのフルバージョンがリリースされることを切に願っています。あわよくば今剣か肥前あたりに日本舞踊?をおどってほしいです
■EndlessNight-全刀剣男士:とりいそぎ蜻蛉切と浦島と山姥切と鶴丸で聞きたいです
■mistake-榎本:しれっと混ざってもらってmistake当番をこなしてほしいですね
■断然君に恋してる‐大俱利伽羅:刀ミュファンの世論だと思っています
■断然君に恋してる‐大包平:ラスト前の(どうか!)「僕に!」が「頼む!!!!!!!」か「不本意だが!!!!!!!」のどっちかになると予想してます

全部にコメントさせていただきたい勢いでしたw 兄者の「僕がいなくてもまた 色鮮やかに君の時間は流れていくよ」はやばい…

 

●カバーして欲しい曲!
『Real Love』伽羅
Mirage鶴丸
『言の花』浦島/水心子
『Surrender』水心子・清麿/桑名・村雲
『誰のモノでもない人生』髭切・鶴丸
『クロニクル』堀川・山姥切/伽羅・浦島
『Impulse』三日月・小狐丸
『不安定なFantasy』堀川・浦島
『Yellow Sac Spider』大包平肥前
『風の先へ』今剣・日向/ソハヤ・南泉
『Be Cool!!』清光・安定
『Don’t worry, Don’t worry』脇差
『Scarlet Lips』ペンラ赤組(清光→豊前、安定→日向、和泉守→伽羅、堀川→肥前、長曽祢→清光(せっかくなら清光もシャッフルしたいので!)、蜂須賀→大包平)

初撃で轟沈しました。伽羅ちゃんの重低音Real love…。沖田組のBe Cool!!の動きっぷりの見ごたえはすごそうですね…!!

 

●【シャッフル希望楽曲】

抱きしめて、雨→浦島虎徹
クロニクル→水心子、源清麿
僕がいる場所→小竜景光
キミと見上げたあの日の空に→山姥切国広
Drive→陸奥守吉行、肥前忠広
未だ視ぬ世界→大包平
Tears→加州清光
Love Story→江6振
Nameless Fighter→三日月宗近、石切丸
断然、君に恋してる!→大包平大典太光世、大倶利伽羅、膝丸、和泉守兼定、山姥切国広、肥前忠広、明石国行、水心子正秀

浦島くんの魅力にめろめろにされてしまう。小竜くんの「僕がいる場所」は、曲調も歌詞もガチッとはまっててやばいですね…!!

 

『不安定なFantasy』水心子、清麿(すっごく合うと思います!)
『言の花』清麿(想像できる…)
『Brave soul』肥前忠広(強火の歌い方してほしい)
『Real Love』松井江(似合う)
『Blackout』五月雨江(声質が近いし歌い上げたらすごそう)
『キミと見上げたあの日の空に』村雲江(いける)
『静寂の闘志』豊前江と篭手切江(豊前の膝丸パート聴きたい…)
『Burn Out』ソハヤ、大典太
『Impulse』鶴丸、大倶利伽羅
『In My Groove』膝丸(似合い過ぎてて意外性無いかも…?)
『美しい悲劇』髭切、膝丸(長年の夢)

もう冒頭の「Let's go, let's go, let's go!!」から想像余裕でしたりいだあ!こてくんも兄者パートのラップすごく似合いそうです。

 

源氏兄弟のyellow sac spider。
パフォーマンスも歌声も全く別物になると思うので、また新しい世界が見えそうな気がする…。
beautiful Life!で狂った覚えがあるのでできれば復活させてほしい。
個人的に桑名の声も低いながらしっかりしていて好みなので、カッコいい感じの曲がほしい。
桑名、松井のデュエットもほしい。
稲葉江は真剣必殺見た時から「闇が広がる」と言う感じがするので、声が低く、圧倒的重圧で会場を威圧してほしい。
土佐組のYUKARIも聴きたい。
先生も参加して…先生が後ろで爆発を起こす未来しか見えませんが…い!く!ぜ!でburnしてほしい

蜘蛛切こと膝丸が蜜を振りまく毒蜘蛛になるの、倒錯的でやっばいですね…。そして特効参加の先生は反則ですwww

 

巴形薙刀で「Supernova」鶴丸国永・明石国行で「誰のモノでもない人生」、膝丸含む数名で「S」、肥前忠広・陸奥守吉行で「Heart-To-Heart」を見てみたいと、個人的に思っています……!

膝打ちました。確かに、松井君以外でSupernova歌いこなせる男士がいるとしたら巴さんだと重います!

 

英語で歌える男士が増えたので、英語のお歌も増えたら面白いですよね。歌詞の内容は日本の古典であると海外のファンにも楽しみが増えるのではないでしょうか。

いいですね!英詩訳された和歌を読むの大好きなんですが、古典に取材したミュの歌詞を海外の方にも聞いて頂けたらすごく嬉しいなあ

 

脇差たちにわちゃわちゃお世話ソング歌って欲しいです。途中て対象の刀の名前出して欲しい。

●『僕にお任せ』を各脇差verで歌って欲しいですしチーム脇差曲もみたいです

聞きたい!!笑 お洗濯したり、繕い物したり、手合わせの相手役したり、くるくるパタパタ動いてる脇差組の歌詞で聞きたいですね『僕らにお任せ』!

 



未実装男士に関する希望

40振(もうすぐ45振)にのぼる男士の乱舞を見せていただきながら、贅沢言ってるのは百も承知ではありますが!笑

ミュ本丸に魅力的な男士が増えれば増えるほど、●●が実装されたらどうなるんだろう?あの男士とデュエットしたらどうなる?という夢が広がってしまうのは人情というもので…。歌声のイメージや、ゆかりのある男士とのセッションに関する希望について寄せられていたコメント群を纏めました。

なにしろ「それまで『普通に好き』くらいだった男士なのに、歌を聞いてズボッと…」が多発してるミュですから、1振1振の実装もファンにとっては死活問題ですよね!

特に言及が多かった男士については、小項目を立てています。なおアンケート時点では最新作『花影ゆれる砥水』がまだ発表されていなかったため、鬼丸・一期・大般若・長谷部・長義も希望枠としてエントリーしています。

 

 

【歌仙兼定

やはりミュに未実装の歌仙兼定に期待してしまいます。ミュージカル本丸に実装されるなら圧倒的歌唱力があってほしいですし、ビブラートをこれでもかと響かせるオペラ歌手のような声だといいなと思ってます。

●歌仙兼定には柔らかくて甘めの声であって欲しいと夢をみています。

●歌仙は、和泉守兼定が憧れるような歌声で、なおかつ和泉守よりも柔らかい品のある歌声希望です。しかし(有澤さん演じる)和泉守が憧れる雰囲気となるとそれだけでハードルガチ上がりですね。希望としてはもっくんさんなんですが笑、絶対ムリなので悩ましいところです。

いつか来るであろう歌仙に「花の雨 君の名残」を。そして兼さんとデュエットして欲しいですね。歌仙のお声は巴型のはるちゃんのようなお声だと素敵だなと思ってますが…とりあえず低めの音が出る方だと良いなと。

●後は私の初期刀である歌仙さんが実装されたら誰も文句が言えないぐらい雅で優しい、だけど力強さもあって心に響くような歌声がいいですね。

●いつかきっと刀ミュで見られるであろう歌仙兼定は、花のように華やかな声だったら嬉しいです。
そしてまんばちゃんと歌唱力でなぐりあえる方だったら歓喜します。
そしてまんばちゃんとのバランス的に、この歌仙兼定でっかくないか?という身長だったら笑いながら喜びます!

●初期刀疑惑の強まる某歌仙兼定には圧倒的な歌声を期待してしまう自分がおり、実装が震えるほど待ち遠しい。ハードルをめっちゃ高く設定してお待ちしております。

●あと歌仙さんが実装されるならそれはもう雅で力強い歌声を期待したいです。まんばちゃんと背中併せで歌えるような方にお願いしたい……!

おおむねの希望傾向を纏めたときの、「あまく柔らかく、華やかで説得力があって肉弾戦に堪える声」の歌仙兼定っぷりにテンション上がりましたw まんば先輩や兼さんとの取り合わせにも期待がかかりますね。なんというか個人的な思い入れとしても、ミュの立ち位置に関しても、もはや何から言ったらいいか分からないんですが……ただただ、邂逅の日が待ち遠しいです。

 

 

【燭台切光忠

●燭台切光忠のミュ出演を願っているのですが、キャストさんが低音が響く色っぽい声の方だったらいいなぁと思います。

●燭台切光忠には伸びやかな歌声で、語彙力ないですけど「the ミュージカル!」ていう歌い方して欲しいです。

●燭台切光忠の実装を今か今かと待ち望んでいます。朗々とした歌声で会場をオペラ座にしてほしいです。

●燭台切光忠が実装されたら艶と奥行きのある歌声の方がいいです!大倶利伽羅の低音と相性のいい声だと尚うれしい。二振のデュエット聴きたい。

●燭台切光忠 体格と、包容力のある内面に似合う豊かで優しい響き、そして伊達者らしい華のある歌声が聴いてみたいです。

いつか燭台切光忠の艶のあるテノールが聞きたいなと思ってます。しっとりとも力強いとも感じられる歌声であってほしい。

●燭台切さんはかっこいいバリトンだと嬉しいです!

●燭台切光忠サックスの如き華やかな中音域と深みのある低音域を兼ね備えた声の依り代さんで顕現してほしい

●燭台切光忠に、ジャズを低くて色っぽい声で歌ってもらって昇天したいです。

●燭台切光忠を!ミュに実装してください伽羅ちゃんとデュエットしてガンガンに歌い上げてくださいお願いします! バラードでもラテンでもジャズでも歌えそうかなと。

みっちゃんのキーワードは「中~低音」「艶」、ゲームの彼の美声を思っても納得のリクエストですね!オペラ、テノールバリトン、朗々…と、王道声楽系の豊かな歌唱が求められていることが伺えるコメント群も印象的でした。伽羅ちゃんとのデュエット・ジャジーな曲の希望も多数、流石近侍曲にサックスを持ち込んだ男!

 

 

【山姥切長義】

長義くんは伸びがあり自信に満ち溢れたような声がいいなと思います!実装待ってるぜ!!!

●未実装の長義くんは、力強くて品を感じる歌声を聴きたい中でやっさしい曲を歌って欲しかったりします!

●もしミュ本丸に長義さんが顕現することがあれば、大抵の曲は上品な感じなのに『獣』の時だけとんでもなく治安悪くなって欲しいなと思います。ゲームでも時々感じる元ヤン感が出て欲しいです。

●個人的に長義推しのため実装を待ち望んでいるのですが、ミュで長義を演じる方はまんば先輩と同等かそれ以上に歌唱力のある方じゃないと説得力が無いよな…、と江水以降からずっと考えています。
声質的にはまんば先輩より若干明るめで、鋭さのある感じ…冬の空気みたいな澄んだ声とか…どうかな~なんて。
まあ毎回素晴らしいキャスティングがされるので、そこは心配ないかな、とも思っています。
実装されたあかつきには伯仲のBurnoutとか!美しい悲劇とか!(←これは確実にあるでしょう…)Timelineも!聴きたいですね~。

●あの国広くんは気にしないだろうけど山姥切長義くんの俺こそが山姥切だと言い切る大胆さと冷徹さ、その裏にある自分を鼓舞し続ける必死さや祈りみたいなものを表現した歌が聞きたいです。

●江水のおかげで相棒、片割れの実装に夢見ていますが。長義の歌声はガラスっぽい硬質な感じでも素敵ですが、村正系だと大変滾るな…………………………と夢見ております。

山姥切国広が向う槌音みたいな古典芸能と通じる楽曲を歌うのが聴きたいです。これはぜひいつかの一部で山姥切長義と一緒にやって欲しい。

山姥切国広と山姥切長義にDDDをカバーしてほしいです!!

まんば先輩の低音美声で「イケてる俺もダサい俺も全部 知った上で満たしてよ承認欲求」って歌われるのデコピンしたくなるなあ!!

●南泉一文字にバラード系の曲を歌ってほしい、特に「君を探してた」とか。長義が実装された暁には山姥切ズで「風の先へ」を歌って欲しい気持ちもありますね。
あと「REAZON」は歌い方によって印象が結構変わりそうなイメージなので、声が爽やかだったりかわいい感じの男士に「REASON」を歌ってほしい気もします。

●刀ミュに山姥切長義が実装されたら、綺麗で艶のある歌声で歌ってほしいなと思います。 因みに私の脳内では水江建太くんが歌っています。

山姥切長義の印象的だったキーワードは「自信」「品(気品・上品・品格etc...)」「美・綺麗」「力強さ」。「美しいが高慢。より正確に言えば自分に自信があり、他に臆する事がない。」の紹介文がものすごく綺麗に表れた結果になりましたね!まんば先輩との拮抗・対比を期待する声のほか、伯仲「美しい悲劇」は源氏兄弟に次ぐのではないかというレベルに大量の希望が寄せられていました。その中で、なんとキャストさんを言い当てられていた方が…!おめでとうございます!!

 


【山伏国広】

●個人的に未実装枠として山伏国広はガッツリミュージカル系の方来て欲しいです堀川派...。

●山伏さんはもう、低音歌うまで。説法に説得力のあるお声がいいです。

●山伏国広が実装される際は山の静かな空気とどっしりさを感じられる声がいいと考えています。実装済みの兄弟が透明感のある綺麗な声なので近い声質だと嬉しいです。

●堀川くん最推し国広兄弟箱推し審神者といたしましては!何卒!!山伏国広を!!よろしくお願いします!!と声を大にして言いたいです。個人的には(他2振りと相性がいいことは前提として)低音に強いオペラもいけそうな感じの歌声だと大変イメージぴったりで嬉しいです。激しい曲よりも落ち着いた声を響かせる曲が似合う感じの……三日月のソロとか似合いそうな感じで是非……国広兄弟がバラードの申し子揃いになってしまう……国広兄弟揃ったら「断然、君に恋してる!」とかのかわいい曲から色気たっぷりの「S」まで幅広く似合うと思うのでいろんな国広兄弟が見たいです。

堀川国広、山姥切国広、ときたので山伏国広の実装をとても期待しています。
二振り共に歌が上手なのでより深みの出るよく通る歌声だとより良いですし、三振りが揃う所をみたいです。

●山伏国広は力強く雄々しくでも太陽みたいに明るく優しくて他の国広兄弟に劣らないくらい歌が上手であってほしい

●国広兄弟は歌うまで揃えて欲しいので山伏さんも吐息多めの透き通る大きな声だと最高です!!国広兄弟のデュエットソング出て欲しいなぁ。兼さんと大包平のデュエットもいつか聴きたいです!

原作山伏さんの朗々とした美声×すでに実装済みの国広兄弟が強烈な歌声をお持ちなこともあり、とにかく山伏さんの歌唱力への期待がすごい!!笑 深み、どっしり、説得力と、重量感のある低音が求められていることも伺えます。こぎさんが能楽モチーフの曲を歌いこなして下さっているように、山伏さんも祈りをテーマにした歌を見事に歌いあげて下さったら嬉しいです。

 

 

【鶯丸】

●未実装の「鶯丸」は、実装済大包平の歌声に合うようなお上品な声ならとっても嬉しいです。

●鶯丸実装して欲しいです!大包平と一緒に歌って!大包平の声大きいけど頑張って👍
鶯丸の歌声は優しい感じがいいです。ソロ曲歌いそう。

大包平推しで鶯丸実装を待っているのですが、大包平がパキッとしたまっすぐな力強い歌い方が印象的なので、逆に柔らかい包み込むような春風みたいな歌声だと最高かも……と勝手に思っています。でも大包平も村雲江とのTimelineで柔らかい歌声を披露しているので、デュエットした時にバッチリ合う波長の歌声だと嬉しいです。フワッとしていますが…

大包平をあしらいつつ見守る優しい鶯丸だといいな。 古備前には品を見せつけてほしい。ミュの大包平が堂々とした歌いっぷりだったのでそれの対比となりつつ、朗々とした老成した歌い方だと嬉しい。柔らかな弦楽器系統の声がいいですね。

●鶯丸は高音が無理なくキレイに出せるかただと嬉しいです。それで鶴丸国永のド迫力主メロの上ハモやってくれたら昇天します(鳥コンビ推し審神者

●鶯丸、高音が透き通るように綺麗な歌声だといいなと思います。そして鶴丸とデュエットしてほしいなと。

個人的にとても楽しみにしている鶯丸!品、優しさ、柔らかさと美しい高音、ぜひ実装してほしい要素だらけです…。なにしろ春を連れてくる初音の鳥こと鶯、やっぱり歌声の選定にはこだわりがあってほしい!まっすぐで力強い大包平や、変幻自在な鶴丸とのデュエットも想像するだけで楽しいですね。

 

 

【稲葉江】

●稲葉さんが実装されたら低音しっかりかっこいい系の歌声だといいな♡と楽しみにしています。

●稲葉江さんの歌声が低めで芯のある歌声だととても解釈一致です🙏

●稲葉江が実装されたら、低い声で色っぽい曲とかを大典太光世と一緒に歌ってほしいです。

●ミュでは未実装ですが稲葉江にも断然きみに恋してる!の『上目遣いでもうムーリ!』やってほしい。あの堅物がどんな表情で歌い踊るのか…見たい!!!

光世さんと稲葉先輩と肥前くんの断然君に恋してるを見てみたい。たぶん面白い絵面になる

●組み合わせは、出来れば葵咲で消えてしまった先輩でなくちゃんと刀剣男士として顕現した稲葉江と御手杵くんの組み合わせがみたいしかわいくてかっこいいオール脇差だけのやつがみたいです。

稲葉江については、ほぼ「低音」一択のリクエストでした!かっこいいですもんね、原作の渋い低音ボイス。あの賑やかなミュ江と杵くんの輪に、富田せんぱいと一緒に加わってほしい気持ちは大いにあるんですが…いかんせん彼らの歌う曲が曲なので、いろいろと試練の時になりそうですね!!笑

 

 

【粟田口】

●粟田口派はかっこかわいい担当、紳士担当、the男でギャップ担当のような感じで個性が際立っているといい

●粟田口の刀たちが実装されたら描いていた未来へを歌っているところが見たい。

絶対似合う!!お揃いの衣装で「描いていた未来へ 僕らは行くんだ!」って歌われたら、悲しくないのに胸一杯で涙出そうです。

 

推しが一期一振です。優しい歌声だったら良いと思っています。

実装おめでとうございます!!!

一期一振による断恋
絶対さにわしぬ。私は常から公演アンケートに一期一振の出陣希望を書き続けているのですが一向に実装されず……。そもそもミュには粟田口が頑なに顕現されませんよね。ステとの被りを避けているとしても、既に蜂須賀を除く初期刀や鶴丸大包平、篭手切など被っている刀剣男士はいるので何か裏があるんじゃないかとビクビクしています……。
何はともあれ一期さんの断恋、Timeline、endless nightはどうしても観たい既存曲の代表です。

一期一振は実装されましたら、高貴さの中に少しの色気と面白さが含まれているのを期待致します…話してるのと歌声のギャップで死にたいですね。

面白さ期待にちょっと笑いましたwどんな歌声が聞けるんでしょうか、本当に楽しみです。

 

刀剣乱舞では鳴狐が最推しなので…本体の儚い美声ボイスとお供ちゃんのかわいいボイスでデュエットとかしてほしい!(妄想)

●鳴狐は柔らかく、少しハスキーな歌声だと私が喜びます

●鳴狐が実装されてほしいんですが、歌うとめちゃくちゃ綺麗な中性的な声だと嬉しいな~と思ってます。そもそも歌うんか?って話ではあるんですが………

ごこちゃんだって浦島くんだって2.5実装できたんですから、もう一声なんとか…鳴狐…!

 

●先程回答を送信したのですが、書き忘れていたことがありました。
いつか鯰尾と骨喰に「Lost The Memory」を歌ってほしい。ずっとこの幻覚を見てます。

「彷徨う闇の中 見失わないように」「祈りよりも強くただ 呼びかける 君へ」を歌う鯰尾骨喰めちゃくちゃ見たいです!!

骨喰藤四郎と鯰尾藤四郎が歌う『クロニクル』が聞きたいと勝手に願望を抱いています。特に、二振りともイメージするより低音の凛とした声だったら最高だなと思っています。

骨喰藤四郎は美人な歌声であってください!!!!骨喰藤四郎の実装一生待ってます!!!!!!

 

平野藤四郎くんの実装をずっと心から待ち続けているのですが、どうかどうか幼さの中にも芯のある真っ直ぐで誠実な歌声であってほしいなと思い続けております。

薬研藤四郎は低い歌声を…鶴丸国永みたいな声と顔のギャップが欲しいですね。

●未実装ですが、薬研と乱の低音と可愛らしい声でのちょっとあやしげな楽曲のデュエットが聴きたい

聴きたい………短刀ってなんだっけ!?って言われまくるやつですよね……

●演出込で、乱藤四郎でスカレリの「ドレスの裾を翻す」が観たくてたまりません!!!!

乱藤四郎にお前が知ってるを歌ってもらうべきです大包平パートの「俺のこと全て」を「僕のこと全て」に変えて歌ってほしいです。

●乱藤四郎の実装を待っていますが、可愛い系・元気系から情熱的な色っぽい系までなんでもござれな高音が綺麗な歌声を持つ方を期待してます。

●乱ちゃんが刀ミュ本丸にきてほしいです。 きたらサビ以外は可愛いふわふわ系だけどサビはスビード感あるかっいいめのソロ曲歌ってほしい… または、断君に加わってほしい…! さらに、清光と乱ちゃんで少しギャル要素の入った可愛い楽曲を歌ってほしい…

乱ちゃん大人気でした!衣装の華やかさ、彼自身のもっているギャップが曲の振り幅への期待になっている声、めちゃくちゃ分かります!

後藤藤四郎は少し掠れがかった、色っぽい歌声だととても嬉しいです

こちらみほとせホームグラウンド審神者、ミュ物吉くんの幸運の刀回想、からのあわよくばデュエットを諦めておりません!!

●白山吉光/まほろばに
柔らかい歌声で優しく伸びやかに、でも祈るように歌って欲しい

想像するだけで美しいですね……。祈りの祭事と白山君、見てみたいです。

 

 

【来】

●愛染国俊と蛍丸に参戦してほしいです。保護者の明石がずっと一人で頑張ってますし、瑠璃色の空やかざぐるまを歌う時、その場に居ない彼らを想うかのような明石の姿を見たので…
愛染は、今剣や日向とはタイプの違う元気はつらつなキャラ(歌声)がいいなと思いつつ、ミュ本丸の明石や皆に感化された色っぽい一面も見てみたいです。蛍丸は素朴な優しさもありつつ、真打にふさわしい朗々とした歌声を聴いてみたいです。
参戦してほしい男士は大勢いますが、ミュ本丸での来派揃い踏み、個人的にずっと願っています…!

明石が歌うときに見せるあの表情、なにひとつ言葉にされてはいないのに、「来の二振がきたらきっと…!」と思わせてくれますよね。愛染君とほたちゃんの2振・明石加えて3振の個性のバランスを見たい~!

●あの明石が保護者やっているの観たいですね~! とにかく元気な子がいい。少年らしい溌剌さを感じる金管系統の歌声だといいですね。でも、明石が外れそうになったとき胸を掴んで引き留めてくれる子がいい。

 

【長船】

●長船太刀+長義さんで『Scarlet Lips』は本当に歌って見てほしい。

餅は餅屋、あるいは鬼に金棒、長船にスカレリ!!!!!!!!!

長船派もやっと江水散花雪で小竜くんが登場となったので、よく花丸などでも一緒に登場する大般若や祖である燭台切光忠の歌声も聞いてみたいです。
燭台切に関しては、色っぽい声とバラード調のゆったりした曲が1番合いそうですが、「獣」で荒々しく歌い上げる姿も見たいなと思ってます

大般若長光が実装されたら小竜と一緒にスカレリ歌って欲しいですねぇ…!!

夢じゃなくなってしまいましたね…!コワイ!!

●あと個人的には小豆さんを顕現させてうめかめソングにねじ込みたいです。ぜったいかわいいから

●小豆長光の重量感ある「情熱のSymphonia」、マタドール絶対に似合うと思うのです

それはこどもたちにみせられるやつですか!?だいじょうぶですか!!?

 

●ミュではまだ出てこない男士が多いですが、土佐組と伊達組が推し度高めなので揃って歌ってる姿が見たいです…!
それぞれの組で『漢道』を歌ってほしいのと、土佐組には『革命前夜』、伊達組には『Scarlet Lips』を歌ってほしいです!

陸奥守と肥前の「美しい悲劇」は正直観たいです。南海先生がミュ本丸に実装されてトリオが揃ったら「漢花、美しき日々よ」も聞いてみたい気もします。

陸奥守&肥前&南海先生で断然君に恋してる聞いてみたいです

DARA DARA DANCEはぜひ伊達組4人揃ってやってほしい!!!!

みっちゃん貞ちゃんに歌って踊られたら死ぬ

●太鼓鐘貞宗が実装される事があれば、王道に元気いっぱいな楽曲を歌って欲しいです。

●未実装の太鼓鐘貞宗は歌声になると少しハスキーな色っぽい声だと嬉しい

短刀カワイイ枠だと油断したら残り3振とタメ張る伊達力にふっとばされるやつですね、存じております。

 

へし切長谷部
ミュにきてほしいです。ソロも歌ってほしいのですが、特に「太刀風」を歌ってほしいです!

ラストの「さあ!さあ! かかってこい 命のやりとりをしよう 勝つのは俺だ!!」の咆哮とか死ぬほど似合いそうですね長谷部!

●個人的にへし切長谷部を推しているのですが、対主用の優しい歌声と、対その他用の低く強い歌声を使い分けてくれると嬉しいなと思います。

●もしミュに長谷部が実装されたら、「断然、君に恋してる!」を聴いてみたいです。

\主命とあらば!/

●まだ未実装の我が最推し長谷部がどうなるのか悩ましく、来てほしいような、けど客降りファンサされたら爆死しそうなので来て欲しくないような複雑な想いですが、高めの硬質なエッジの効いた歌声の人であってくれると嬉しいなと思ってます。

 

一文字派で美しい悲劇を歌ってほしい

これもまた大人味の悲劇になりそうな………

●願望というか欲望としては、御前がミュに実装された暁には加州安定を侍らせてプロローグかのら猫2匹(御前追加アレンジバージョン)、もしくは加州とBlue Lightデュエットしてくれたら召されちゃうんだけどな〜と思っております。

●未実装ですが、一文字則宗に情熱のSymphonia歌って欲しいです。

反則のやつだ!!!!!!! 「僕だけを信じて どんな悲劇も どんな闇も すべて受け止めるよ」…

山鳥毛のScarlet Lipsが来たら世界が終わるしmistake犯してほしい

お頭のスカレリ……ヤキトリ……

日光一文字のmistake

mistake犯さなそうな男のmistakeはよいものです

姫鶴など一文字揃ってのロック調の盛り上がれる曲を聞いてみたい

●今後、姫鶴一文字が実装されるのならば伸びやかさの中に漢らしさのある歌声の方が抜擢されると個人的にとても嬉しいです。『Impulse』が似合うような歌声ですと歓喜でしねます。

ビビッてんじゃねえぞモードの姫鶴お兄様のImpulse聞きたいです!!

 

太郎太刀と次郎太刀、話す声の高さと歌声の高さがそれぞれ逆転してほしい(話す声は次郎太刀が高め、歌声は太郎太刀が高めでデュエット…でもハモるよりは斉唱するか全く違うフレーズを噛み合わせるほうが合いそうな気もします)

●ところで最押し男士が太郎太刀なので太郎太刀には是非ミュ本丸に顕現して欲しくて…!!強い幻覚を毎回見ているのでらぶフェスでは今回不参加だった石切丸さんと鋭く疫病退散!!て歌っている姿を見てしまいましたが現実になる日を楽しみにまだ待っております。顕現してくれるだけで嬉しいですが、低めの声でちょっと高音苦手な感じで、切り込んでくるような鋭さを感じる歌声だと私のなけなしの神威も高まります。蜻蛉切さんと一騎討ちしてくれるはずなんですけど…すみません今日も幻覚が強くて
太郎太刀がきたら是非兼さんと歌ってほしいです軽装で。軽装の色味と髪の色と長さで色々とコンビになれると思うのですよ。ただの欲望ですが。

●実装してくれたら嬉しい男士は太郎太刀です。ゲームでの最推しというのもありますが、うっすら陰のある低音で、鋭角に彫るようなお歌が聴けたら嬉しいなと思っております。

…誠に個人的なのですが、姉川ペアを推しているので(徳川は語り尽くされているので難しいとしても)いつか一騎打ちガチバトルが拝見できたらと未だに諦められずにおります。
蜻蛉切のブルドーザーのような物量音圧に対して、暴走4トントラックのように真っ向斬り込む鋭角声の太郎太刀が実現しますようにと祈る次第であります。

ごめんなさい姉川一騎打ちに言及してくださってた方が2人もいらして、嬉しくてダブル採用させていただきました!私情です!!祭事曲で神威MAXの大太刀兄弟も見たいし、私はじろちゃんの『SA・KA・ZU・KI 華兄弟!』がほんとーーーーに聞きたいです…。

 

●私は推しが岩融なのですが、岩融、巴形薙刀とニ振りの薙刀がミュ本丸の現在では実装されているので、いつか静形薙刀も実装されて欲しいと思っていて、三振りでの楽曲が聞けたらいいなとよく考えます。

●静形薙刀と巴形薙刀でSecret Signを絶対絶対絶対ぜーーーーーーったい歌って欲しいです!!!!!!!!!!静形薙刀に「壊したりはしないさ」って歌って欲しいです!!!!!!!!どんな声質でも、どんな歌声でもどーんとこいって感じなんですが、強いて言うなら低く艶やかな声質で、セクシーに歌って欲しいですね。

静ちゃんも原作ばりの低音美声で聞けたら嬉しいですね!

 

かつんと硬質の天から降るようなお声七星剣が、ふわりと軽やかながらビロードのようになめらかな低音小烏丸とデュエットするのが見たいです!

もうこの字面で見るだけで美しい!

●最推し同田貫がもし万が一実装されたとしたら、力強くて低めの声だといいな!と思っています。彼の獣や男道で男臭さにやられ、断然君に恋してるで嫌がるのかと思いきや拳で作るタイプのハートを浴びて死にたいです

両こぶしガツン!ってやったと思ったら、カメラに♡見せつけてくるミュ田貫…おそろしい…。

●大千鳥十文字槍が最推しなのですが、実装されたら、力強く、伸びがある歌声がいいなーと思ってます!

日本一の兵の物語を朗々と歌い上げてくれる声だったらいいですね。

 

●未実装ですが、千代金丸に是非、琉球音階の曲を歌って欲しいです。乱舞祭でエイサーがあったんだから、きっと実装されると信じてます……

●もし千代金丸がミュに来たら、太刀だから力強いかっこいい歌声でも良いけど、海に解けて消えてしまいそうな儚い綺麗な歌声だったら良いなぁと思います。

●千代金丸は暖かみのあるお声の役者さんであって欲しいです。

琉球刀の彼らの雰囲気が本当に大好きなので実装されて欲しいです。花丸で千代金丸と北谷菜切が花風之唄という歌を歌ったのですが、彼らの穏やかさや器の大きさがとても現れていてそこから好きになりました。なんくるないさ〜って歌ってほしいです。

●乱舞祭22'でついにエイサーが出てきたので琉球宝剣も欲しい。欲を言えば三線弾けてほしいし浦島くんも加えて花丸映画みたいな感じの曲ほしい

花丸の琉球組・乱舞祭のエイサーと、歌関係で彼らを想起する機会が続いた2022でしたよね。海風と潮騒のような優しい楽曲と、勇壮で華やかな祝祭楽曲のギャップを見てみたいです。色合いも華やかですし…。あと別に本丸内で何が決まってる訳でもないですが、三線担当は治金くんな気がしちゃうのはもう仕方ないですよね!w

 

笹貫に少し気怠げにハレハレ祭りやって欲しいですね……!

●笹貫は艶と力強さのバランスが良いと嬉しいです。

●三日月並の色気を持つ笹貫(他人の悲鳴を楽しみたいので)

…笹貫のファンサがある世界…?こわ。 ハレハレ祭り見たいです!!!

 

●.天下五剣での楽曲が聞きたい(歌のジャンルは問わない)

●刀ミュには数珠丸、刀ミュにまだ登場していない粟田口派の鬼丸、そもそも実装すらしていない童子切などなかなか難しいとは思いますが、やはり天下五剣として世に名を轟かせた5人で歌う曲をめちゃくちゃ聞いてみたいです。

青江さんと数珠丸さんのカワイイ〜〜デュエット
もうこれほんと見たいです。二振りの雰囲気的に綺麗な曲ももちろん合うと思うのですが敢えて!どんうぉーりー的なだらだらだんす的な可愛い曲が観たいです!数珠丸さん早く来てあげて!!あなたのいない間ににっかり青江はこんなに大きくなりましたよ!!!

大包平が入れ替わり立ち替わり天下五剣それぞれと問答形式でデュエットする1部曲が見てみたいです。特に数珠丸さん(幻覚)との全然タイプの違う歌声(幻聴)のマリアージュにスゲー!!となりたい。

ということでトリに来ていただきました天下五剣!今回の鬼丸さん実装で3/5振目の実装になりましたが、まず2振の時点であの三日月からのあの大典太っていう濃さだったので、一体どうなることやら…。ミュ本丸の天下五剣揃い踏みハーモニーを聞くまでは追いかけつづけたいですね!!

 

 

パッション大賞

こちらがアンケート記事の最終項目です!!

皆さんが歌声に対する想いを豊かに表現してくださる中、直接歌声に言及されているとは限らなくても、一人で抱えておくにはあまりにもったいないフレーズが多々ありまして…。真剣に編集している時間にも、ちょこちょこと吹き出しては元気をもらっていました。

そういう読んでいて思わず顔の綻んでしまったコメントの紹介をもちまして、締めくくらせて頂きたいと思います。

●獣はもう、なんか、こう、ってなる

ダメージの入り方が生々しくて吹きましたw

 

●(美しき ひとひら)もうほんとうによかった ほんとうによかった なに? ほんとうに良い

混乱の模様をよく伝えて下さるコメント、もはや詩。

 

●ScarletLips、兼さんの登場シーンの眉毛がとても良かった。

一応歌声のアンケートではあるんですが、大丈夫です眉毛も歌に入ります!!OKです!!

 

●村正派はそもそも妖美の化身なのですが、声質が常に妖しい魅力に満ち溢れててこんなに色っぽい声なんてそうそういないだろうと個人的に思っております。歌詞がどんなに健全でももはやアンパンマンマーチですら妖しい魅力で満ち溢れさせられると個人的に思ってるくらいに色気がありますね。

おなかいたいですwww アンパンマンマーチ極「たとえ胸の傷が痛んでも…ああ アンパンマン 優しい君は…」 

 

●【獣】(恐らく初登場は…らぶフェス2017)
初のらぶフェス現地で浴びた衝撃は今も忘れないし、年々パワーアップしてるやべえ曲。
ポイ芸綺麗だし、皆全方位で牙剥いてくるしなんなん。(なんなん)
己に牙向くとこは毎年誰か死者出てるだろうし、秒で蘇生する我々審神者
…歌声の印象答えてないやん…。

最後の一行で我に返るのは卑怯やん!

 

●(菊花輪舞)にっかり青江(荒木さん)の声と歌唱も好きなのですが、この曲はそれが最高に活きている曲だと思います。私が勝手にf(ひろふみ)ゆらぎと名付けている深い味わいのあるビブラートを聴くと、心に安らぎを覚える大好きな曲です。

1/fゆらぎの親戚ですねw アリーナを包むひろふみゆらぎ。

 

●(情熱のSymphonia)
これで刀ミュに狂った
双騎で初めてこの曲聞いた日の夜は膝丸のことずっと考えてて寝れませんでした
CD音源よりライブの方が上手いの何?????
語尾ちょっと強くなりがちな所とか抑揚凄いところとか大好き
表現力がほんとにすごい何でこれ踊りながら歌える??
僕だけを信じてって膝丸に言われてから膝丸のことしか信じられません  終わりです  全て

終わってしまった…………

 

●2018年の刀剣乱舞祭のSecret Sign。友人に布教されて初めて見た刀ミュだったのですが、堀川国広の方のパートが力強く大きい声で歌われて、初めて聴いた時に1人だけ声量違くない?!と驚きました。最初のkissingの伸びがすごくてブラジルまで届くじゃんって思ってました。

堀川くんがぶちかますkissingはブラジルまで届く! これほど「公演見たことない方には意味不明なのに、見たことある方には何の話してるか一発で分かる」なひと声も中々ないですねw

 

●獣の大倶利伽羅パート(パステルあたり)
倶利伽羅はめちゃくちゃ声がわかりやすいです。(獣で長いと嬉しい)
あと歌い方がハチャメチャに好きです。

好きです「パステルあたり」。パステルあたりを歌う伽羅ちゃんかっこいいですよね。

 

●(神遊び)
本当に初めて生で見た刀ミュの歌がこれだったのですが鳥肌がたちすぎて鳥になるかと思いました。厳かで美しく、それでいて恐ろしさもあるかみさまの歌。ああ、刀剣男士はかみさまなんだな…と衝撃を受けた曲。歌詞も曲も振り付けも全てが大好きです。

他の部分の表現が非常にかっちりとされているので、「鳥になりそうなすさまじい鳥肌だったのだな…」とこちらも真剣に受け止めてしまいました。

 

●(揺ら揺らら)浦島虎徹の見た目とは反する色気のある声での、「このままどうなっちゃうんだろう」はさすがに反則お腹痛くなります

●浦島が一番オールラウンダー天使すぎていつも胸が苦しいです

●可愛い枠だと信じて止まなかった浦島虎徹のBlue Lightでより深い沼に叩き落とされた審神者です…。 切なさよりも痛々しさが迫り来る歌声に初見の時、鳥肌立ちましたし泣きました。(パライソォ…となってしまったため)

想定外の歌唱力であるじさんの心身の健康に影響を及ぼす浦島さんシリーズが続いていたのでwお大事に!!

 

●大河の水面、本当に個人的にもう最推し刀剣男士の歌声の美しさ強さ哀しさに一瞬で圧倒されて愛だ、、、としか感想が出なかったです、いつも語彙力無いのにこんな素晴らしいときにもオタクは、、無力ですね、、、、、

美しい歌の前に言葉は無力です!

 

●(Burn Out)ありがたいことに乱舞祭2022でBurn Outを生で聞くことができたのですが、治安が本当に悪くって思わず笑顔になってしまいました、大包平のサイレンみたいな声、肥前のざらついた声が最凶のハーモニーだったように感じます。

乱舞祭2022はまさに『最凶ハーモニー』の賛辞にふさわしい、あの二振にしかできない強烈なパフォーマンスでしたね!!

 

●祭22でのBurn Outの肥前くんの歌声が色気爆盛のせいで勝手にセンシティブ歌詞だと思い込んでいて歌詞カード見たら全然健全で驚きました。

これ私も思いましたw 歌詞の内容はお子様にも安心の少年漫画だし常にレディーファーストだしちっともセンシティブじゃなかった!

 

●らぶフェス2022の大包平with心覚の革命前夜、マイクの音量は全員同じなはずなのに何故か大包平の声しか聞こえない部分があった怪現象の理由が知りたい(笑)

声量が大横綱………。

 

抱きしめて、雨(こんなん狂う)

江水の曲全て(好きすぎて、死)

抱き雨にやられてしまったことが非常に分かりやすくて最高です。強すぎる、兼。


●こんぺいとうの「この心溢れさせるぜ」のところ、配信や円盤ではわかりにくいですが現地ではあのテンションでも堀川砲なんだと感じましてすごく心に残ってます

ロディアスに、シック&ロマンチックに歌ってても堀川砲は堀川砲なんですよね…。

 

●(断然!君に恋してる!)
かわいい。かわいいの大洪水。石切丸が「前髪を切った?」って歌うのズルい。前髪が真っ直ぐちゃんと切れてない人が歌うの最高すぎる。今剣がとにかく可愛いくて、可愛い曲。『らぶフェス2018』の「断然!君に恋してる!」のシーンは鬼リピ必至。

Shiny そう君は神刀!あのパート割は狙ってやっただろ!!ってなりますねw

 

●(Back Again)4曲目すみません。友達と「小狐丸がコーヒーを煎れてくれる曲」の通称で呼んでいて、以前てけさんが似たようなツイートされていてとても笑ったことがありました。それだけお伝えしたかったです。

同じような呼び方をされていることも、覚えててくださったこともほっこりしました。しかも「”見よう見まねで”淹れたコーヒー」で追加点いれてくるのずるいのよこぎさん!

 

●(海はただそこにある)私は勘のいいガキなのでこの後何が起こるのか鶴丸のセリフで察してお葬式モードで鑑賞しました。2人の歌声が可愛いです。

ウン…………………………

 

●もともと歌合のあなめでたやを聞くとうるっとくるのですが、青江単騎で初めて青江一人のあなめでたやを聴いた時に号泣してしまい、それ以降青江の公演であなめでたやを聞くと大号泣してしまい、大変思い出深い曲です……。
めでたいと思えるような人生を送って、刀剣男士にめでたいと祝われながら死にたいな(出棺)と思わせてくれる曲で、人生の指標になってます。

にっかりさん……ってほろっときながら呼んでたところに突然の出棺で飲み物吹くかと思いました。早い早い!!

 

いつも目も足りないって思うけど耳が足りない

ほんとうに!!!!!!!!!!審神者も修行に行かせてほしいです、目と耳と腕増やして帰ってきたい!!

 

 

おわりに

これにて!本当に!本当に!!アンケート報告終了です!!!!!!

お付き合いくださった方、本当にありがとうございました…!!なんとか新作前に上げられてよかった!!

以下は蛇足なので読まなくても大丈夫なやつです!!笑

 

 

個人的な話になって恐縮ですが、私がこれだけの期間刀ミュを追い続けている理由の一つに「ミュージカル」「刀剣」「乱舞」であることの意義・魅力を追い続けてくれているからがあるなと感じています。

物体の硬質さ・刀の剛さ・人の柔らかさ・神の貴さ・モノの妖しさ・キャラクターの華やかさ、豊かな多面性を楽曲との調和で見せてくれることもそう。

時には演出の茅野さんから「このままだったら歌う意味がないから芝居に戻す」*1と厳しい言葉を受けながらも、歌でこそ鮮やかに響く心情の吐露や感情の分かち合いの多様なパターンに挑んでくれることもそう。

いずれ劣らぬ個性を持つ男士たちが、8年越しの新旧チームを超えて入り乱れ、過去の楽曲からも新鮮な魅力を引き出し続けてくれることもそう。

 

そうして全力で時間を重ねてきたシリーズは、1ファンがたった1週間(途中からキャパオーバーが怖くなったので宣伝も控えに控えて!笑)とった歌声限定アンケートにさえこんな熱量が届くほどの愛を受けている、なんか途方もない作品なのだなぁ……と身に沁みて思いました。眼もちょっと沁みました。

 

これからもミュージカル刀剣乱舞には新しいシリーズ作品が生まれて、記事内で期待されていたような男士が登場して、作り手も受け手も日々変化していくと思います。道が分かれたり、バトンが引き継がれたりする日が来るかもしれません。

なんなら回答して下さった方の中にも、ひょっとしたら「いや今だったら全然違う答え方するわ!」って方がいるかもしれませんね(笑

 

あくまで2022年11月上旬という、一瞬の巡りあわせを切り取ったに過ぎないアンケートではありますが…。逆に言えば、後からどう取り返そうと思っても戻りようのない瞬間を、こうしてみっちりずっしり充実した記事記録として残させて頂けたこと、本当に幸せに思います。

 

携わる全ての方に、これからも幸いがありますように!!

 

ありがとうございましたー!!

 

 

 

 

 

 

 

*1:阿津賀志山異聞 巴里 パンフレット キャスト対談、加州と石切丸の対立の場面について

【アンケート報告】〇〇な声/歴史上の人物/楽曲中心編

 

こちらは「刀ミュ男士の歌声に関するアンケート」結果報告の第三弾です!

前回から大変長くお時間頂きまして申し訳ありません、やっとやっと書きあがりました…!

 

アンケートの概要については↓こちらの前半記事の『総合』に記載の通りで…

【アンケート報告】三日月宗近~巴形薙刀編 - Million Notes

 

↓こちらが後半記事です!

【アンケート報告】明石国行~肥前忠広編 - Million Notes

 

上二つでは男士個人に関するコメントを中心に採録させていただきましたが、その枠に収まらなかったコメントもほんとうに興味深く。是非に!!どうか!!なんとかご紹介したい!!!と思ったもののうち、「歌声が印象的だった楽曲」項中心にまとめたのがこちらの記事です。

「こんなにたくさんの刀ミュ楽曲・歌声特化の感想を共有できる機会、もう二度とないかもしれない」という気持ちで纏めたので、記事というか記念アーカイブのような感じでご覧頂けましたら…。

 

もう、すんごいです。言葉の花園ですよ。

コメントを寄せて下さった方、改めましてありがとうございました。

引き続き、頂いた回答の引用+ときどき小文字で私の合いの手というスタイルで行こうと思います。宜しくお願いします!

 

 

 

 

 

「○○な声」番外編

アンケートの設問にあったのは「好き/かっこいい/美しい/かわいい/色っぽい」の5項目でしたが、それよりもむしろこう…!と挙がった形容もとても面白かったのでこちらに纏めました。

一部は個刃編で紹介させて頂いたものと重複していますが、「同じジャンルの声で挙がる男士を見比べると楽しいな」の意図での再掲ということでよろしくお願いします!笑

●好きな歌声はにっかり青江がダントツです。音としては高めに感じるのに、落ち着いて低く甘く感じる優しい歌声が好きです。なお、推し男士は初期刀の蜂須賀虎徹です。彼の歌も応援しています。元気な歌声があったら今剣ちゃんと蜂須賀虎徹を挙げます。

取り合わせにニコーーってなっちゃいました。石切丸さんほど極端ではないですが、蜂須賀もさりげなく可愛い歌を元気に歌ってるところよく見ますよね!

●質問になかったのでこちらで…。聞くと元気になれる歌声で南泉一文字を。乱舞祭の時に聞くたびに楽しそうに歌う姿とそれを歌に乗せて届けてくれる南泉くんをいつの間にか推していました。

●上の選択肢の中でどこに入れたらいいのか悩みましたが、「聞いたら元気の出る声」枠に雲くんを推薦したいです!

●「色っぽい歌声」だけ、すんなり3名決まりました…… 本当は、全曲聞き直して決めたかったんですが、余計きまらなくなりそうですね…… あと、個人的には優しい声元気が出る声の設問もあるといいなと思いました

「元気な声」と「元気が出る声」、ある程度重複しつつも微妙に挙がる男士が分かれそうで、別項目としてアンケート取ってみたらちょっと面白いことになるかもしれませんね。ちなみに色っぽい声即答3名は加州・浦島・村正が挙げられていました。お流石…!

 

『圧倒的なパワー』の枠で蜻蛉切鶴丸国永がいます。

●私は今回どの欄にも蜻蛉さんのお名前を挙げなかったのですが、彼の歌声は自分の中だと圧倒的に「強い」に分類されるのです。ズガーン!と打って、ズガガガガーン!!!と薙ぎ払う的な…具体的に言うと湯婆婆のお客様とて砲や、かめはめ波的な圧倒的「パワーーーーーーーーーー!!!」って感じです。蜻蛉さんの次に、小狐丸さん。鶴丸さんも同じパワーーーーーーーーーー族に分類されています。

\\ヤーーーーーーーーーーーーーーーー!!!// 「ぬしさまとて許せぬ!!」って蜻蛉砲小狐砲鶴丸砲くらってみたい

「力強い歌声」枠に御手杵、小狐丸、岩融をいれたいです!!!

●私は力強い歌声が好きなのでその項目も欲しかったです。鶴丸、兼さん、大包平です。

上手さでいえば、加州や堀川、浦島君、桑名江が上がります。また、キャラクターの歌として受け止められるのは大和守や蜂須賀、松井江が上がります。カッコいいとは違う『力強さ』で選べば小狐丸や大包平大典太が上がります。選択肢の選び方も難しいですね。

堀川国広のあの小柄で可愛らしいお顔から力強い歌声が大砲のようにパーーーーン!と飛び出してくるのが大大大好きです。「力強い歌声」枠があったら私の中で堂々の第一位です。(次点、山姥切国広)

あれだけの「美しい」評価受けつつこの顔ぶれの中に名前連ねるしょご堀くん、ほんとにおもしれー脇差でいらっしゃいますよ…

 

切ない声ならまんばちゃんと肥前くんと三日月かなー

●アンケートにはなかったのですが、やさしい歌声は清麿だと思っています。1部での全体にふわっと広がるようなやさしい歌声が心覚に欠かせないと思いました。特別に技術面でここが素晴らしいというのは分からないのですが、じわっと沁みるやさしさを感じます。

●他の項目はやはりキャライメージや曲イメージに引っ張られますが、石切丸(推し)の「かわいい」はキャラや原作の低音イケボに対するあのクラリネット声のギャップが「かわいいな」ということで。「優しい声」の項目があれば、桑名くん清麿くんと一緒にそっちにはいってました。

●質問項目にはなかったのですが聞いていて安心する、穏やかになる声に桑名江と石切丸が該当すると思います!

●今回の質問項目には無かったのですが、「甘い歌声」と聞かれたら、真っ先に小竜景光を上げます!あとは源清麿千子村正御手杵あたりですかね...。個人的に甘い声が大好きなので、そこもフォーカスして頂けると私が喜びます!

「甘い・優しい声部隊」組んだら、なんかもう耳からめろめろにとろけそうな楽曲が仕上がりそうですねw『だいすき』『FLOWER』とか歌ってほしい…

●カテゴリに当てはまりきらなくて書けなかったのですが、甘い歌声と聞かれたら迷いなく蜂須賀と長曽祢さんを挙げると思います。当方軽い味覚系共感覚を持っているのですが、虎徹の3振りはみんな甘く感じます。

フォロワーさんにも共感覚お持ちの方がいるので、おお!と思いました。他の男士の声の味も伺ってみたい…!

 

●好きな歌声で村正の他にもう一振、浦島くんを挙げましたが彼もまたカテゴライズが難しく……二振はどちらも伸びの良い声で生でも音源でも大好きなので「好き」以外で表現するとすれば「聴き心地の良い声」かな?と思います。

●アンケートには入ってませんが、「印象的な声」だと断然小狐丸さまなんですよ……あえて曲を言うなら「向かう槌音」です。あの野生の獣の遠吠えのような他で聞いたことのない得難い声、素敵です。

●ここには無いですが、「まっすぐ枠」に物吉貞宗陸奥守吉行、大包平、篭手切江、桑名江などを挙げたい。ここら辺の男士は個人的に心打たれるものがあります。
「力強い枠」ならば鶴丸国永や豊前江など、歌い方によっても印象や感じ方に差が出そうです。ついでに「形容しがたい魅力枠」には巴形薙刀、松井江、石切丸、水心子正秀などだと個人的に思います。
各々個性が強い故に、纏う雰囲気だけでは表しきれないのかも、と私は感じました。別の視点のアンケートを設けたら、また新しい回答が得られるかもしれませんね。

いや本当ですね…。今回と同じ形式はさすがに無理そうですが、もしプチアンケートすることがありましたら宜しくお願いします。

 

 

歴史上の人物

2017年まではほとんどお祭り公演のお楽しみ枠でしたが、『結びの響、始まりの音』以降の作品では人間キャストの方々の歌も自分たちの曲を持ち、男士達と一緒に物語を彩ってくれていますね!ミュージカル刀剣乱舞のストーリーが、男士達の物語からより広い枠へ移って行ったのと連動しているようで胸が熱いです。

もちろんコメント欄にもたくさん挙がっていたので、こちらに纏めました!

 

右衛門作音頭/山田右衛門作 他/静かの海のパライソ

山田右衛門作の声が印象的でした。「鯨波(とき)の声」と迷いました。右衛門作まじで歌が上手いです。パライソの曲は他シリーズと違い民衆の声が多く入ってるので、鼓動が振動として伝わってきたのが印象的でした。
つはものの弁慶、双騎の瞽女、むすはじの榎本武揚、心覚の平将門など、刀剣男士以外にも歴史人物の歌が結構心に残っています。

 

To the North/榎本武揚/結びの響、始まりの音
なんですかあの人。北の人。
男士じゃないけど。なんで男士じゃないの?日本語も他の言語も聞き取りやすい。耳に馴染む歌声。楽曲自体が壮大だから声に合ってると思う。

数多いる歴史上の人物の中で、榎本さんだけは(大体↑のような”男士ではないですが…”とコメントの上で笑)好き・かっこいい・美しいetc...欄に普通に入ってる回答が多発していてめちゃくちゃ笑いました。もう流星刀の刀剣男士として登場してくれてもいいんじゃないかなあ!

●余談ですが歴史人物だと榎本さんも色っぽい歌声だなぁと感じますね。らぶフェス2022の漢道でさえバンバンに色気を感じました…。

●榎本さんの北へ向かう楽曲はインパクト、歌唱力、表現力、パフォーマンス全てパーフェクトでした。早く単騎出陣していただきたいです。

ボンボヤージュ、ムシュー・カマジロー!!

 

 

白刃の月/土方歳三 他/結びの響、始まりの音
初めて刀ミュを観て土方さんの歌が胸に刺さった
又、全員が刀を抜いて戦う中榎本さんのみが刀を抜かず歌っていたシーン。舞台で最後まで刀を抜かなかった榎本さんがいたというのを強く感じた。

落ちサビの「風を斬れ 疾れ 立ち止まるな 運命受け入れしものよ」のところ、階下の土方さんたちに歌いかけるみたいでギュッとなりますよね…。


影と響き/永見貞愛・御手杵/葵咲本紀

今回は“刀剣男士”ということで回答には含められませんでしたが、歴史上人物として、永見貞愛の歌声が大好きです……! 今回のアンケートのカテゴリとしては、可能であれば、好き・色っぽい・かわいいに入れたいところでした。
ストーリー上のギャンギャン騒がしい元気な声と、御手杵のトラウマを救い上げる“影と響き”の優しくも芯の通った歌声のギャップに完全にやられました。CDでも確認できますが、“たとえ消され『て』も たとえ焼け『て』も”の『て』の発音が溜まらなく好きです……!
また、徳川四兄弟の歌声も。それぞれ境遇が似ていて結果が正反対の、長男・四男/次男・三男の声の相性がぴったりで(双子は双子なので当然なのですがw)、“前進か死か”のパート分けも運命的だな~、と思います。
実際に舞台上で四人が揃って歌えたのが上演期間中の最初の1ヶ月強しかなかったので、再演が叶うなら是非!と切望しています。

貞愛への熱いメッセージをありがとうございます!!本公演では秀康が離脱・歌合では秀忠が不在と、映像では本当に幻になってしまったフルメンバー『前進か死か』、葵咲本紀再演が叶うならぜひ見たいです…!!

●こんにちは。刀剣男士ではありませんが、自由記述欄で主張して良いとのお言葉に甘えてまいりました。
永見貞愛の歌声が好きです!劇中はガラ悪く元気よく話していた彼が、影と響きで御手杵の問いに歌い出したときは衝撃でした。歌声がとても落ち着いていて、子どもに寄り添って言い聞かすように歌うのがたまりません。それでいて、夢語りの「影だろうが」のワンフレーズには彼自身の悲しみとやるせなさと強さが表現されていて、元気なだけじゃない多彩な心情を持つ人間として歌いあげているのが大好きです。

シリーズ作品のどの登場人物もそうですが、「覚悟を決め納得してはいるものの、深い寂寥ややるせなさもある」「全てを肯定することはできず、複雑な迷いもあるけれど、それでも大切に思っていることは確か」みたいな多面的な感情が描出されていることも魅力ですよね。あのがらっぱちな貞愛がほろ苦い一面を見せる曲、胸に迫りました。

 

おろろん子守唄/山田右衛門作・民衆/静かの海のパライソ

男士の歌ではありませんが『おろろん子守唄』の柔らかで繊細で美しく温かく、しかし切なくてか細くて、平穏さと同時にそこはかとない不穏さの漂う声、そして最後の歌声と言っていいか分からない怨嗟の声は非常に印象的です。これが好きなのは方言フェチなのもあると思うんですが、方言曲に限らず民謡や祭囃子、仕事唄といった土着みがある歌が大好きなので、どんどん増えて欲しいです!

平和で温かな日々とのコントラストを描き出す、おどろおどろしい苦悶の歌声の表現が凄かったですね…。民謡調の歌の良さも、分かります!!キラキラのアイドルソングも歌いながら、旧く豊かな唄も積極的に採り入れようとしてくれるのも刀ミュの好きなところです。

 

誰も教えてくれない/兄・弟 他/静かの海のパライソ

男士ではないですが、少年の不安定に揺らぐソプラノと、兄の下支えの歌声のハーモニーがとても美しいなと思います。凄惨な背景と男士たちの重厚なコーラスの中心に置かれた澄んだ歌声という構成にも圧倒されました。
男士の中に実際の少年声はいないので、舞台上でボーイソプラノを聴いたのがほぼ初めてなんじゃないかな、という感じだったのですが
昔に観た能『隅田川』の子方の「南無阿弥陀仏」を聴いた時のわけもなく
グワッと涙腺に来る感じを思い出しました。

●男士ではないですが、パライソ兄役横山賀三くんの声がステンドグラスのようにうつくしくて感動した記憶があります。

●パライソより「誰も教えてくれない」が好きでした。刀剣男士だけではなく島原の兄弟の歌声が好きです。命の散り際の切なさ、争いの虚しさ、苦しみを純粋に問いかけているようで印象的です。

●今回は刀剣男士での集計ですが歌声としてはパライソの兄弟もあげたいです。『誰も教えてくれない』もあどけないピュアな少年の歌声と、目の前の演出もあいまってしんどさに更に歌声で追い打ちをかけるので、ミュージカルとして成立する刀ミュだからこそだよな……と思って好きです。

 

戦う者の鎮魂歌-レクイエム-/松平信綱 ・少年・山田右衛門作/静かの海のパライソ

最初の少年のパートや最後の全員で歌うパートが特に凄くて、物語も絡み鳥肌は立ち涙も止まりませんでした。

●最後まで天草四郎としょうきち君のお兄さんが同じ俳優さんだと思わなくて、この曲の時に「あれ、この声……」と思いました。それまでは天草四郎とお兄さんであまり近い声色にしてない(?)気がするのですが、この曲の「孤独も今は味方 運命を信じて」の声の伸びが「天草四郎だ!!!戦う者全員集まったんだね……」という気がして個人的に好きなパートです。

天草四郎と”天草四郎”と少年は別の人物だけど同じだ、というのがパライソの大切なギミックだと個人的に思っているので、あの歌声に四郎を感じたというお話にグッとなりました…!!

 

いざ参らん/平将門/東京心覚

約1分という短さで将門公のカッコ良さをあんなに全面に出せるものなの。と思いました。1度聞いたら忘れられないインパクトがあると思います。CD音源ではなく、舞台上で実際に歌われている時の、がなりがより強い時の歌声の方が特に印象に残っています。忘れられません。かっこよすぎました。

いわゆる王道歌唱の美声ではないからこその強烈な個性、雷鳴のようにグワーッと轟き渡る声がもう、”平将門”の歌として最ッ高にかっこいいですよね!!!!!!

●最近沼に落ちたので、あまり詳しくないですが、榎本さん、平将門さん、いいとおもいます…!!

 

はなのうた/東京心覚

ミュージカルパートで1番泣いた歌。歴史上の人物も一緒に歌って重厚感すごかった。

●劇場で涙しました。人間の命の儚さ、尊さ、弱さ、強さ、それを花に例えながら、時代を超えて連綿と続く営みも見せる。人間と刀剣、そして神、視点の違いもよく分かる名曲です。時期も相まって心にガツンと刺さりました。

 

●歴史上人物も含まれるのなら可愛いに梵天丸、美しいに伊達政宗、格好いいに榎本さんが入りました

●春風桃李巵での伊達政宗公の歌唱には心から感動しました。どの曲も素晴らしい歌声でしたし、ファーストインパクトという意味で最も衝撃を受けたのは1曲目でしたが、特にうっとりしてしまったのは『私を綴る 私を創る』です。メロディーの美しさと政宗公の歌声の豊かさが相まって、夢を見ているかのような気分になりました。大阪の公演中止により現地での観劇が叶いませんでしたが、配信で画面越しに歌声を聴いた瞬間の衝撃は忘れられません。

分かります~!歌を聴く心地の表現の「揺蕩うような」って、ああいう感覚を言うんだなと思いました…。公演タイトルにもなっている、春風駘蕩、爛漫たる桃の花のふくよかさみたいなものがふわっと広がるようなお声でしたね。いつか政宗公と御師様の歌声をまた聴きたいです。

 

 

 

楽曲について

さてこのパートなんですが、とにかくもう編集が難しくてですね…!!

全てを公演順に並べるとずーーーっとスクロールしないと後半公演の話が出てこない&テンションのアップダウンが激しくて息切れするとか、そもそも複数回歌われてる楽曲をどこ枠に入れたらいいのとか、さりとて無秩序に並べるととても元気の良いカオスが爆誕するとか、もうどうしたらいいのかと思いまして。

少しでも楽に見て頂くには…と試行錯誤した結果、

「団体部門」

「ユニット・コンビ部門」

「感動・インパクト部門」

「落涙部門」

「テクニック部門」

「日替わり・カバー曲部門」

というカテゴリに分けたあと、各項目おおむね公演順くらいの形で纏めました。

厳密な区分けというより、読みやすさのためのふんわりした固まりと思って下さい。

 

★団体部門

刀剣乱舞

原点にして頂点

ここから全てが始まった!!類似コメント多数でした。キャストさん方からも「この曲を歌って『ああ、俺刀剣男士になったんだ』という実感がわいた」というお話が度々出てきますが、一振で歌っても全員で歌ってもその時々の物語が現れる、刀ミュの歴史が詰まった一曲だと思います。

●どの作品でも必ず歌われる曲ですが、公演ごとに全然声色が違っていて聴き比べると物凄く面白いので全公演ループで流し続けたいくらい好きです。

最初の「刀剣乱舞!強く強く」くらいまででどの公演か当てるクイズとかあったらどれくらい当たるんでしょうねw 利き乱舞!

 

刀剣乱舞/壽乱舞音曲祭

「我ら一歩も引かぬ 倒せぬ敵などあるものか」のところ惚れるしかなくないですか??

ないです!!!!!!!刃選も歌い方も最高でした…。

●生で聞いたとき音付きでも迫力が凄かったのに、無音から音付きに変わる瞬間は最も鳥肌が立ちました。

三日月のアカペラで公演が始まり、締めくくりに全員のアカペラで混じりっ気なしの声を聴かせてからぐわーーっと怒涛のように音が押し寄せるあの音曲祭の構成、どなたが考えたんでしょうね…YOSHIZUMI先生…?

 

mistake
不動の一曲
始まりの曲と言っても過言ではない。
ミュージカル刀剣乱舞とは!を体現する楽曲で、チーム三条with加州清光の黒コートでの色気のある歌声と歌詞は印象的。

刀剣乱舞』が物語としての刀ミュを代表する曲なら、こちらは”2部”という存在を持つ刀ミュ本丸を象徴する1曲って気がします!

ぶちあがりますね!あつかし当時はこんなに大きな曲になるとは思っていませんでした。全員で歌いつないでこれから先もずっとみんなで歌って踊ってこちらを煽り続けてほしいです。好きな箇所はいまつるちゃんの「琥珀色のグラスの中に」です。理由は不明ですが、妙に好きです。

実はトライアル公演では今よりキーが高かったこの曲。当時みんなキツそうに歌っていたのが印象に残っています。本公演で今のキーになって歌いやすくなって良かったです。 伝説の始まりだなと思っています。

懐かしの元祖ピコピコmistake!! 低音部分はちょっと楽そうですが、うっかりあのまま歌い継がれてたら、数多の男士が「出ねえよ!!」に苦しむことになってたでしょうねw

●初めて聴いたミュージカル刀剣乱舞の2部曲。あの衝撃は忘れることができません。刀剣男士があんなワイルドに歌い踊るのかと非常に驚きました。

今振り返っても1曲目からすんごい賭けに出た楽曲だと思いますが、それも含めてあの本丸の開拓精神が現れてる気がします。ほんとよく何もない状態から、清光と三条男士にあの曲を…。

 

歌声とは少し外れてしまいますが、『獣』はどのメンバーが歌っても最高です。小狐丸は獣感バリバリですが、大人しめな男士や美しい男士たちもそれぞれの内にある獣…漢…荒々しくも艶がある部分が見えるのでとても好きな曲です。

それですよね…。三日月も今剣ちゃんも加州も蜻蛉さんも篭手くんも小竜くんも何かのスイッチが切り替わったかのように同じ曲で大暴れする『獣』、音楽の魔力!!って感じがします。

●やっぱりこれは外せない。清楚な子も、大人しめな子もみんなオラオラになるのが最高に推せる

乱舞祭の大倶利伽羅が「己に牙を剥け〜原色のリアルに変えろ」ですごい大倶利伽羅だな、大倶利伽羅が歌うならこうだろうなと思ったのが印象的です。いわゆる解釈一致なのでしょうかね。他の男士も聞きたいけれど、大倶利伽羅が歌ってくれないかなと思いながら見ています。

伽羅ちゃんのジレンマ…!!財伽羅ちゃんver.も牧伽羅ちゃんver.も、あの燃え上がるような歌い上げ方ほんっっっとにかっこいいです。

 

蒼然百物語/真剣乱舞祭2017

竹千代ちゃん達が可愛い声で前説をしてくれたあとの、刀剣男士たちの低い歌声に何回聴いてもゾクゾクします。最高!

振り返ってみると歌合の、恐ろしさと厳かさの混合した状態を感じるような空気は『蒼然百物語』からの系譜かもしれないですね。

 

ハレハレ祭り/真剣乱舞祭2018・2022

コロナ禍でミュージカル刀剣乱舞に嵌まった審神者なのですが、2018年のハレハレも2022年のハレハレも憂鬱を吹き飛ばしてくれるお守りのような曲です。神様達が力一杯「疫病退散!」と叫んでくれているのなら、生きていてくれというのならまだ頑張ろうと思えました。

あの会場を割らんばかりの熱のこもった一声、今思い返してもじわっときます……。

 

君待ちの唄/歌合 乱舞狂乱

歌合は好きな曲がいっぱいなのですがやはり敢えてひとつ選ぶならこちらです。イントロからラストまでの完成度があまりにも高い…鍛刀というテーマにマッチした曲構成をぴったりハマる歌声で歌い上げる各男士達がとても印象に残っています。特に和泉守→蜻蛉切の繋ぎがドラマチックで大好きです。タメとメロディラインの緩急のえげつなさに毎度やられてしまいます。

「その肺に空気を吸い込めば…」「君は産声を上げるだろうーーーーーー!!」、あの儀式の成否を分けるようなパートを完璧に歌い上げる二振の頼もしさ、すんごかったですね。

 

あなめでたや/歌合 乱舞狂乱

歌合で新刀剣男士が顕現した時の祝いの曲です。当時会場で見ることが出来たのですが、新刀剣男士の顕現にびっくりしている私たち審神者をよそに、神々しくかつとても嬉しそうに刀剣男士たちが歌っていたのが印象的です。青江単騎でも青江さんが修行から帰ってきてから歌っていて、その時は青江さんが成長した姿に心がいっぱいになりながら聴いていました。

赤と青が入り混じって微笑み合う明るい歌声、華やかで晴れ晴れと柔らかくて素敵でした。

 

壽歌/壽 乱舞音曲祭

個人的に、刀ミュでバチバチにハモリが分かりやすく入ってるのはこれなんじゃないかと思いまして、印象が強いです。どの楽曲もそうですが、特に壽歌は誰か一人でも欠けたらあの歌は完成しない気がします。また、歌うとき、あれだけはっきりとパートが別れてるのでどちらかが強すぎてもいけないので、そのあたりのバランスも難しいからこそ、歌声が映える楽曲だなと思いました。

●壽歌は幾振も重なり合う歌が、日本全体を包んでくれているんだなあと感じて、その中に一筋とおる詞が歌われるのも道のようなイメージがあります。

乱舞祭と違ってバリッと決めた紋付燕尾服でしたが、あれもまた神事のような曲でした。

 

かみおくり/真剣乱舞祭2022

歌詞だけでなく、どのパートを歌っているかにも男士それぞれの役割を感じられる気がして好きです。

兼さんが「風が運ぶは花弁 落ち葉」って歌い出すのも、松井くんが「火花散らすも一興」って勇ましく歌い上げるのも、勿論大包平の「晴れ渡る空が待つだろう!!」も、これぞ!の采配でした…!!

 

えおえおあ/真剣乱舞祭2022

今年のらぶフェスのえおえおあなんですけど、
時には鎧を脱いで(小狐丸)→
全てを曝け出そうよ(兼さん)
片意地張った心が(大包平)
ほらね(浦島)の
包容力増しましリレーが
とってもいいなぁ…と思って
聴いていました。この包みこまれるような歌声は声の出し方なんですかね…🤔?

個性の違う声が、それぞれのびのびと広がっていくあの声良かったですねえ…!!

 

 

Love Story/阿津賀志山異聞

歌詞がとても好きなのと、みんなの優しくて甘い歌声が聞けるから

そろそろリバイバルしてほしいです、せっかくなら甘い声部隊を特別編成して頂いて!(笑)

 

ひとひらの風/幕末天狼傳

幕末天狼伝のEDを飾る名曲です。散っていった新撰組を切なく歌い上げる男士たちの歌声は号泣必至でした。

普段の勇ましくやんちゃな声もだいすきですが、『ひとひらの風』で「残り香 花心 夜の静寂(しじま)」とか、美しい歌詞を柔らかく歌い上げる幕末組の声が本当にいいですよね……。肩を並べて歩く坂道でふっと目を上げると「浅葱に雲が浮かんでいた」で新撰組の配色になる流れ、浅井さやか先生の詞にスパーン!と打ち抜かれた感覚でした。

 

空は知らない〜選ばれぬ者〜/幕末天狼傳2020

幕末の再演の楽曲ですが、初演のときよりもよりハーモニーが美しく磨かれていて、とても好きです。それぞれの思いや葛藤、慟哭も感じられるため、曲を聞くだけでも涙が出ます

 

Get Your Dream幕末天狼傳

天狼傅「Get Your Dream」 電子音やギターなど、尖ったサウンドが多いこの曲。当時の彼らの、少し不器用な歌い方だからこそ、曲調が光ったように思います。蜂須賀や加州などは声質が尖っているので、多分元々そういう曲って似合うと思うのですが、大和守や堀川の柔らかな声が見事にマッチしていくのが興味深かったです。和泉守や長曽祢はその中間を取り、調和役に回るような、それでも個々の歌っていうのはよく聞こえて、それぞれの魅力が感じられる。全体的に大好きな曲です。

 

Scarlet Lips/幕末天狼傳2020

色っぽさの曲ダントツ(グループ)はScarlet Lipsがほんっとやばいです。みんな色っぽすぎて動揺しました。
こんなやばいなんて知らなかった

●Scarlet Lipsです!初めて聴いた時に、男士(特に兼さんと曽祢さん)の歌声がとても素敵でそこから一気に刀ミュ沼に引きずり込まれました…

●壽のScarlet Lips、あれなんなん……?分割で映したときに抱き締め方の振り付けがそれぞれ被ってないのもすごいけど、なんちゅう宴会しとんねん……初見はびっくりしました…

「宴会だぁー☆彡」じゃないんだわ!!!ってなりますよねw歌に入る空気の緩急のつけかたがえげつなかった…。

 

新撰組で集まった時の、「オラオラァ!!!」みたいになる声も大好きです…

 

かざぐるま/三百年の子守唄

村正の艶やかで柔らかなソロに始まり、三名が高低入れ替わりながら歌われるこの曲以上の1部曲に、個人的に未だに出会えていません。初演時・再演時共に大好きです。
 この曲を最推したる青江や物吉君、ひいては6名全員で歌ってほしいとらぶフェス17まで何度も夢見ていました。速攻叶いました。
 初演の初観劇時、刀ミュくんお得意のキャパ破壊情報量で数多の記憶が吹き飛んだにも関わらず、この歌は「かざぐるまの歌」としてはっきり記憶に残っていました。美しいハーモニーと歌詞、舞台演出すべてが相まって強烈な印象を受けたのだと思います(当時一階後方席で、舞台演出が視界いっぱいに映る位置だったことも関係していたかもしれません)。
始めて観劇後にアンケートを記入したのもこの曲がきっかけです。どうしてもこの歌が好きだと制作陣に伝えたかったのです。

全部めちゃくちゃ頷きながら読みました……。本編でも祭事でも、その時その時の特別さで心に残る曲です。

●石切丸・蜻蛉切・大倶利伽羅のハーモニーが好きでした。大サビに向かってより盛り上がっていく部分が竹千代の成長と重なって、刀剣男士と人の子の関わり、過ごしてきた長い時間を思わせる感動的な歌だと思いました。

●勝手に刀ミュ男士が好きな曲歌いたい曲ランキングトップ3に入ってそうだと思っている。人数が増えるにつれ早くなっていく歌というのもかざぐるまにマッチしてて良。

「吹きかける息が増えれば そのまわりは速度を増す」、まさにその通りの構成になっている詞曲の調和の素晴らしさで、今でもふと聴くとぞわっとします。音曲祭パンフレットの「お気に入りの一曲は?」の質問で、石切丸・大倶利伽羅、そして長曽祢さんのキャストさんが挙げて下さってたのがすごく印象的でした。

●刀ミュ1部屈指の強カード。初めて聞いた時は呆然としたものです。 幅広い人数、歌い方で歌われているのでその時々で受ける印象は変わりますがなんかもううっとりしますよね。男声斉唱の圧が強さ、雄大さを醸しだしているかと思えば、ひとり歌うときの苦悩や悲しみやいっそ嘆きまで含んだようなそれが、ほんとうに風のよう。 刀剣男士からの愛の歌だなって。

 

瑠璃色の空Ⅲ/三百年の子守唄

家康の死を看取った刀剣男士たちが先の出陣をそれぞれに振り返るよう優しく歌い上げるところが好きです。人の一生を看取る、長い期間を共に過した記憶ひとつひとつを思い出しているように感じて何度も聴きたくなります。

●1部最後の曲で6振の優しい歌声がとても印象的です。あの家族のようなメンバーだからこそ表現できるあたたかさなのだと思います。ハモリが美しいです。

 

ゆめのあと/つはものどもがゆめのあと

2回目のサビ冒頭の小狐丸のシャウト?が好きですし、1番最後の「ゆめのあと」という部分に毎回心を持っていかれます。また壽音曲祭の時の御手杵の「焼け跡」という部分、歌詞と歌声がマッチしていてとても印象に残っています。この曲ひとつで色んな歌声があり、歌だけど様々な想いが台詞のように乗って聴こえて、曲としてもとても好きです。
他の曲の細かな部分でいえば『FreeStyle』の大倶利伽羅高音部分、『Can you guess what?』の青江の「今宵一夜限りの」と村正の「懺悔の美酒を」の歌声が印象的で、
また『序章』の「難しいことは〜」あたりの伸びやかな声が「和泉守兼定」にピッタリでとても好きです。

日本語×物語の豊かさがとても良く表れた楽曲だと思います。

 

いびつないし/結びの響、始まりの音

1人ずつ同じメロディーで最後は同じ言葉を歌い上げるのですが、それぞれの声の色が出ていて聴いていて心地いいです。物語の佳境での歌なのでとても印象的でした。

「いびつないし ひとつとて同じ■■なし」のリフレイン、耳に残ります。

序章/結びの響、始まりの音

物語の終わりにこれが始まりと歌う寂しさと緊張感を、大和守と陸奥守が同じ未来を見据えて歌う姿にグッときました。

沖田君と龍馬さんの影響を強く受けたあの二振が「去り行く時代」「長い旅のはじめ」を一緒に歌う声は堪りません…。

決戦の鬨/結びの響、始まりの音

全員の歌声が揃った時の歌声が今までの中で1番バランスが取れて素敵に聞こえるのがむすはじ組だと個人的に思いました。
その中でも表題曲であり、戦いとそれぞれの「物語」がとても良い比率で表現されていて印象的でした。

むすはじ組って各々少しずつ個性のある「軽・爽・甘」+深く力強い音の兼さん・低め渋めの音を割り当てられてる曽祢さんが加わるみたいなイメージなんですが、決戦の鬨みたいな疾走感のある楽曲になるとその二振もフワッと軽量化&加速かかって、少年漫画の主題歌みたいな爽快感のある歌声になる気がします。

 

揺ら揺らら/静かの海のパライソ

(ピンポイントならラスサビ前の大倶利伽羅の「どうせ一度の命」)を生で聴いたときの、脳みそがぐちゃぐちゃになって痺れた感覚が忘れられません。少し大人びたような、夢の中に誘われるような、現実と夢の境目が分からなくなるような歌を、日向くんや浦島くんが大人びた声色で歌っているのも印象的でした。

あそこの俱利伽羅砲、脳にジン!って響く感じありますね確かに…。

●初めての刀ミュで1番印象に残って引き込まれた楽曲でした。
鶴丸の歌い出しで始まる妖艶な感じが素敵です。
サビの部分の歌詞も切なくて、歌い方も力強いと言うよりは、どこか切なくなるような気持ちになる大好きな曲です。
特に「どうせ一夜の夢さ 心ほどいてみせて」と「一夜限りの奇跡 巡り会えたあなたへ」という歌詞が天才的すぎて、それを歌いこなすパライソ組の歌声も半端なく好きです。

わかります~~~~あのメンバーの「どうせ一夜の夢」は色んな方向にやられる…!!

 

心覚の1部曲全て
本公演を見たのが心覚で二作品目でした。一番最初に見たパライソとは違い、なんだか時代もバラバラで沢山歴史上の人達が出てくる?!と始終混乱しきりでしたが、刀剣男士たちと歴史人物たちが歌い上げる「心」や「風景」に、コロナの影響でボロボロになった心をすくい上げてもらったような気持ちになりました。こんなに私を救ってくれたのに、「問わず語り」で「♪聞いて欲しかった ひとりごと」と締めくくられるのもなんだかぐっと来てしまいました。彼らの意図したものとは違う、私によって歪められてしまった受け止め方をしているかもしれませんが、確実に心に届きました。今でも、元気がない時にここおぼ1部の曲を聞いています。

 

問わず語り/東京心覚・真剣乱舞祭2022

この曲もですが、桑名の歌い出しがとても良い。あたたかい歌声がスッと曲に引き込んでくれる力があるような気がします。パートの順番も良い…東京心覚組、全シリーズの中で最も歌声のバランスが良いと個人的に思っているのですが、そのバランスの良さが遺憾無く発揮されている曲だなと。正直東京心覚はどの曲も素晴らしく、選べません…

本当に。それぞれ色彩の異なる曲がどれも叙情豊かで、心覚のアルバムを聴いていると美しい詩撰集のページをめくっているような気分になります。

何かを訴えてくるような歌声で綺麗でした

●とても壮大な曲、だけど優しく暖かく包み込むような穏やかさと、激しくも荒々しい強さを感じる素晴らしい曲、新しい時代、新しい男士達に相応しい曲だと思います。

●いややっぱこれですよ。ミュージカル刀剣乱舞のエンディング。
ハモりがあまりにも綺麗で、あの美しさはどんなに歌が上手くても1人じゃ絶対に再現できない種類のもので、そのことが問わずがたりが隣に誰かがいて初めて完成する、即ち誰かがいること或いはいたことの証明であることを表してると勝手に解釈して今これを書きながら泣いてる(泣いてる)

ここでご紹介した以外にも、心覚での印象/乱舞祭での印象/それぞれのパートを歌う男士の歌声/それを聞いたときの想いなど、『問わず語り』に関しては、本当にさまざまな形でのコメントが届いていました。あの本丸の「聞いてほしかったひとりごと」が、聴いた方の中でたくさんの芽を生んでいることに胸いっぱいです…。

 

革命前夜/東京心覚・真剣乱舞祭2022

始めようRevolutionの豊前江、明るく真っ直ぐな声色がとても彼らしく好きで、五月雨江、村雲江の声も生かされているととても感じる。らぶフェス5月公演での大包平のRebirthの力強さに活力をもらった。心覚メンバーの時はじわじわと革命へ進んでいく感じだったのが、大包平投入のときはそのフレーズだけで全く印象が変わった。

あの「リ・バース!!」すごかったですね!! ズ・バン!とかド・カン!!とか、何かを打ち破るオノマトペめいた貫通力がありました…。それと対比したときのオリジナルメンバーの、足並みそろえて一歩一歩前進する感じも言い得て妙だと思います。

メンバーの違いによる個性が際立っていた曲になります。真剣乱舞祭2022にて前半の大典太光世不在の代打として大包平が歌っていたのが印象深かったです。大型公演では従来のメンバーとは違うメンバーで楽曲を披露することがよくありますが、この曲では1名だけ違う上に不在のメンバーがとても歌の上手いメンバーだったので後任の荷が重いのではと思っていたのですが、混じってもなお際立つ大包平、間奏中のソロパートも存在感と個性を叩き出していたのが素晴らしかったです。

 

刀剣乱舞江水散花雪
公演中の歌声ならこれがダントツで力強いと思います。最後の方に歌っているのもあって、見る側も公演中の様々な思いが乗ってより力強く聞こえてるのかもしれないです。江水組はみんな歌声が強い。

強い。中々あそこまで、文字通り”この身 燃え尽きるとも!!”とばかり全員全身全霊で歌い上げることって無いですもんね…。

漢道/江水散花雪

個々で聴くと優しく繊細な歌声なのに、全員集まると何故か雄々しくなる江水組の漢道が好きすぎて、何度も何度もアーカイブでリピートしています。この曲はCD音源じゃなくてライブ音源でそのまま欲しい!ってくらい、刀剣男士たちの熱気が伝わってきて大好きです。ALL FOR ONEとの温度差が激しすぎる。

あのライブ音源版「漢゛道゛ィ゛!!!!!!!」がないと物足りなく感じる体にされてしまいました!!笑

 

STARTING NOW/江おんすていじ

松井や五月雨辺りの割とくーるな(いめーじがある)めんつがめちゃくちゃ笑顔で明るく華やかにあたかもあいどるかのように歌うので個人的に元気が出ます。仲良いね、楽しそうだね、良かったね篭手切……という気持ちでいっぱいです。よかった。

ほんとうによかった……………(;;)大千秋楽のぐらんどふぃなあれを、皆揃って笑顔で迎えられましたね!!よかった!!!

 

 

★ユニット・コンビ部門

うたかたの子守唄/阿津賀志山異聞/小狐丸、石切丸

小狐丸と石切丸のユニゾンが心地よくて初めて聴いた時からずっと好きです!溶け合って1人に聴こえる理想のユニゾンって感じではないけど、2振りの声がそれぞれ聴こえてちょっとざらつきながらも絶妙に混ざりあった感じが良いなと思います。記憶違いでなければ、歌合でもちょっと2振りのユニゾンがあってテンションが上がりました。またこの2振りの歌が聴きたいです

確かにこの2振のユニゾンって地味にレア。歌合でも「ひるめのかみを…」のところで少しやってくれてましたね!

 

返歌 名残月/阿津賀志山異聞/三日月、岩融
初めて見た本編は阿津賀志山だったのですが、同じ曲を少しずつアレンジして本編中ずっと記憶に残るような、初めての体験を刀ミュでしたのでこの曲を選びました。終盤の曲はどれも涙腺を崩壊させてくるので好きです。「散るは火の花」と迷いました。
また「巣立ちの舞」「三日月の舞」「無常の風」あたりの舞曲。綺麗な舞に見とれ、それを引き立たせている歌は印象深いです。

確かに!!ってこれを読んで思いました。個刃編でも三日月に対して「目で聴く」って表現が出ていましたが、”視覚の美しさと調和して引き立てる歌声”ってジャンルもあるかもしれませんね。


向かう槌音/(阿津賀志山異聞 巴里)・壽 乱舞音曲祭/三日月、小狐丸

掛け合いがかっこいい。ハモリがとても心地よく聞こえる。和って感じが凄いですね。この組み合わせはラスボス。

前半は二振で歌い方を揃え、後半の「冴え冴え」で突然三日月の素声に戻す展開。歌詞と声質がリンクしているので気に入っている。

わかります!!!!あそこのカンと冴えた三日月の声すごく良かった…!!

●ぞの小狐丸とまり近の、他の楽曲とは違い、能を意識した発声方法でのデュエットということで、ミュージカルでありながら能の舞台を見ているような、不思議な感覚でした。あえて歌い方を能に寄せていることで、なにか神聖なものを見ているようでいい意味で緊張します。

● 私が予習ゼロで初めて刀剣乱舞という作品に触れたのが壽の4DXだったのですが、2.5次元の圧倒的クオリティに終始大興奮しながら、最後にとどめを刺されたのがこの曲でした。小狐丸様のあの歌声、本当に出せる人いるんだ!?!?!?三日月さんと小狐丸様の声の重なり方、綺麗すぎない!?!?なんだこのクオリティは!?!?!?と映画館で涙を流し、友人や家族に伝えて回るくらい、ふたりの歌声に圧倒されました。

いやーーー音曲祭『向かう槌音』で刀剣乱舞に飛び込むのは相当うらやましい出会い方ですね…!!?笑 ほんとにある種ラスボスというか、三日月・こぎさんっていうあのカンパニーの軸代表の軸たるゆえんみたいな楽曲ですもん。最高。

 

のら猫二匹/幕末天狼傳2020/加州、安定

二振りのキャラに合っているちょっとイタズラっぽい歌い方にくわえ、この上ない“猫っぽさ”を感じる歌声がとても印象的でした。初見ではあまりの可愛らしさに「なにがおきてるんだ???」と語彙が全て抜け落ちるほどの衝撃でした

●かわいくて切なくて愛おしくて配信見ながら息を飲みました。

こういう沖田組が見たいとずっと思っていたから。

「正反対に見えて似た者同士の喧嘩仲間」を表すのにあんな完璧なことある!?ってなります。

 

沈んだ星/幕末天狼傳2020/蜂須賀・和泉守

有澤さんこんなに上手いの!?って衝撃を受けました。江戸っ子口調が優しいメロディに乗った時の色気たまりません。そこからの「合わせ鏡」(もういっそのこと天狼縛りで行きます笑)阪本さんの歌声明朗快活すぎて歌のお兄さんみたいだな!って思ってたのですがお兄さん本領発揮というか…むしろ母性というか…。短い曲ですが泣きそうになります。 祭のTimelineだけじゃ足りない…早く土方組のデュエットを浴びるほど聞きたい……

 

Impulse/三百年の子守唄2019/村正、蜻蛉切
歌が!!!!うまい!!!!!
この2人を同派で刀ミュに出そうと思った人、分かってる。天才。客席にあまり目を向けない、ふた振りが互いを信頼し切ったような雰囲気を感じてとても好き。耳が僥倖。

● 待ち望んでいた村正派のデュエット! カラーの違うお二人の声の素晴らしさを際立たせるデュエット曲だと思います。劇場で聴いた時にお二人の歌がうますぎてペンライトを握りしめながら笑いそうになるほどでした。遠慮なしに歌い合えるしこの人なら大丈夫と演者さん同士の信頼も垣間見える楽曲と思ってます。フォロワーさんが先日「歌唱力大怪獣バトル」と表現されてて笑いました。壽では毎日違う表現のImpulse聞けて幸せでした。

●2人の歌唱力がとんでもなく素晴らしいのは三百年初演からわかってましたし、もっと以前から知ってた方たちも多いと思いますが、2.5のミュージカルでここまでの歌を聴かせてもらえるのかと感動しました。 初めて劇場で観たときは放心してしまって直後の客降りにしばらく反応できませんでした笑 歌唱力×歌唱力はとんでもなかったです。 お互いの良さを殺すことなく相乗効果でさらに魅力的でカッコよく、現在進行形でまだまだ進化されてるのも凄いです。

考えてみればいわゆる一般ミュージカルで、男声×男声のここまでバッチバチに切り結ぶようなデュエットってすごく限定されますから、そういう意味でも贅沢な話ですね…。

 

巣立ちの舞/源氏双騎 SOGA/髭切、膝丸

SOGAの曲も皆好きなのですが歌声でいうと
『巣立ちの舞』
兄の舞に合わせて弟は静かで淑やかに
弟の舞に合わせて兄は力強く雄々しく
普段の歌声から変えてくれる事がとても好きです。

確かにそのとおりの歌いぶりでしたね!「和事の十郎・荒事の五郎」の対比が随所に見られるのが、曽我物語のリスペクト公演として本当に素敵でした。

 

●静寂の闘志/源氏双騎 SOGA/髭切、膝丸

「静寂の闘志」の膝丸がめちゃくちゃラップ上手くて大好きです。声も張りがあって凄くかっこいいし、髭切との掛け合いになると柔と剛という感じがして耳が楽しいです。

●上記のお前が知ってるは思いの力強さを声に乗せて前に出す楽曲だなと記載しましたが、この曲はそれとは対照的に静かにふつふつとさせる感情が込められてる曲だなと思いました。 各々の歌い方も髭切はスンッと静かににこやかに構えてる感じが出ていますが、膝丸はキリッと前のめりな感じで歌っているのが現れていて1度で2度(それ以上)楽しめる楽曲だなと思います。

 

誰のモノでもない人生/結びの響、始まりの音/和泉守、巴形薙刀

巴形薙刀の少し癖のあるリズミカルで陽気な歌声と、和泉守兼定のぶわっと広がるような歌声が見事に対照的で面白いなと感じました。2振りとも歌が上手くそれぞれの色がしっかりあって、キャラとしてのイメージは逆だけど、ストレートで一辺倒でないところが奥深く聴きごたえがあるなぁ、と。

●力強い歌声がよりはっきりと出ていて曲を自分のものにしている感が強かったため

●個人的に死にたくなるくらいメンタルやられてて、もし刀ミュに出会ってなければこの曲にで合わなければ今自分の人生を生きてることすら危ぶまれたなと思います。特に歌詞や和泉守兼定と巴形薙刀の自信に溢れた歌がなければ、今の私はいなかったなと思います。

「この曲のおかげで●●が変わった」という声をとてもよく聞く、ミュ本丸きってのファイトソングですね!

 

S/葵咲本紀/明石国行、御手杵、篭手切江

パフォーマンスもそうですが声のしっとり感や色気が凄すぎて、何度聴いても興奮してしまいます。あの曲をあの面子でやるのもずるいなあ、、、と思います。

公演前の時点で仮歌の音源だけ聞いて、さあ6振のうち誰がこの曲歌ってるでしょう?ってクイズ出されても絶対正解できなかったですw3振3様の、公演とはまた違った声を聴かせてくれるのが楽しいです。

 

静かの海/静かの海のパライソ/鶴丸国永、大倶利伽羅
この曲は配信で見たときも現地で観劇したときも鳥肌が立ったことが忘れられません。
美しいハーモニーに、歌詞に合った優しい歌声、最後の一音を歌い終わった後の寂寥感。
天まで突き抜けるような、それでいて柔らかく透き通った歌声は、今いる場所とは違う、どこか遠いところを想起させられるようなもので、相反する悲哀と福音の響きを内包したとても不思議な楽曲だと感じています。
見栄えのする振り付けがなくとも空間を掌握し、観客を惹きつけ魅了したあの歌は、副題の静かの海ついて言及したことも含めて、作中屈指の名曲だと思います。

倶利伽羅、こんな綺麗な歌声しているんだ!?となった楽曲です。普段口では馴れ合わないと言いつつ、歌では鶴丸に寄り添っているのが分かるような歌声でした。

●静かの海のパライソでの鶴丸と大倶利伽羅による静かの海、
円盤のドキュメンタリー中で来夢くんが伴奏も無しで何気なく歌い出し
それに続く牧島くんの歌声にハッと惹きつけられ思わず聴き入った
そういうシーン大好きなのでこれからもいっぱい収録してくれさい(突然の願望)

あれ最高でしたねーーーーーーーよく撮っててくださいました……。バクステ・ドキュメンタリーの中でも屈指の印象的なシーンです。

 

Yellow Sac Spider/静かの海のパライソ/大倶利伽羅/豊前

初めて聞いた時に心臓持っていかれた曲です。ドクッとしました。大倶利伽羅の低音と豊前江の低音の重なりが素敵です。

やりやがった!!!!!!(愛)って思いました初見時。

豊前江、大倶利伽羅、どちらも声に芯のある印象があって、とてもマッチしていて、パライソ一部ではどこまでも優しかった豊前二部での振り幅にゾクゾクした。 豊前江推しなので贔屓目もあるかもしれないのですが、声に芯があって真っ直ぐな歌い方を良くする彼の、気持ち息多めの声がとてもセクシーに感じる。 2番正体不明の熱は夢か幻かの幻か、の妖しさが好きポイント。 大倶利伽羅のしゃぶり尽くされてるようさの尽されてるで少し裏声より?になっていて抜けて、そのあと「さ」で伸ばすと伸ばすところに柔らかさ優しさを感じた。

 

雨と雲と犬/東京心覚/五月雨江、村雲江
分厚い雲が立ち込め、地面に雨がパラパラと降り注ぐ中で、パシャパシャとステップを踏んで軽やかに踊るような二振の歌声とお洒落な曲調に一瞬で心を惹かれました。印象の違う二つの歌声が手を取り合ってダンスをするように重なり合うのも大好きです。

雨の中で踊る二振のイメージ!素敵です…!!

●可愛い。
雨さんの「あっめ、に〜♪」の部分が好き。
雲さんの「くーもーに〜♪」の部分も好き。リズムが独特で曲だけだと普通だけど二振りの歌声があると楽曲として楽しめるからすごい。わんの一言ずつも可愛い。

あそこの歌い方の違い良いですよね!!聞けば聞くほど味わい深い曲です。

 

未だ視ぬ世界/東京心覚/大典太、ソハヤ

初めて聴いたのは真剣乱舞祭(配信)だったと思います。こんなに動いてるのにどうして二人共こんなに安定してるんだ…腹から声が出てるぞ…うまい…

●とにかくカッコイイ。大典太のズーンと響く低音とポーンと上がるハイトーンがピアノっぽい

 

illusion of my heart/東京心覚/水心子、清麿

『らぶフェス2022』の大阪公演で初めて聴いて、めちゃくちゃハマった曲。水心子と清麿のハモリも最高だし、声の相性も最高。さらに振り付けもかわいいという。強い。ハマる要素しかなかった。

天保江戸、彼らはとてもかわいい面・真面目な面が目立ちますが、この楽曲で見せた色っぽさに落ちた審神者は多いのではないのでしょうか。

 

SUPER DUPER DAY/江水散花雪/小竜、南泉

江水本公演ももちろん印象に残っているのですが(ジャケット着る演出は神でした)あちらでは小竜役の長田さんが怪我で後半は振り付けフルで出来なかったので…。乱舞祭で動いて踊ってる小竜景光を観れて泣きました。あと単純にこの曲は、元気なお兄ちゃんの南泉&爽やかなお兄さんの小竜、という組み合わせが解釈完全一致なので大好きな曲です。

●SUPER DUPER DAY らぶフェス2022で初めて聞いたんだけど、なんかすっっっごい好きでCDも買ってしまった… でもあのlive音源がまた聞きたい。元気な南泉と落ち着いた小竜の歌声が合いますね…目覚ましにしてます。

 

Burn Out/江水散花雪/大包平肥前
両者歌声がガツガツしてて互いに互いを侵略しながら歌ってるようで迫力がある大包平は声がデケェし歌も上手い、声を張っているのに伸びやかな声ですごい。肥前は独特の声質を活かしきってて良い。

がなりが、好きなんですよね......。 肥前役の石川さんが公演時にやる、激しい歌い方が最高です。音源聞いて、「あっ、こういう歌詞で本来こういう歌い方なんだ」ってなりました笑 大包平役松島さんの声も、自信たっぷりで大包平を体現しているようでにんまりしていました。

●江水『Burn Out』の肥前。今日円盤届きましたがまだ見返しておらず、ソロCD音源で聴いて初めて気付いたことですが、ミュ肥前の英語混じり歌詞、最高にナチュラルで格好良くて、聴いていて気持ちが良いので最近毎日出勤時エンドレスリピートしてます。特に2番歌詞「Gimme gimme 手渡してくれよ One way ticket」の所が好きです。そのうち乱舞祭でAll 英語歌詞のロックな楽曲も歌って欲しいくらいにはミュ肥前の中のお方のファンになりました。

二振とも、あの尖った曲の歌いこなしっぷりは見事の一語でした!!

 

Kizuna/壽 乱舞音曲祭/三日月、膝丸、桑名
 双騎2020から刀ミュにはまったため、初めてリアルタイムで見守った特別公演が壽だったのですが、この曲が大変印象に残りました。
 当時はまだまだ知らない曲も多く、「とりあえず膝丸に集中しよう」と思って観ていました。すでに双騎2019のブルーレイを入手していたので、最初は「知ってる曲が出てきた!」と思っていたのですが、回を重ねていくごとに3振りの歌声の重なり合いが好きになっていきました。今思うと、膝丸の高音の美しさや、桑名の声の豊かな響き、三日月の優しくて安定感のある歌声など、三者三様の歌声の良さが存分に発揮されたとてもいい選曲だったなあとしみじみとしてしまいます。
 その後私は東京心覚がガッチリはまってミュ桑名の沼に深く沈んでいくことになりましたが、歴史に対する捉え方も三者三様な3振りだけに、いつか本公演で絡むことがあったら嬉しいなあと思っています。

お祭り公演の、「なんで!?」っていう組み合わせだからこそ味わえる個性の調和ってありますよね。確かに、男士としても三日月・膝丸・桑名が喋っているところ見てみたいです。ほのぼのシーンだとボケonボケonボケで収集付かなくなりそうなので、大真面目なやつで…(笑

 

 

刀剣乱舞春風桃李巵/大倶利伽羅鶴丸
2人の声のタイプが似ていて、2人で同じ旋律歌ってもいい感じに村正派みたいに個々がたつかなー?と思いきや、ピッタリハマりすぎて1人の別の人の声に聞こえてきた時はすごい衝撃で意識が吹っ飛びましたし鳥肌が立ちました。

ねーーーー!!違う歌い方してるときは全然違うのに、何かの拍子で歌い方が重なるとフッと境界が溶け合うように重なるミュ伊達なんなんでしょうね。

 

DARA DARA DANCE/春風桃李巵/大倶利伽羅鶴丸

あまりにもそれまでの2振の印象と違くて一瞬大困惑した後大興奮してまったので。低音筆頭2振があんなギャルみたいな可愛い曲を可愛くど低音で歌うとは思わなかったです。

ド低音のギャルに腹筋討死しました。そんなのずるい。確かに伽羅ちゃんはオラオラで鶴さんはノリノリで楽しかったですけど!!

 


★感動・インパクト部門

返歌 名残月/壽乱舞音曲祭/三日月、小狐丸

壽の返歌 名残月の「今咲き誇る 花の憐れよ」でぐわ〜っと三日月の声量が増すところが、(刀剣乱舞というコンテンツにおける)三日月宗近の格の違いというか、存在感の大きさのようなものを感じて、とても好きです。
また、この部分を聞くたびに、(返歌 名残月はトライアル公演の楽曲ですので)トライアル公演から出演している麻璃央くんがそのような風格を醸し出せるようになったという事実や、ミュージカル刀剣乱舞の5年という歳月に想いを馳せてしまいます。

 

kiss for all the world/加州単騎2017/加州
加州が推しだったので軽い気持ちで
厚樫山を見て単騎出陣を見たらその時に
この曲と出会いドスの効いた歌、であまりにもかっこよくて色っぽくてびっくりしました。ビブラートが綺麗…。加州どうしたの?!ってなるほどびっくりしてかっこよくて改めて惚れて、大好きになりました

 

理由の在処~厳島 ver.~刀剣乱舞in厳島神社/堀川、和泉守

正直今までで一番といっても良いほど好きな曲です。一夜だけしか日の目をみることが無かったので自分の中で伝説にしています。この時まではまだ兼さんの歌声にはそこまで惹かれていませんでしたが、この理由の在処を聴いたときに兼さんは成長できる伸びしろがあると確信しました。信じようと思わせてくれた一曲です。

あの兼さんパート込みの理由の在処をまた聴きたい、一日だけしかやらないのあまりに惜しいそれが良いのかもしれないけど!って、フォロワーさんとずーーーーーーっと言ってます…

 

空は知らない~選ばれぬ者~/幕末天狼傳2020

刀ミュにハマる予定はなかったのに、幕末天狼傳再演の「空は知らない〜選ばれぬ者の堀川くん歌うソロパート「空がそこにあるように それは当たり前のこと」の劇場に力強く響き渡る声があまりにも圧倒的で格好良くて堀川くんにハマりました…

「こんなはずじゃなかった」って思いながらハマる沼ほど深いんですよね…

 

ただ、勝つために/三百年の子守唄/蜻蛉切

殺陣をしながら険しい表情で歌い上げる姿があまりに圧倒的で、蜻蛉切が目の前にいる…!」となった思い出の曲です。戦場の臨場感が半端なく、一気に引き込まれました。歌い終わった後、あまりにも曲に入り込みすぎてて一瞬呆けてしまいましたが、静寂の後爆音の拍手が一気に会場に広がったのを鮮明に覚えています。たまに初演の若武者っぷりと再演の威風堂々っぷりを聴き比べてはうっとりしています。

蜻蛉切さんの「ただ、勝つために」で度肝を抜かれました。劇中でそこまでも上手いな、素敵な声だなと思っていましたが、爆発しました。ほんとに、爆発でした。威力が桁違い……

歌詞も、曲も、歌声もなにもかもが爆発的に強烈な一曲ですよね…。あの時点の、「ミュージカル刀剣乱舞はここまでやってくれる」をガツーン!と見せてくれた一曲だったように思っています。

 

Real Love/真剣乱舞祭2017/蜻蛉切

初めて刀ミュを観たのが円盤のらぶフェス2017で、どの曲も良いのですが「"歌声"が印象的だった?」と問われて真っ先に思い浮かぶのは蜻蛉さんですね。言わずもがな、英語の発音の良さとあの圧倒的な歌唱力に魅了され、元々本家のゲームの方では推しじゃなかったのに、刀ミュのせいで推しになってしまった刀の一振です。w

 

ソーラン節/真剣乱舞祭2018・2022

道民なのですごく馴染みがある曲なのですが、蜻蛉切の力強い「エンヤアァァァァァァァ」に度肝抜かれました。2018ももちろんですが、2022もパワーアップしていてさらにビビりました。

 

手が届くまで/三百年の子守唄2019/石切丸、青江
あまり自分の胸の内を吐露せず、歌もしっとりした感じのが多い青江がにっこにこの笑顔で楽しそうに明るく歌ってるのに衝撃を受けました。こんな明るい歌声は中々珍しいのでは?
可愛すぎて大好きです。

合いの手(?)の可愛らしい声の出所を理解するまで時間がかかった

あの「ハイッ♡♡」誰!!!???って今でもふと聴くとびっくりしますw

 

響きあって/歌合 乱舞狂乱

歌合乱舞狂乱大千秋楽「響き合って」のにっかり青江のソロパート"刻んで" ライブビューイングで見たとき、肩あたりの仕草と抜けるような声に耳目を奪われました 推しは今も昔も鶴丸国永ですが、これはある種の恋に落ちる音だったようで、その後にっかり青江単騎出陣に通いつめ、丸亀にも行くこととなりました

 

華のうてなⅡ/つはものどもがゆめのあと/三日月

あまりに歌声が麗しかったため、一瞬我を忘れて聞き入ったことが忘れられません。様々な意味で象徴的な一曲だろうと個人的に感じています。

●半座分かつ華のうてな、の部分の声の伸びにいつも鳥肌が立ちます。

●(音曲祭ver.)演出も込みでの衝撃にはなりますが、あんな全員の目が三日月宗近にしか向いていなくて、全員の耳が三日月宗近の声にしか向いてなくて、それを承知であんなそっと優しく寂しげにアカペラで歌い始める…それを十何公演も…?とんでもねぇお方ですよね三日月宗近

「数多の耳目を集めて愛でられることにいっさい怖じること無く、あるがままに美しい三日月宗近」を佇まいで体現してくれる三日月っぷりすごかったですねえ…

 

あどうつ聲/つはものどもがゆめのあと/小狐丸

北園さんの歌声の迫力に圧倒されました。阿津賀志公演からのレベルアップ具合が凄まじくてびっくりした記憶があります。

つはもので開幕あの声音をパーン!と喰らった瞬間鳥肌が立ちました。あれ以上の衝撃は、未だありません。北園丸すごい、と今でも思い出せます。

●衝撃でした。この曲で小狐丸および北園涼氏に落ちました。抜けられません。歌から始まったことや今までになかった曲調だったことに驚き、刀ミュが始まったの頃は特別上手い印象がなかった小狐丸の歌唱に感動しました。その後にある「守るべきもの」とのギャップも最高です。 小狐丸、大きく頼もしくなりましたね。向かう槌音やtimelineも併せて大切な曲です。

開幕曲であること、独特の曲調、歌唱力向上、総合的な楽曲としての力、様々な点で強いインパクトを残していることが伺えるコメントが寄せられていました。こぎさんかっこいい!!

 

Versus/つはものどもがゆめのあと/小狐丸
つわものの配信で聞いたときもすごい個性的な声で好きだと思ったのですが、音曲祭のときに会場で聞いたときは音の広がりに圧倒されました。Ah〜!って叫ぶ声が全方位に向けてビームみたいに放たれてるように感じて総毛立つような心地でした。

●小狐丸のあの歌声を最高に格好良く聞かせてくれるこの曲が大好きなので!!!(特にサビが最高です!)

 

いちまんとはこおう/源氏双騎 SOGA/髭切、膝丸
当時あまりの可愛さに悶えました。ひらがなの歌詞を歌っている感がしっかりと歌声で表現されていて、役者さんというのはすごいなとびっくりした記憶があります。

「おいかけっこの かげぼうし!」とかめちゃくちゃ可愛いですよね…。

 

Endless Night/源氏双騎 SOGA/髭切
本家本元三日月宗近ver.は深い歌声が伸びやかに響いていて心に染み入るような1曲。ビブラートや裏声の使い方がグッとくる。
カバーの髭切ver.は三日月と比べると儚さが増したように感じる。柔らかく、しかし力強くもある美しい歌声は心が洗われていくようでもあり、背中をそっと押されているようでもある。

●髭切さんのEndless nightに一目惚れしてしまって幕末以外だと髭切さんが好きです。スポンジケーキに生クリームを伸ばしてるみたいなロングトーンの歌声が好きです。粘度が高すぎず、サラサラすぎずみたいな…

表現が好きです!生クリームの声…!

 

情熱のSymphonia/源氏双騎 SOGA/膝丸

本家本元加州清光ver.は彼の可愛さと愛らしさ、かっこよさをこれでもかと言うほど詰め込んだ1曲となっている。とても愛おしそうに歌うその声は息が詰まるほどにこちらも愛おしくなってしまう。 カバーの膝丸ver.は清光の時とは異なるアレンジが歌声にマッチしていてとても良い。かっこいいと言うよりかは色気に振っている歌声。大切な人を思って歌う切なそうな声がたまらない。

●清光とは違った良さがあり、より熱っぽいところが印象的。 

 

倒れる終焉/結びの響、始まりの音

冒頭の堀川国広和泉守兼定の掛け合い。直前の「馬鹿野郎ッ!!!!」からのこの歌詞とメロディと声の相性がなんかもう全部ずるい、ずるすぎる……こんな、こんないいんですか?!


真白な鳥/葵咲本紀/鶴丸
先に2振り素敵な鶴丸2.5次元で顕現している中現れた、当時無名の新人を依り代に選んだ鶴丸国永……ピュアでかわいい個体だと思った? 違うんだなこれがを問答無用で“理解”させた歌でした。ファーストインプレッションがこれなの強すぎます。
もちろん、今の方が更に歌唱力が上がっているのはわかっているんですけれど、そう言う問題じゃなくて。あの時の衝撃が忘れられないんです。現在はだいぶ精悍な感じになってきてますが、当時の柔らかそうな頬の少年じみた風貌から発せられる、朗々と響く低音はインパクトがありつつ耳に心地よかったですね。湧き出た感想が「何だあれ」だった思い出。

●はじめての刀ミュ本公演が葵咲だったのですが、鶴丸のこの一曲で一気に世界観に引き込まれていった感覚を今でもはっきり覚えています。うまく言語化できずに申し訳ないのですが、鶴丸の主への想いや喰えない奴加減が一気に伝わってきて、刀ミュ本丸の鶴丸ってこういう男士なんだなって理解させられた曲でもあり、背筋がゾクゾクしてこれからの展開にワクワクさせられた曲でもあります。歌声の印象をうまく文に起こせずすみません。

 

鶴の一声/葵咲本紀/鶴丸
ストーリーに直接かかわる歌でありながらコミカルさ、ミュージカル感が入っており、新鮮だった

 

キミと見上げたあの日の空に/葵咲本紀/鶴丸

鶴丸のキミと見上げたあの日の空にはとても印象的でした。ゲームからの鶴丸推しで、ミュ鶴を初めて現場で見て聞いて、物凄い鶴丸みつけてきたな、と本当に驚かされました。音楽に全く詳しくない素人なので、何がどうすごくのかはわかないですが、ずっと聞いていたい歌声だとおもってます。

 

太刀風葵咲本紀

太刀風です。ミュージカル刀剣乱舞を見た事がなかったときに、テレビで放送していた「太刀風」の鶴丸国永の最初の一声があまりにも鶴丸国永で鶴丸国永推しであったこともあり刀ミュに興味を持ちました。

正直”歌声アンケート・インパクト部門”で括ったら、そら鶴さん出ますよってパートになりますよね!笑

 

三万七千の人生/静かの海のパライソ/鶴丸、民衆

鶴丸国永の魔王のような歌声とその所業に体が震えました

●冒頭の子守唄~神の子が合唱のそれとしてインパクト大であるのに対し、一フレーズめから深く低く重く響いてきた地獄を歌わんばかりの歌声で配信だというのに耳から全身がしびれました。

●ザ・ミュージカル!!怖い!!鶴丸怖い!!!となった思い出深い曲です。葵咲本紀で垣間見えていた場慣れ感、狡猾さなどのキャラクター性がレベルアップした歌声と相まって大爆発した一曲だと思っていて、一気に鶴丸が好きになりました。

●ザ・ミュージカル!!な曲と振り付け、舞台装置?でとても印象的です。そしてあれを歌う鶴丸国永の堂々たる様子がだいすきです!!
パライソはグランドミュージカルの下敷き、というか…な作りになっているとてけさんのツイートでお見かけしたと思うのですがとても納得していて、宝塚のベルバラとか1789とかああいう作品の展開を彷彿しました。鶴丸国永があれを歌う心境がわかるとあれは涙なしでは見られないし…とても心がふるえます。

●まず群衆を地獄へ導く鶴丸の声の迫力に圧倒されました…コーラスに負けない声量を推しが身に付けていた事もすごいと思ったのですが、それを毎公演やり遂げて白き悪魔になってる姿に恐怖と興奮で鳥肌が立っていました
また曲の構成にも驚いた点がありました
この曲が王道グランドミュージカルの楽曲作りを踏襲してるという点です
この曲を聴いて真っ先に浮かんだ曲が、エリザベートの「ミルク」でした
この作中で鶴丸はある種狂言回し的なポジションも担っていると考えているのですが、そのような立ち位置のキャラが群衆に混じり煽動する、という曲と場面の構成、めちゃくちゃ「ミルク」なんですよ
ルキーニがウィーン市民を革命へ誘うように、鶴丸が島原の民を一揆へと誘う
構図同じなんですよ…そしてこの構図はグランドミュージカル王道中の王道だと思うんですよ
なのでシーンにはパライソが王道グランドミュージカルを目指しているのだという方向性がはっきり見て取れるシーンでもあると思っているので、そういう意味でもとても印象的な楽曲です

『三万七千の人生(ライブ)』については、あまり男士が見せることのない『恐怖』を抱かせる類の歌声と物語上の役割の重さ、内心を圧し殺して悪役に徹する鶴丸の役者ぶり、加えていわゆるグランドミュージカルを彷彿とさせる演出が相俟ってか、上記以外にも熱のこもった文章が多数寄せられていました。「さあ聴かせてみろ お前達の歌を!」と煽り立てながら大幣のタクトで民衆をひとつにして地獄への道を先導する姿は、本当に『ミルク』のルキーニ、『民衆の歌』のアンジョルラス達、『誰のために踊らされているのか』のロベスピエールあたりを悪魔合体させたような立ち位置の曲ですよね…。

 

白き息/静かの海のパライソ/大倶利伽羅

大俱利伽羅の『白き息』が、歌声が予想以上に重低音で驚いたのと甘さも感じる響きで、この公演ですっかり牧島さんの大俱利伽羅のファンになったので印象に残っています。

●白き息はパライソ1部の大倶利伽羅の曲なのですが、息を吐く、サビに向かい上がるなど見どころ聞きどころが多く大倶利伽羅役の牧島さんの上手さがとても分かる曲だと思います。

●ホール全体に響き渡る力強いサビに、倶利伽羅の強い意志や三百年での葛藤への現時点での答えを感じられるようで非常に印象的でした。その一方で、捧げる花も、や、その背にたたまれた白き羽の部分などは、力強さを残しつつも優しさややるせなさを感じさせる声の震えが伴われているなど、曲中での雄弁な歌声の変化も心に残っています。

 

明け暗れ刻・明けに染まる刻・遺された志/静かの海のパライソ/豊前江・松井江
推しが歌っているから好きというのはもちろんですが、それを抜きにしても明け暗れ刻と明けに染まる刻はパライソ楽曲の中でも特に好きです。悲壮感の強いパライソの中でもこの二曲には希望を感じることができ、豊前江の伸びやかで力強い歌声が印象的です。同様に遺された志も決して明るくはない場面の後に歌われる曲ですが、場面の悲しさを受け入れつつ役や観客を明るい方向に向かせてくれる歌声だと思います。「朝」や「風」という豊前江らしいワードを力強く高らかに歌っているこれらの曲が大好きです。

 

Supernova/静かの海のパライソ/松井江

何回聞いても歌詞の意味が意味わからんすぎるのに、松井江くんの独特なハスキーボイスで歌われるとかっこよくてたまらん歌にきこえました。

●初めてみた本公演の2部曲です。全て勝手な印象なのですが1部で聞いてた松井江のやや低い声から想像していた歌声と、歌唱中の高音との差が癖になり耳から離れず気にいっております。ちょっとしたバグ的感覚です。

 

風の先へ/真剣乱舞祭2022/豊前江、蜻蛉切

豊前江の声の響きがすごくよくなっていてびっくりした。パライソ2020や心覚の時にはそのような印象がなかったから、とても成長を感じてよかった。

 

大地とこんにちは/東京心覚/桑名江

桑名江がミュに出ると聞いてワクワクしていたらこんなにも自分色を出してくる曲を歌ってくると思いませんでした。おーいと呼びかける時の声の伸びが最高です。

●コンコンコン、で始まったはいいけど何もわからず、わからないけど懐かしく優しい声に今でも聞くと泣きそうになる歌です。

いや本当に…初見時は場所も状況も行動もなにひとつ分からない状態で聴いた曲でしたが(笑)それでもあの声の豊かさ、温かさは心に沁みました。

 

花の雨 君の名残/江水散花雪/山姥切国広

江水散花雪の「花の雨 君の名残」の山姥切国広の歌声は、山姥切国広の歌声の良さがメチャクチャ出ていて最高だと思います。感情をあまり出さないキャラクターから出る歌声が、こんなに感情溢れる少し寂しげなものなの…!?と初めて聴いた時は衝撃を受けました。

●今までのミュで聞いたことないナマの三味線に合わせて歌うのがとても新鮮だったし、うま過ぎて毎回聞き惚れてた。

 

美しきひとひら/江水散花雪/山姥切国広

山姥切国広が誰とも重ねずひとりで歌い続けた歌のほぼ全てが江水散花雪という作品の暗喩に通じたなか、この一曲に初めて現れた「山姥切国広」の問いがずっと頭に残って離れません。「散るひとひら ひとひら」が花弁の散るような音階に聞こえてならないことも拍車をかけています。

「聞かせてほしい~」からの優しく暖かになるメロディーと山姥切の語りかけるような歌い方が好きです。 歴史の流れを見守る刀剣男士は役割上その歴史の人間たちより高い視座にいるのだと思いますが、"正しくない歴史"で"化け物に成りはてた人々"に向けて歌われるこの歌から、 刀剣男士からその時代を生きるすべての人々への確かな慈しみや愛を感じられて、改めて刀剣男士の存在や在りようが尊く愛おしいなと思いました。

 

人知れず/江水散花雪/肥前

CDの発売で「Burn Out」が公演と違いすぎて話題になりましたが、個人的には「人知れず」も肥前くんの色んな歌声が聴ける曲になってるなと思います。基本的な肥前くんの歌声のイメージは濁りがある、カサカサしてる感じで、「お前が知ってる」も公演版「Burn Out」もそれに概ね則ってる歌い方だと認識しています(ハスキーボイスが上手く理解できていないので、今回は使いません)。ただ「人知れず」に関しては結構極端で、始めの「選んだわけでも〜」はかなりカサカサしてるのに対して、サビの「人知れず咲く花あれば〜」ではカサカサ感が薄れ一気に響きが広がった感じがします。歌の表現の仕方かもしれませんが、現地で観劇した時はこの違いがとても印象的でした。
また、らぶフェス2022大千秋楽の「お前が知ってる」でも、ラスサビの「それでも構いはしない」のフレーズがそれまでの公演で「それでも構゛い゛はしなァ゛い」のような発音だったのが
「それでも構゛い゛はしなぁ(゛)い」とまろやかになっていたのもあり、これもしかしたら今後思いもよらない方向の歌声で殴られるかもしれないと怯えています。(この時点で最推し)

 

抱きしめて、雨/江水散花雪/和泉守

そしてそして、兼さんの待望のソロ曲、
【抱きしめて、雨】ですです!!!
江水で初めて聞いた時はもうほんとに気が狂いそうなくらいテンションぶち上げでした。そこから更に歌が上手くなった乱舞祭では無事に天への道がひらけたのですが、やはりなんと言ってもCDが出たことによる2番の歌詞ですね。
滅多にいないよ?絶対俺以上。
いつかいつか愛してとかもうほんとにあのかっこよくて強い自信満々な兼さんがすがりにすがっているような歌詞がもう最高ですよ。
それを歌ってる時の表情がみたい。

幕末初演の頃から和泉守兼定として生きている有澤さんの努力・物語がなければこの曲は生まれてなかったのではないかと思ってしまいます。「かっこよくて強い」を刀ミュの世界で極めるというのはこういうことなんだなと見せつけられた曲です。らぶフェスでは長く美しい髪と衣装をこれでもかと翻しながら情感たっぷりに力強く歌い上げる彼の所作に、特別推してるわけではなかったはずなのにすっかり刀ミュの和泉守兼定をすきになってしまいました。

 

CONFEITO/歌合 乱舞狂乱
普通に歌声の無駄遣いすぎて笑いました。

端的にして完璧でこっちも笑いましたw蜻蛉切×堀川国広のガチ強カードをトンチキ曲で切ってくる思い切り!これぞミュージカル刀剣乱舞!!

お堅い蜻蛉切さんがクスッと笑わせてくれるなんて思いもしなかったです。掛け合い、美声、背景映像の金平糖が合わさってなんとも言えない面白さでした!

●曲調と歌唱力の所為で甘いラブロマンスな唄に聞こえる根兵糖の唄という伝説の謎歌

 

かみおくり/真剣乱舞祭2022

水心子くんの歌が明らかに心覚のときと変わっていると感じた一曲です。上質な絹をたっぷり使ったドレープのような声に、なにこれ知らん…おれたちの祖がこんなに美しく色っぽい歌い方もできるなんて聞いてない…と震えました。舞台上から客席最後列まで一直線に放たれるビームのような「晴れ渡る空が待つだろう」にグレートカネヒラ砲だ!!と大はしゃぎしたのも記憶に新しいところです。

 

re:verse/真剣乱舞祭2022/蜻蛉切

真剣乱舞祭2022の『re:verse』現地で生歌を聴いた時、「こんなポツポツと口から溢れるように歌って歌えるのか」と衝撃を受けました。何度も生で聴きたいです。

 

御守りと武器/春風桃李巵/鶴丸

「御守りと武器」です。鶴丸の歌声は低く雄々しいイメージがあったのですが、この楽曲ではまさに愛姫を思わせる女性的な歌声と歌い方で驚きました。

●「埋まらぬもの」「御守りと武器」 かたや老獪な豊臣秀吉、かたや夫への愛を貫く愛姫という、全く異なる役柄を鶴丸というキャラ1人に任せるというその楽曲の作り方にまず驚き、それを見事に演じ分けた鶴丸もとい来夢くんにスタオベを送りたい曲です

 


★落涙部門

脱いで魅せまショウ/三百年の子守唄/千子村正

今はなきAiiAで聞いた時、比喩でなく泣きました。ビジュアルで一目惚れしていた村正が想像以上に格好良くて素敵な歌声で生き生きと歌っている……!と感動しました。歌詞と印象的なその歌声で、当時実装されたばかりの千子村正を観客へと見事紹介しきってみせたと思います。1部曲なので近年はフェスでも聴けない曲ですが、私にとって千子村正といえばこれ!という曲です。

 

あどうつ聲/つはものどもがゆめのあと/小狐丸

小狐丸担の私と友人二人で「阿津賀志公演でソロが無かった小狐丸がM1を任された!しかもこんな難しい歌で!!」と泣いて喜んだ歌。

 

華のうてな/つはものどもがゆめのあと/三日月
こんなに美しくてかなしい曲が他にあるだろうか…いや、ない(反語)
愛おしいものに語りかけるような歌声がいつきいても切なくてかなしくて涙がでます。ミュージカル刀剣乱舞の真髄が詰まってる。

 

あなめでたや/青江単騎/青江
極めて戻ってきてくれた青江が笑顔でこの曲を歌って踊ってくれたのが嬉しくてとても強く印象に残っています。現地ではボロボロ泣いてました。

●私の最推し。青江単騎はどの曲も大好きでめちゃくちゃ悩みましたが「あなめでたや」は本当に特別な楽曲だと思い選びました。極の戦装束に身を包み、スーッと息を吸い込んで「あなめでたや めでたい雲が空に翻り カササギの声響き渡る」と、歌い出しの歌詞を嬉しそうに伸びやかに歌う青江に、迷いのない優しい歌声に涙が止まりませんでした。

にっかりさんはやはり単騎の『あなめでたや』、とくにアカペラのフレーズにコメントが集まっていました!あれはもう、仕方ないですよね………。みほとせ→歌合→青江単騎で綴られたにっかりさんの物語が「祝福」で締めくくられたこと、あの本丸から贈られた花のような気がします。

 

●葵咲1部での村正蜻蛉切の「誰がために」
心覚1部での「はなのうた」
江水1部での山姥切国広のソロ(特に終盤での「美しき ひとひら

この3曲に関しては初見で観劇した際物語の流れの理解が追い付かなくとも歌いかたや魂に語りかけて迫りくる何か、魂レベルでダイレクトに伝わるものがあって自然と涙が零れてました…。

 

巣立ちの舞/源氏双騎 SOGA/髭切・膝丸

髭切膝丸双騎出陣の曲ですが、舞の演出とともに歌詞も何もかも、セットで好きです。この曲は曽我物語の母に向けた曲なので普通ならば刀剣男士としてのストレートプレイの中で歌われることは無いと思うのですが、だからこそ双騎出陣での、髭切と膝丸が人物を演じるという形で生まれた刀ミュならではの奇跡の1つなんだな、と思うと同時に、人物の感情を代弁する悲しくも美しい表現が、そこに曽我物語がこれまで愛され語られてきた理由が凝縮されてるんだなぁと、感情のダムか決壊する感じで、込み上げてくるものがあります。

 

よさこい/真剣乱舞祭2018/陸奥

最初の「よっちょれよ」を聞いた瞬間、今までの陸奥守の努力を想って涙が止まらず記憶が消えました。

 

問わず語り/東京心覚・真剣乱舞祭2022

本編をまだ見れていないにも関わらず、曲をヘッドホンで聴いただけで泣きました(すぐ泣く)。桑名くんの柔らかい歌い出しからのオーケストレーションハーモニクスが今までにない曲だと思いました(ふ桑名くんもっと歌ってほしい・・・)

ほしい………………

●言わずもがな泣ける曲です。
現地で聴いた時なんて優しくて温かくて切ない曲なんだろうと思った記憶があります。
心覚メンバー8振りのオリジナルバージョンもそれぞれの個性が出てて本編内のみんなの思いが伝わってきてすごいよかったし、らぶフェスの大人数での歌唱も声に厚みや重みを感じられて何度聴いても当時を思い出して泣けます。
ちなみに私は光世の「誰もいなくても日は昇り沈む」という歌詞が歌声も合わさって心にグッときて大好きです。

●問わず語りは、私が初めて現地に参戦した東京心覚で聴いて、その時は本当に人生が辛くて仕方なかったので、現地で号泣した曲です。そんな曲ですが、今年のらぶフェスが開催決定した時から、「問わず語りはかざぐるまポジの曲なんじゃないか」とか「多分らぶフェスの最後で皆で歌うんやろうな〜」とかを考えていたら、予想的中で、嬉しさ反面、初日2公演に参戦できた嬉しさや昨年よく頑張った、という気持ちが強くなり、結局らぶフェスでも泣いてました。寄り添ってくれるような、僕たちはここにいるよと言ってくれるような優しい曲調が大好きです。

 

●Impulse/三百年の子守唄2019歌合 乱舞狂乱
私を刀ミュの沼に突き落とした大災害()です。
元々刀剣乱舞をプレイしていましたが、ミュの存在は知れどもあおさく本公演までは意識して観ていませんでした。(村正が気になってるものの、2018紅白の時はおおーとなるくらい)その後、この曲を聴く機会があり、鳥肌が立ったのを鮮明に覚えています。歌合で蜻蛉切&鶴丸で披露されましたが、嬉しさ半分、公演時にライビュとかでも良かったのになんで観に行かなかったんだ……(当時は高校生なのでDMMに登録できない、部活が忙しいので引退まで現地に行けない、実家の最寄り駅が10キロ先のクソ田舎)村正派のはもう観れないかな……となっていた所に音曲祭でのパフォーマンス!現地で大泣きしました。

最後でウワーーーってなりました!!おめでとうございました…!!

ライブ公演ならではのシャッフル・新曲も醍醐味ではありますが、こういう「映像で見て痺れたあの曲を、今度は生で見られた!」の喜びを思うと、やっぱり元祖の本刃歌唱にもしっかり枠は取って頂きたいですよね!!!

 

14th son/江水散花雪/小竜

今年の真剣乱舞祭で生歌を初めて聴いて、本公演中(に流れた音源版)では伺えなかった小竜景光の心情がストレートに伝わってくる歌声に心打たれました。 本公演以外でまさか聴けるとは思っていなかったので放心しながらも聴き入っていたら英語歌詞ながら心に刺さり気づいたら泣いていました。

●真剣乱舞歳2022のRe:verseからの14th son。曲の繋ぎ方、演出が最高でバラード楽曲の流れだけでなく歌詞の内容、双方の別れの解釈、対比のように表情が違いそれを表現している二振。完璧過ぎて涙が止まらなかった。

●全英語なのも独特だし、 物語内楽曲で1人の人生を歌ってるのも珍しく、聞くだけで舞台の情景が出てきてじーんとなる。優しくしっとりとした歌声もとても合ってる。なにより最後にだけ小竜の気持ちが入ってて、それがまた沁みる。

 

「可惜夜の雲」: 初めて聞いた時から今も、涙が止まらなくなる曲です。歌詞もさることながら、歌唱力&演技力のWコンボでもっくんに泣かされます。再演の時の歌い方の変化(うまく言えないのですが)で、更に涙腺破壊された覚えが……。なんという歌詞!それを表現出来る歌唱力と演技力!CDで聞いても涙が出ます。

「この花のように」「華のうてなⅠ.Ⅱ」

三日月&黒羽麻璃央のオタクなんですが(白状)、それまで外見が美しいとか三日月の存在自体が好きーとかいう軽い感じのオタクだったのが、完全に完膚なきまでに叩き落とされたのがこの3曲でした。歌唱力、歌声、演技力、歌詞、全ての総合力で三日月のオタクは死にました……
それと共に、ミュージカルとは歌唱力と演技力、あと説得力も必要なのだなと思い知った曲でもあります。ミュージカル俳優さんの凄さに日々ひれ伏す毎日です。

「おぼえている」:多分説明不要かな、と。この曲に出会えて今がある気がします。初めて劇場で聞いた時の衝撃が忘れられません。あとこの曲もCDでも泣きます。(今思い出しながら耐えられなくなってため息つきました。抱えるものが大きすぎる……)激情が歌に乗っているな、と思いました。

「問わず語り」: わっかんねーと思いながら配信で見た「心覚」の最後でこの曲がかかってきて、訳も分からないままただ大号泣した思い出……とにかく心が震えました。「心覚」という物語をわっかんねーなりに、でもなんか好きだなぁと思いながら見ていた最後に、包み込まれるような気持ちになって……。何度も見る度に歌詞を反芻し、心に刻み、今を生きる活力をもらっている気がします。すぐ傍で、語りかけてくるような歌声が印象的です。

「ほころび」: 何故かこの曲も聞くたびに暖かい気持ちになって泣いてしまうんですよね……「心覚」の曲は(いや、もうどの公演の歌も全部なんですが)どれも大好きで、この頃あったツラかった出来事全部、大丈夫だよと言ってもらえている気がして、今も心の支えにしています。

「倒れる終焉」: こんなことを言いつつ、幕末も大好きで。特に中二の時から新撰組が好きな私としては幕末組が嫌いなわけがない訳で。そんな史実の新撰組オタクとして、この曲はもう……心臓を八つ裂きにされるような思いで聞きました……。土方組が歌っちゃうんだもんなぁ……それも淡々と……。ミュージカルの素晴らしさを再確認した歌でもあります。

なんだか取り留めなく、歌声に言及するでもなく語りまくってしまってすみません。書こうと思ったら全曲いけちゃいそうなので、ここら辺で自主規制しておきます(汗)

このまま全曲行っちゃってください!!という思いのまま、まとめて掲載させて頂きました(笑

「おぼえているんだ あたたかいてのひらを おぼえているんだ あたたかい あのかたの……」「「「血潮」」」の掛け合いとか、第一作にして抉りこむような歌でしたね…。ごく短い阿津賀志山の回想があそこまで膨らんだことに、当時ふわぁあ…ってなってました。

 

 

★テクニック部門

●刀ミュの楽曲を聞いているのが周囲にはもれ聞こえたようで、それが女性の声に聞こえるらしく(誰一人居ないのであり得ない話なのですが)、アーティストは誰か聞かれたことがあります。
村正でした…
刀ミュをよく知っている方とも話したのですが、なぜかあのなかで女性の声として認識するものがあると村正パートだったりする、わかりますそうですよねという会話もありました。
性別:千子村正 な歌声に不思議とはまりました

これなんでなんだろうって考えてみたんですが、「男性的な歌唱をするときの男性歌手からはあまり出ない発声・テクニック」がふんだんに使われている感じはあるのかなと思いました。太田さん自身の声が特段高い訳でも、しゅんやくんのようにミックスボイスを多用している訳でもないと思うんですが、腹筋を感じさせない曲線的なフォールや甘えたよなうな鼻腔+硬口蓋の声がドラァグクイーン的な要領で中性的に聞こえやすいかなと。

 

●五月雨江は、雨と雲と犬のファルセットが綺麗で美しいんです。もちろん山姥切国広もかなり綺麗なファルセット使いですが、私的には五月雨江のファルセットが綺麗でここまで来て欲しいなってところに的確に音を当ててるので聞き心地が良くて好きです。

あのファルセットは、雨さんといえば!みたいな音になりましたね。別の曲でも聴ける機会があれば嬉しいんですが…!!


美しき ひとひら/江水散花雪/山姥切国広
これを観に江水13公演行ったと言っても過言ではありません。山姥切国広先輩、というより大悟くんの歌い方ですかね、いい意味で空洞がある歌い方というのでしょうか。スカスカということではなく、温もりを感じる空気が含まれているというか。手を温めるときに使う息の暖かさというか。兼さんのような高密度ではないんですが、どっしりとはしているけど樹齢100年の大木の根を張っているわけでもなさそう…。(先輩パワーならやりそうだけど声的な意味で!)でんじろう先生の強すぎる空気砲を100連発、いや、無限に連発したイメージです。でも空気のような軽さはないんですよ…。表現って難しい…。この歌い方をこの曲に活かすととんでもないことが起きるんですね。とにかくフレーズの使い方が綺麗。膨らみを持たせるのがうまい。私自身、ピアノ、エレクトーン、吹奏楽をやっていたのでなんとな〜くくらいはわかっているつもりなんですが、フレーズの使い方って難しくないですか…?スラーの付いているものだとわかりやすいんですけど、スラーなしでフレーズ感じて!ここに向かって大きく!ここで息継ぎ!と言われてもピンと来なかったり、感覚でやってきたので…。間違っていたらすみません🙏フレーズを使いこなしている先輩、声に幅や立体感が生まれているのがすごいなぁと感じました。「散る ひとひら ひとひら」という歌詞では空気が震えていたり、声が空気に溶けたり…。素敵な声をお持ちですよね。会場に響き渡る声なので会場がビリビリ震えていました。ものすごい肺活量だろうと推測しているのですが、先輩の歌声は“聴く”というより“浴びる”だと思っています。

「おおー…!!!」と思いながら読ませていただきました。確かにまんば先輩は座組比ですごく胴と喉を太く使った歌い方をされてますが、そこに圧を掛けずふわっふわっと響かせる『美しき ひとひら』のような謡い方をすると”空洞がある・温もりを感じる空気”という表現になるのもわかる気がします。フレージングに着目する聞き方もおもしろいですね!…このまま書いてると一言コメントの規をこえた分量になりそうなので、ちょっともう少し聞きこみます…!!

 

白き息/静かの海のパライソ/大倶利伽羅
趣旨とは少し離れてしまうかもしれませんが、中の人の技巧がつまった曲の1つだと思いました。自分は少し合唱を齧っただけの素人ですが、聴く人に歌詞を理解してもらうのは結構難しいと感じています。この白き息は「息」や「血」、「花」など、わりと子音に気を遣う歌詞が多くて自分じゃあまり歌いたくないと思ってしまうのですが(笑)、歌詞の1つ1つが分かるように、なおかつわざとらしくなり過ぎないように歌っていて本当にすごいと思っています。それでいて、三百年を経て鶴丸を支えるまでに成長した大俱利伽羅の、朗々と歌い上げる力強さが歌声に表れていて大好きな曲です。

これもなるほどー!と思いました。「しろき いきを きらし」あたりのi音率とか、確かに舞台上で歌いたくないですね!!笑 牧伽羅ちゃんの、芯が通り、歯切れが良いのに豊かな歌声と『ミュージカル本丸の大倶利伽羅』役は本当に幸福な巡り合わせです…。

 

Blackout/真剣乱舞祭2022/蜻蛉切
どこをどう切り取っても圧倒的なパフォーマンスと歌声ですが、特に…特に"I think it's time"の英語の発音のthやsの摩擦音やtの無声閉鎖音のときに出る帯気音が天才的でした。ぜひ、Gateway や14th sonを歌って欲しいです。
そして地を這うような低い音から、突き抜けるような鋭い音まで、瞬時の声の切り替えが恐ろしいほどうまかったです。

フェチの方だ~~~って喜びでジタバタしてしまいました!!笑 当たり前ですけど、ネイティブの方であっても歌唱時の発音が美しいかどうかってまた別問題ですもんね!!以前スペースで「色気には鼻腔の音が、”感情が出る歌い方”には掠れが大きく関わるみたい」的な話をしましたが、その”掠れ”と似た塩梅で、ダイナミックなメロディ⇒囁くような帯気音が効果的に決まるとすごくドラマティックに聞こえる!確かに!!ってなりました。

 

旅人のうた/青江単騎/青江
 私事ですが、この歌の正式タイトルをこうして挙げられることに途方もない喜びを感じています。感覚的には先のかざぐるまと似たところがあり、初観劇時でもくっきり記憶に残っていた曲です。
 また、個人的な感性にはなってしまいますが、全体的に青江単騎の曲は配信より現地で観劇した方がどの曲も歌唱が上手く聞こえていたなと感じています。観劇・配信視聴を共にしたのは二期愛知・四期香川ですが特に香川時は顕著だったと思っています。
箱に合わせた歌唱をしていると言っていいのでしょうか、柔らかな声が空間を満たすような歌唱という印象を現地では受けていたのですが、配信だと録音の関係でしょうか?平面的でパキパキとした声の印象を受けました。
 個人的に好きなのが「結んで開いたら閉じて この手がきっと覚えてる」の「が」。くっきりした鼻濁音であり曲全体の中では低めの音を取るこのフレーズですが、この音に脇差らしさと少年~青年らしさを勝手に感じており、全体的に大人っぽいミュ青江の「成長しきっていない肉体」を幻視して勝手にテンションを上げています。
類似は同じく青江単騎「てのひら」の「てん てん てのひ『ら』 開いて閉じて」。

これも分かります。各期の歌声自体にも変化はありましたが、それを差し引いても、会場ごとの空間に馴染む歌い方をされているように感じました。発声法は全く異なりますが、会場を自分の発声体の一部として歌うオペラ歌手の方達と少し通ずるところがあるような…。

 


★日替わり・カバー曲部門

【美しい悲劇】

加州&堀川/真剣乱舞祭2016

美しい悲劇はもはや課題曲のように扱われているにも関わらず、2016で聞いたあの組み合わせ(加州、堀川)が忘れられない。最近は感情を込めることに重きを置かれているが、元々はダンサブルなナンバーであり、その中でも感情の発露が強かった真剣乱舞祭2016が未だに正解なのではないかと思っている

三日月&清光真剣乱舞祭2017

最高のデュエットでした。ハーモニーが本当に美しく歌のイメージとも合致していていて、刀ミュデュエット曲の中では一番好きです。(ほぼ同着でImpulse)色々な「美しい悲劇」が出てきていますしこれからも増えるでしょうが、美しい悲劇組み合わせとしては不動の一位です。

清光&鶴丸壽 乱舞音曲祭
これぞ歌声手合わせのタイマン殴り合い……!! 大人げない加州が全力で食いにいったーー! しかし受けて立った!鶴丸受けて立ったぞーー!!
と手に汗握る熱い戦いでした。美しい決闘を観ているようでドキドキしました。

実況に笑いましたwアレンジ合戦のバチバチ悲劇でしたね!相手が蜻蛉さんや三日月だったら鶴さんももっとお利口に歌ってしまってただろうところ、オラどうした!来いよ!やれんだろもっと!!とばかりカッ飛ばす加州先輩にガツーン!とぶつかりに行く感じ、印象的な悲劇でした。

普段とは違う儚い歌声をしている和泉守兼定がいるから

浦島&篭手切壽 乱舞音曲祭

壽乱舞音曲祭の『美しい悲劇』の浦島虎徹&篭手切江ペアの回です!浦島虎徹の今まで聞いたことのない艶っぽい歌い方を聴いて衝撃を受けたのを覚えています。『Blue Light』も同じ系統の艶っぽさで最高です!!

脇差悲劇、なんであんなに色っぽかったんでしょうね…。音曲祭日替わりの中でも特に大好きです。

明石国行&大包平真剣乱舞祭2022

悲劇に絶対させない安心感が逆にツボりました。

対悲劇最強決戦兵器・大包平

五月雨&松井真剣乱舞祭2022

五月雨江の切なる想いが込められているかのような歌声と松井江の強い信念を感じられる歌声がとても好きです。

この二振り絶対歌い方の相性良いと思ってましたが、期待通りで感無量でした!

 

【Timeline】

堀川&山姥切/真剣乱舞祭2022

甲乙付け難いのですが、一番度肝を抜かれたのは今年の乱舞祭の国広兄弟のTimelineでした…!
土方組や村正派のデュエットが合うのはもちろんそうだとは思っていたのですが、ほぼ絡みのない状態であんなにしっくりくるとは…!と驚きました。

堀川兄弟も正式デュエットの実装が待たれますね!!

大包平&村雲/真剣乱舞祭2022

こんな優しい歌い方も出来るんか大包平(驚愕)

分かりますwTimeline大包平、やさしい。

五月雨&小竜/真剣乱舞祭2022

江水で、小竜くんのファンになり、歌声も好きだったんですが、このTimelineを歌うときにあまりにも甘い歌声でびっくりしました。柔らかめの歌い方をする五月雨の歌声ともすごく合っていて、すごく印象に残っています。

これも分かります~~~日替わり小竜くん、悲劇でもTimelineでも、なぜか一気に声が甘ぁくなりますよね…!? 雨さんとの相性も素晴らしかったです。

 

 

解けない魔法/真剣乱舞祭2018/青江・村正

別名イケナイ魔法。友人に言われるまで一年ほどリプレイスだったことに本当に気付きませんでした。艶を帯びた声質と歌い方をするにっかり青江と千子村正だからこそあれだけ独自の世界観を作れたのではないかと思います。凄くセンシティブな感じに仕上がっていましたが聞けば聞くほどどこか二人の寂しがりやで無邪気な面も垣間見えてきて個人的に好きな曲でもあります。

●このふた振りの組み合わせ、当時も予想はされていたのでしょうか…。初見時の「えっ?!えっ!!?そのカード揃えたの?!!」という驚きがいまも思い出せます。
本家の加州よりも妖艶さが匂い立つ歌い上げ。主体となった、方向性を定めたのは村正でしょうが、際立たせたのは青江。主軸を太くするかのような掛け合いで聴いていてとても気持ちよかったです。

そもそもあの頃、代打やシャッフルではない形で「他の男士の持ち曲を歌う」自体がほとんど無かったですもんね。加州単騎2018でJackalが出てびっくりしたくらいで…。お祭り公演だとこんな男士と曲の組み合わせも見られるんだ!?という楽しみの先駆けになってくれたカードだったように思います。コンビネーションも素晴らしかった…!!

 

Impulse/歌合 乱舞狂乱/蜻蛉切鶴丸
シリーズ内でと言っていいのかわからないのですが。刀ミュにズブズブになったきっかけの曲です。本家ももちろん素晴らしいのですが、この2人の組み合わせの本家とはまた違った歌声のまとまりの良さ凄くないですか………初っ端のspiさんの歌声の迫力に引き込まれ、その後の来夢さんのAメロの声の響きにも引き込まれ…夢中で聴き入ってしまいます。2人のもともとの歌のうまさ・センスは言うまでもないですが、spiさんに引っ張られて来夢さんもさらに良くなっている気がします。

 

●壽で膝丸と千子村正が交代していた思ったのですがお二人は案外似ているような気がします。それを思ったのが「Can you guess what?」のメロで「罪深き契り〜」です。膝丸が他のメンバーよりも際立って(まるで眉間に皺を寄せているような)悩ましげな歌声で驚きました。千子村正版では悩ましいのですが芯のある魅了みたいな印象だったのでこんなに「悩ましさ」って細分化されるのかと驚いた覚えがあります。

”膝丸と村正に似通ったところがある”だけで見ると奇怪な字面ですが、この悩ましさ違いの表現分かります!「つ”ぅー”みーぶかきちぎりー」の「ぅー」を中心に、硬口蓋の華やかさが添加されている村正、「ン…」と唸るような鼻腔の色が乗っている膝丸、色合いの違った艶がありますね。

 

●カバー曲の話になってしまうのですが、乱舞祭2022(5月バージョン)のETERNAL FLAMEの村正さんのフェイクを聴いた瞬間、綺麗すぎて何故か泣きそうになったのを覚えています。三百年初演当時のツンとした村正の姿から考えると、こんなに楽しく感情を解放して歌うようになるなんて想像できなかったなぁ…という、本公演の文脈を含めた感慨がありました。

5年の時間をかけて柔らかくほどけた村正の声、美しかったです……。

 

●真剣乱舞祭2022大千秋楽の揺ら揺ららで蜂須賀が1番高いところで歌ってたのはほんとかっこよくて印象に残ってます。色っぽい雰囲気で大好きでした!!
あと真剣乱舞祭2016で蜂須賀と和泉守が2人でプロローグを歌ってるのが大好きです!!私が蜂須賀と和泉守が大好きなので推し2人が楽しそうに歌ってたのは印象に残りました!!

なにしろお祭り皆勤賞!色んな顔を見せてくれるようになりましたね蜂須賀…!

 

Real love、Blackout/真剣乱舞祭2022/千子村正蜻蛉切

シリーズとは違うかもですが、真剣乱舞祭の村正組の「Real love」「Blackout」は、歌声から、ドラマが一気に立ち上がってくる感覚を味わったのでこれも印象深いです。あの一曲だけで、彼は/彼女はどんな人でどんな背景を背負って、今どんな話を物語ろうとしているのか、世界が立ち上がってくるような感覚を味わいました。

●乱舞祭2022の村正派のソロ曲交換です。お互いの声と表現力あってこそのアレンジに圧倒されました。早く円盤かアーカイブ配信でまた浴びたいです

●Blackout(蜻蛉切 ver.)…千子村正の曲を蜻蛉切さんが歌うことでこんなにも解釈が変わるのかと驚かされました。編曲・アレンジも大変素晴らしいと思いました。お互いの曲を交換して歌うというそのこと自体が言葉にできないくらい衝撃でした。 ・RealLove(千子村正 ver.)…blackout(蜻蛉切 ver.)の時に感じた感想と同じです。疑いようのない真実の愛を歌った唄なのにどこか寂しさを感じて、初めて聞いた時は泣いてしまいました。

(Real love)この世界観は千子村正にしか表現できないと思いました。

せっかくなのでセットで!企画自体も実際のアレンジと歌唱も、本当にこの方達は「ミュージカル刀剣乱舞の最高到達点を押し広げる挑戦」みたいなものを任されているなと感じました。

 

クロニクル/真剣乱舞祭2022/堀川、鶴丸

手加減なしのしょご堀先輩爽快でした

あの「え?持ち歌ですが何か?」とばかりの安定感・疾走感でカッとばすしょご堀先輩、すーーーごくかっこよかったです!!

●真剣乱舞祭繋がりになりますが、鶴丸国永と堀川国広がカバーしたクロニクルも鳥肌と涙が止まりませんでした。元の源氏兄弟の歌唱力で完成されているであろうクロニクルを、フェイクや声の伸ばし方でアレンジを入れられており、もう一度聴きたくて仕方ありません。

●クロニクル、源氏兄弟のクロニクルはとても勢いがあってシャープという感じですが、真剣乱舞祭2022で堀川鶴丸がカバーした時は鳴りの良さでぶちかましていく豪奢さがあって聞き比べが楽しいと思いました!

さしずめ統率と機動の源氏兄弟、打撃と衝力の堀川鶴丸ですかね!

 

Blue  Light/真剣乱舞祭2022/浦島

努力家の浦島がついに……!!!ついにソロを……!!! という感慨と、上手い上手いと思っていたけどまさかこんなに美人だとは!! 真作!! これが真作の貫禄!! という、期待値と感慨と実力の三つ巴でめちゃくちゃになりました。

●悲しげな曲調と、浦島くんの少し篭った哀愁ある声と細かいビブラートがとてもマッチしていて鳥肌が立った。いつまでも何回でも聴きたい楽曲。

●歌声に表情があり、表現力の幅を感じる。また、彼のどの歌にも共通していますが、水面が揺れるようなビブラートのかけ方が好き。

浦島くんのソロは、本公演で2部ソロが無かった実力派男士の歌声もこんな形で聞かせてもらえるんだ、という希望としても象徴的でした。つぎは誰のどんな魅力を見せてもらえるのか、とてもとても楽しみです!!

 

 

おわりに

ここまで読んでくださってありがとうございました…

いや本当にありがとうございました。

アンケートに際して「3人・3曲なんて選べません!絞れません!」と書いて下さった方がたくさんいらっしゃいましたが、この記事の編集時まったく同じ気持ちでした。選べない絞れない!!ぜんぶ入れたい!!!

 

曲数の厚みもさることながら、その1曲1曲がこんなにも細かく聴きこまれ、折々の思い出と一緒に歩みを重ねているんだなあ……というのを目の当たりにして大の字になりました。

歌の付喪神がいたら、すごい存在強度になってそうですね…笑

歌声解像度のお裾分けを頂いた分を大事に読み返しつつ、プレイリスト周回を楽しもうとおもいます。

https://musical-toukenranbu.jp/contents/475331

 

ラストの更新内容は

『複数男士の相性/歌ってほしい楽曲/未実装男士に関する希望編』

の予定です。

これまでと少し毛色の変わった内容になるかと思いますが、よろしくお願いします!!

【アンケート報告】明石国行~肥前忠広編

 

 

こちらは「刀ミュ男士の歌声に関するアンケート」結果報告ページ・第二弾です!

 

 

 

taka-koro.hatenablog.com

アンケートの内容につきましては、↑こちらの「総合」項をご参照下さい。

まとめのスタイルは

・「かっこいい/美しい/可愛い/色っぽい」4項目の男士ごとの総数を100%とし、挙がった割合の高かった形容を2つor3つ記載

(大きさと順番で大体の比率を表現しています。こう、ニュアンスで…感じて下さい…!

 例:男士A かわいい45件、色っぽい29件、美しい21件、かっこいい5件の場合

 かわいい 色っぽい 美しい と記載。

 落差が大きければ特化型、揃っていればバランス型だと思って頂いていいかなと)

・傾向のまとめ

・その男士に関するコメント抜粋と、たまに小文字で私の合いの手

という形になっています。

今回はもうサクッと各男士の報告に入ります!よろしくお願いします!!笑

 

男士別結果報告

明石国行仲田博喜

特色:色っぽい 美しい

ええと、のっけでなんですが、説明させて下さい…。
まずですね、「色っぽい」の得票が凄かったんです。数もさることながら、集中率に関してはもう本丸内ぶっちぎりのトップでした。
その結果何が起こったかと言いますと、彼の魅力について熱を込めて語って下さるコメント群を掲載コードの関係で除外せざるを得ず、色っぽさに着目したコメントが減るという想定外の事態になりました……。伏字にして採用しようかと思ったんですが、余計取り返しがつかない感じになっちゃって…

ごめんなさい!ごめんなさい!除外と言っても全然過激な言葉じゃなく日常的にTLで見かけるレベルです、全年齢向けをかなり強めに意識して運営してる弊アカウントの規準の問題です!「明石は色っぽい声の裏ボスなんだな…」って思って下さい。内容は私の要約でお届けします。

 

【コメント】

●明石は見た目と歌い方を色っぽくしてるんだろうなと思うんですけど実際そのとおりになってる気がします。

●回答の内容〜からは少しずれるかもしれませんが、葵咲本紀を初めて見た時に、声がみんな印象的だなと思ったのを覚えています。鶴丸の歌声に驚かされ、通常の台詞では御手杵に惹かれて、でも明石の声にどうにも参ってしまいそこから沼落ちしました。
●ダークホースは明石国行でしたね…普段のやる気の無さに見合わない存在感のある歌声でした。

●明石国行の歌声は超カワイイと思っています。あんな綺麗な顔からこんな一生懸命さ溢れるカワイイ歌が出てきたらもう大変でしょ!?とずーっと思っています…
真剣乱舞祭2022で披露された「断然、君に恋してる!」の明石国行の歌声、メッチャ良かったなあ〜!音域と曲調が明石国行の歌声にベストマッチでした!!

あいあい愛想笑いでも~構わないさ☆のところとか、どうした!?ってくらい爽やかで最高でしたねw

伊達双騎のDARA DARA DANCEはぜっったい明石にやって欲しい  これは総意だと思う

今日はのんびりでO~K~♪のあそこやってるところ、見てきたように目に浮かびます!笑 動きはめちゃくちゃキビキビダンスですが…!

〇(要約)低くなったときに気だるげに掠れる声、逆に高くなったときに裏声で跳ねる感じの脱力感が明石らしく色っぽい。

あの御手杵や篭手切までオトナな雰囲気に引き込む色気がすごい。色っぽい声と別に明石国行を入れる特別枠がほしい。

普段はあんなにセクシーなのに、明るい曲や『美しい悲劇』だと声の質感が変わってカツンとするのが面白い。現状は大人担当的な姿を見せてくれているので、愛染くんや蛍ちゃんの保護者としての歌声を聴くのが楽しみ。

驚きの事態でした……。個人的にはぜひともかざぐるまの時みたいな、保護者国行の面を見せてくれる持ち曲実装をお願いしたいです。

 

 

御手杵田中涼星)

特色:かっこいい 色っぽい

お芝居の声も含め、ゲームの御手杵そのもの!という意見がたくさん見られました!体格の時点で候補者が絞られるだろう槍男士で、さらに顔立ちも声もというのが凄いことですよね…。

刀剣乱舞』や『太刀風』、特に「大きく息を吐き~」からのロングトーンが、力強くスケールの大きな印象を残しているようでした。

また”甘い”という形容詞が度々出ているのと同様の理由からか、「かっこいい・色っぽい」形男士の中でもさりげなく色っぽい比率高めなのが、(刺すしか出来ないって言いつつ御手杵こういうところある…!)という感じで最高でした(笑

 

【コメント】

●ゲーム声優と一番似ていると思うのは御手杵で、歌が上手いというよりらしい歌い方・そっくりな声質。

●音曲祭で「このイケボ誰だろう?」って思ったらだいたい御手杵くんでした。

●葵咲本紀で御手杵に落ち、涼星の御手杵はほんと御手杵で雄みもあるし、親しみやすさもあって好き。

御手杵はなんでしょうね、なんか好きです。
大きくて丸くて柔らかいのに芯が通っている、でもたまにすり抜ける、不思議…。

そんな艶めかしい顔と声ができるのに刺すしかできないって言うなよー!!!と思いながら聞いてます。

「だから俺は(主のツボを)刺すしかできないって~!;;」

●歌合乱舞狂乱にて 約束の空でラスサビ「刻み込んだ約束を」を歌う御手杵の声がどちゃくそ甘くてひっくり返った、ぜひ聞いてください

●(約束の空)御手杵!!!!「刻みこんだ約束を」の少し掠れた爽やかかつ力強い耳に心地良い歌声!!!!聞いた瞬間「え?御手杵本人(刃)じゃん」となった思い出……。ミュ御手杵に落ちるきっかけになった曲です。

●太刀風の御手杵「大きく息を吐き」の息の使い方が天才

●(太刀風)御手杵の「大きく息を吐き〜」のパート、ドスンとした重みや深みがあって好きです。地面からビリビリと音が伝っていく感じがします。
「息を吐き〜」の「吐き」のところ、ハ行だから当たり前なんですが空気たっぷりな歌い方で図らずも(?)歌詞に合ってるのも好きです

貞愛を守るときの名乗りとかもそうですけど、ああいう「ただの気さくで良い兄ちゃんだと思ったら大間違い」みたいな覇気が見える瞬間だいすきです!

●葵咲チームの「刀剣乱舞」ユニゾンはまた違って、パッケージデザインでも示唆されているように「大空」のイメージが強いです。こちらは鶴丸さんと御手杵さんの雄大な声質が強く影響しているのかなと思いました。

御手杵さんに三条登場作品の歌とか、心覚以降の男士とのグループ曲も聴きたい。断恋でアイドルになったり御手杵江になったりしないですかね……。

江の誰よりも早く、篭手くんのれっすんに付き合ってきた御手杵さんですもんね!!

 

 


鶴丸国永岡宮来夢

特色:美しい かっこいい

すごく興味深い結果になりました。美しい・かっこいいが近い比率でWトップという珍しい結果もそうなんですが、それ以上に気になったのが「好きなのは鶴丸の歌声だけど、その後の質問では他の男士が出てびっくり」というコメント群です。

実は集計の際に「かっこいい・美しい・かわいい・色っぽい」で挙がった件数と「好き」で挙がった件数を比較した数値も出していたんですが、その数字の上でも鶴さんは顕著に「好き」側の比率が高かった=上記の要素ではカテゴライズできないけど好きという人も多い、という結果になってたんですね。(これまでに出ている男士だと、こぎさんもこの傾向が強かったです。お二方とも、カテゴリ側の件数もコメントの熱さも凄かったですが!)

三日月・伽羅ちゃん・いまつるちゃんなど強みがはっきり出る男士とも、加州・蜻蛉さんのようなオールマイティに名前が挙がる男士とも異なる、「とにかく好き」を集める求心力ってあるんだなぁ…と唸った結果になりました。「支配力」「底知れない」という頻出語句とも一致しているなと思います。

 

【コメント】

●一問目の「ミュージカル刀剣乱舞に登場する刀剣男士の中で、誰の歌声が好きですか?」では「鶴丸国永、三日月宗近」と答えて、後に続く質問で鶴丸国永だと答えられなかったんですけど、美しいとか可愛いとか色っぽいとか格好いいとかじゃなくて、とにかく鶴丸国永の歌は「好き!!!!!」なんですよね……ずっと聞いていたいというか……ちょっと語彙力が追いつかないですね……

●ゲームの刀剣男士としては推しではなかったはずなのに、歌声と顔のギャップで見事沼に落ちました。鶴丸国永、おまえのことだぞ。

力強さに笑いましたw刀剣乱舞ギャップ四天王(メンバーは諸説あり)役に選ばれる男は伊達じゃない…!

鶴丸は、鶴の一声最後の「ほらな」とか低くて迫力のある声を出す時の底知れなさがとても好きです。

●甘く、切なく響く美しさ。そうかと思えば、その顔のどこから…?みたいなドスの効いた低音も出せて、歌い出すと瞬く間に劇場の空気を掌握してしまう力があって、底の見えない魅力を感じます。パライソの『三万七千の人生』と『静かの海』、共に2分弱の短い曲ですがまさにこの鶴丸の歌声の魅力を余すところなく詰め込まれてて最早怖いな…となります。

●葵咲本紀一部の鶴丸国永の楽曲すべてが特に印象深いです。初めて生で見た刀ミュというのもありますが、初舞台の岡宮さんの歌声がとても無垢で、本当にまだ何にも染まっていないように感じて大好きです。それ以降の作品では経験を積んで歌声がかなり変わったように思います。まるで声変わり前の少年の声のような二度と生で聞くことはできない歌声で感慨深く感じます。

音源の『真白な鳥』とか、今聞くと本当に新雪のような柔らかさで息呑みますよね…

●キミと見上げたあの日の空に:鶴丸のことは昔から興味があったので、霜月騒動など、かの刀の来歴やキャラの設定に関わる背景はある程度知っていましたが、そのうえで、「キミ」という特定の誰かに向けてそんなしっとり歌うんだ…!という、新鮮な驚き、意外性でまた改めて鶴丸を好きになりました。

●(Impulse/歌合)鶴丸国永が蜻蛉切に引っ張られてどんどん化け物じみていくのは圧巻でした。

あの時の師父のように鶴さんを引っ張って歌い方を変える蜻蛉さんと食らいついていく鶴さんのやりとり、この先もずっと忘れられないと思います

●真剣乱舞祭2022の『かみおくり』が好きです。特に曲終盤の鶴丸の「さぁさぁ」という歌唱パートで圧倒されました。また個人的な意見ですが、鶴丸は真剣乱舞祭初参加にも関わらず、中心にいたと感じました。歌唱パートも曲を締めくくるパートを歌われていたように感じ、三日月宗近に近いポジションを任せられていたのかなと考えました。

●(三万七千の人生)上手く言えませんが、こんなことがあっていいのか、と頭が真っ白になるほどの衝撃でした。鶴丸が客席を隙間なく見渡すのもあり、あの時完全に自分は群集でした。あんなふうに歌い鼓舞されたらもう盲信しついていくしかない、圧倒的な支配力に魂を思っていかれました……

鶴さんのびりびりするようなじりじり触るような猫の舌で舐められてるような感触のする低音がものすごく好きです…痛くはないのですが、例えが下手ですみません…
感性の柔らかい部分をざらりと逆撫でるようなあの倍音の迫力を「猫の舌で舐められてるような」というのが自分の中に全くなかった発想と表現で、詩心にガーンと打たれました。コメント主の方から出てきた生の言葉って感じがします。

鶴丸の、天から降ってくる、支配するような歌声が好き。大倶利伽羅の、地の底から湧き上がって空間を包み込んでいくような歌声が好き。この2人の対比が本当にたまらんし、デュエットは対照的なお互いを自然と引き立てるから最高だし、この天性の相性の良さ、凸凹のはまり方がミュのキャラ解釈と一致してるのが本当にすごいと思う。

●(御守りと武器)同じく女性の「何故でございますぅ!!」を見せつけてからのこの歌声はずるいと思います。やわらかく、それでいて芯の強い、政宗公への愛に満ちた歌声。さらに愛姫だけでなく、鶴丸の人への慈しみが滲んだ、それこそ鶴の翼で包むこむようなぬくもりを感じてぎゅっとなります。

鶴丸国永〜!!!小狐丸様の「Versus」を歌ってくれ〜!!!「笑顔の仮面の下憎しみ飼い慣らし」てくれ〜!!「真実さえもはや無意味だ」〜!!!「幾度過ち繰り返す度僕らは正しさを知る」〜〜!!!パライソが刺さりまくってつらいです。

なんっっっってこと言うんですか!!!???(見たい)

 

 

 

篭手切江(田村升吾)

特色:かわいい 色っぽい

本当ならずらっと並べてご覧に入れたかったくらい、「可愛いは可愛いでも、短刀の可愛さはとまた違う、まさにアイドルの可愛さ!解釈一致ありがとう!!」という旨のコメントが多数寄せられていました!笑 納得でしかないですLook up at the sky.

『未熟な私は夢を見る』の、葵咲本紀ver.→音曲祭ver.はほんとにもう…こたえられませんでしたよね…!!彼が寂しそうにしていたら切ないし嬉しそうに歌っていたらこちらまで幸せになる、つい応援したくなってしまうポテンシャルも篭手切くんの歌の力だという気がします。

また、彼の歌声に「ひたむき・輝き・光」の属性を感じるというのもキャラクターと連動するキーワードとして印象的でした。江おんすていじで聴ける楽曲が今から本当に楽しみです。

 

【コメント】

●声を聞いた途端、あ〜〜〜!篭手切江だ〜〜〜!!!アイドルらしい可愛い歌声、これは百点満点の篭手切江!と瞬時に思いました。
喋ってる時も歌ってる時も基本的に可愛いのが篭手切江や南泉一文字で、逆に喋ってる時は可愛い系だけど歌うと一気に色っぽくなるのが今剣や浦島虎徹だなと思いました。

可愛い歌声部門の篭手切くんなのですが、まさに「あいどる」の歌い方をしてくれるので解釈一致すぎて大感謝です、、
●推しは‪篭手切‬くんですが声に関して考えてみるとどこにもカテゴライズが難しいんですよね「少年声枠」があったら間違いなくそこです(他堀川くん、南泉くん)

なるほど、今剣ちゃん達の「子供声」と「少年声」もまたちょっとニュアンスが違いますね!面白い…!

●(未熟な私は夢を見る)初めて現地で見た時あまりの可愛さと感動で泣いてしまいましたね…ダンスもいい、歌もいい、ギラっギラに光ってるジャケット羽織ってニッコニッコで全力で歌ってる篭手切くんも最高すぎて…これだから葵咲本紀は辞められねぇ…

最後ちょっと無頼になるのなんでですかww

●(未熟な私は夢を見る)自分の本丸の篭手切江を深掘りしているタイミングでこの歌を聞きました。今までミュ男士と自分の男士ははっきり分けて考えていましたが、あぁ篭手切江は本当に「すたぁ」になりたいんだなぁ…と解像度が上がったきっかけの歌です。

平野くんとの『輝く星を目指して』を見たときには、まさかここまでのことになるとは思いもしませなんだ…

●(未熟な私は夢を見る)『葵咲本紀』では篭手切江1振で、可愛らしくもひたむきに夢に向かっている様子を感じられる曲でした。キャストさんの発声や発語の都合もありますが、比較的浅めの母音で幼さや可愛らしさも感じられました。『壽 乱舞音曲祭』で4振になった瞬間、4振で歌えて良かったねぇ……と涙ぐみそうになり、特に印象的だったのが、篭手切江が膝丸楽公演の音源では語頭以外のガ行は普通に発語していたのですが、村正楽公演では鼻濁音で発語していて、公演中の成長に大変驚かされました……。

●(夢語り)この作品前半の、場所も登場人物もその感情の種類もまるでバラバラなところから、物語が段々とひとつに収束していき、最後にぶつかる曲であり、個人的にはこれまでのシリーズ全作通じた中でいちばん「ミュージカルらしい」曲です。歌で闘い、歌で語らい、歌で分かり合うカタルシスの権化のような。バラエティに富んだ作中の曲の中でも両極端とも言うべき『未熟な私は夢を見る』『鬼哭啾啾』が双方の熱量を持ったまま正面からぶつかって、最後には仲間の語りかけも入り、堕ちていたものが浄化される…ストーリーの要を1曲に収められていて、リプライズとしての重層的な楽しみもある。また、篭手切江の歌声がどこまでも強くて芯のある明るさで、正しく一筋のスポットライトみたいだなと、聴くたびに感じます。この歌声こそ「彼にしかできない」任務だよなあと。

うん……うん……!!!って頷きながら読ませて頂きました。「哭いてもいいです 嘆いても構わない ただ見失わないで ともに ともに夢を見ましょう…!」と語り掛ける歌声は、少し阿津賀志の今剣『おぼえている』を思い出すようなまさに必死の声で心震えました。

●(S)御手杵と篭手切くんが二部の他の曲では優しくて包み込むような歌い方や可愛い歌声なのにこの曲だけオトコっぽさ全開で明石さんに負けないくらい大人な歌声を披露されて腰が砕けそうになりました…

●加州、篭手切、松井、物吉、堀川で女装曲とかあると…全私が泣いて喜びます

歌声の話ではないですが、このラインナップで加州隊長の次に挙がるのが篭手くんなことに謎の納得を覚えたのでこちらの項で…笑 ドレスは普通に実装済みですし、やるとなったら篭手君は見事に魅せてくれそうですよね

 

 

 

桑名江(福井巴也)

特色:かわいい 美しい かっこいい

桑名くんもまた、「優しい」カテゴリがあったらそちらに件数が移っていたタイプの「かわいい」……と最初書きかけたのですが、「大地のよう」「あたたかい」「落ち着く」「救い」「癒される」系統のコメントが添えられてくる率がとても高く、もうこれあの本丸の桑名くんは癒しの力を持つご神刀枠でいいのでは…?とちょっと真顔になってしまう結果でした(笑 刀の来歴にあるとはいえ、物語の中でその側面を直接取り上げられたわけではないのに、不思議ですね。

実は鶴さんの項でお話しした「カテゴライズできない好き」の値が、本丸一高かったのも桑名くんです。

一方で「美しい」「かっこいい」がしっかり食い込んでいた&そういう曲も聞きたい!という声があったのも面白かったです。Jackalとか似合ってましたもんね…!

 

【コメント】

●歌声が好きなのは?で一番に思いつくのは桑名江です。あのあたたかみがある歌声は唯一無二だと思います。あの歌声を聞くだけで心が包まれて浄化されるような感覚になります。

●優しい、温かい、大地のような声

●桑名江は「自律神経を整える優しい歌声を持つ男士」です!! 大事な打合せがある日の出勤時、人混みに酔ってしまった電車内、手術後の傷が痛む時、いつだって桑名江の歌声を聴けば自然と心が落ち着きました。 おすすめは「大地とこんにちは」「次に降る雨」「問わず語り」です!私はこの3曲でプレイリストを作り、お守り代わりに延々と聴いています。

家族と相談しながら書いたのですが、桑くんの歌声は良い!と満場一致でした。

ご家族満場一致で支持される桑名くん、なんかめちゃくちゃ”良い”なとなってしまったので…

●桑名江の「大地とこんにちは」「次に降る雨」は就職とともに初の一人暮らしが始まりどうにもならない辛さを抱えていた私にとても響きました。応援でも同調でもなくただそこにいることを伝えてくれているように感じ、孤独じゃないと思い救われました。

●(大地とこんにちは)舞台では歌というよりセリフのように聴こえていた曲でした。CDでは途中の囁くような笑い声にも心持っていかれました。

わかりますあの「っふふ」は持っていかれる…!!!

●『東京心覚』の"次に降る雨"での桑名江の大らかで優しい歌声、伊東健人さんとは全く違う声なのに、キャラクターの根底に流れているものがめちゃくちゃ桑名江で、本人の努力はもちろんですがキャスティングの妙を感じました。

●.東京心覚の「次に降る雨」です。子供の頃ぼんやり考えていたようなことが歌詞になっていて驚いたことに加え、桑名江のマリンバのような低音打楽器のような歌声に会場で思わず泣きました。絵本のような歌で、桑名江の歌声で聞くことができ嬉しかったです。

●桑名江の「大地とこんにちは」で、あまりの声の深さにびっっっくりしました。
先に配信で見てから劇場に行ったのですが、生で聴いてこんなに配信と違うと思ったのは初めてでした。
声が暖かく深くて、劇場全体的に包むように広がるというか…
桑名江のキャラクターに合わせて作られた楽曲だとは思いますが、役者さん本人への宛書なのではと思うほど、声と楽曲とがピッタリだと思いました。

作曲のわだしゅん先生が、実況ツイッターで「まじで桑名江が巴也くんでよかったとまじでまじで感謝してるんだよね」「これは巴也くんでないと歌えん!」と言って下さってたのを、心覚の曲聞くたびに嬉しく思い返してます

https://twitter.com/wadasyun/status/1396390373593817093

●劇場で、配信で聴いた時と全然違う!と思ったのは桑名くんです(曲名「大地とこんにちは」)。場内に広がるファゴットを聞いた時のような振動が体にきて、これは観に来ないとわからない凄さだなと感動しました。江おんすていじ楽しみです。

●(問わず語り)この曲もですが、桑名の歌い出しがとても良い。あたたかい歌声がスッと曲に引き込んでくれる力があるような気がします。パートの順番も良い…東京心覚組、全シリーズの中で最も歌声のバランスが良いと個人的に思っているのですが、そのバランスの良さが遺憾無く発揮されている曲だなと。正直東京心覚はどの曲も素晴らしく、選べません…

●桑名江は伸び伸びとした歌声と同時にオラオラ系の曲も歌えるオールラウンダーなところがあるので、今後の活躍に期待しています。

桑名江にラップを歌わせてほしいです!!
桑名くんの穏やかで大らかなキャラと声はとても魅力ですが、桑名江の中の人の低くドスの効いた声も中毒性が高いですし、あの声にラップはしっくりきてしまうので何卒…と日々思っています!!

やってほしいー!!江おんすていじどんな曲歌ってくれるんでしょうね…!!

 

 

 

松井江(笹森裕貴)

特色:色っぽい かっこいい 美しい

この三種がこのレベル均衡取ってる男士も他にいない、なんとも独特の結果になりました!でも確かに色っぽさを土台にしつつ、かっこよさも美しさもバランスよく聞こえるお声ですよね。

桑名くんに同じく「カテゴライズできない」とのコメントが特徴的だったのに加え、少し変わった声質やビジュアルに対して低い声を指して「癖になる」という表現も複数見られました。なんとなく男士のイメージと調和する気がしますね…(笑

彼の”呱々の声”である『八つの炎 八つの苦悩』やパライソの『滾る血』『明け暮れ刻』のような畏れ・業を感じさせる深い声も、彼の象徴的な歌声となっているようです。

 

【コメント】

●私はとにかく松井江の歌声が大好きなのですが、設問にあったかっこいいとか可愛いとかそういうジャンルごとの歌声としては私の中では上位に上がってこなくて、じゃあ私は松井くんの歌声のどこをどう感じて好きなんだろう?と改めて考えるきっかけになりました!結論は声の質が好きだというところまでしか出てないのですが、推しの好きなところをさらに探究できる良い機会になったと思います。

●松井江の歌声が独特で気になっているものの、自分の中で“美しい枠”でも“カッコいい枠”でも“かわいい枠”でもないけど、印象深くて、一体何枠に当てはまるのか…もっと歌声を聴いていたくなります‼️

●(supernova)ボイスに加工が入ってるものの松井の澄んだ声が生み出す不思議な魅力と世界観がとても合っている

●「格好良い」に松井江を入れたのは、not審神者・刀ミュは乱舞祭と歌合のみ視聴の家族です。『supernovaが格好良かった!』だそうです。

●松井江は最推しでは無いのですが、Supernovaの 『was born』の部分が美しくて、すごく好きです。

●松井江のハスキーボイスが心地よくて好きです。ハスキーだけど伸びが良い、あまり出会ったことの無いタイプだったので、クセになりそうです。

●最初は見た目の割に声が低くてびっくりしたけど王子様みたいな見た目と低く粗めな声のアンバランスな感じが癖になる。

●歌合の『八つの炎 八つの苦悩』の松井江ver.の(我に与えられたのは肉体と)の後の「八つの苦悩」のところです。年老いて疲れたような、諦めを孕んだような、少し弱々しくも感じられて、様々なニュアンスをあのたった5音から感じ取ります。

初登場で、あの楽曲が含む生の複雑さ・重さを声で表現された歌いぶりは凄かったです…。

●(八つの炎 八つの苦悩)初めて聞いた時畏怖を感じました。ここにいるのは神様だ と。低い声に時々掠れたりしゃがれるところは地鳴りや荒れた天候を思い浮かべました。怖いのにすごく惹かれるものがあって一時期何度もこの曲だけ聞いてました。

●(滾る血)特徴ある声とマイナーコードの曲が松井江のミステリアスな雰囲気と相まって世界に引き摺り込まれる感じでとても好きです。

確かに、基本的にアップテンポだったり力強い曲調で空気を作ることが多い自己紹介曲の中で、まさに「引きずり込む」という言葉の似合う曲調でしたね。

●(滾る血)パライソ一部の松井のソロ「ぽたりぽたり…」で始まるあの曲(タイトル忘れましたすみません)はミュ松井の声の深さをとことん引き出していると思います。あの歌声を聴いたとき見た目と声のギャップに見事にやられました。あの子は伸びると確信しました。

●(明け暗れ刻)初見で「この組み合わせでデュエットあるんですか!?!?」と、衝撃を受けました笑(当方、江箱推しのため)しかも、上パートが豊前江、下パートが松井江という追撃も受けました。キャストさんの声質的には違う2振ですが、ハモリは聴いていて心地よく、「見えるのは 夜の終わ『り』か 朝の始まりか」の『り』で同音に収束する部分がバラけることなくぴたっとハマっていて、とてつもなく好きで、この曲を何度も何度も聴き直しています

●(明け暗れ刻) 冒頭のワンフレーズずつ歌う箇所 己の業と向き合い、思考の底をぐるぐる彷徨う松井江の低く唸るような歌声と、それを包むように朗らかで真っ直ぐな豊前江の歌声の対比が印象的でした。

●松井江は、声質は少し尖っていてセクシーなのにライブ曲の歌い方が元気良くてめちゃくちゃ好きです

1部の重厚で耽美な雰囲気と、ライブの力強い生命力のギャップも魅力ですよね!!

 

 

 

浦島虎徹糸川耀士郎

特色:かわいい 色っぽい 美しい

フックが多い!!というのが纏めながら嬉しい悲鳴になった部分です(笑

古参組に関してはそもそも歌っている曲数が多く内容も多彩なためある程度多くの要素をバランスよく採録する心構えをしていたのですが、浦島くんはまだやっと3度の出陣であるにも関わらず、歌った各曲でがっつり印象を刻み付けていることが伺えました。4要素全部当てはまる!という声、歌唱技巧のハイクオリティ、自分が上手く歌うだけでなく周囲を引き立てる技術への言及も印象的です。

Scarlet Lips・Blue Lightを中心に「色っぽさ」、特に鼻腔を使った艶っぽい発声へのコメントが多く見られました。

 

【コメント】

●色気のある歌声の男士についてのマシュマロを送った者です
まさかあのマシュマロを期に(?)こんなアンケートにまで派生するとは思わず驚きました!
音曲祭スカレリで見事に浦島に転がり落ち、すっかり魅力にやられてしまった審神者なのですが、歌ウマで色気もあり周りとの調和も取れるトンデモ脇差が来てしまったな……と震え上がったのが忘れられません

私もまさかこんなおおごとになるとは思いませんでしたが、お蔭様でたくさんの回答者の方から大変に貴重な幸せを頂きました…。きっかけを下さってありがとうございました!

●選びきれません!(嬉泣)
浦島くんの歌声は、多彩な印象を持たせてくれるので、最多選出でした!

●回答しながら「あれ私思った以上に浦島くんの歌が好きだな……?」と再発見しました。どの項目もベスト5を選ぼうと思ったら全てに浦島くんがランクインします。元気よく可愛く歌うのも、少ししゃがれた声でしっとりかっこよく歌うのも素敵です!

●可愛い歌声に浦島くんを挙げましたが、のびのびと気持ちよさそうに歌う所もとても大好きです。

●浦島虎徹くんは、Be Cool!!ですよ!亀吉を探してる声も可愛いんですけどBe Cool!!の俺もかっこいいことできるよ!兄ちゃん!みたいなアピールがまさに弟を見る気持ちになって可愛いしか出ない。問答無用で可愛いランキング1位

可愛い子がかっこいいことしてるのが可愛い~~~!!!ってひたすら盛り上がれて大好きです!!見るエナドリ Be Cool!!

●浦島虎徹が推しです。長く刀ミュを追ってきていますが、初めて「この人の歌が好きだ」と感じました。上手い人は沢山いますが、好きだもっとお歌を聴いていたいと思ったのは浦島くんが初めてです。
あと歌が好きな人の歌だなと思いました。シンプルに上手いのはそうですが、本人の歌が好きな気持ちが全力で伝わってきて自然と聴き入ってしまいます。
繊細で丁寧で、力強く、艷やかな歌声が本当に魅力的で、歌うと会場中がキラキラするような華やかさがあります。
場面に応じた歌い分けもきちんとされていて、歌に込める感情がしっかりと表現出来る高い技術を持っています。一部と二部で歌い方が全然違っていて同一人物か疑いたくなります。特に浦島くんを強く意識して歌う時は可愛い歌声で愛らしさに溢れていて、歌唱力で殴る時はかっこよくて艶っぽい歌声で魅せてきます。
真剣乱舞祭2022では、唯一自分のソロを持っていない中ソロを貰って出てきた男です。本当に嬉しかった。浦島くんの歌と努力が認められたんだなと涙が止まりませんでした。行く予定なかったのに広島公演行きました。実力とやる気があれば見ててくれるんだと改めて実感しました。浦島推しとして誇りに思っています。

なんかこう何らかの然るべきところに提出するべきでは…?と思ってしまうような、ギュッギュッとツボを押していくコメントをありがとうございます…。浦島君とコメント主さんの前途に幸いあれ!!!

●色っぽいは完全にスカレリの印象が強く、真っ先に浦島が浮かびました。浦島くんは全体的に、鼻濁音というか鼻に掛かってるような歌い方をされるので色気のある楽曲が映えるなぁという印象です。

●浦島虎徹、"揺ら揺らら"の1番"このままどうなっちゃうんだろう"の部分が喉で音を止めると言うか後押しと言うか小さい"ん"の音が入ってる様な歌い方が凄く好きです(分かりにくくてすみません…)
多分同じ歌い方で膝丸や和泉守兼定もそういう歌い方あるよなぁとは思ってます

●(Blue Light)推し補正が入っているあまりに我得な状況だとしても、技術も感情もてんこ盛りみたいな歌声は刀ミュ男士の中でもピカイチだと思います。また、糸川さんのすごいところは音程や技術の精度だと思っていて、パフォーマンスにしろ歌声にしろ完全に統率が取れているところがさすがだと思います。全力のパフォーマンスなのにあの安定感は確かな実力だと感じます。

●(BlueLight)らぶフェス2022で突然セトリに入ってきた浦島虎徹が歌うBlueLight。セトリに入るラストの時はアレンジも凄かった…その後にいちゃーん!って声帯違うんだよな…

浦島くんの正式なソロが本当に欲しいです……運営に伝われ……

つたわれ……………!!

●(海と夕焼け~虎徹兄弟編~)虎徹兄弟を繋ぐ架け橋となる浦島くんの歌声が印象的でした。
天狼傳では虎徹ふた振りの歌い方が、各々の主張のごとく際立って聞こえましたが、壽の合唱部分では溶け合って同じ方向を向いたように思えました。
冒頭で少年らしい溌剌さを見せつつも、海へ向ける歌声はとても穏やか。弟として可愛らしいお願いを提案するのは、三兄弟で過ごすため。
この公演から浦島くんのゲーム台詞を振り返ると、弟としての立場を活かして、ふた振りの壁を取り払おうとする様子が分かりました。聡いな…利発だな…浦島虎徹!!

 

 


日向正宗(石橋弘毅)

特色:かわいい かっこいい

数字上ではやはり「かわいい」の件数が強かったのですが、コメント欄を見ると「ここがかっこいい&かっこいい曲を歌ってほしい」が伸びを見せていたことが特徴的でした。彼も多分”日向くんがかわいいことはもはや前提”状態ですね!笑

中でも音曲祭Jackalは特に強い印象を残したようで、低音の迫力や色気に言及するコメントが多く見られました。同じ短刀でも、美しい・色っぽい形の今剣ちゃんと良い具合に重なったり異なったりしているところが面白いです。

日替わりも含めて全体的に、シーンに応じてがらりと語るものを変える力がすごい⇒それを全力で発揮するところを見たい、という願望を掻き立てる力を感じました。

 

【コメント】

可愛い(Be Cool!!)もかっこいい(Jackal)も歌えるので今後の化け方に期待している

●今剣君と日向君による短刀にしか出来ないみたいな曲を2振りのあの歌声で一曲お願いしたいです。

聞きたいですねー!短刀悲劇も良かったですけどちょっとシリアス寄りだったので、めっちゃハイテンポ&ハイトーン決めていく溌剌とした曲とかを

●私的には日向正宗も上手いと思うんですよね…特別アレンジなどは入れないけど安定感がある気がする。

●(可愛い声)最初はここに日向くんも入れてたんですが、彼は基本可愛らしいハイトーンボイスでありつつふとした時に艶を覗かせてくる小悪魔的な美少年なので「可愛い」とは違うと思い今回は除外しました

●パライソの時の「合言葉はパライソ」が良かった。直前までおろおろしていたのに、腹を決めた瞬間”高貴で尊い天草四郎”になりきる切り替えが見事。純粋で慈悲を感じる美しい声に、民衆が縋りつきたくなってしまうような説得力があった。溌剌とした可愛い曲だけでなく、聖歌のような澄んだ歌声を聞いてみたい。

●日向正宗くんのお歌についてです。そもそも可愛い可愛い短刀で、精巧なビスクドールのようなあの可愛らしく美しいお顔で、パフォーマンスも全てが可愛い日向正宗くんです。Be cool!も有り得ないくらい可愛いですよね。そんな彼がらぶフェス中に歌ったJackal、忘れられません。Jackal、かっこいいお歌であるだけでなく、刀ミュ曲の中でも音が低めの曲だと思うんです。日向くん貴方、そんな低いお声出たの?えっ、可愛いと思っていたけど、こんなかっこいい曲に対してそんなピッタリなお声してたの?えっカッコよすぎるんですけど?の、衝撃が忘れられません。

●「獣」は通しで聴いたのが実は地上波出演時が初だったので日向君センターの「己に牙を剥け!」を親だと思っております

あの采配は鬼でしためちゃくちゃかっこよかった………

●日向くんの可能性にとっても期待してます。日向くんDriveとかのギラギラな曲歌ってくれないかな〜と思ってます。

●「お前が知ってる」を日向正宗くん、堀川国広くんに歌って欲しいです……😭おらつくとは?🧐っていう子達にバチくそオラついて欲しいです😭新しい門が開かれる予感がします😭😭

●日向くんに、肥前あたりが歌うようなバチバチの曲を歌ってほしい

三連発でお送りしました(笑)聞きたいですねえ!!

●音曲祭「Can you guess what?」や乱舞祭2022「Jackal」の日向くんが低めで硬派な感じが突き抜けてるのが非常に最高だったのでまた色気のあるカッコいい曲やってほしいです

●「タカラモノ」(formation of パライソ) 三条with加州清光で聴き慣れた、とても好きな曲の一つなのですが、パライソ組の音源を聴き、2番の日向くんの歌いだし、「こんな僕のことが好きって変わってるって言われるでしょ?ねぇ?」がとても印象的です。このセリフを少し呆れながら、でも抑えきれない嬉しさを滲ませながら「キミ」に向かって言っている日向くんが脳内に浮かぶのです。歌声からこのシーンがドラマのようにありありと想像できたのです。このパートを日向くんにしたのは大正解だ!と拍手を送りたくなります。パライソ組の「タカラモノ」をいつか生で聴いてみたいです。

ビジュアルも声質もミステリアスな美少年ですが、明るく弾ませたり強く感情を出すと一気に親しみやすく可愛らしくなるのが、原作の日向君と通ずるところという気がして大好きです、あの塩梅。

 

 

 

豊前立花裕大

特色:かっこいい 色っぽい

流石のかっこいい率!中でも、「まっすぐ・伸びる・爽やか」というワードが特徴的でした。中音域の正統派、あまりビブラートをかけないストレーーート!という感じで気持ちよく伸ばすロングトーンは、まさに原作豊前ともぴったりの相性ですよね!

残り五振が個性のスマッシュブラザーズのような江の中で、非常にスタンダードな評価構成だったことも逆に目立っていました(笑

ペンライト・太鼓曲を盛り上げる元気な掛け声や、松井くんとのデュエットで光・頼もしさといった物語と連動した要素を感じさせてくれることなど、空気を明るい方向へ向けてくれる牽引力のようなものが魅力として挙がっていたのもいいなぁ…と思います。

 

【コメント】

豊前江は爽やかで華やかな歌声だと感じますが、高めの声を出したときに時たまうっとりするほどの色気と甘さが飛び出てきて好きです。「YUKARI」は舞台上だと元気な合いの手が入るのもたいへんよい。

分かるーーー個人的に「あの人の歌声ーーーーーー」の時のような、ミュージカル歌唱寄りの高音が特に艶っぽいと思います…!

豊前江の歌声はまっすぐ抜けていくような爽快感があり聞きやすく大好きなのですが、私の中のイメージではジャンルで言うと、爽やかな歌声に入ると思った為、今回は〇〇の歌声には入れませんでした。

●(明けに染まる刻)初めて刀ミュシリーズで観た(アーカイブ配信で視聴)本公演がパライソでした。この曲は豊前くんが持つ『光』が声になって表れているようで、闇を裂くような真っ直ぐな歌声がとても好きだからです。

豊前江の歌声が好きで、特に豊前江の心覚一部曲「遺された志」の大千秋楽版(ライブ音源)のラストの「風のその先へ」の「風の」のところの、高らかに伸びあがる声がすごい綺麗でめちゃくちゃで好きです。同じくらいパライソ一部の「明けに染まる刻」も好きで、物語的に俺が一緒にいてやれる!というかっこ良さに加えて、その頼りがいのある感じが全身から伝わるような歌声が聞いているとドキドキします。

●(明け暮れ刻)松井江の暗く重い苦しみと、決して同調することはないながらも優しく寄り添う豊前江のスタンスが歌声によって端的に表現されていて、二人の心境や関係性がありありと伝わってきた。その後に歌われる明けに染まる刻も含めて、刀ミュ本丸の豊前江を歌声と演技と歌詞で直接的ではないのにこれ以上もなく明確に描きだしていて、見事だと思った。

あの歌による心情描写、パライソの「正統派ミュージカル寄り」具合がとてもよく表れてるパートのように感じて大好きです。

●(Yellow Sac Spider)豊前の「Love me like that」の部分のしゃくり(?)跳ね上がる部分が好きです。豊前の声質に合っている気がします。

●歌声とは違うと思いますが、YUKARIのい!く!ぜ!と合いの手を入れる豊前江の楽しそうな感じがめちゃくちゃ好きです。

●真剣乱舞祭2022のエターナルフレイムの最初「叫びたい!この衝動!」のとこの豊前江のかっこよさ天元突破してたと思います。めっちゃ元気出る。

豊前蜻蛉切で歌った「風の先へ」のラストで豊前が裏声?を使わずに高音を出したのにびっくり。豊前にはドスを効かせた声よりも綺麗に発声する歌声の方が似合っていると思う

●(風の先へ)真剣乱舞祭2022の中でこの二人が歌ってくれました。表現力豊かで伸びのある蜻蛉切の高音、真っ直ぐで芯のある歌声の豊前江のデュエット。鳥肌が立つくらい美しくて感動しました。

●推しなので贔屓目にみてしまうところもありますが、豊前江役の立花裕大くんの歌声がすごく好きなんです!
刀ミュだと他にも上手い方がたくさんいるのでソロはまだもらってないですが、昭和歌謡のようなスローテンポで聴かせる歌がとてもいいので、そんな機会があったらいいなと思っています。

●格好良い系の歌が多いですが、声の表情が強めなので可愛い曲やコミカルな歌も似合うと思います。盃兄弟を歌ってほしいなぁ。断恋は、とても良かったです。

「大変ですりいだあ!酒「俺の疾さについてこれっかぁ!?」「だから早いですりいだあ!!!」江で見たい~~~~絶対楽しいやつですねどんちゃんさわぎ…!!

 

 

 

大典太光世(雷太)

特色:かっこいい 色っぽい

こちらも比率としては王道かっこいい族ながら、「迫力」「柔らかい」という形容が並立していることがとても面白かったです。

同じ低音男士でも、大人な渋みの曽祢さん・硬質な重みの伽羅ちゃんとさらに異なる個性をお持ちであることがとても分かりやすい結果だと思いました。それと同時に、その低音と対照的な美しい高音も、審神者心をガッツリ掴んでいるようです(笑

また、キャラクターの要素として漂ううっそりとした怖さが、迫力という形でかっこよさに転換されていることも伺えました。

 

【コメント】

大典太の方はとにかく低音が強く、低音の支えとして非常に安定感がありました。

●「好きな歌声の男士」は、迫力のある歌声が好きなので、この3人(大典太光世和泉守兼定蜻蛉切)になりました。特に大典太光世は、それまでゲームでそれほど推してなかったキャラクターだったのが、ミュージカルで歌声を聞いてからどっぷりとハマった程のものです。

大典太光世三日月宗近はドコに入れていいか分からないので入れられませんでした。天下五剣恐るべし。

方向性は全く違いますが、それぞれの歌声にオーラというか、浮世を離れた特別な空気のようなものがありますよね…

●(外の光)てけさんが以前仰っていた、雷太さん演じる大典太の雷鳴のような「知ってるか!」で射抜かれて沼にドーン!と落ちました。その後の「聴こえたのは声 俺を呼ぶ声」も厚みがあって大好きです。CDよりも舞台上の方が声が10倍位出てるのも大好きなポイントです。

●(外の光)「歌声」にカウントしていいか微妙なラインなのですが、大千穐楽での光世さんの「知ってるかァ!!」が、血を吐くような痛切かつ鮮烈な声でとても印象に残っています。それまでの諦念と厭世を重く引きずった低音から一転、どこか泣きそうにも感じるあの響きが、公演から一年半は経つ今も忘れられません。

「閉ざされた暗所のフラストレーション・その先の光というカタルシス」という大切なモチーフを刻み付けるのに、最高の一声だったと思います!

●(革命前夜)ほんとにこの楽曲は正しく革命的で、初めて聞いた時 あまりのかっこよさに出だしから脳がビリビリ震えました。そして大典太の「Oh Hey」で射抜かれました。あれ、大典太さんって声低いんじゃないの...この人こんな綺麗な高音も出るの...えっ、えっ(さらに深い沼)となり、今となってはしっかり俳優さんにもハマりました。推しに出会うきっかけをくれてありがとう刀ミュ...

●ミュのおかげで大典太光世への印象が大きく変わりました!弊本丸には来ていなくて、アニメ花丸や活撃では「こわい」という印象を抱いていたのですが、ミュを観たことで「かっこいい!」「すごい!」となりました!!

●最推しって事もあるけど大典太光世の声が1番好きです。 花丸の「閃の刻印」でも声が色っぽかったり見た目の割に少し高めだったりしてたので、刀ミュでも同じくらい色っぽくて高音が出せてそれですごくかっこよかった印象があります。 また、「未だ視ぬ世界」のラップパートで聞いた声がほんとに大典太光世(cv浪kw大skさん)が声あててる!?ってくらいほんとに大典太光世の声で役者さんの技量にとても驚かされました そして、元々低い声や色っぽい声、普段大人しい声のトーンをしている人が、盛り上がった時に荒々しくなったり大きな声を出したりするのがすごく好きだったこともあり、刀ミュの大典太光世の歌声に惹かれました

大典太光世推しです。あの重くて艶のある柔らかい声に惚れ込んでいます。
ミュ本丸の男士は誰も彼も素晴らしい声の持ち主なので、各部門での1番となると他の男士が出てきてしまうのですが……
ミュ本丸の大典太光世はどんな曲調にも馴染む柔軟性のある声の持ち主だと思うので、色々な曲を歌ってほしいです。江おんすていじ、期待でいっぱいです。

エイサー・えおあおあ・まさかのFree Style(オダイバ)、どんな曲にも彼らしさを崩さないまま馴染んでいくあの感じ凄いですよね!?

 

 

 

ソハヤノツルキ中尾暢樹

特色:かっこいい 美しい 色っぽい

かっこいい・色っぽい項だけでなく「美しい」にも意見があつまっていたことと、やはり「光」というワードが特徴的でした。

演出の茅野さんがソハヤの第一声「待たせたな、兄弟!」をさして「ここでお前が一瞬で光になるんだ」と仰ってたことが刀ミュラジオ(2022/2/27)で語られていましたが、まさにそのものの力強く晴れやかな声だと思います。単に明るいだけでなく爽快さ・気持ち良さを感じさせるような、押し込められた暗い場所に外の空気が入ったときの眩しい光を担う事のできる声なんだ……とコメントを読んでいて気づかせてもらいました。

また、『外の光』『未だ視ぬ世界』ともに、基本的に目立つ声なのに大典太と一緒に歌うとぴったりはまる、相性が抜群!という点もよく挙げられていました。

 

【コメント】

●個人的に声に伸びがあるハキハキした発声が好きで、初めて心覚の「刀剣乱舞」を聞いたときに、とても好きな歌い方をするのなぁと思ったのがソハヤでした。大典太とのデュエット「外の光」でもその伸びや発声が顕著ですし、まさしく『光』と思える歌声だなぁと思います。

●「東京心覚」の光世&ソハヤの「外の光」でソハヤパートの「俺の霊力舐めんな!」の上手く言えませんが聞いてて気持ちのいい音程の降り方や、「全うする物語」でのラストの「物語をー♪」の安定した高音維持とか、気づくとソハヤの歌のここが好きポイントが結構沢山あります。

あそこの降り方が気持ちいいの分かります!一音一音がくっきり当たるのにちゃんと勢いのついた「舐めんな!」って啖呵として聞こえる、音楽とお芝居の気持ち良さが同時にスパーン!と来るようなフレーズだと思います。

●(外の光)心覚の三池兄弟登場曲です。
まず光世→最初のドゥーン…と言う低音と共に「天下五剣が一振り、大典太光世だ…」と自己紹介が始まりますが、最初は淡々と語る様な歌い口調が「どうせ誰も期待してはいないだろう」の所のクレッシェンドで一度感情の爆発みたいなものを見せつつ「分かってるさ、みんなそうだった」と、また己に言い聞かせているように淡々とした口調に戻る所が本当に印象的で、雷太さんの歌への感情の込め方が素晴らしいと思いました。
ソハヤ→「待たせたな、兄弟!」のセリフと共に始まるソハヤの歌ですが、同じ曲でも転調するとここまで明るく爽やかさが垣間見える曲に聞こえるのかと、当時は膝を打ったものです。そして実際に暢樹くんの歌声は実に爽やかで華のある声をしているんですよね。パッと光が差し込んで来たかのような。
そして後半でこの二人がユニゾンやハモリになった時にまた綺麗にハマるのです。こんなに声の相性がいいのはそう無いのではないかと思いました。

キャストさんとして高いポテンシャルが・各々の原作キャラにソロとして合った形で・デュオ時に音楽的にも物語的にも会心のハマり方をするって、改めて考えるとどういう確率よ…ってなりますね…。

●(江戸(ここ)を守る/美しい声)決め手になったのはこの曲です。たーまやー!…ってかぁ!という一声から始まって、しっとりと三池兄弟がかけあいをする曲がすごく好きです。「元気に泣くのは赤ん坊」のしっかりと声を張った一節が、「赤ん坊は元気に泣くのが仕事で、そういう江戸を守るのが俺達だった」という役割の話をしているのだと頭に飛び込んできました。その後で「与えられた役がある 俺は狸爺の墓所の番」という歌詞を歌うときに、少し拗ねた感じと切なさと温かさが全部あって…。家康も人間も手放しで大好きというタイプではないけど、どこかに確かな想いを感じる声がとても美しいなと感じた曲でした。

ソハヤと豊前は歌のお兄さんみたいに爽やかで元気な歌を歌ってほしいですね。

反射的に想像したのが『Don't worry, don't worry』でした!似合う…!!

●(未だ視ぬ世界)双方集団の中で歌うと目立つ声なのに、ふたりで歌うと声の相性がバツグンで生で聴いた時にビックリした。

こちらの相性のよさについては、デュエット特集の方でまた挙げさせてください!

 

 

 

水心子正秀(小西成弥)

特色:美しい かわいい 色っぽい かっこいい

こちらもすごく面白いことになりました。ご覧の通り、4要素全部が挙がるという珍しい結果になっています。

この結果報告、ちょっと詳しく言うと「4カテゴリで挙がった総数の10%を超えた項目を記載・1カテゴリで90%を超えてしまった場合は2番目に多かった項目を記載」という運用でやっているんですが、本丸で唯一、全ての項目が10%を超えた男士が水心子くんだったんです!

「全部の項目に当てはまる」という意見が多い訳でもなく、実際ほとんどの方がバラバラに名前を挙げている状態でのミスターバランス型男士ということで、集計していてまじかー…!!ってなりました。(他に髭切・浦島が近い値を出していました)ストイックでありながら多彩な要素を備えた男、まさに”祖”!って感じでめっちゃ良くないですか…。

「水心子らしさを感じる、生真面目でまっすぐな歌声」と、その声が儚さ・艶を出すときの揺らぎについてのコメントが印象的でした。

 

【コメント】

●水心子くんはキャラクターと声・歌い方のマッチがよすぎてランクインです。
発声のことは全然わからないんですが、しっかり歌うぞ!が自然にできているというか……水心子くんの歌として自然というか…もはや小西さんの演技の話になってしまっているかもしれないですが笑

分かります…!複合的な要素の賜物だと思いますが、水心子が任務の一環として歌を歌うならきっとこうだろうみたいな「読み込んで歌い込んで真摯に歌う」魅力的なものを感じますよね…

水心子はどこまでもまっすぐな歌声が、本刃の性格をそのまま現しているみたいで、心に刺さって仕方ない。清麿の柔らかい歌声との相性も抜群で、まっすぐな直線とやわらかな曲線が合わさった時のハーモニーがすごく綺麗で聴き惚れてしまう。

●心覚本公演の時は"美しい"というイメージはあまりなかったのですが、
乱舞祭2022の『かみおくり』「風をまとい~」からの揺らぐような歌声が
幽玄で美しいな~!という印象で驚きました。
基本的には、甘すぎず苦すぎず、高すぎず低すぎず、
生真面目さや潔癖さを感じるスッと通るベースの声に、
やや湿度のある艶とビブラートが載っているのが、
危うさや儚さのように感じてミュ水心子らしいなと思います。

水心子ビブラートは見せ場の一つでしたね…!

●(かみおくり)水心子正秀の真摯に物事に取り組む姿勢や、老成した雰囲気と探究心に溢れた若さが同居しているキャラクター性が歌声で表現されていると感じます。本公演のときと歌い方が変わったのも印象的でした。

●(問わず語り)最近の曲で1番グッときた。水心子正秀の1人歌唱の声色に感情が滲んでいてとてもいいし「いのち」が重たく感じる最高曲

たった3文字がほんとにズンときました………

●水心子くんの歌声は主人公的でありながら大人っぽさもロマンも兼ね備えててどんな曲にも合うしミュにおけるキャラクターにも合致していて本当に素晴らしいと思います。

●(かみおくり)今まで品のある声だと思ってた水心子くんの「ひゅるり」のだし方が色っぽいそれで度肝抜かれた

●当時、心覚&天保江戸未履修だったのですが、乱舞祭2022『焔』の水心子くんの「正々堂々ゆけ 熱を帯びて」が色っぽすぎて一瞬で水心子くんの虜になりました。

●水心子正秀は色っぽい歌声という字面でご飯が進みます。 

wwwww食欲の秋ですしいっぱいおかわりしましょう!

●「色っぽい歌声」は村正以外すごく迷いましたが、石切丸の歌声のつややかな感じ、水心子の声の少し鼻にかかる感じや息の抜き方が色っぽいかな、と思って選びました。

●らぶフェスの美しい悲劇、水心子正秀と肥前忠広。水心子の綺麗なビブラートと肥前の少しハスキーで力強い声のケミストリーが好きでした。

あの回の美しい悲劇めちゃくちゃ好きです……。2022年の『美しい悲劇』から3本選べと言われたら、とりあえず絶対水心子肥前回は推します!

 

 

 

源清麿佐藤信長)

特色:かわいい 美しい 色っぽい

項目としては「かわいい」ですが、とにかく「優しい歌声」だとの声が圧倒的でした…!!

石切丸さんや桑名くんは比較的対象の広い「温かく柔らかい・聞いていると癒される」という意味合いの優しさに関するコメントが多かったのですが、清麿くんに関してはもう少し具体的に「相手に寄り添う・包み込む・支える」響きが優しさとして受け取られていること・その姿に美しさを見出されていることが特徴であるように思います。

心覚はとても優しい物語だと言われていますが、その意味ではまさに最適なポジションでの参加だったのかもしれませんね。水心子との相性の良さは言うに及ばず、日替わりデュエットの相手とも調和する歌声にもコメントが集まっていました。

 

【コメント】

源清麿くん推しのオタクなので全部に清麿くんを入れてしまったのですが、彼の柔らかくて愛らしいけれど力強い歌声は唯一無二だと思っております……!

●「可愛い歌声」は、幼さを感じる歌声で可愛いのプロ今剣先生、歌声というか発声?が可愛いなぁと思う雲さん、ふんわり優しくて声までペンラカラーのパステルみを感じる清麿です。

●元々ゲームの時から推していたのですが、ミュに出たことによりさらに深まった気がします。声に惚れたと言っても過言ではない!ほころび、問わず語りの優しさ、包容力を感じて胸が苦しくなり、illusion〜でもう訳分からなくなりました。少しザラつき?がある感じも好きです。乱舞祭での優しさ200%のTimeline本当に素晴らしかった…

ゲームから推されてる方にとってはきっと、オーバーキルもいいところでしたよね…笑

アンケートにはなかったのですが、やさしい歌声は清麿だと思っています。1部での全体にふわっと広がるようなやさしい歌声が心覚に欠かせないと思いました。特別に技術面でここが素晴らしいというのは分からないのですが、じわっと沁みるやさしさを感じます。

●挙げていませんが、「美しい~」には清麿もすごく迷いました。歌声だけで優しさと柔らかさが伝わる、とてもとても美しい声だと思います。

●(ほころび)てんえどが最推しなので。清麿くんのパートの歌詞が解釈一致すぎて初見で号泣して日常生活に支障をきたすレベルで私にささったため。

●(ほころび)
「大丈夫だよ 落ち着いて ほら 深呼吸」をあんなに優しく寄り添うように聴かせる歌声は本当にすごいと思いました。落ち着いて聴いてるのに涙が出ます。しなかやで柔らかさのある清麿の歌声に対して、水心子の使命感が滲む張りのある声が良いコントラストになっていてどちらもすごく好きです。歌声を夢中になって聴いていると不意に襲ってくる歌詞の素晴らしさにも悶えます。

●(ほころび)歌い出しの清麿の優しすぎる慈愛極まった声と、水心子の「忘れてはならぬ、〜諦めてはならぬ」の使命感溢れる力強い声の対比で毎回泣きそうになります。清麿がどれほど水心子をおもって気にかけているのが分かる曲でもあると思います。大丈夫、落ち着いて、深呼吸の言葉はどれも水心子宛だと思っておりますが、てんえどのヲタクなので疲れた時などは少々お借りして元気をもらっています。

慎ましい…!いやでもあそこの対比は本当に美しかったですね。

●東京心覚での問わず語り、最後に水心子の歌声にそっと寄り添う源清麿のハモリが、彼そのもののようで聞くたびに好きになってしまう

源清麿が乱舞祭2022で二回Timelineを歌って、それぞれ違うキーで歌いましたがどれも上手に歌いこなせてて、音程の安定さは言うまでもなく、特に高音部分(幾つ増えても〜)は爆発力を見せてくれてとても印象的でした。ミュ清麿は優しくて他人を支えて控えめのイメージですが、もっと刀ミュでたくさんの曲を歌うところを観てみたい、聴いてみたいですね。

それも正直見てみたいです…どうしますか勢い余ってBurn Outとかしちゃったら…

●(Timeline/真剣乱舞祭2022)今剣・清麿、日向・南泉、国広兄弟の声の相性が良すぎて印象的。清麿はどの声質ともケンカしなさそう。

●清麿はポジション的に優しいお兄さんのような印象で、歌声もこの上なく優しくて、こんなに清麿に合う歌声無いぞ!!と思いますが、たまにそれが一周まわって色っぽく聞こえる気がします。

分かります。めくるめく魅力でくらくらさせてくれる能動の色っぽさもあれば、ふとした瞬間にフッと惹きこまれる受動の色っぽさもありますよね。

 

 

 

五月雨江(山﨑晶吾)

特色:色っぽい 美しい

色っぽい・美しいがほぼ等分、非常にソリッドで納得感のある結果になりました。

すごく細かい話なのですが、彼の歌声の色っぽさを語るときに「セクシー」という表現が一度も使われておらず、かわりに「艶」という言葉が頻出していたのがすごくこう、良い…!!!ってなってました。ニュアンスってね、ありますよね!(決してあの歌声をセクシーと表現するのは違うという意味ではなく、今回起こった現象として興味深いという意味で!)

曲調と相俟って雨や水を感じさせる音、また『雨と雲と犬』の「あ・め・”に”」のファルセットに美しい!というコメントが集中していました。ビブラート・スタッカート・ファルセット・ウィスパー・唸り、ひとつひとつの技巧で確実に印象を残していくのも仕事人ぽくていいですね…!

 

【コメント】

●五月雨江さんの声は、硬質な、ダイヤモンドダストみたいな細かいキラキラを感じるので、美しいに分類しています。クリスタルの結晶みたいな声だなと思っています。

●五月雨江は浦島虎徹同様艶があり独特なクセがあるのですが、それがまた色気があり、第三形態やピッタリとした衣装と相まってとても妖艶という言葉が似合います。

隠れて忍ぶ雨さんと色っぽさの取り合わせはあかんやつです…

●雨さんはビブラートマシマシなところがどことなくV系っぽい方向性の歌ウマだと思っています(音楽初心者の感想)。好みどストライクです。

●「雨と雲と犬」の五月雨江の歌で初めてこれが艶っぽい声か!!って思ったのが印象的です。

●東京心覚「雨と雲と犬」の、五月雨江が歌う「雨に」の「に」の部分が綺麗ですごく好きです。

●心覚の五月雨江顕現の曲が、今までの刀ミュっぽくない曲な気がして初見時びっくりした記憶があります。一音高い音(あ·め·に↑)が水滴の落ちたぴちょん↑って音のようで好きです

分かります!あの高音の跳ね方は水琴窟とかの水滴っぽいですね…!

●(雨と雲と犬)出だしの五月雨江の歌い方は、川の流れのように少しだけの切なさを加えて、穏やかで滑らか。続く歌い方が元気なわんちゃん!跳ねる雨粒のようなスタッカートが気持ちいい!
続く村雲江は主観を表に出した歌い方で、感情がとても分かりやすい。厭世感はありつつもプライドが透けて見える。
掛け合いの部分も各々の声がはっきりと分かり、違いが鮮やか。しかし、最後の一音が合わさる気持ちよさ。

● 松井江、五月雨江の美しい悲劇(五月雨江の切なる想いが込められているかのような歌声と松井江の強い信念を感じられる歌声がとても好きです。)

●(要となる城 気付く歌)雨さんと道灌さんの歌声がとても好きで鬼リピートしてしまいます。同じくここおぼ1部雨と雲と犬 雨さんの高音と囁くワン、にやられて鬼リピートしてます。最初はそこまで推してなかったのに声にやられました(膝推し)

●(要となる城 気付く歌)五月雨江のパートの声がすごくきれいで忘れられない。五月雨江推しになった理由の一つ。

しっとり艶のある雨さんと松肌のように味わい深く枯れた道灌様、全く異なる歌声のおいかけっこが、不思議と美しく調和するんですよね…。

●これはただのオタクのコメントなんですけど...私雨さんみたいに美しくて艶やかな歌声を持つ人ががなり声を出すみたいな治安悪い歌い方するの大好きなんですよね...なので真剣乱舞祭のBE IN SIGHTの「押し込めた〜」とか毎回刺さって仕方がなかったです..

 

 


村雲江(永田聖一朗)

特色:かわいい 美しい

件数としては「かわいい」にがっつり支持が集まっていたのですが、声色自体のかわいらしさに増して「感情の移り替わりがありありと見える歌声が印象的だった」という趣旨のコメントが多数寄せられていたのが印象的でした。

特に『次に降る雨』での桑名くんとのやりとりで歌いながら心をほどいていく場面についての言及が多かったです。言い方を調節するなら「愛おしい」に近い「かわいい」なのかもしれませんね。

また、曲によっては力強く突き抜けて聞こえる歌声のかっこよさにも注目が集まっていました。お腹から声出す雲くんも大好きです!!

 

【コメント】

●1部ではダウナーで歌も敢えて脱力感のある歌い方をしていて、それも村雲江らしいのですが、雨さんと一緒に頑張る2部や祭での笑顔全開パフォーマンス中は歌声もメリハリがあって溌剌とした可愛さがあると思います。雨さんの歌い方がやや抑揚抑えめというか、"静"っぽいところがあるので、対になる"動"っぽさも感じます。

いいですね”静と動”!原作でも雲さん、戦に出ると案外激しいところありますし…笑

●(次に降る雨)ふんわりと暖かい桑名の声に包まれて、本来のピュアさを取り戻していくように雲さんの澄んだ歌声が応えて行くのが…泣けます。

●(次に降る雨)雲さんの声色が感情によって変化するところが好き。桑くんの優しさで雲さんの心も優しくなっていくのが歌声で伝わる。

●心覚「次に降る雨」の村雲江の声質がとても好きです。村雲江のかすれているような素朴な感じの声が、桑名江の広大な土地のようなイメージの声質とすごく合っているなあといつも思っていました。村雲江は歌声だけでなく普段の喋りも聴いていて気持ちいい声質だなと思います。

「雨……海……雲…… …ぐるぐるまわってる…!」ってぽつぽつこぼれはじめて、少しずつ溢れる雲くんの声を桑名君がふっかり受け止めるような、あの関係大好きです。

村雲江の可愛さはこの地球を包み込み花弁を舞わせ人々は歌い踊り甘露の雨が降ります。

\雲さんの可愛さは芯金に素早く届く/

●(かみおくり)村雲君の「行き着く先」、めっちゃくちゃ声量があって、目が覚める心地になるというか、ここを聴くと「始まったな〜〜!!」って実感が湧いてきて大好きでした。

大包平とのTimelineとかでもそうでしたが、ここぞ!で声張ると雲さんの声めっっっちゃ通りますよね…!!

●(革命前夜)特に22乱舞祭で感じたのですが、村雲と五月雨が歌う「怯まず」「憶さず」の部分がとても素敵だと思いました。特に村雲江に感じたのですが、村雲自身の「怯まず」「憶さず」という言葉がしっかりと伝わる村雲らしい歌い方で、大好きです

村雲くんは、焔ですね!焔のかっこよさが他で見せてくれた可愛い印象をぶち抜いて来るんですよ!!!みんなかっこいいに降ってる曲なんですけど村雲君……っ!って言語化できないときめきを現地で得てから彼は誰が言おうとかっこいい声なんです。

●村雲江の歌声は少しハスキーに聴こえて色っぽいと思ってます

●村雲江に、バリバリのアップテンポなアイドルソングみたいな楽曲を歌って欲しいです!リズム感が良いなあと思っているので!

直前までおなかいたくなりそう…ってめそめそしてたのに、いざ踊り出したらその機敏さでお腹痛いことないやろ!!?状態、みたいなの鮮やかに思い浮かびますねw

 

 

 

大包平(松島勇之介)

特色:かっこいい 美しい

「かっこいい」からの「美しい」、まさに大包平!!という結果になりましたね。

アリーナを貫くストレートロングトーンが、「かっこいい」にとどまらず「強い」「力強い」「健やか」と新しい枠組みを用意されがちなところまで、”健全無比の大横綱”の歌声としてお見事だと思いました。また、特に乱舞祭関係の楽曲で、強さや覇気が「清浄」のイメージに結びつくのも面白かったです。

あの堂々たる陽性を体現する歌声だという意見が多く見られた一方で、静かなトーンで歌うときの優しさ・美しさに惹かれた旨のお話も見られました。罪作りな個体の大包平ですね…!笑

 

【コメント】

大包平ロングトーンはトランペットのようなまっすぐな響きなので、どこにいても大包平だ!と分かりました。

大包平の声はまっすぐ伸びて届くのにしっかり立体感がある。私もあんなふうにかっ飛ばしたいなあと思える憧れの声です。

●曲ではありませんが、大包平に関してはカッコイイよりも「健やか」が優っていて、これは豊前さんにも言えることですが、とにかく『まっすぐ』届くんですよ。かつ清涼感と言うか、浄化されると言うか。

歌声と言うか人柄と言うか存在と言うか役者さんと言うかなんかもう問答無用で元気にしてくれる大包平が大好きです。
具体的に言うと刀剣乱舞祭の「ハレ!」が厄災を声で祓う大包平だ!刀剣の横綱!美の結晶!俺が守ってやる!感が大好きです。

いやほんとうに、あの「ハレ!」は厄が物理でぶっとばされていく気がしますもん。

●声量が強い男士は何振りかいますが、その中でも
純粋、というか、混じりけのない、というか、
"暗闇に射す一条の光"……!という感じの朗々とした声質が格好いいなと思います。
特に乱舞祭2022での本領発揮!感にはとても驚きました。
『かみおくり』での「晴れ渡る空が待つだろう~」のところは
「待ァ↑↑」の突き抜けるような響きが気持ち良く、
「そ、そうかも……!晴れ渡る空待ってる気がする……!」となり、
『問わず語り』の「澄んだ暗闇~」は
突き刺さるように澄んでいるイメージが脳に流し込まれるような声で
「な、なるほどこれが"澄んだ暗闇"……!」となりました。
聴いた人に説得力を感じさせるパワーのある歌声だなと思います。
まだミュ本丸に顕現したばかりなので、今後が楽しみです。

「伸びる声」を超えて「突き抜ける声」になるの分かります。同じ”伸び”が印象的な男士でも、豊前が長い長い道を風のように気持ち良く駆けていくイメージだとしたら、大包平は真っすぐ前を見据えて立ちはだかる何かを打ちやぶって行くようなイメージになるというか…。嵐の空も、飛んで飛んで雲を抜けてしまえばそこは晴天!

●(Burn Out) 粗暴なかつ特徴的な声の肥前と、真っ直ぐで力強く、そして上品な声の大包平。個性的な彼らでありながら、不思議と「石川くんと松島くん」といった印象でなく、「肥前大包平」としっかり刀自身が歌っているような実感が得られました。どういう言い方をすればいいのか定かでは無いですが、あのようなテクノ?ヒップホップ?的な曲調だからこその、普段との歌声の違いが感じ取れるように思います。あと大包平の英語の発音死ぬほど良いのが個人的にお気に入りです。

確かに!笑 教科書的に正しい英語というより音を自分のものにしているという意味で、あの曲に関しては半ば英語という意識もなく聞いてた気がします。

大包平は落ち着いて歌うとすごく色っぽくなるんです!!!!!落ち着いて歌うと!!!

\分かりましたので落ち着いて下さい!!!!!/って笑っちゃいましたw本刃とファンの波長がぴったり!

●(美しい声)乱舞祭2022とCD音源の歌声しか聴いていなく、乱舞祭のときにはよく通る声としか思わなかったのですが、Burn OutのCD音源を聴いたときにとても綺麗だと思いました。意外に思えて好きになりました。

●らぶフェス2022の大包平と村雲の「Timeline」、大包平がとんでもなく優しい歌声でびっくりしてドキドキしました

バラードになるとそんな声出るの!!?って声出してくるから心臓にわるいですね…

大包平は推しで、歌が急成長してる男士でもあるので、どこかの項目に入れたい!!!と思ってかっこいいを無理矢理4人にしてねじ込みましたが、実はちょっとしっくりいってません。
かっこいいより「強い」という印象ですね…魅力的なことに間違いありませんが。
今後、いろんな歌を歌いこなす中で、色っぽいにも美しいにもなれるポテンシャルがあると思うので、今後の大包平の飛躍が楽しみです!!

●声は体を表す!大包平そして松島くんのお人柄が感じられるところが好きです。あのまっすぐどこまでも通る声で勝ちに行くぜベイベーの「俺だぜー!」を歌ってほしいです。世界一似合うと思うので…

確かにー!!まんば先輩相手に強制ネガティブ店じまいしてましたし、絶対似合いますね!!

 

 

 

山姥切国広加藤大悟)

特色:美しい かっこいい 色っぽい

やっぱり美しいものは美しいんですよ仕方ない…!!

口ずさむような歌い方でもしっかりと耳に届く歌声/圧倒されるような迫力のある大音量、どちらも完成度高く聴かせる力について、歌唱力というワードがよく出ていたのもとてもよく分かります。

また、1部2部ともに悲しみを歌いながら「美しい」という印象を残していたことも、あの本丸の山姥切をよく表しているように思いました。あんなにも逞しく力強い姿を見せながら「繊細・儚い」という形容が出て来るところにも歌の力を感じます。

ALL FOR ONE等で垣間見えたかわいいポテンシャルを発揮してくれる日はくるのでしょうか…。

 

【コメント】

●好きな歌声とは違うけど初めて聴いたときに1人だけ別のスピーカーから聴こえてくると感じるくらい不思議できれいな歌声だった。声を張っている感じがしないのにすごくよく通る。全人類に生で聴いてほしい歌声。

分かります。劇場で聴いた時、第一声で「え?」ってなりました…。

●江水散花雪で、山姥切国広のソロ曲がとても印象的だった。普段は山姥切国広のことをまんばちゃんと呼んでいるが刀ミュの山姥切国広は山姥切さんと呼んでしまう程の圧倒的歌唱力だった。

●まんばちゃんは歌唱力の化け物②です。最近ミュに新参戦する男士の歌唱レベルがどんどん上がっていると思うのですが、まんばちゃんにはびっくりしました。声量と声の伸びがプロ。ソロ曲もバラードで誤魔化しのきかない曲だったと思いますが、堂々たる歌声でした。まんばさんと呼ばれるにふさわしい歌声であります。

ちなみに挙げて下さってた化け物①は鶴さんでした笑 「なんかいきなりえらいのが出てきた」感にかけては、まさに直系ラインって気がします。

●(大河の水面)私のミュんばちゃんのイメージはこの曲で決まりました。細やかで儚く途切れそうな、それでいて弱々しくない声は初めて聞いた当初とても印象深かったです。というかどうやら私には山姥切国広のような刀のソロ歌唱が刺さります(確信)が、長くなるのでほかは割愛させて頂きます……。

●(花の雨 君の名残)初めて聞いた時に歌声の綺麗さに驚きました。
劇中では鼻歌のようにさり気なく歌っていらっしゃるのにすごく繊細で絹のような艶やかで凛と透き通っている、ずっと聞いていたくなる心地良さがあって大好きです。。

●(花の雨 君の名残)訥々と、流れるような旋律に美しい歌詞、こんなにも綺麗なのに悲しいと訴えてくるのが忘れられません。

●(Tears)初めて円盤で聴いた時あれほど現地で聴きたかったと後悔した事はないから。ソロ曲でバラードという湿っぽい感じになるかと思いきや力強く迫力のある歌声で衝撃を受けた。今ではミュで一番好きな曲です☺️

●(Tears)真剣乱舞祭2022 福岡公演で聴いているうちにペンラを振るのを忘れた。現地で観る・聴くということの醍醐味を改めて噛み締めた思い出に残る曲です

決して力任せの大声では味わえない、空間ごと揺さぶられるような感覚を与えてくれるお声ですね。

●(Tears)あまりにも素敵すぎる。あんなに雄々しいのにとても繊細で、ミュージカルとポップスの良いところがどちらも感じられます。真剣乱舞祭広島楽のtearsはディズニープリンスかと思った。あれだけ華やかな人も珍しいですね。

●(漢道)江水を観劇した際に山姥切国広との相性の良さに驚いた曲。曲とキャラクターと役者のマッチング、一番だなと自分にハマっています。

漢道ィ!!!!!!!!!!の咆哮、どこかでまた聞けませんかね…!!

●パフォは今年の乱舞祭しか見ていませんが山姥切国広くん、多分どんなジャンルでも歌えちゃうんだろうな〜と感じています。個人的には断恋を国広くんに歌って欲しいです。彼絶対上手くやると思うんです。歌ってはないですが、似合うし可愛いと思います。妄言も含めて山姥切国広を可愛い枠に突っ込みました。肥前くんが断恋を歌って踊ったんですからミュ審神者さんにはいつか山姥切国広に今剣担当みたいな歌歌わせ

(コメントが途切れていました…断恋を真顔でやりきってくれる山姥切国広 あると思います)

●それから山姥切国広ですが、1部曲や「Tears」では可愛い印象は全く無いのですが、「ALL FOR ONE」を音源で聴いたとき、めちゃくちゃ「かわいい」を感じました。

●江水の「不正」、山姥切の「慶喜も隠居させられた」が好きすぎて配信で何度もリピートしました

エンドレス隠居慶喜公にお茶吹くかと思いました 確かにタメたっぷりの良い声ですけども!!!

 

 

 

南泉一文字(武本悠佑)

特色:かわいい かっこいい

猫・躍進!というかなんというか、やっぱり自我の頑強な江水組の中で、客席まで盛り上げるチャームを担当してくれるのは南泉君だなぁと再確認する件数の強さでしたね!笑

気ままにごろごろふわふわしていられる「平和な世の猫」ののどかさをたっぷり見せてからの……というのが江水の南泉くんの大切な部分でしたが、その曲調に説得力を与えてくれたのは確かにあの声だったなあとコメントを読みながら思いました。

『SUPER DUPER DAY』に関しては、声の可愛さとの調和×CDver.で低音ラップの魅力をを突っ込まれた驚きが話題に上っていました!!

 

【コメント】

小狐丸と南泉一文字はそれぞれ獣っぽい、猫っぽい声をしているなぁと思っています

●(ひなたぼっこ日和)南泉らしい、の一言につきる楽曲だと思います。江水のミュージカルパートの中で「14th son」と並んで好きな曲です。曲自体が、ミュージカルではじめて刀剣乱舞や刀剣男士:南泉一文字に触れる方でも南泉の存在にとっかかりやすい曲で、武本さんの歌とお芝居で更にそれが上乗せされて完成しているなと感じました。歌声が本当に南泉で、、としか言い表せない語彙力のなさで申し訳ないのですが、あの歌声に南泉の表情がしっかり表されていると思います。

確かに言われてみれば、第一幕登場時の「台詞も動作もヤンキーっぽいけどにゃあにゃあ言う不思議な子」の状態から、「緩んだ状態ではごろごろひなたぼっこするのが好きな愛嬌のある子」の面を一発で提示できる楽曲ですね。面白い!

●ひなたぼっこ日和を歌う南泉一文字
歌声も踊ってるように陽気なのが大変可愛い

●可愛い声の男士について。 南泉以外にも今剣、陸奥守、巴、篭手切、小竜等を迷ったのですが、彼らは「可愛い」よりは「愛嬌のある」お声だな……と思い除外しました。 南泉についても「ひなたぼっこ日和」や「SUPER DUPER DAY」等明るい・可愛らしい雰囲気の曲が多くそういう印象を持っているのか?とも考えましたが、「お前が知ってる」でも印象が崩れなかったので、私は南泉の声を可愛いと思っているな……と納得して挙げさせていただきました。

真剣に、冷静に顧みて納得した末の「可愛い」判定頂きました!

持ち歌の曲としての可愛さをこれ以上ないくらいぴったりに歌える声。それこそ陽だまりのような、向日葵のような、裏表がなくてぽかぽかした情景を想い起こさせるような声…。『SUPER DUPER DAY』のAメロ、CDで聴いたらとても低くてびっくりしましたが、ライブで難しいなら上げてしまって、更にメロディーに拘り過ぎないあの形で歌っていたのも寧ろ抑えきれない楽しさが前面に出た形になっていたと思ってます。

●質問になかったのでこちらで…。聞くと元気になれる歌声で南泉一文字を。乱舞際の時に聞くたびに楽しそうに歌う姿とそれを歌に乗せて届けてくれる南泉くんをいつの間にか推していました。

●南泉一文字は、お前が知ってるでかなりカッコつけてる男の子って感じがして、かっこかわいいねぇ〜って撫でくりまわしたくなる。やっぱり一文字のオラオラ感は出てるんだけど舎弟感が見え見えなのが好き!好きすぎてかわいい。

●清麿と今剣 / 南泉と日向「Timeline」(真剣乱舞祭2022) 特に南泉に心を射抜かれた瞬間でした。どちらのTimelineも、いい意味で中の人の雰囲気も元々の2部での印象もかき消した、とても刀剣男士らしいTimelineでした。

南泉君と日向くんの声の相性良くてびっくりでしたね…!

●(SUPER DUPER DAY)CDの南泉の意外と低い声に意識を持っていかれた
元気な曲なのにセクシー

●南泉一文字にバラード系の曲を歌ってほしい、特に「君を探してた」とか。

これ絶対似合うと思うんですけど、声質が柔らかいだけに壊れ物のような切なさで胸が痛くなりそうです…

 

 

 

小竜景光(長田光平)

特色:色っぽい 美しい かわいい

色っぽい・美しいは入るだろうなと思っていましたが、ここにかっこいいでなくかわいいが食い込んで均衡を取っているのが面白いところですね!

コメント欄も含めての話なのですが「一見つかみどころがないけれど、品よく甘く、色気も可愛らしさも感じる。さらっと聞いただけでは分かりづらい形で表現される、人間への素朴な情愛に泣かされる」という、歌の話なのにミュ小竜くんの魅力のまとめかな?となるくらいギュッとキャラクター像の凝縮された歌声をされてることに惚れなおしました。

掴めない、感情を見せないと言われる一方で声質に着目して「かわいい」の評価が一定数挙がるのを、雲くんに対する「かわいい」評価と並べるのも興味深かったです。

 

【コメント】

一番耳が追ってしまう歌声は小竜景光なのですが、いざ分類しようとするとどこにも当てはまらなくて自分でも不思議です。

小竜景光が推しなのですが、14th sonでは美しく柔らかな歌声でお前が知ってるでは周りの男士に感化されて漢っぽい歌声になり、SUPER DUPER DAYでは爽やかで可愛らしい歌い方、ALL FOR ONEでは元気で可愛くて優しい歌い方、歌声が七変化していく姿を目の当たりにしました。
CDになるとまた歌い方も変わり、一曲で2度美味しい状態でした!

飄々としてるかと思えば声の合わせ方素直ーーー…!!ってなります…。

●僅かに苦みがありつつも 鼻にかかったようなフワッとした声が優しくてかわいい。 声自体は湿度を感じさせない明るさがあるので、『14th son』のような 切ない曲でも暗く重くなりすぎない塩梅が良いなと思うのと、 一方で、そういう湿度を感じさせないところが 本心を中々見せないミュ小竜くんらしいなとも思っています。

小竜景光はビジュ発表からの推しだったのですが、2部での見た目の煌びやかさと歌い方のかわいさのギャップに驚きました。1部でも会沢正志斎のもとでみんなで歌って踊るところでかわいいな!とは思っていたのですが、歌声というより仕草や表情でかわいらしさを感じていました。2部のALL FOR ONEで言い訳ばかりでいや〜になっちゃうな、がかわいくてびっくりしました。仕草や表情はもちろんですが、CD音源でもそれを感じて、さらに新しく真夏のアイスクリームみたいにと歌っているときにも映像が歌っている様子が頭に浮かぶほどにかわいいと思いました。

あそこのフレーズは可愛い以外の言いようがないですよ!!

●(14th son)飄々と振る舞っていた小竜の内面を表現した、柔らかな声質の淡々とした始まりから見守る優しい声、激情、後悔…ますます彼のことが好きになった一曲です。

●(14th son)劇中で最初に聴いたとき、「茅野さんチョイスの古いマイナーな洋楽かしら」などと思ったりしました。
小竜の声って掴みどころが難しいというか、高いような低いような、苦いような甘いような、それがキャラとも呼応しているような…惑わされてすっかり沼に嵌ってしまいました。困った。

困っちゃいますね……………

●(14th son/真剣乱舞祭2022)江水ではミュージカルナンバー・ライブナンバーともにソロ歌唱パートはほんのわずか、1部ラストの歌声の主はもしやとおもいつつも確証が持てず、ミステリアスで掴めない印象のままだった小竜くんが、ひと振で歌うとあんなにも訥々とした飾らない声になるのかと、良い意味で大きく裏切られました。決して強く感情を出す歌い方や歌詞ではないのに、声全体に素朴な親愛が滲んでいて、彼にとって人間という存在がいかに大きいかが痛いほど伝わってきます。

●歌っている楽曲も色っぽさとは異なるとは思うのですが根底に長船を感じます。オラオラしてても品があるというか。
ミュージカル刀剣乱舞に他の長船派が来るのが楽しみです。

さあ誰が真っ先に来るでしょうか長船実装ダービー!笑 今のところ長義が最有力ではありますが…!

小竜景光の「EndlessNight」を聴くまで成仏しないです。サビの声の響き具合、絶対似合うと思うんです!

これ色んな方が寄せて下さってたんですが、界隈では定番だったりするんでしょうか!?王子様感からですかね…?

 

 


肥前忠広(石川凌雅)

特色:かっこいい 色っぽい

「独特のハスキーな声がかっこいい/色っぽい」、はもう鉄板の評価と言っていい安定ぶりでした!

歌声として純粋に魅力的なだけでなく、江水劇中の肥前くんの苦悩&『Burn Out』のパフォーマンス全体の鮮烈さと結びついた声であることがさらに衝撃や思い入れを深めていることもコメントから伺えます。本当に会心のキャスティングですよね…。

また、陸奥守項で変化の印象的な歌声として挙げられていたよさこいが、さらに肥前くんの変化としても言及されていたことが感無量でした。本丸の中で歌の縁が繋がっていくの、とてもとても嬉しいです。

…本丸と言えば肥前くんが加入したことで、スタンダードに脇差可愛い物吉&篭手切・優等生的美しさの堀川・大人な艶の青江・オールラウンダー浦島・尖ったかっこよさの肥前と、脇差の布陣がいよいよ完璧に整った感がありますね…(笑)

 

【コメント】

肥前は低めなハスキーボイスで、これもわたしの好みです。少年~青年の姿である『刀剣乱舞肥前忠広』を体現するような声でピッタリだと思いました。

●どの回答にもあげていませんが、肥前忠広の表現力は凄まじいと思いました。

●(人知れず)かすれた感じのかっこいい声で肥前の人斬りの刀でいることが、自分の存在の証明であると歌い上げていて、とても色っぽく素敵

肥前忠広が歌っていた江水1部の『人知れず』が今でも忘れられません。
『人知れず』では、仕事人のように感情を一切出さず、ただ今できる最善を淡々と尽くそうとする姿が歌声からもありありと読み取れたのですが、彼独特の掠れ声が聞こえた時、まるで隠し切れなかった彼自身の悲鳴のようだと感じました。
本当は斬りたくない、彼の本音が歌の端々から聞こえるようで、胸が苦しくなった思い出があります。

●(人知れず)肥前の歌声は刀ミュの中で初めて聞いた声色だったのと、曲のベースラインが時代劇「鬼平犯科帳」のエンディングで使われたジプシー・キングスの『Inspiration』に似ていたこともあり個人的にものすごく好きな曲です。

●(Burn Out)もうこれは現地で聴いた時すごい衝撃的でした。現地参戦の前から肥前くんがヤバイということだけはTLでなんとなく知っていたんですが予想以上でした。
大包平もめっちゃカッコいいじゃん?!とびっくりして肥前くんのかっこよさ、色気が大放出されてて終演した後もしばらく耳に残っていました。2部曲では間違いなく上位に入る曲です。

何が起こった!!?ってなりますよね初見時……

●(Burn Out)…ラップやダンスも含めパフォーマンスがかっこよすぎて初日配信見ながら「かっこよ…!」って思わず声に出ましたし、演じてるこの人は何者だ!?とすぐさま過去の出演歴を調べたほどでした笑。(この後演劇はこれが初めてと知り2度驚きます)

●(Burn Out)LIVE音源とCD音源ではほぼ別物と言っていいほど歌い方と歌声の雰囲気が違う。でもどちらもとても好きです。私の推しは肥前ですが、LIVEではあんなにオラついてたのにCD音源での歌声は糖度が上がっててさらにちょっと幼さも内包していました。すごく可愛かったです

分かります…ちょっとメロディアスになってるのも艶が増してて好きです。

●(Burn Out)CDではなく江水バージョンの、肥前君の声が、特徴的で素晴らしいとしか。大包平の堂々たる声に負けないって凄いことだと思います。そしてあの火花を散らすような、たたきつけるかのような歌い方でより印象に残っています。

●江水散雪花のALL FOR ONE、最初の「イエーイ!」で一番言わなさそうな肥前くんの声が目立つのが可愛い。

かわいい!!!!

●らぶフェス2022で披露された土佐の高知のあの歌(肥前) ここでミュ肥前くんに落ちた方多いと思いますが激しく荒々しいのに繊細さもあるあまりにもカッコいい肥前くんでした。

●シリーズ内との質問なのですが当てはまらなかったらごめんなさい。真剣乱舞祭2022の肥前くんの「よさこい」が印象的です。円盤になるかわかりませんが、公演を重ねるごとに変化してました。最初は、色気を感じる妖艶さのあるお声に思ったのですが、公演ごとに変化して…というか、特に大阪公演の後に、変わったのです。どう変化したのか正直、表現力が乏しくて説明しきれないのですが、大阪公演陸奥守吉行と共演してから陸奥守吉行らしさを受け継いだといいますか…お祭りの騒がしさの中にある男らしさ、力強さが声にでてきたように思います。

●(断然、君に恋してる!) ヤケクソになっている肥前くんが愛らしくて記憶に焼きついています

バチバチにガンつけながらの「照れ笑゛いからの゛ォ゛!!!」、あれ出ちゃったらもう怖いものないでしょっていう強烈なカードでしたね!

 

 

 

…という訳で、以上!!ミュ本丸男士40振(のべ42振)の歌声アンケートまとめでした!!!

 

なんというかもうあれです……呆然としています……。

歌声に対する感性を「人それぞれ、色々だよね」と一口に言ってしまうのは簡単ですが、そのそれぞれ・色々って凄いんだなと身に沁みました。

どんなに歌い方を勉強したって熱心にリサーチしたって、結局のところ「ある歌についてどう感じたか」って、一人一人が話して下さらなければ聞くことは出来ない訳じゃないですか。

同じ歌声の持ち主は世界に一人、それを聞く人も世界に一人。その間で起こっていることをこんなにたくさんシェアして頂いて、数字になるもの・ならないものの両方からこの異種格闘技戦カンパニーを見て「そんな聴き方もあるんだ!?」「こんな結果になるんだ!」の雨霰を纏めるの、学ぶことばかりで夢のようでした。

回答・拡散にご協力下さった方、読んで下さった方、改めて本当にありがとうございました!!

 

この後は、

『(カテゴリ外)な声の男士/歴史人物/楽曲中心コメント編』

『複数男士の相性/歌ってほしい楽曲/未実装男士に関する希望編』

の更新を予定しています。

今週中に編集して来週上げることを目指しますがちょっとひとまず暫定にさせてください、やっぱりどうしてもザクザクホーイって拙速に更新するのは勿体なくて…!

さすがに男士パートの分量にはならない予定ですので(笑)、もう少しお付き合い頂けましたら嬉しいです。

【アンケート報告】三日月宗近~巴形薙刀編

 

 

はじめに

こちらは「刀ミュ男士の歌声に関するアンケート」結果報告ページです!

マシュマロにて、「刀ミュ男士の中で一番歌声が色っぽいのは誰だと思いますか?」という質問を頂いたものの、びっくりするほど選びきれず(笑) 他の方がどう思ってるか聞いてみたい!という好奇心から、11/3(木)~11/10(木)にGoogleフォームを用いたアンケートを実施しました。

 

その結果…

 

ヒェ。

回答数2071件。さらに目を疑ったのがQ.11~Q.13のコメント総文字数で、しめて44万610字を頂いてしまいました…。(勿論スペースを含めない状態で!)

曲名や人名が入るので嵩が増してはいますが、要するにハードカバー単行本が2冊出てしまう文字数ですね。

もう、圧巻ですよ……………。

本当に、本当に、本当にたくさんのご協力ありがとうございました。

勿論コメントは全部幸せに読ませて頂きました。今回ばかりは、昼夜問わず文字を手放したくない活字中毒でよかったと心から思いました!笑 私の意見を聞いて下さった方、全部にお返事できないのが本当に申し訳ないですが、生活上のキャパシティの問題につきご容赦下さい…。

 

(ここから直接男士別結果発表に進んでいただいても大丈夫です!)

 

総合

アンケートの設問は

Q.1 ミュージカル刀剣乱舞に登場する男士の中で、誰の歌声が好きですか?

Q.2 その中に推しの男士はいますか?(はい/いいえ)

Q.3~Q.10 「かっこいい・美しい・可愛い・色っぽい」歌声について同様の質問

Q.11~Q.13  回答の内容について・歌声が印象的だった楽曲について・その他聞いてみたい組み合わせや未実装男士など自由に、の3項目を自由記述で回答

(以上、全問任意回答)

2.5次元における推しとはなんぞや?という深遠な問いに踏み込まないため、今回はあえて細かく定義しませんでした。回答者の方が推しだと思ったら推しです!

というもの。

一定の目安はあったほうがいいかなということで一応各問3名・3曲までに設定しましたが、選べなければ4名・4曲以上でもOKですよ!というザックリしたルール設定をしておりました(笑)

精確な調査結果を出したいのではなく、もっとフワッとした「どう思うか、どう捉えているか」をできるだけ縛り緩く聞いて楽しむのを目的としたアンケートでしたので、募集時のお約束の通りランキングにはせず、具体的な数字も発表しません

概ねの傾向と、自由記述回答のまとめのご報告で結果発表に変えさせていただきます。

 

どういう形式でまとめようか正直すごく迷ったのですが、以下のようなスタイルでいきます!

・「かっこいい/美しい/可愛い/色っぽい」4項目の男士ごとの総数を100%とし、挙がった割合の高かった形容を2つor3つ記載

(大きさと順番で大体の比率を表現しています。こう、ニュアンスで…感じて下さい…!

 例:男士A かわいい45件、色っぽい29件、美しい21件、かっこいい5件の場合

 かわいい 色っぽい 美しい と記載。

 落差が大きければ特化型、揃っていればバランス型だと思って頂いていいかなと)

・傾向のまとめ

・その男士に関するコメント抜粋と、たまに小文字で私の合いの手

まとめの部分をちょっと堅めの文章でやったらなんだねソムリエかね君は?みたいなことになってしまったので(笑)、意識して口調を柔らかめにしてますが、とても真面目に書いております…!

コメントは誤字脱字と思われる部分のみ修正を入れ、その男士に関する部分を抜粋させて頂いてます。ごく一部のコメントしか掲載できませんでしたが、本当に愛の詰まった素敵なお話を山のように頂いたので、楽曲記事の方等でまたご紹介させて下さい…!!

 

Q.待って、「好き」の項目は?

A.ちょっとこのグラフをご覧ください!

「歌声が好きな男士」の中に推しがいる回答者の割合

86.2%の人が、「推しの歌声が好き」という旨の回答をされています。

対して……

「かっこいい歌声を持つ男士」の中に推しがいる回答者の割合

「かっこいい/美しい/可愛い/色っぽい」項目の中で、一番推しが含まれている割合が高かったのは「かっこいい」でしたが、それでもその割合は56.5%。

4割超の人が、推しの男士以外を「かっこいい歌声」に挙げていました。

(男士の見方に影響する数値を最小限にする都合上、残りの3項目は伏せさせて下さい)

 

…どうでしょう。

・形容詞型の質問に比べて、好きかどうかの質問でははっきり「推しの歌声はやっぱり好き」となりやすい

・それと同時に「推しは好きだけど、歌声が好きな男士は別にいる」という回答者も約14%いる

もちろん一概に推しが好き=歌声も好き=全てにおいて最高評価!!と限らないのは分かっていましたし、主観客観のバランスで差も出るかなと思っていましたが、こうやって具体的に可視化されると、この段階からちょっと「おぉ…」ってなるじゃないですか。

それでコメント欄に目をやると、もうほんとーーーーーに種々様々なんですよ!!

 

推しの声は歌ってても喋ってても好き!という方、推しの歌声は別に…ときっぱりされている方。

個性的で際立つ声に惹かれる方、場と調和する声に魅力を感じる方。

演者に一定の歌唱技術があるのが前提という方、キャラや物語との適合性をより重視したい方。

各項目の自分なりの基準を詳細に語って下さる方、分けてはみたけどしっくり来ないので他の方の意見も読みながら改めて考えたいという方。

推しの声は全部の声を含んでる!と思う方、推しは好きだけどどこにも出て来なくて驚いたという方。

本丸箱推しなので全問「はい」を選びました!という方……

 

回答者の方々が、どう頑張ってもひとくくりには語れない、多様な化学反応を起こしながら歌をご覧になってる様にウワーーーーーーーーーー!!って呑まれました。

そんな訳で。

やはり「好き」に関しては特に、数やパーセンテージで並べる性質のものではないと思ったので、この記事では補助的に扱わせて頂こうと思います。

そしてここからの男士編も『歌の楽しみ方は千差万別』を念頭に置いて読んで頂くと、より一層楽しくなるのではないかと!思います!!よろしくお願いします!

 

 

男士別結果報告

 

三日月宗近黒羽麻璃央

特色:美しい 色っぽい

とにかく「美しい」比率がすごかった!他の欄には三日月を入れていない方が美しい歌声の筆頭に三日月を書いているケースも多く、刀剣乱舞『美』を背負うキャラとしては面目躍如の結果ですね…!!なめらかな鼻濁音が美しい、とピンポイントで何度も言われていたのも印象的でした(笑) 分かります私も大好きです。

一方で「色っぽい・かっこいい」欄にも根強く名前が挙がり続けていたのは、1部2部ともに激しくも艶やかなパフォーマンスを披露し続けてきたミュ三日月の足跡のなせるわざなのかなと思います。

また、ハッと耳を惹かれたというタイプのエピソードで、存在感というワードも目立っていました。

【コメント】

●らぶフェスの物販に並んでいるときに爆音で流れていた過去作楽曲のなかで(うわ!すごい!!何!?だれ!?!?)となったのが三日月のパートで、存在感の凄まじさに圧倒されました。

三日月宗近:壽で聞いたかざぐるまの慈愛の中にも寂しさを感じる歌声とmistakeの時の掛け声が人が付いていこうと思う声ってこういう声なのかと腑に落ちた歌声です。

●個人的に三日月宗近が分かりやすいと思うのですが、第1部の歌声と、第2部の歌声に少し差があるように感じます。両方三日月宗近らしい歌い方なのですが、なんて言うんでしょう…1部は「喋りに寄せた歌声」2部は「三日月宗近の歌声」と表現するしか無くて語彙力の無さに恐縮するしかないのですが、この絶妙な違いが好きです。
三日月さんは、が行鼻濁音がとても素晴らしいと思います。

三日月宗近はCDだと「足りない……!」と個人的にはなってしまって、耳だけでなくて、目でも聴きたい!と思わせてくれるのが本当に素晴らしい。伸び伸び歌ってる彼の姿を見ながら聴くのが好きだなあとなります。知らなかったあの頃には戻れない。

「目で聴く」って素敵な表現ですね!実際コメント欄で「ビジュアルに影響されてるかもしれませんが…」って添えて下さった方がたくさんいましたが、個人的にはそれも自然なことだと思うんです。演劇よりさらに聴覚的な芸術である吹奏楽管弦楽でも、視覚からアプローチする”ベルアップ”って奏法があったりします。歌声に着目したアンケートではありますが、何らかの形で男士たちの姿を目にしている限り完全に切り離すのはそもそも難しいと思うので、今回は広い意味での”歌い方”も歌の一部と捉えています。

●(キミの詩)この曲の三日月のパートを聴いたとき自然と原作の方の三日月が歌っているイメージが浮かんできた。

分かります!「キミの横顔 夕陽が染める…」からのあそことか特に…。

●Endless Night。私を耳から三日月に落とした曲です。まろやかで深みと艶のある声が心地良く伸びて、発売されたばかりのCDで1曲を延々とリピート再生していました。正に「Endless」です。それから時を経て、グラミュでの経験値を引っ提げて音曲祭で聴かせてくれた時には「今の歌唱力でまた聴きたい」という夢が叶った瞬間でした。あれから更に現在進行形で経験値を積み上げておいでなので、また改めて聴きたいしMirageも歌ってほしい…

●(華のうてなⅡ/つはもの)2分15秒〜 高音へ上がるところは本編ストーリーと相まって初見時鳥肌が立ちました。三日月の透き通るような歌声と楽曲がぴったりでとても美しい楽曲だと思います

●(Mirage)一般的な三日月のイメージ(のんびりおじいちゃん)とかかけ離れているのに、それでも「三日月だな〜」と思わせてくれるところが好きです。麻璃央くんの歌唱力と、ここまで三日月を演じて積み重ねてきたものがすごいんだなぁと聞くたび思います。

●(Mirage三日月さんの旨味が凝縮されてる

 力強い一言が腹筋に刺さりましたw

●(Lost The Memory)私は刀ミュを見て刀剣乱舞を始めた人間なのですが、初めて見たのが乱舞祭2018で、初めてソロ(さまよう闇の中〜♪のとこです)を聞いたとき背筋がゾッとして、一気に叩き落されたような感覚がしました。あれから何度聞いてもあの感覚が忘れられません。

●らぶフェス2018の「Lost The Memory」、これを聞いて三日月宗近の歌推しになりました。ラスサビ前、膝丸と髭切がその前のフレーズまで歌い継ぐ中、スポットライトを浴びて満を辞して高らかに歌い上げるその様。「彷徨う闇の中」という歌詞とは裏腹に闇を切り裂くような歌い方に初見で見入ってしまったのを覚えています。また、たおやかな笑みをこぼしながら紡がれる「見失わないように」の抑揚の付け方が素晴らしくて。そして最後の「よび↑かける」のアレンジの入れ方とい、これがミュージカルの醍醐味だな…!と感じました。友人から刀ミュを紹介されらぶフェスを見て、この曲でまんまと刀ミュの音楽に魅了されたと言っても過言ではありません。

●(華のうてな/音曲祭)感染状況を鑑みて観劇しに遠征することを断念したのですが、あまりに綺麗な歌声で、配信や円盤で何度も何度も繰り返しリピートして聴きました。三日月のnの発音(『半座』のnzや、『華』のnnなど…)が好きすぎます

 

 

小狐丸(北園涼)

特色:かっこいい 美しい 色っぽい

能楽・歌舞伎などの伝統芸能や、読経・祝詞を思わせる日本声楽調の声が刀剣男士の神性に説得力を与えてくれている…という旨のコメントを頂くたび「それ!!!」と拳を握ってました(笑)*1

『Versus』に代表されるロック調の尖った歌声とあわせて「独特」「癖が強い(そこがいい)」「カテゴライズできない」「唯一無二」系統の評価も多かったです。

その独自の魅力がかっこよさとして心に残るのは納得だったんですが、その上で色っぽさよりも「美しさ」の印象が先に立つのがこう…三条~~~って感じでいいですよね…。

【コメント】

●上記の回答には入れられなかったのですが、小狐丸の声はちょっと替えの効かない別格枠だなと思います。音曲祭の名残月は、ガーデンシアターの3バル最後列までまっすぐ一直線に飛んできて突き刺さるような、月に向かって鼻先を上げた狐の遠吠えでした。

あそこの本丸のこぎさん、衝力の上限値突破してますよね…。

●言葉で言い表せない、ユニゾンでも埋もれない唯一無二の声。刀ミュ楽曲がただの和風ポップから一線を画するのは彼の声があるからだと思います。 ハイトーンの伸びが印象的ですが、あつかしの時点では割と低音パートが多め。こっちは岩﨑さんの声とも親和性が高いイメージです。 どの音域も強い音が出てるから喉が心配になるけどブレない、どうなってるのか教えてほしい。 「描いていた未来へ」などの2部曲で時折見せてくれる可愛らしい甘い声も魅力的です。

麻璃央くん「涼くん喉神様だからね!人の5倍声帯ついてるから!」(刀ミュラジオ)

●役者さんの他の歌声を聞いたことがないので小狐丸だからこの歌い方なのか判別つかないのですが日本特有の節の付け方?発声?上手く言えないのですが、この方が歌うだけで日本の歌としてワンランク上がる感じが好きです。

●(向かう槌音)…この曲の小狐丸さんの歌声はお経を唱えているようなというか(上手く例えられないのですが)声を聞くだけで神社の赤い鳥居が浮かびます

●(Versus/乱舞祭2018)あの渾身のシャウトは刀ミュ史上最高だと思います。言葉に表せません…

●(Versus/乱舞祭2018)もはや言うまでもない伝説のシャウト。本当にすごい声。

わかるぅぅ……………私も乱舞祭18Versusの亡霊なので……………。

●(狐や踊れ)小狐丸ほど回を増すごとに魅力的になる声はなくて、歌合の頃にはもはや人外。まさに神の声になっていたように思います。心臓をつかまれて身動きできないくらいになりました。

●可愛いに「小狐丸」と書いたので何?と思われるかもしれませんが、『描いていた未来へ』での「秋のにおい 冬の空」の歌い方が最高に可愛いと思っているのでそうしました。

ライブだと「ふゆの そっ↑ら~♪」ってぴょんと弾んで、音源だと「ふゆの そぉら~♪」ってふんわり揺れるんですよね!かわいい!

 

 

石切丸(崎山つばさ)

特色:かわいい 色っぽい 美しい

出たーカワイイ楽曲の帝王!!!…は冗談ですが(笑) この3要素がバランスよく挙がっていたのは、ほのぼのとした親しみやすさと大人びた落ち着きを併せ持つミュ本丸の石切丸さんがよく表れてる気します。

甘くソフトに奏でられる声質について「可愛いというか"優しい声"だと思う」というコメントも複数あり、実際に項目を作っていたらそちらに件数が動いていたんじゃないかな、とも。

そのキャラクターから、子守唄の慈愛・クールな楽曲の妖艶さ・雄々しい唸り声と、楽曲に合わせたギャップが次々飛び出してくるところも魅力に上がっていました。

【コメント】

●あと公式が石切丸さまにたくさん可愛いお歌歌わせたせいで、私の中で完全に可愛い担当となってます。

いやほんと2部の持ち曲『Don't worry, don't worry』『断然、君に恋してる!』『手が届くまで』って公式は丸さんをどうしたいの?ってなります…。可愛いオンザ可愛いウィズ可愛い。

優しい歌声で石切丸に1票。

●他の項目はやはりキャライメージや曲イメージに引っ張られますが、石切丸(推し)の「かわいい」はキャラや原作の低音イケボに対するあのクラリネット声のギャップが「かわいいな」ということで。「優しい声」の項目があれば、桑名くん清麿くんと一緒にそっちにはいってました。

●石切丸さんのかっこいい曲からかわいい曲までなんでも自分のものにできる歌声が好きです。ゲスワを聞いた後に断然!や、どんうぉりを聞くとびっくりします。

ゲスワ=Can you guess what?ですね。恐るべき温度差。

●石切丸さんはどこがとははっきり言えないのですが話してるところから歌声まで色気というワードが当てはまる声をしていらっしゃるなぁと思ってます。

●Can you guess what?初めて聴いた刀ミュの曲がCYGWで、「潤んだ瞳に映る」を歌う石切丸の声がとてもセクシーでびっくり!!おっとりしたパパ的存在のイメージとのギャップでミュ石切丸に落ちました。

●(闘魂歌)石切丸さんの「叫べ"闘魂歌"」の唸りながらの歌声。それまでの可愛い曲を任される大太刀ではない"雄"の石切丸さんを見ることができて、嬉しかったと同時に初めて聞いたときは驚きました。ほんとに同一人物なの…??

●(闘魂歌)みほとせの闘魂歌:ラスサビで石切丸さんが「叫べ闘魂歌この心は歌う」の「この」で吠える(?)ように歌ったのがとても印象に残ってます。石切丸さんが?!ってなりました。ライブではそれを聴いた蜻蛉切さんが合わせてアレンジしててかっこよ…ってなりました。

あのときの蜻蛉さん、「やりおった!」って感じの顔してノシノシ歩いてくるの最高です。

鶴丸の喉の奥をかっぴらいた歌声と、石切丸の紅茶に限界まで砂糖を溶かしこんだような歌声がドストライクです。

あまぁい…………。

 

 

岩融(佐伯大地)

特色:かっこいい 色っぽい

安定のかっこよさ!!原作の岩融を思わせる豪快さ力強さが支持されていた一方で、バラードやポップな曲で見える繊細な調和も特色として挙がっていました。

「力強い歌声」項を作っていたら、確かにそちらに意見が集まってた気がします。

件数としては「色っぽい」に軍配が上がりましたが、「かわいい」の声も複数あったのは、『SA・KA・ZU・KI 華兄弟!』『断然、君に恋してる!』のような可愛い曲をでっかい口で楽しそうに歌い上げるあの声の印象からでしょうか(笑 色々な方向からパワーをくれる声ですよね!

【コメント】

「力強い歌声」枠に御手杵、小狐丸、岩融をいれたいです!!!

●歌に限らずになってしまいますが、岩融陸奥守の声が原作ととても近くて初見でびっくりした記憶があります……

これ初演阿津賀志のときからすごく言われてましたね…!原作の声もちょっと特殊なのに凄い。「我が名は武蔵坊弁慶!」とか、そのまんまで驚きます。

岩融の歌声は誰にでも合わせられる事が魅力だと思っています。様々なデュエット曲を聞いても違和感のないハモリに聞き心地がいいなと感じます。

こちらのコメント読んで「確かに…!なんでだろう?」って前のめりになりました。声質だけなら個性派だし、声自体がぴったり溶けてる訳ではないのに、三日月・加州・今剣、全然個性の違う声の持ち主たちと歌っても、合わないなぁ…という気持ちになったことが無いですね。声の印象の強さと裏腹、歌い方に相手を押しのけてしまうタイプのエゴがないというか、芝居的かつ受容的なんだなと気づかせてもらいました。

岩融の力強く豪快で無邪気な性格を体現したかのような歌声。フレーズ終わりにがなりがちな印象。それがまた彼の豪快さに繋がっていて素敵なお声。

●(名残月)初期の荒削りな岩融の歌声が逆に気持ちの葛藤に合っていて好きな曲です。感情が歌詞に乗って気持ちに迫ってくる歌声だなと。

●(散るは火の華)岩融のナレーション「××年、壇ノ浦にてェ!!」がなぜかものすごく好きです(歌声じゃなくてごめんなさい)

●(おぼえている)「漢道」「千本目のちぎり」のような弁慶っぽい声も良いですが、やっぱり岩融の歌声が一番魅力的なのは今剣ちゃんへの愛情がたっぷり感じられる切ない歌声だと思います。

●私は推しが岩融なのですが、岩融、巴形薙刀とニ振りの薙刀がミュ本丸の現在では実装されているので、いつか静形薙刀も実装されて欲しいと思っていて、三振りでの楽曲が聞けたらいいなとよく考えます。

いいですね薙刀曲!!岩融のアップテンポ曲に寄せるか巴さんの得意分野のジャジーな楽曲に行くか、それとも全く別タイプか…。聞いてみたいです!

 

 

今剣(大平峻也)

特色:かわいい 色っぽい

数字は出さないと言いましたがこれはもう項目の時点で半ば予想できると思うので言わせて下さい、やはり「かわいい」項目は今剣様が大変なことになっていました…!笑 余裕の1000件ぶっちぎりオーバー!!

鍛え上げられたあどけないミックスボイスもさることながら、例年のお祭りをリードし続けていることで、長く応援している方から最近ミュを知られた方まで「かわいいといえば!」のアイコン的存在になっているのが伺えました。

また、観客へ届けてくれる温かい声への「救われる」「泣きそうになる」とのコメントには、小柄な体で支えてきた大きな幸せを思って私もちょっと泣きそうでした…。

【コメント】

子供らしく無邪気ななかに少しの危うさ、儚さがある歌声。音域が高めな分時によっては女の子のようにも聞こえる(気がする)。

今年の乱舞祭行った時、何かのお付き合いで来たと思しき年輩の男性が「あの女の子役?の子も、ずーっと喋ってると『あ、男だ』って分かっちゃうけど可愛かった!」って仰ってましたw女の子のつもりでやってる訳ではないんですよ…!!って後ろでめちゃくちゃウズウズしてました。

●歌声というより歌い方かもしれませんが、天真爛漫さ、そして時々覗く茶目っ気や悪戯心が随所に仕込まれてて本物だな…とやられてしまいます。『断然〜』の「どうか!お願い!」とか台詞っぽいパートと歌唱パートとの行き来を軽々やれちゃうのも小天狗らしい。可愛い。

●今剣はlive慣れがすごいのはなぜ…?今剣がメンバーにいると安心感がある。

演出の茅野さんをして「いまや、困ったときは今剣にしゃべってもらおう、って思ってる(笑)」(阿津賀志巴里 パンフレット対談)とまで言わしめた鉄板の空間を動かすスキル、本当に凄いですよね

●(おぼえている)今でも当時の衝撃は忘れられません。
映像で見たのが初めてなのにもかかわらず、気づいたら泣いていました。
今剣のあの声、一度聞いたときなかなか耳から離れてくれませんでした。

●(まばたき)かつてこんなに心に語り掛けてくるような曲があったでしょうか…!初めてこの曲を聴いた時、今剣ちゃんの歌い始めの歌声がなんとも優しくて優しくて思わず涙が出たのを覚えてます。今剣ちゃんが優勝しています。おめでとう。死ぬ時はこの曲を葬式で流して欲しい。

長生きしてくださいあるじさま…

●(まばたき)歌初めの「心配しないでね私は大丈夫」って女目線の歌詞と切なげな今剣の歌声が最高に好き

●今剣ちゃんも、えおえおあや断君、華兄弟などの曲はかわいらしい歌声を持つ印象ですが、In My LightやLost the Memoryなどでは、今剣ちゃんの歌声の印象が「かっこいい」になるんですよね...真剣乱舞祭2018のIn My Lightの「手を伸ばすよ」や、真剣乱舞祭2022のLost The Memoryの「真実はあった」の部分とかめちゃめちゃ好きなんですよ...今剣ちゃんって想いが込められた歌声って印象があるんですよ。今剣ちゃんの力強い思いがひしひしと伝わって。たまに泣きそうになるんです。今剣ちゃんの歌声を聞くと

●(えおえおあ)最初は内番着が見れ、ライブ中に男士とお客さんが交流して一緒の振りを行う楽しい曲の認識でしたが、段々勇気づけられる曲に変わっていきました。忙しさに終われ忙殺されていた時期、今剣がかけてくれる言葉に救われたことがあります。

●今剣が可愛すぎて辛い。なのにmistakeの時に出る色気は反則だと思う。そして素早くて翻弄されて主キャパが足りない。

 

加州清光佐藤流司

特色:色っぽい かっこいい かわいい

何と言っても印象的だったのが、「かっこいい~色っぽいの全部に当てはまる」という声の数!沖田総司の刀として声を振り絞る凛々しい殺陣曲にキラキラのアイドルソング、翳りのあるラテン調のバラードと、どんな曲も自分のものにして歌いこなす力についてコメントが寄せられていました。

ソロ曲の『解けない魔法』の歌いぶりがミュージカル刀剣乱舞の世界に誘ってくれた、という訴求力エピソードも伺えてほくほくです。

ここぞの箇所で感情の昂ぶりを表現する掠れやがなりの使い方もよく言及されていて、カンパニーの立ち上げメンバーという大先輩でありながら”可愛い若者刀”らしさもずっと感じられるのは、こういう動きの見せ方の巧みさにも拠るんだろうか…と思ったりしました。

【コメント】

●誰の声がどの属性か?と考えたことはなかったのですが、改めて考えてみるとどの項目にも入れたい男士は加州清光でした。
特に際立って推しているわけではないので自分でもちょっと意外でした…
歌声が豊かだなぁというイメージはあったので、聴く人によってどこに当てはめたいか違うんだろなと思います。

●すべてに加州清光を選ばせていただきました。
理由は、加州清光は歌によって表情を変えるように歌声自体が変わるからです。
佐藤流司さんご自身が数々色んな作品や個人で歌われていますが、それぞれで歌い方や歌声自体が異なり、曲ごとに役があるようだからです。

●(海外の審神者の方より)流司くんの声は気持ちがいっぱいある、Blue Lightと言の花を聞こえるときに泣きたい、そして流司くんのヴォーカルテクニックは本当にかっこいい

日本語があまり得意ではないのですが…と添えてコメントを頂き、とても素敵だったのでそのまま掲載させて頂きました。言語の壁を越えて届く清光の歌!

●(戦うモノの鎮魂歌)これは初期から大好きな楽曲なのですが、「声」でいうと「夢を追いかけて散った懐かしき彼の人残像」の加州清光の儚い歌声が本当に大好きです。
刀ミュにハマったのが2016年春なんですが、この頃まだこんなにレベルの高い舞台、楽曲だとは思ってもなくて、初回聴くときは「フルが公開になったんだ〜聴いてみるか」ぐらいの気持ちだったんですけど、この清光の歌声が好きすぎて鬼リピしました(笑)

あそこにあのファルセットがあることで、ただ激しく勇ましいだけではない曲になる気がして私も好きです

●(解けない魔法)ミュージカル刀剣乱舞を初めて見た当初は加州清光推しで、加州清光を選んだ理由が「声優が増田俊樹さんだったから」だったので「見た目はそのまんま加州清光だけど、ハスキーボイスすぎるな……」と思っていたんですが、この曲を聞いて「いや……アリだな!?」となりました。回を重ねていくごとにどんどん歌声も加州清光になっていくのもすごい。あと台詞があるのもすごくどきどきします。

●解けない魔法の加州清光は色気と可愛さとカッコ良さが渋滞していて一番好きです。CD音源だと比較的大人しいのですが、サビ終わりの「もう決して離さない」のところで張り上げる声が年々激しくなっている気がします。聴いていてとても気持ち良い伸びのある声だと思います。

加州清光はソロ曲にラテン調が多いですが声質と合ってて天才だなと思いました。
ソロ曲が多いので嬉しい反面、色んなデュエットやユニットの曲も聴きたいなと思ってしまう贅沢な悩みが…

加州の正規2部デュオ欲しいですね……もし今後実装されることがあるとしたら誰になるんでしょうか

●(Blue Light)精神的に一番参ってた時期にずっと聴いて乗り越えられました。
甘さ優しさ執着心といった極める前の加州清光を表すような歌詞と歌声がマッチしていてサビが特に最高です。

●(コメントですが小文字掲載です)

美しい 可愛い 色っぽい 三拍子か?皆ご存知刀ミュ加州清光。今この文章を加州清光単騎出陣を見ながら書いてます。 
彼の歌声は元から綺麗ですが天性のものと言うよりも、努力を山のように積み上げた結果だと思うんです。 彼のパフォーマンス全てから死ぬほど努力したのだと伝わってきて…体全てを使って声を出して、今この瞬間に全てを出し切る、そんなエネルギーが伝わってきます。
歌声、体力、想像力、表現力、努力、これら全てを培って咲いた一輪の薔薇です。そして可愛い、今清光が衣装替えしました。

今年のらぶふぇす宮城公演はご覧になりましたでしょうか?もしそうなら加州清光の最新パフォーマンスは宮城で歌った「解けない魔法」だと思います。単騎出陣バージョンと全く違うんですこれが…
単騎ではビブラート多めでしたがらぶフェスでは加えて“がなり”が入っています。これは今までにあまり無かったことです。
安定役の鳥越さんがYouTube「命削ってる」と仰っていましたがまさにその通りなのではと思うほどのパフォーマンスでした。
清光の歌声で特に好きな所を挙げると、
①裏声②シャウト③がなり
になります。
①清光の裏声の若干の掠れ、それがとてつもなく色っぽい。トキメキに逆らえない。本丸一色っぽい男。

②シャウトは盛り上がるタイミングで使うので印象が強いです。可愛さの中に漢が出る瞬間です。殺陣をしながらの歌は刹那さや力強さ、命を削って絞り出すような気高さに胸を貫かれます。

③がなり、最近増えました“がなり”はらぶふぇすがわかりやすいのですが、これがまたセクシー…魂から声出てるんです。あの広い会場で加州清光の歌声はとても美しく響いていました。
がなりを美しいと表現するのはあまり無いと思いますが、シャウトと重ねると途端に美しく色っぽくなるの何ででしょう…。誰かの歌で鳥肌が立ったのは加州清光が初めてです。

解けない魔法に掛かっているせいで長くなりました!
長文失礼しました。

まさかの実況に敬意を表して!笑 スペースの都合で圧縮させて頂きましてすみません;

 

 

大和守安定(鳥越裕貴)

特色:かわいい 美しい

こちらもビッグビッグ可愛いフォント!特に『のら猫二匹』『未知なる道』『CONFEITO』と中期以降の作品へのかわいいが集中していて、中でも最後のソロ込みののら猫人気はすごかったです(笑

歌唱においてもお芝居の時と一致した”大和守安定”の声で歌っていること、そしてその響きが彼の感情を素直に表現する”語り”的な歌い方として発揮されることが魅力として挙げられていました。

原作の安定の設定で「純朴で無邪気な印象」「清光が見た目を綺麗に飾るのに対し、安定はナチュラルで仕草などが可愛らしいイメージ」(公式設定画集)とありましたが、そういう魅力の方向性もなんとなく通じる気がするな…とコメントを読んでいて思いました。

【コメント】

●芯がありつつも滑らかでマイルドな歌声。しかし時折男らしさのようなものが垣間見える。その部分があるからこそ歌声の可愛さが引き立たっている。

●柔らかい高めのお声で声がそもそもかわいい のら猫二匹最後のフレーズ「似ている色」などが好きなのですが、1番かわいい歌声だなと印象的なのは歌合のCONFEITOでの「仲間を守り 素早く駆けろ」ハモリパートでの歌声です。表現が合っているかはわかりませんが、鳥越安定さんはキラキラしたお声をしているなと思います。

あそこのパートの安定ほんとにかわいいですよね!耳に残ってるのがあの声だったので、バクステの鳥越さんの素声でアッそういえばこんな声してらした…!ってなりましたw

●(のら猫二匹)本公演もさることながら、乱舞祭2022の宮城公演の加州の優しい歌声と安定とのやり取りが可愛くって好きです。

あのアカペラは反則!!

●(のら猫二匹)かわいい!かわいい!せつない!清光と安定の声やキャラクター性のバランスがよくわかる好きな曲です。なによりかわいくてたまらんです。かわいい!

●(獣/大和守安定)「明日を照らす」のアレンジが大好きです。一番好き。

●(未知なる道)安定のハスキーでちょっと甘い声が語るように歌い出すのに、朗々と美声を張る以外にもミュージカルの歌曲の魅力ってあるのだなと思ったナンバーです。
バックで男士たちがそれぞれの想いを抱いてすれ違っていく演出も切なくて好き。

わかります……「濃くて鮮やかな道 わだち」「それはもう物語だろう」の言い方、温かくてあどけなくて大好きです。

●『浅葱色の桜』の大和守安定の歌声が印象的です。大和守安定は推しなんですが正直に言うと2部楽曲では声を維持するために音程が外れることが多い気がしますが、1部での大和守安定の歌声は「(舞台にいる)この人にこの気持ちを伝えたい」って対象に向けている感情の色や矢印が分かりやすくてスッと心に溶け込む感じがします。綺麗に歌っているというより音程より気持ち最優先で「この気持ちを嘘偽りなくありのままを伝えたい」と言うか、心に秘めた言葉を歌に乗せるミュ本丸の中でも1部楽曲の感情の乗り方や伝えたい気持ちが分かりやすいと言うか……。特に『浅葱色の桜』はとにかく「優しい」。沖田総司に向けたありったけの「大好き」と「優しさ」が映像がなく音源だけでもとても沁みます。また『浅葱色の桜』のメロディは途中『あかき花散り紛ふ』『のら猫二匹』『空は知らない』のメロディも加わって道中の大和守安定の気持ちなどをリフレインさせますが最後の『あかき花散り紛ふ』のメロディの箇所は歌った加州清光の「寂しさ」と「誇らしさ」の歌声とはまた違った「愛おしさ」「賛歌」「感謝」「誇らしさ」の歌声に何度聞いても涙腺が崩壊します。万人に好かれるわけでもなく、とんでもなく歌唱力があるわけでもなく、ただ大好きな人に寄り添って大好きって気持ちを伝える大和守安定の歌声が好きです。

こちらのコメントを読んでいて、浅葱色の桜聴き返したくなって聴いてきました。想いのこもった言葉を預けて下さってありがとうございます。

 

和泉守兼定(有澤樟太郎)

特色:かっこいい 色っぽい

三日月が「美しい刀」なら兼さんは「かっこよくて強~いいつでも最先端の刀」の快進撃!という感じでした。約束されし”かっこいい”率!!

しかしながらいざコメント欄を見て見ると「その兼さんが、こんなに甘い・優しい・感情のこもった声を…」という方に紙幅が割かれていることが多く、彼がかっこいいのはもはや自明の前提となってる感じが流石の兼さんでした。

折々に感じた成長に言及されているコメントも恐らく一番多く、そうだよな…今や立派な大黒柱になられた兼さん、初登場時は座組最年少で「兼さんの子、これでまだ二十歳なの!?」って驚かれてtまだはたちだった有兼さん!!?って眩暈を覚えてました(笑)これだけの時間を毎年兼さんと走り続けて下さって、有難いかぎりですね…。

【コメント】
●私の最推しは和泉守兼定です!!!兼さんはほんとに好きで、どの歌声にも当てはまると言っていいほど歌う曲によって歌い方を変えてきます心臓に悪いです。そんなとこも大好き

溢れる「大好き」にニコーーーってなりました!

●兼さんは歌の上手さだけでなく声の深みというか包み込むような歌声で大好きです

●ミュ兼さんは普段のセリフだと男らしい印象ですが、歌声だと綺麗で爽やかで優しく包み込むような雅で美しい印象になりそのギャップも大変魅力的ですし、それでいてお腹に響くような低めの声が色っぽくてカッコよくて……まさに「よっ‼️モテ刀‼️」て感じの歌声で大好きです😭💗✨

「まさかオレに見惚れてるゥ?」

●"和泉守兼定"としては美しすぎるくらいに綺麗なんですが、むしろそれが兼さんらしさなのかなと。特に堀川との相性やギャップという面では120点に感じています。
舞台で腹から声を出すような場面での伸びやかでよく通る声がとても好きです。「ミュージカルな歌い方」をそれまで知らなかったのですが、これは舞台映えする凄い歌声と声量だなと。CD音源だとなかなか淘汰されてしまいそうな歌声歌い方が好きだなと感じます。

●(サヨナラ/真剣乱舞祭2017)この歌で兼さんの声の響きの良さに目覚めました! かっこいい歌も好きですけど、こうしたしっとり系の歌ももっと聞いてみたいです!!

兼さんにバラードを!の声、最後の項でもめちゃくちゃ多かったです。聞きたーーい!!

●(サヨナラ/真剣乱舞祭2017)兼さんめちゃくちゃ歌が上手くなったなあ!ってびっくりした曲です。刀ミュを長年見ていると役者の歌の成長を感じることは多々あるのですが、最初にそれを感じたのがこの時の兼さんなのでやはり外せません。

●(君待ちの唄/歌合)"七つ その肺に空気を吸い込めば" 兼さんの肺からは空気が出ていっているのに、会場に声が満ちていって、肺が膨らむようなイメージと重なったから

●(序章/音曲祭)「変わるもの 変わらないもの」のパートを兼さんソロで歌ってましたが、ここの「変わる」の歌声というか響きというか波長というか……とりあえずここの音で心臓痺れました。物理的に。初めての経験で混乱した記憶があります。席とスピーカーの位置かもしれませんが、その時から有澤樟太郎のことを忘れられなくなりました。

●江水散花雪の「散る花を」が印象的でした。最初のほうは早口なのですが、サビになると伸び伸びとした歌声が生かされていて聴き惚れます。セリフと歌が混ざったミュージカルらしい曲で、感情が込められており曲が進むにつれてどんどん魂が揺さぶられるようで、和泉守兼定らしい真の強い歌声だなと印象的でした。

クライマックスの熱量とか、すっごかったですよね…。

●(抱きしめて、雨)天狼傅で、むすはじで、たくさんたくさん成長した兼さん。
極めたらこんな歌も歌えるのかあんたは…!?といつまで経っても惚れさせてくれる色男ですね。
●(抱きしめて、雨)兼さんがこんなに歌上手くなるなんて思ってみなかったです、こんな、こんな甘い歌声になっちゃうなんて、こんな(混乱)ってなりました。

●兼さんは、幕末再演くらいから急に色っぽさマシマシになって、抱き雨で爆発した感じがあります。キャストさんがそれを狙っているのかはわかりませんが、キャラ自体の成長も現れているような気がして、歌声がキャラに合っている、というのを強く感じます。

 

堀川国広阪本奨悟

特色:美しい かわいい 

圧巻の「美しい」率、その中でも安定感・技術・発音・ピッチなど、歌唱技巧の高さからくる純正美というニュアンスでの「美しさ」へのコメントが印象的でした。

特にソロ歌唱での響き・音圧に圧倒された旨のお話には、劇場での記憶思い出して「全くもって仰る通り……………」って思わず膝を正してしまいます(笑)凄いんですもんあの貫通力…。

土方組&堀川兄弟という待望のデュエットをダブルで叶えた乱舞祭日替わりへの讃嘆と、正式デュエットでやって!!!というリクエストもたくさん寄せられていました。やってー!!

【コメント】

●奨悟さんのファンの者なのですが、抜群の安定感はもとより音楽に対する真摯さが歌声にも歌い方にも表れているのがとても好きです。
以前にてけさんが「管楽器のような」と形容してらしたと思うのですが、深く何度も頷きました。
個人的には発する吐息を一切余さず音に変えてやる、という意識に特に楽器的な印象を受け、その気概にいつも震えております。奨悟さんは歌詞の一音一音をはっきり発音して歌い上げますが、楽器的印象のためかそれがわざとらしくなく逆にどこか歌詞を超越しているように聴こえます。
また、堀川国広として歌っている時は常に「優しさ」「寄り添い」を内包した歌い方をしているように思います。けして前に出過ぎず、それでいて芯が強く、堀川らしい歌声だと感じています。

脇差のプロこれにあり!

堀川国広は、声の抑揚の使い方が上手いんですよね!透明感が尋常じゃない!天使の生まれ変わり???ってくらい透明度高い。普段闇討ち暗殺って言ってるのに真逆の声質をしてるなと思っております。

●どこから見ても見た目の年齢が未成年な脇差の彼だがその歌声は詐欺なのではと思わずにはいられない程の艶っぽさがある。しかしセリフでは可愛さを出していくのだからずるい。

千子村正堀川国広は王子様系の声だと思っています。オペラで言うなら魔笛のタミーノ、ドン・ジョヴァンニのオッターヴィオ

まさかここでタミーノを見るとは…。私は堀川くんで、あえての男声ケルビーノめちゃくちゃ聴きたい願望を抱えてます”小姓”ですし!

●「ここにあるもの」堀川くんの曲は皆いいですが、初阪本堀川曲であるこの曲は、「たがかげ」の歌い方がたまらなく好きな部分です。歌詞がはっきりと聞こえ、柔らかい歌声が大好きです。

●(神遊び)堀川くんの「筆を持て」という一節がすごくすごく刺さって、そこから堀川くんが推しになりました。現地で聴いて、こんなに一瞬で意識が変わることってあるんだ…と驚いたのを覚えています。本当に神々しくて清廉で、神様だー!と泣きそうになりました。

●僕がいる場所は、初めて聞いたのは確か2020年5月の無料配信の時だったのですが、「何だこの堀川国広、歌がうめえ!!!!」という印象が抜けきらず、配信終了後に真っ先に調べに行くほどでした。その期間は友人と2人で毎晩感想会を通話でしており、2人とも初見だったので大盛り上がりだったのですが、私はずっと「堀川くん歌うますぎんか!?特にソロ!!!!」とずっと言っていました。

●祭18でSecret signの堀川くんがセンブロまで歩きながらソロパートの「もしあなたが」を歌うところは“捕まったら逃してもらえんやつだ、怖!”と思ったのを今でも忘れられません。

(笑)逃がさないって言ってるのは兼さんですが、先発してくるのは堀川くんですね。

●僕におまかせ、合わせ鏡(堀川国広)優しく暖かく胸に響く、阪本奨悟さんの声にぴったり。

●(KEY MAN)堀川くんの「美辞麗句並べるヒューマン」に刺されました。あんなにi音が並んでるのになんであんなに響くんです???

目のつけどころがw大好きです!!

●堀川くん推しです! 再演の「空は知らない」みたいなドラマチックな曲も、ソロ曲のバラードも「僕にお任せ」音程もピッチもテンポも取りづらい曲も何歌っても上手い…っていつも驚かされっぱなしです。乱舞祭の「美しい悲劇」「Timeline」のデュエットでは、アクセル踏みながらも相手にしっかり寄り添って歌いつつ「他のペアには負けたくない」という心意気が伝わってきて最高でした!

気合バチバチの堀川先輩めちゃくちゃかっこよかったですね!!

●(こちらもコメントですが、小文字掲載で失礼します)

真剣乱舞祭2022 土方組の『Timeline』 土方組推しとしてただ言わせてください!(狂ってるの回答カウントしなくても結構です)土方組の歌声は二人で一つの音なんです。ユニゾンもハモリも堪らなく好きなのです。 その前に、堀川国広のキャストが阪本奨悟くんになってからは、今の土方組での完全な機会でのデュエットはありませんでした。そのため、ニコイチとはいえあの二人の組み合わせをじっくり聴いた方って多くないと思うんです!(特にむすはじを見ていない方) そんなときに真剣乱舞祭2022でいまの土方組のTimelineが聴けたことはとても衝撃が強く、そして2018から何もかもがパワーアップした歌声になっていて、涙を流さずにはいられなかったのです…!!! 兼さんの甘く、低すぎず高すぎないしっとりした声に、堀川国広の優しく包み込むような歌声が合わさったら、あんなことになるんだと、現地で感動したのを覚えています。堀川国広役を演じる阪本奨悟くんはプロですし、もっとリードしてもいいくらい歌が上手いのですが、兼さんを支える、あるいは肩を並べるような絶妙な歌い方をされていて(しかも音を外さない)のが本当にすごいんです。Timelineの最後はどっちのハモリが上か下かわからないくらいの美しい声で、会場を包み込んでくれました。 土方組の絆が声となって響いたこの真剣乱舞祭2022のTimelineを私は一生忘れません。

(拍手)パワーアップの件も、歌い方と相性の件も頷きながら読ませて頂きました!カウントしなくても…とのお話しですが、この熱量を是非見て頂きたかったので…差し支えありましたらお知らせください!

 

蜂須賀虎徹高橋健介

特色:かわいい 色っぽい 美しい 

俳優さんが歌が苦手だったことを公言されているという少し特殊な状況の男士ですが、シリーズを重ねるごとに着実に練度を上げる姿へのエールが寄せられていました!
「ミュ本丸の蜂須賀虎徹というキャラクターと一緒に歩んできた声」として、決して楽ではなかった歩みが重なるのは本当にその通りで、再演や乱舞祭の歌いぶりにはやっぱり思い入れもひとしおという感じになりますよね…。

華やかに通るようになった声とパフォーマンスの取り合わせが、花、艶、キラキラ、晴れやか、と色々な言葉で表現されているのを読むのも幸せでした。

【コメント】

●蜂須賀は、常に品を崩さない歌い方、歌声をしているように思います。荒っぽい新選組の中においては殊更花のような印象があります。美しい、とはニュアンスが少し異なりますが挙げさせていただきました。蜂須賀がどんどん歌上手くなっていくのもとても愛おしいです。

●蜂須賀さんが高音を全身で歌い上げてる時の歌声・姿がめっっっちゃ好きです!
推しゆえかもしれませんが、ミュの蜂須賀らしいお茶目な部分も、真面目な部分も、真剣さも、凛とした強さも、それぞれが声で体現されていて毎度好きが爆発しそうになります(具体的にどの演目/曲 のどこのパート!というのまで挙げようとして自重しました)。

ぜ…是非そこのところを詳しく…!!

●(ひとひらの風)あれは歌がうまいというわけではないけど、あのがむしゃら感が新選組や初めての隊長にまかされた蜂須賀虎徹が悩み成長した過程をあらわしてるようで、あのときにしか聞けない、味わえない良さだと思ってます

●個人的な印象ですが、蜂須賀の歌は、技量の高さより、感情の乗せ方の上手さが魅力だと思います。高橋さん、楽譜が読めない(あそびばでそのようなことを仰っていました)上に、歌は舞台を始めるまできちんと練習してこなかったそうなので、たぶん「騒音」は最初のうちは…と思います。話は変わって、壽のバクステで、たぶんYOSHIZUMIさんだったと思いますが、「歌声と感情が一致している歌になるよう指導している」と仰っていました。高橋さんはテクニックよりそちらの方に伸びた(伸ばした?)のではないかなと思っています。阪本奨悟さんに歌を教えてもらったり、他にも歌の先生に習ったりして、歌の技術も伸びていると思いますが、蜂須賀自身が(曲に合わせて)ノリノリで歌っていて、声にもそれが現れているのが一番良いな、と思っています。(幕末再演の「空は知らない」や二部曲がよく分かると思います)
「色っぽい歌声の男士」に蜂須賀を挙げたのですが、歌声に乗せた感情が、良い艶を出していて、色気があると思っています。
蜂須賀虎徹、まるで時間が経つほど美味しくなるワインのような歌声だと、初期から今までを辿りながら思います。

●らぶフェス2022の揺ら揺ららで大倶利伽羅のパートを蜂須賀虎徹が担当していて「どうせ一度の命」と歌うところが、そこでパーンと高めで少しハスキーな蜂須賀虎徹の声が会場内で響くのが推し贔屓ではあるのですがキラキラとしていて心に残っています

全く声質の違う大倶利伽羅パートを堂々と自分の声で歌い上げる蜂須賀、感無量でした…。

厳島神社のときハラハラしながら聴いた歌声ですが、今の蜂須賀の声にはあたたかな強さと晴れやかな響きがあり、蜂須賀とそれをつくりあげた高橋さんへの愛しさを覚える瞬間があります。また虎徹3兄弟の歌は、浦島の存在によってかけがえのないものになったなあと思ったりします。

 

 

長曽祢虎徹伊万里有

特色:かっこいい 色っぽい

同じ「かっこいい」枠の中でも、セクシー・ワイルド・低音・大人、というキーワードが特徴的でした。

これ気付いたときにヒャッとなってしまったのでちょっと突っ込んだ見方をお許し頂きたいんですが(笑)長曽祢さんをかっこいい/色っぽい男士として挙げている方の好きな声を覗かせて頂くと、新撰組男士推しの方の他に三日月・五月雨・小竜など甘め/綺麗めの声の男士を挙げている方が目立っていて、対比がなんというかこう…いいな…ってなってました。

そんな長曽祢さんにも「かわいい」の声が複数寄せられるのが、このカンパニーの面白いところですね!

【コメント】

●mistakeを歌う時の長曽祢虎徹セクシーなのにワイルドさを併せ持つあの歌声がとても好きです

乱舞祭2018で三日月と並べること考えた人、誉ポンポンポポンポポンポンだと思います。

●煙草とかウィスキーとか?なんかそういう大人なアイテムの似合う声だと思います。可愛くて華やかな男士がそろってるteam新撰組with蜂須賀虎徹の中で、長曽祢さんが一人だけ渋く低い音を歌ってるのかっこよすぎて死にそうになります。虎徹兄弟で歌ってるときにちょっと声が優しくなる(気がする)のも、「職場の長曽祢さん」「家での兄ちゃん」って感じで沼です。

長曽祢虎徹の歌声も好きなのだが、分類が不可能だったので諦めた。あのド低音の美しき日々たまらない。

●長曽袮さんのラップが好きなので長曽袮さんwith治安の悪い男士で全編ラップの曲が聴きたいです

formation of 壬生ノシスマイク…………

●(Drive)和泉守兼定がのびのびと生き生きと歌っている中で、長曽祢虎徹がラップでかっこよく入ってくることで曲がしまる感じが対照的で好きです

●かっこいい歌声ではあるのですが、「ワッショーイ」の歌やかっぽれのようなコミカルな声も出してくれるのが長曽祢虎徹像を広げてくれたと思います。

分かります!やらない個体の長曽祢さんもたくさんいるでしょうけど、天狼傳の時点であのかっぽれにOKが出てたことで「あ、ただ武骨な兄貴分なだけじゃなくて、こういう陽気な姿もアリな男士なんだ」ってなったのは大きかったですね。

長曽祢虎徹推しですが、結構音域が高くて可愛い声質をしていると思います。意識して低めの声を出そうとしてるのも可愛いです。

●長曽祢さんを「可愛い~」に挙げたのは、地声が低めの方なので、その分ファルセットで歌っている時がとても可愛く思えるためです。「Drive」のラップが非常にカッコイイ分、可愛く思えてしまいます。

「わかるわ…ああいうオトコほど、一度可愛く見えちゃたらもう駄目なのよネ…」って脳内のママが言ってる

 

にっかり青江荒木宏文

特色:色っぽい 美しい

せやろな!!って声出ちゃうような結果ですが、あの……はい。お見事でした。後輩たちからも敬愛されるにっかり荒江先輩の色気と美しさが、シート上に見事に花開いておりました。

デュエット相手や曲調と調和させるスキルのほか、卓越した演技力と合わせて奏でられる「演技の一環としての歌」に対しても多数言及されていました。すごく分かります。キャストさん自身の歌声をキャラクターと調和させていくというより、「まずキャラクターの喉をきっちり作って、その喉を使いながら歌う」というか。

青江単騎で新しい魅力に触れたという方も多く、1つの役を掘り下げる演目って得難いものだなあ…と改めて感じました。

【コメント】

●好きな歌声はにっかり青江がダントツです。音としては高めに感じるのに、落ち着いて低く甘く感じる優しい歌声が好きです。

●Namelessfighterや百万回のありがとうの優しいながらも透き通る祈るような歌声が大好きです。ソロも好きですが誰かと歌う時に下から支える歌声も好きです。

●歌合で披露された青江講談菊花の契、挿入歌の菊花輪舞がとても大好きです。会場の温度がぐんっとさがったかのような引き込み方にしっとりしっかり響く声が忘れられません!

にっかり青江単騎で「芝居としての歌」という点で最高のものを見てしまったと思いました。
グラミュやミュージカル映画なども見ていますが、体験したことのない感覚でした。
単純に歌がうまいかどうかでははかれない、役としての歌、物語を語る歌。
胸に深く、ときに激しく染み込む歌でした。

●「美しい歌声」枠に青江を入れましたが、おそらく青江単騎が無ければ美しい歌声枠に青江は入らなかったかもしれません
青江単騎の最後の「あなめでたや」のはじめの一声で、青江って美しい歌声枠に入る男士なんだなと思ったので
青江の歌声はみほとせの時からとても好きでしたが、美しい歌声枠に入れるとすると青江単騎を観る前だと個人的な推薦度順を考えるとギリギリ入らなかったと思います
あの「あなめでたや」の一声が決め手でした

あのアカペラは言葉で表現しがたい美しさでした………

●にっかり青江単騎出陣のラスト「刀剣乱舞
単騎前の青江の声を「かっこいい」と思ったことはなかったのですが(どちらかと言えば可愛い寄り)、この曲の青江の凛々しさと言ったら!!!ハキハキと力強い声に、今までとは明らかに違うと感じましたし、美しさと優しさの中に芯が通った強さのある、成長したにっかり青江をそこに見ました。

青江単騎の刀剣乱舞歌声の力強さと色気と歌詞の節々に散りばめられた彼らしさすべてに感動した。

●にっかり青江単騎出陣での“瑠璃色の空”:みほとせの劇中では実際に赤子を抱いてこの歌を歌うことがなかった青江の子守唄、あまりにも慈愛に満ち溢れた歌声に「青江ってこんなふうに歌えるんだ……!」と新たな感動が湧き上がってきて号泣でした。

意外な発声での歌唱を聴いても「青江はこんな歌い方はしない」じゃなく「こんな風に歌えるんだ!」って思うんですよね。そこに至るまでの物語をしっかりと作り込んで体現してきた構築力あっての説得力だなあと思います。

●(にっかり青江 単騎出陣楽曲全て)
三百年では歌わなかった『かざぐるま』を………青江が……………………ひとりで…………………………
それだけで泣けるのに、『瑠璃色の空』も『あなめでたや』も歌うじゃん…………
特に『あなめでたや』は、他の子の顕現を喜べなかった青江が旅を経て、嬉しそうに楽しそうに歌って踊ってる姿に涙を禁じ得なかった。
何度でも言う。おかえり!!!

おかえりーーーーーーーーーー(;;)

●既に回答済みなのでこちらで思い残したことをすみません…
かわいいに回答した刀剣男士は別の刀であり、かわいい「歌声」ではないんですが、みほとせ石切丸さんとにっかりさんのデュエット『手が届くまで』で、CD音源には無い、円盤とライブ音源でしか聴けない冒頭のにっかりさんの「ハイッ☆」みたいな可愛らしい掛け声と振りに、にっかりさんはかわいい…(それまで自分の中ではかっこいい、とかが主だった)と強烈に印象付けられました

 

千子村正太田基裕

特色:色っぽい 美しい

はい。こちらも項目の時点で想像ついてしまうのではないかと思うので言っちゃいますが、いまつる先輩に続き怒涛の1000件オーバーでした…!!

頻出していた表現は華やか・艶やか・中性的で刺激的、いわゆる妖艶さを濃厚に香らせてくれる声として、際立った印象を残しているようです。

『脱いで魅せまショウ』『可惜夜の雲』『Impulse』など多彩な持ち曲だけでなく、『解けない魔法』『Real love』を自分色に染め上げた演出スキルについても熱量の高いコメントが寄せられていました。

【コメント】

●場合によっては女声と錯覚するくらいの、独特の艷やかで濡れたような高音。『かざぐるま』冒頭、もしくは葵咲ver.の独唱はあの声だから醸し出せる哀切や郷愁みたいなものがあると思います。祭'22の『Real Love』も好き…。

千子村正さんの声は情報量が多いな〜と思って聞いています。おまけが多い?というか、(この言い方でわかっていただけるかわからないのですが)声の周りにチュールレースが付いている、みたいな声だなと思って聞いています。こちらも好きな声です。

素敵な表現ですね!声質のお話か歌唱技巧についてのお話かは分かりませんが、いずれにしても言い得て妙だと思います。

発音がとにかく綺麗。壽の『瑠璃色の空Ⅲ』で言うと、 「玉響の闇~」「君の名は竹帛に垂る~」の 「"や"み」「"な"は」「ちく"は"く」のような"あ段"の発音が よく響く少し低めの発声をしていて、凛とした美しさがあるなと思います。 小狐丸と同じくエッジの効いた声だと思いますが、 村正はエッジを効かせる部分と素直に歌う部分の使い分けが明確で、 ミュ村正の繊細さや内面の複雑さ、優しさと狂気の二面性など、 歌によるキャラ表現の上手さを感じます。

●村正、セクシーというか凄く独特の華やかな声だと思います。発音が素晴らしく聞き取りやすさNo.1だと思います。

●(脱いで魅せまショウ)初めて観た刀ミュ作品がみほとせで、初っ端がこの曲だったから。最初は変わった歌だな〜と思ったけど、上手い人にしか上手く聴かせられない歌だな……と思ってすごいなぁと思いました。「この話、ちゃんと観てみよう」と序盤から思わせてくれた魅力的な歌声でした。

●(脱いで魅せまショウ)私と刀剣乱舞の出会いの曲です。
音楽アプリの自動再生機能でこの曲が流れて、イントロで「huhuhu…」と笑い声が聴こえた瞬間になんだなんだ!!??と一瞬でスマホに目が釘付けになり、していたことも中断して聞き入ってしまいました。刺激的なバッキングにも心が惹かれ、その日からキャラクターもわからないのにこの曲ばかり聴いてしまうようになりました。この曲と出会い、刀剣乱舞のアプリをインストールしてからもうすぐ1年です。
千子村正さんにはとても感謝しています。

こんな刀剣乱舞との出会いかたってあるんですね!!?

●(解けない魔法/真剣乱舞祭2018)
アレンジしてあるとはいえ歌う人が違うとここまで変わるのかと思わされました。加州バージョンは切実さもありながら爽やかだったのが、青江・村正コンビは一気に大人びた雰囲気に変わったのが印象的でした。

●(よさこいソーラン祭り/真剣乱舞祭2018)
村正の歌声(かけ声含む)が、いつもの「妖しい千子村正」とは違う力強い声で、いつ聞いても好きだ…となります。太田さんの独特な声の出し方から生まれる妖しい歌声も大好きなのですが、はっちゃけお祭りパートではしっかり力強く一生懸命歌っているところが、村正の真面目さも出ているような気がして良いです。

●(Impulse)2人の歌唱力がとんでもなく素晴らしいのは三百年初演からわかってましたし、もっと以前から知ってた方たちも多いと思いますが、2.5のミュージカルでここまでの歌を聴かせてもらえるのかと感動しました。
初めて劇場で観たときは放心してしまって直後の客降りにしばらく反応できませんでした笑
歌唱力×歌唱力はとんでもなかったです。
お互いの良さを殺すことなく相乗効果でさらに魅力的でカッコよく、現在進行形でまだまだ進化されてるのも凄いです。

●(問わず語り)らぶフェスでの話です。村正が歌う「日は昇り沈む」のところが、その情景が目に浮かぶような感覚でした。歌で歌詞を描写するような歌い方がすばらしい役者さんだなと思います。

●らぶフェス2022の前半戦、村正のReal Loveと蜻蛉切のBlackout、お互いのソロ曲を交換した上にアレンジを効かせてメロディーを変えて歌う2人がとても良くて、村正はしっとり歌い上げる事で私が1番好きな歌い方や歌声の部分が全面に出ていたので本当に大好きとしか言いようがなかったです。あとはjackal 村正がいないとこの曲はjackalにならない。

 

蜻蛉切(spi)

特色:美しい 色っぽい かっこいい

蜻蛉切さんは蜻蛉切さんでした。

「全ての枠に入ります」パターンのみならず「殿堂入り枠で…」「蜻蛉切さんは敢えて抜きましたが…」と言い添えて下さる派ができていたのが異質で、規格を超えてくる無双の槍……と認識を新たにしました。

「かっこいい」にもがっつり件数が集まってなお、それを上回る「美しい」の評価に葵咲本紀を思い出して、ヒトが”美しい”と感じる瞬間ってどんなものなんだろうなあと考えこんでいます。

蜻蛉さん自身の歌だけでなく、歌唱の軸として座組に与えた影響についても語られていたのも印象的でした。

【コメント】

●今更私が語ることなどない方なのですが腹の底から出ている発声が大好きです。武人ってこういう人を云うんだと納得させてくれた歌声です。

蜻蛉切うっかりすると色んなところに入ってしまうので今回は除外しました。殿堂入りというやつです。
●個別回答で挙げてはいませんが蜻蛉切さんは「全部持ち」の印象です…!!スゴク、カワイイトキ、アル

ソレ、トテモ、ヨクワカル

●力強さと安定感を下敷きに、曲や心情に合わせて様々変化する技術による"聴かせる"歌声、流石のかっこよさだと思います。色っぽさにも通じますが、少し力を抜いて抑えたり吐息混じりになったりしたときの余裕も大人を表現されていて、マイクが拾う音がビリビリするような出力MAXの時との振り幅もひたすらかっこいいです。

蜻蛉切さんの歌唱は、歌っているというよりも演じている様な演劇の側面を大きく感じます。歌詞がそのままストーリーテリングに思えるというか、音曲祭の美しい悲劇やBlackoutにRe:verseなど歌を聴いているというより彼に語られている、芝居を観ている気持ち蜻蛉切さんのパフォーマンスをみている最近です。(Blackout初見は配信だったのでひとりオペラか!!?!?って声出ちゃいました)

●(ただ、勝つために)ミュージカル刀剣乱舞で一番好きな曲です。短い中で蜻蛉切の魅力が詰まっていて大好きです。殺陣を行いながらの歌声、圧倒的だと思います。常勝、戦国最強をこんなに歌で表現できるなんてと感動しました。

あれを初見の劇場で見て、よく無事に帰ったなと今でも思います………

●(ソーラン節/真剣乱舞祭)道民なのですごく馴染みがある曲なのですが、蜻蛉切の力強い「エンヤアァァァァァァァ」に度肝抜かれました。2018ももちろんですが、2022もパワーアップしていてさらにビビりました。

●(Real Love)初見時、「歌うまっ!?!?」とめちゃくちゃ衝撃を受けました。思わず風呂に入っていた家族に「ねぇめっちゃ歌上手い人おるんだけど!?!?」と突撃したほどに驚きましたし、とても好みドストライクな歌声でした。
何度聞いても「うま……やば……」となるお声、本当にすごいです。

●(Real Love)
初見で顎外れるかと思いました
ミュ蜻蛉切来日公演と噂で聞いて、なんやそれはと思っていましたが、歌い始めた3秒ですべてを理解しました

●本編の楽曲ではないのですが、歌合の「君待ちの唄」で、蜻蛉切のパートである「君は産声をあげるだろう」の部分は私を刀ミュ沼に引きずり込みました。刀剣乱舞という作品を画面越しで満足していた私でしたが、あの熱と振動を体感してミュージカルの価値を知りました。現地でミュ男士の声を聞くのはあれが最初で最後だったのかもしれませんが、これからも刀ミュの歌を聞きたいですし、そう思えるのはあの蜻蛉切のおかげかもしれません。

●(Blackout/乱舞祭2022)
配信中一番ヘビロテした曲です。ラスボス感パネェ…

●(Re:verse)蜻蛉切さんの歌声が美しいと思うとき、オカリナの音色のように感じます。「眠れない夜空に落ちた初めて流す涙」の部分が特にオカリナだと感じました。

地を震わすような一人ホーン隊になったかと思えば素朴なオカリナにもなる声、すごく分かります……桑名くんとも通じるような土の温かみというか

●(Re:verse)初めて聞いた時会場にいたのですが、あの空間づくり力(ぢから)に飲み込まれました。毎公演少しずつ解釈が変わっているようで、あの曲の物語性を感じずにはいられませんでした。泣いているような歌声も怒っているような歌声も使い分けられていて本当にすごい…

 

物吉貞宗(横田龍儀)

特色:かわいい かっこいい

件数としては「かわいい」に集中していたのですが、コメントは「かっこいい」率がすごかったです。褒め言葉もとにかくかっこいい!とストレートで、分かるーーーかっこいいもんあの声は…!となっていました(笑

横田さんは初演のパンフレットでも声質の違いに悩んだ話を語られていましたが、まっすぐな低音に芯の強さや戦場での胆力を見て、刀ミュ本丸の物吉貞宗として新たな魅力を見せてくれた、とのコメントが堪らなかったです。

『瑠璃色の空』の優しさ・あたたかさやラストシーンの涙声も、物語の始まり&締めくくりであることも相俟って本当に沁みますよね…。

【コメント】

●物吉くんはもしかしたら可愛いに入れる人が多いかもしれないのですが、可愛いお顔から低いギアの声が出るのがとってもかっこよくて好きなのでこちらに入れさせて貰いました!

●刀ミュ本丸ならではの好きな刀剣男士は物吉貞宗です。原作から少し声が高めな印象なので刀ミュ本丸での声の低さに少し戸惑いを覚えましたが、今となっては物吉の声を脳内再生されてます。声の歌割りも低いところを堂々として出し行くの聞けたときにこれでこそこの本丸の良さ!と思ったものです。

●物吉くんは衣装とキャラに惑わされるけどほんっとうに声がかっこよくて!倶利伽羅との「風の先へ」大好きです。

●(瑠璃色の空)意外だったのが物吉貞宗の歌声でした。予想(と小野賢章さん)と比べてかなり猛々しく凛々しく、そうかこの子、戦慣れしてるもんなぁ…と思い直しました。新たな魅力を見つけられたひとつです。

●物吉に、これまで二部では可愛い系と爽やかな曲を歌ってきたので、「獣」みたいな男っぽい曲が聞いてみたい。

浦島くんのスカレリとまた別方向に「脇差ってなんだっけ」ってなりそうで是非みてみたいですね!

●みほとせ初演のDVDを初めて観た時、物吉くんが赤ちゃんの家康様にこれを歌ってるところがも〜〜〜好き……本当に家康様が好きで愛おしくて仕方ない歌い方してて……
再演のときには歌い方がちょっと違っていたので、もちろん再演も素晴らしいんですけど、こればっかりは初演に心が奪われました…

みほとせの中の子守唄は”子供が当たり前に親の腕に抱かれて幸せに眠れる世”の象徴を担う大切なものですが、あの「ねんねん ねんねん ねんころりん……」にひたひたに溢れる愛情はとても素敵な仕事をしてくれてましたね…。

●三百年の物吉くんが徳川家康を看取るときに涙声で「瑠璃色の空」を歌うシーンが何回みても泣いてしまいます。その後最後に全員で歌うシーンも好きで、すごく温かい気持ちになります。

 

倶利伽羅(牧島輝)

特色:かっこいい 色っぽい

こちらも兼さんとタメを張る「かっこいい」激推しの結果!

重みのある低音の魅力が様々な表現で語られていた他、あまりにも通りの良いハイトーンが「パーン!」「カーン!」など擬音を用いて表現されていたのが特徴的でした。いや分かります、普通の文章表現ではあの迫力を出すには不足なんですよね…!!

また、キャラクターの言葉数の少なさと、芝居・歌声が語るものの濃密さの対比を深堀りして語られているコメントも深く頷きながら読ませて頂きました。双騎ソロ曲『REASON』が彼の声の魅力を最高に引き出すものだというお話も それですよね!!

【コメント】

●大倶利伽羅の低音がこの世で1番好きです

端的さに痺れました!

●「かっこいい歌声」、大倶利伽羅(牧島さん)の低音ボイスが良いのは勿論ですが、彼の歌は「激情」という言葉が似合う気がします。これまで経験してきた喪失や苦痛、それらに対する悲しみや怒りが表れているような…それでもなお本人は擦れたりすることなく、ひたすらに強くなろうとする真っ直ぐで裏表のない姿に幼さすら感じる、もはや「無垢」だなぁと常々思います
普段は口数も少なく無愛想だけど歌声からはもの凄い力強さやパワーを感じられる、それって感情をただ言葉にするのではなく詩にのせて伝えるというミュージカルにおいて、彼は1番正統派なんじゃないかと思います

●ミュ男士の中でも屈指の重低音声が格好いいです。
パライソ本公演、音響ダイレクトアタック席(おそらく一般的な良席ではない)でしたが、
『白き息』の「祈りの言葉も~」の「とォー↑↑」の部分、
全身の内臓がビリビリ揺さぶられるような音圧で暫く「ワ゛……ァ……」と放心していました。
その後の「捧げる花も~」の歌詞のところや、鶴丸とのデュエット『静かの海』など、
他人(他刀)に寄り添うような優しい歌い方もできるのが、
本質的には情が深く仲間思いのミュ大倶利伽羅らしいなと思います。
伊達双騎で『白き息』のアレンジ曲が出てきたのもありますが、
怒り、葛藤、迷い、悔しさ、意志、思いやり……など、
ミュ男士の中でも特に、お芝居とシンクロした歌い方が上手いなあとというのを感じます。
結果的に、寡黙なキャラクターが雄弁な歌声を持っているのが"""良い"""な……と思います。

●歌合乱舞狂乱の「響きあって」の大倶利伽羅の声
パァーンと飛んでくるかのような声がとても好きです
中学生の娘が吹奏楽部でトランペットを吹いているのですが、ああいう音が出したいと言っていました

牧伽羅ちゃんは貫通系管楽器…………

●大倶利伽羅の年々深みを増す響き渡る声が好き!双騎のバラードも良かったけど「風の先へ」のような爽やかでアップテンポな曲また歌ってほしい。

●推しの贔屓目ですが大倶利伽羅(牧島さん)の咆哮はトールハンマー(※「銀河英雄伝説」作中に出てくる要塞主砲)に例えたいです。

なるほど決めどころを貫く鉄壁の音質はミュ本丸のイゼルローン…

●(白き息)大倶利伽羅推し牧島さん推しなのでこの曲は外せません笑。劇場で初めて生で聴いたときの感覚は今でも覚えていて、サビの高音の美しさと力強さに頭の中を支配されたような、金属楽器の太い音が閃光みたいにカーンッと体の中に直接鳴り響くような、そんな感覚でした。彼の歌は凄い、と改めて感じた曲です。

●(白き息)1曲の中で窓ガラスを割れそうなほど力強い歌声と、「捧げる花も」のような優しいようなせつないような歌声を聞ける素晴らしい楽曲。普段言葉に出さない大倶利伽羅の想いや覚悟を歌った大倶利伽羅推しにとっては大切な曲だから。一言では言い表せないほど良い曲。

●(静かの海)鶴丸と大倶利伽羅のハモリが美しすぎたので。音程の正しさだけでは実現しない声の相性の良さを感じたので。

それぞれ色々な意味で”強い”お二方の歌が、寄り添うとぴったり重なるっていう凄い相性ですよね…

●(REASON)冒頭の歌声は軽くて優しいもはや「大倶利伽羅whisper」とても好き。

●(REASON)遂に遂に来ました!念願のソロ! 牧島くんの演奏に負けない圧の強い歌声とビブラートが大好きで、念願のソロがミディアムロックバラードで感無量です。 「ミディアム曲で牧島くんのロングトーンを聴かせてほしい」とアンケートに粘り強く書き続けたのが報われたと勝手に思ってます笑!ファンと公式側の解釈が一致した最高の一曲です。次は大きい会場で、願わくば、すえひろがりでも歌ってほしい…!

あの音圧で、アリーナで歌ってほしいですね…!!!!!

倶利伽羅の歌声が可愛い...?と思ったかもしれませんが、私にとっては可愛いんです、歌声も歌っている時の顔も、可愛いんです、そうです私は大倶利伽羅最推しの大倶利伽羅の女です、大きくて力強く歌っているのが可愛いと思えてしまって....最高に好きなんです。

正直音源版の『風の先へ』『Junk History』の歌声とかは本気で「かわいい~~~…!!」って崩れ落ちたくなります

 

髭切(三浦宏規)

特色:美しい 色っぽい かわいい

↑この並びを見るだけでちょっとにやけちゃいます(笑

「美しい」率はまさに想定通り、「色っぽい」も納得なんですが、「かわいい」が思いのほかガッツリ食い込んできたことに驚いて「そこのところもう少し詳しくお伺いできますか!?」と思ったものの、ほぼサイレントで挙げられていて…やっぱり「名前はどうでもいいけどね♪」や一萬のお芝居中の印象とかでしょうか…?

源氏兄弟の相性の良さへの賛辞は、後続記事のペア特集パートで取り上げさせて頂きます!また、主に『Endless Night』等指して優雅・上品・柔らかという表現がよく用いられていたのも源氏の重宝これにあり!!という感じで素敵でした。

【コメント】

●髭切をどこかに投票したかったのだけど、どれにも当てはまらないような気がしてしまったのでこちらで主張。たっぷりの声量で時折ホルンの様に吼えるあの歌声が大好き!!!

ホルン!!(激しく膝を打つ絵文字)同じ管楽器でも、伽羅ちゃんに比べてどこかまろやかさを含んでる感じがぴったりですね!!

●「美しい歌声」、全員見た目の美しさもさることながら、髭切・三日月さんは歌声に宗教的な「憧れ」というか崇めたくなるようなカリスマ性があって近づきすぎると我が身を滅ぼしてしまいそうな感じがします。対して五月雨さんと巴さんは「純白」で汚れを知らない清廉さがある印象でした。自分の庇護下に置きたくなるような、綺麗な石とかそういう宝物を独り占めしたくなっちゃう気持ちに近い感情が湧いてくる歌声だなと思います。

美しい歌声くらべ、ありがとうございます………

●髭切のビブラートがかかった伸びのある歌声が大好きです。特に双騎出陣での、芯のある膝丸の声と相まったハーモニーは何にも変えられないと思います。

あと、髭切がふわっと歌うときの声(分かり辛くてすみません…)には、産毛をそっと撫でられるような色気を感じます\\\。

●源氏兄弟、特に髭切を推すようになったのは、ミュージカルの兄者を見たからです。出逢えて良かった!歌の表現の幅が広くて、どんな曲でも歌いこなすのが凄い。髭切・膝丸のデュオは声の相性が良すぎて響きが心地良いです。

●(双つの軌跡)この最初のイントロが聞こえた瞬間リズム取っちゃうくらい好きです! 途中の髭切が可愛すぎて...(まぁ名前はどうでもいいけどね、のところ)

●髭切の『あやなす音』がとても情感に訴えかける歌声で、聴いていて切なくなり劇場で泣きそうになったので印象に残っています。

●(巣立ちの舞)題名のとおり巣立ちの心情をうたっており、楽曲全体はローテンポで母親の心情をあらわすようにどこか寂しい雰囲気がするのですが、その雰囲気を打ち砕くように力強く歌われてるのが印象的です。この2人の声はいい意味で真逆で、すべてを包み込むように優しい髭切に対して、少し尖った部分を持ち合わせる膝丸。この曲はその彼らの声の特徴が存分に出ていると思います。鳥肌ものです…

●源氏双騎の髭切のEndless Nightがあまりにも優雅で上品で衣装も良すぎて耳から離れません。

●(Endless Night/源氏双騎)元は三日月宗近のソロ曲としてよく聞いていたのですが、会場で兄者が歌ってる姿と歌声が完全にディズニープリンスでコンタクト流れ落ちる程号泣しました。後にも先にも感情の制御がぶっ壊れてあれだけ泣いた2部曲はこの曲だけです。

●(Endless Night/源氏双騎)最後のサビ、「夜空に任せ」の「せ」の高音の出し方が今でも耳にこびりついたままです。公演のほとんどと音源では裏声で披露されていますが、最初の数公演は地声でスパーン!と真っ直ぐ音を当てていたのが衝撃でした。
それまでのゆったりで落ち着いた、星の瞬くようなきらきらふわりとした曲調の中、急にスポットライトで照らされたような力強い声が大好きでした。どうかあの高音をもう一度聴きたいものです。

 

膝丸高野洸

特色:かっこいい 色っぽい

むしろ「かわいい」が入るなら膝丸かな?と勝手に思っていたのですが、こちらは「かっこいい」「色っぽい」がそれぞれガツンと持っていきました(笑

ハリ・強さ・男性性など、原作で髭切との対比として設定されている部分が歌唱にフォーカスしても挙がってくることに痺れました。

力強くハイテンポな曲でのかっこよさ・色っぽさと、叙情的な曲で奏でるハイトーンの優しさのギャップがさらに沼を深めている様子が見えて、改めてポテンシャルの底知れなさを思っています…。

【コメント】

●歌唱力が高く、膝丸の野性味というかなんというか力強く雄っぽい部分と色気を持ち合わせた歌声。まだ審神者になりたてだった頃に勧められて初めて見た刀ミュで初めて膝丸を知って、一気に彼が推しになってしまった。魅力たっぷりのお声。

●初めて見た刀ミュの公演が源氏双騎で、その時に聞いた膝丸の声がすごくかっこいい×色っぽいのオンパレードで驚きました。
膝丸と言えばサバサバしていてはっきりと声のトーンにメリハリがついている印象だったので、公演でミュ膝丸の歌声を聞いた時、後引くようないつまでも耳に残るような(上手くいえなくてごめんなさい)そんな歌声だったのでとてもびっくりしました
兄者の声も好きなので、2人がハモった時の声を聞いた時、死ぬほど綺麗で2部のライブパートで泣いた記憶があります

●膝丸の、ちょっと鼻にかかった優しい歌声が大好きです。

●膝丸推しなのですが、地声と裏声の切り替えがとっても綺麗なので源氏の歌はほぼ好きです!

●膝丸の声が本当にツボなんです。イノセントで可愛げある高音も出せるのにその高音にちょっと色気があって狂います。特に情熱のシンフォニアの「切なく美しく」のあたりの軽いブレスも好きです。

●どの枠に入れるか悩む男士ばかりでしたが、膝丸の歌声が可愛いのだけは即決でした。膝丸かわいい。

●(散るは火の華)全てが絵巻物のようで美しかった。6人の個性のある歌声の良さがこれ以上もなく引き立つパート分けと掛け合いが素晴らしく印象的。歌声の中で演じられる源平合戦と、それを神のごとく見下す男士達という高低差や関係が歌声によって表現されていて、あまりにも美しい。膝丸のセリフは、義経が言ったのかと思うほどだった。

楽曲記事で紹介したいと思ったのですが、最後の一文で「それー!!!」となったのでこちらで出させて頂きました。\絶壁を駆けくだり奇襲を仕掛ける!/

●「静寂の闘志」の膝丸がめちゃくちゃラップ上手くて大好きです。声も張りがあって凄くかっこいいし、髭切との掛け合いになると柔と剛という感じがして耳が楽しいです。

●(情熱のSymphonia)
加州曲の加州  絶対片思い系失恋曲のディテールになる
加州曲で膝丸  絶対俺のものにするマン

●情熱のSymphoniaは、膝丸の場合「君が俺を好いているのは知っている」感が出ていて、だからさあ早く素直になって俺の手を取ってくれ…!の懇願のアモーレの印象を受けました。加州の場合は愛されたいって気持ちが強く出ていて、「愛されている自信がなくて相手に縋りつきたい」という印象でした。曲調の変更の影響ももちろんあるとは思いますが、それぞれの役柄の個性まで滲み出るような印象の差を受けたので、いつもどちらかを聴いたらもう片方と聴き比べたくなる曲です!

●(Can you guess what?/壽 膝丸ver.)
もともと大好きな曲ではあったのですが、壽のセトリに含まれ、なおかつ最推しの膝丸が推しの村正パートを歌うのを見た時には発狂するかと思いました(笑)
双騎で情熱のシンフォニアをカバーしてるのを見てたので、こういった楽曲は似合うんだろうなとは思ってましたが、想像以上にかっこよくて色っぽい膝丸を拝めて最高でした。

 

陸奥守吉行(田村心)

特色:かわいい かっこいい

むっちゃんも「かわいい」なんだ!?とちょっと意外に思ったのですが、コメントを見てみるとあの「明るく元気」「まっすぐ」「お祭りが似合う」歌声をどこに入れるかといえばかわいい欄になった…というような様子が伺えて、なるほどなー!と膝を打ちました。先に述べた優しい・甘いもそうですが、「かわいい」にはもう少し細分化した区分が必要なのかもしれませんね。

そんな陸奥守の、明るいだけでない一面を垣間見せてくれる『よさこい節』の違いも印象的な歌声として挙がっていました。1部・2部ともに、シリアスだったり激しい楽曲をリクエストされているのもすごく分かります…!

【コメント】

●意外と可愛い声をお持ち

●可愛いに入れたんですけど今剣ちゃんとかの可愛さじゃなくて、元気な柴犬みたいな、短パンで走ってる夏休みの男の子みたいな可愛さです

●(よさこい節/結びの響、始まりの音)
明るく、声のトーンが高い陸奥守吉行の、静かで凪いだような声がすごく印象的でした。なんとなく彼の影の部分を見たような気がして別の意味でドキドキするシーンでもあります。

●(よさこい節/結びの響、始まりの音)陸奥守って騒がしくにぎやかなだけじゃないよね、と思っていた審神者こころに大ヒット。
悲しいとか寂しいとかの先にある心情を見せてくれて、ミュ本丸をもっと知りたいなと思うようになりました。

台詞でも垣間見せてはくれますが、宴会を盛り上げるよさこい→独り口ずさむよさこい、という「歌」で表現されているのがミュージカル本丸として堪らない采配でした…!

●(よさこい祭り/真剣乱舞祭2018)
最初の「よっちょれよ」を聞いた瞬間、今までの陸奥守の努力を想って涙が止まらず記憶が消えました。

陸奥守吉行の「よさこい」が大好きです。とくに真剣乱舞祭のここが魅せどころっというところで「よっちょれよ!」というお声に、陸奥守吉行らしさというか、元気で笑顔でお祭りを楽しむ雰囲気が凝縮されてて、大好きです。

今年の乱舞祭で帰ってきてくれたの、最っ高に幸せでした(;;)

●2018年の真剣乱舞祭『漢花、美しき日々よ』の陸奥守吉行を印象的な歌声に推させてください!!!!結びの響~の公演で現地に行ったときには緊張からか”一生懸命”(むしろ”精一杯”)という歌い方だったと思うのですが、それが!!乱舞祭で披露するときは舞台を一杯に使ってニッコニコの元気一杯に披露していて、楽しい曲の筈なのに泣けてしまいました。よさこい祭りでソロに抜擢されたことで自信がついた…のかどうかは分かりませんが、あの「美しき日々よ!」の晴れ晴れした響きが今でも忘れられません。

肥前忠広・陸奥守吉行で「Heart-To-Heart」を見てみたいと、個人的に思っています……!

これ複数回挙がってたんですが、”逆だったかもしれない”彼らが「俺とお前は似たもの同士(You and I are two of a kind)」って歌うの心臓だめになってしまいます…!!聞きたい!!

 

巴形薙刀(丘山晴己)

特色:色っぽい 美しい かっこいい

並びを見るだけでにやけちゃう男士第二弾です(笑

個人的に原作の巴さんもかなり奥行きと艶のある声をしていると思っているのですが、1部でも2部でもそれぞれの色っぽさが出ている・けれど崩れや荒々しさには寄らずあくまで優美・そのキリッとした姿が端正でかっこいい……という巴さんの魅力バラエティセットみたいな評価だと感じました。

ジャジーな色気のある華やいだ曲を持ち味にされている一方で、悲しみ・静けさなど寒色の感情も美しく綴ることができる歌声の奥深さは、キャストさんの経験値に感謝…と思っています。

【コメント】

むすはじからの民なのでどうしても巴形薙刀が一番美しいし、声も好き。

●演出面の影響も大きいのでしょうが、巴形と加州は「艶やか」という表現がしっくりくると感じています。

●丘山さんも高めの声に艶を感じられます。ビブラートのかけ方なのかもしれません。

巴形ちゃんは可愛いんです。

●巴形はそもそもミュに出るんだ?!という感覚だったのですが、いざ聞いてみればTHEエンターテイナー!で。誰のものでもない人生はまさに巴形(と兼さん)の声のための曲だー!とテンション上がりました。NYのネオンが見えます…!笑

椅子遣いといいあのウィンクといい、文法というか独特の文化を感じます!

●(名もなき怪(みち)、未知なる道)巴ちゃんの少し演歌チックなキリッとした歌い方が、めっちゃ巴で震える。声質も少しガサッとした感じでそっくり。悲しげに歌う声が美しい。

●(誰のモノでもない人生)巴形薙刀の少し癖のあるリズミカルで陽気な歌声と、和泉守兼定のぶわっと広がるような歌声が見事に対照的で面白いなと感じました。2振りとも歌が上手くそれぞれの色がしっかりあって、キャラとしてのイメージは逆だけど、ストレートで一辺倒でないところが奥深く聴きごたえがあるなぁ、と。

確かに、男士としてのイメージで言えばむしろ逆っぽいかもしれません。面白い!

●(あめつちはじめて)巴推し的に神格は高くあってほしいので、この曲の深くて静かな声が最高に好き。
「いつからはじまる、いつまでつづく」の伸びやかさと、「どこからうまれて、どこでついえる」の裏声にゾクゾクします。

 

 

以上、男士編・前半でした!

一旦ここで区切らせて頂いて、後半の報告に続けたいと思います。

自分で期限を切っておいて大変申し訳ありませんが、せっかく寄せて下さったお話をちゃんと整えた形に纏めたいので、今週末までお時間を下さい…!!

 

そしてシリーズファンとしてものすごく嬉しいことに、キャスト変更前の男士にもしっかりコメントを頂いていました!

 

堀川国広小越勇輝

堀川国広について、変更前キャストである小越勇輝さんは美しい歌声、好きな歌声に当たります。

●理由の在処…天狼傳(2016)から。新選組が元々好きなのもあるのですが、堀川(小越勇輝)が新選組の人たちのことを慈しむような表情で歌うシーンがすごく好きです。あと声がすごく好き。

●理由の在処(堀川国広/小越勇輝)
幕末天狼傳2016の1部楽曲。初めて観た刀ミュ。友人に誘われて「これが噂の2.5か〜」くらいの気持ちで観に行ったらあまりにも素晴らしすぎる歌声に息を呑んだ一曲。響き、音圧、歌声の美しさの全てが凄まじすぎて鳥肌が立ったのを今でも覚えてます。

厳島神社で初披露された「まほろばに」で、小越さんの堀川国広が「誇り高き刀よ」と歌い上げたシーンが忘れられないです。
神聖な場所に捧げられるにふさわしい歌声だなと思った印象が強いです。

 

倶利伽羅財木琢磨

●絶対に忘れてほしくない1振りとして、初代大倶利伽羅を挙げました。
声量も素晴らしく、当時の刀ミュ男士の中で低音域を支えていたと思います。
すみません。それだけをお伝えしたく、恥ずかしながらスペースをお借りしました。

●(財木さんの大倶利伽羅へのコメントとして)2017のキャンゲスと獣で刀ミュにハマりました!

●らぶフェス2017の獣での大倶利伽羅ソロが忘れられません。
重々しく、気迫があるけど勢い任せじゃない歌声がキャラクターにも曲にもあっていて大好きです。

 

お二方とも、初期の本丸を支える魅力的な歌声をお持ちでしたね。

名前やコメントを寄せて下さった方、ありがとうございました!!!

 

↓後編更新しました!↓

taka-koro.hatenablog.com

*1:倶利伽羅役の牧島君曰く「あの神主ボイスできるの涼くんだけっすよ!」のやつ… 2021 2/6 あさステ:MC有澤くん ゲスト北園さん回

【感想】東京心覚を『理解』で楽しんだおぼえがき

 

東京心覚、びっくりしたー!!!!!!

 f:id:taka_koro:20210314002606j:plain

 

 

↓↓↓  ネタバレの無い初見感想  ↓↓↓

 

既に沢山言われてますが、今までのエンタメ演劇路線から現代芸術路線にグッ!!と寄せにいくとミュージカル刀剣乱舞はこんな風にもなる、みたいな作品でしたね…。

頭のスイッチをパチッと切り替えて観る感じ。

今までの作品にも増して「分からない、でも感じること」「一人一人の中に芽生えた物語」が大切なお話だと感じています。

 

…とは言いつつも、決して観客の皆さんにお任せしますねー!考えるな感じろー☆★☆だけで投げ出す類の話ではなく、そして「意味が無いことに意義がある」タイプの作品でもなく!!

一定の程度についてはパズルのピースを嵌め込むように、筋道立てて“理解する”こともまた可能な脚本だと思いました。

 

初日にマシュマロで「パライソ見てない、東京心覚を理解できるか不安。何を予習して行ったらいい?」というメッセージをいただきまして。

お返事として「パライソを見てなくても基本理解はできる。ただ『歴史人物は誰で、それは東京にとってどういう人物なのか』くらいは予習していった方がいいかもしれない。話の組み立てに集中できるようになると思う」と言った手前、

 

1.内容バレの無い歴史人物の話

2.内容に関わる歴史人物の逸話

3.ネタバレ全開の感想

 

を記事にしておこうと思います。(ちなみに私もパライソ未観劇です…)

東京心覚、わっかんねーのが魅力な一方で、わっかんねーだけの物語ではないんだ!!!!という趣旨の記事なので、③では特に「読み解き」に比重を置いて現時点の理解を書きます。

基本的にメモを取ったぶんを元に書いてますが、書き落しや文脈の誤解等もありえるかと思います…。あくまで粗削りなもの&

×考察 △解釈 〇私の読み取った物語 のアウトプットということで宜しくお願いします!!

 

お好みに合わせて検討材料の一つにでもして頂ければ幸いですし、疑問も語り合いも大歓迎です。

感想を分かち合うという記事の目的上、言わずもがなのことまで書いててくどいかもしれないけどご勘弁ください!!

 

 

 

 

1.歴史人物:”東京”の地に関わる人々

今回は日本史の中でも江戸以前から”東京”に至るまでの楔というか、要みたいな人々並べて出してきたな…!!と唸ってました。

灰文字は、「この人が歴史話に出たら大体○○な人」のお約束(私調べ)。

 

平将門英雄譚と怨霊話の両面持ち
関東において「新皇」、つまりもう一人の天皇を名乗り、朝敵として討たれ日本三大怨霊の一人になる。

東に京(みやこ)を築こうとして敗死

 

太田道灌江戸の歴史を語るときの出発点になりがち
徳川家康より100年程前の人物で、江戸城を築城した扇谷上杉家の武将。和歌の道に通じたと伝わる。
江戸の素地を拓く

 

南光坊天海:霊的な守護ガチ勢のハイパーマルチ僧侶
家康~家光に仕えた僧侶。陰陽道に基づく吉凶を取り入れ、江戸城を中核とした江戸の都市計画を練ったと言われる。
江戸を完成させる

 

勝海舟日本全体の利を思い、幕臣でありながら幕府の幕を下ろした坂本龍馬の師
江戸幕府末期の武士。江戸城下であわや全面戦争かという局面を、新政府軍・西郷隆盛との会談で無血開城に持ち込んだことで知られる。
江戸を終わらせる

 

起承転結……と言うには起がやや異質かつ不穏ですが(笑

基本的に、とてもツボを押さえた並びだと思います。

  

 

 

 

↓↓↓  以下、予備知識になりそうな逸話バレ(飛ばしても大丈夫) ↓↓↓

 

 

 

2.今回の内容への関連が伺われる「伝説」

今回特に、敢えて「逸話」にも至らないトンデモ伝説まで盛りまくってる様子なので、もう厳密性には拘らずにザクッと!!


平将門
・七人の影武者を従えた『七人将門』伝説で有名。
武勇に優れたが、愛妾の”桔梗御前”にこめかみが弱点だと情報を漏らされ、藤原秀郷に射抜かれて戦死、というパターンの伝説がある(伝説の残る地には桔梗を避ける風習が残ることもある)
妙見菩薩北斗七星or北極星を神格化した菩薩を信仰していたとも。影武者が七人なのはそこにゆかりのある発想か。
・秀郷の焦土作戦で、将門の本拠地は焼き払われたと言われる。
・京都で首を晒された将門は、生首のまま飛んで関東に帰った。その首が落ちたところが神田明神の創建地。
・1300年代初頭、将門の祟りと言われる疫病が流行り、怨霊を鎮めるために首塚が修復された。

・一方で、武名高く東国独立を掲げた英雄として信仰の対称になってもいる。
(ちなみに妙見信仰には、三日月と北極星を合わせた”月星紋”も登場します…余談です…)

 

太田道灌
『山吹の里』伝説で有名。
鷹狩の最中、にわか雨に遭った道灌は民家に駆けこむ。蓑を貸してほしいとその家の少女に頼むが、彼女は黙って一枝の山吹を差し出した。「花など渡されて何になる」と腹を立てて帰った道灌だったが、後日家臣から「それは『七重八重 花は咲けども 山吹の みの(実の=蓑)ひとつだに なきぞかなしき』という歌を引いて『貧しい我が家にはお貸しする蓑もございません』と伝えたのだろう」と言われる。道灌は恥じ入り、以後和歌を学ぶようになった。

・家紋は細桔梗
・名将として名をはせるが、最期は主君に暗殺される。死に際に「当方滅亡!」と叫び、自分を斬れば扇谷上杉家も滅ぶだろうと言い遺した。
神田明神を崇敬したとも伝わります)

 

南光坊天海:
江戸城の結界』伝説の立役者。
 江戸城から見て北東の鬼門寛永寺&南西の裏鬼門に増上寺を置き、さらに神田明神日枝神社をその線上に移して、幕府の守護を祈願したと言われる。

・鬼門除けまでは徳川に限らず城郭建築においてメジャーな文化だけど、さらにソハヤが祀られてる久能山東照宮日光東照宮と、あと大樹寺やら富士山やら使って、西国からの気を遮断するとかなんとかって話も出たりする。後世の人々は好き勝手言うもんです。

寛永寺は幕末の上野彰義隊の戦いで大半を焼失している。幕府守護に置いた寺院が、幕府終焉に際して焼け落ちるという皮肉。
・家康の神号「東照大権現」も天海が推したとされる。言いようによっては、神としての家康作りに携わった男。
(ちなみに日光東照宮の陽明門は、北極星を背にして江戸に南面する状態で建てられてる=家康を天の中心・天帝に準えて江戸を守ってるとかの話も、結構な頻度で聞くやつです)

天皇という語も、そもそもこの北極星の神格化である天皇大帝から来ているって説があります)

天海はこれらの構築を以て、将門≒もう一人の新たな天皇徳川家康という呪術を完成させたのだ!ジャジャーン!…というストーリーが、その筋の物語として既にございます…笑*1

 

勝海舟
江戸城無血開城が大きな業績。新政府軍による江戸総攻撃直前に、戦端を開かず将軍も助命、徳川宗家も存続という条件で江戸城を明け渡した。なお西郷との交渉が決裂してしまった場合に備え、住民避難の上で江戸の町に火をつける焦土作戦を準備していたとも。

榎本武揚と同じく、べらんめえの江戸ッ子気質。江戸弁は「ひ」の音が「し」に訛る。(コーヒー→コーシー)

戊辰戦争が起こる前に、太平洋を横断してアメリカに渡っている。外国を目の当たりにしている身として、日本人同士で争っている場合ではないと坂本や西郷に説く。
・持刀は水心子正秀

 

 

今までの作品とは、まず歴史ネタの扱い方が全然違ったなと思います。

過去の作品では、

義経北行伝説や沖田総司労咳など、世間的な知名度の高いものは説明なく扱う

中尊寺古代蓮や徳川跡継ぎ論争、中島登の絵など「その時代に興味が無ければ知らない方が一般的な話」は、話の中で解説を入れたり知らなくても問題なく見られる形で扱う 

という、濃度の割に観客フレンドリーな構成でした。

 

一方で今回は「複数の時代にまたがって世間的にややマイナーな人物や伝説を扱う。説明も最小限」という構成でした。(例:勝海舟と西郷が出た瞬間にあの会談だ!ってなれる人も、太田道灌の山吹の話を知っているとは限らない)

開幕するまで歴史上の人物が伏せられていたこともあり、基本的に初見時に細部は分からないこと前提で見る作品、というのは言えると思います。

一方で………………

 

 

 

 

 

↓↓↓ あとはもう全開ネタバレ/繰り返しますがあくまで個人の見方です!!よ!!! ↓↓↓

 

 

 

 3.ネタバレ全開の感想 

 

歴史パートの構造

モチーフの使い方は、ああした構造の舞台としては、とても素直で綺麗な演劇だったと思います。

野暮を承知で思いっきり単純化すると

「災厄(怨霊将門)から

人々やその心(道灌)を

封印・結界で守り(天海)

それが破れるのに伴って次の時代へ(海舟)」

東京の辿った歴史という文脈を用いてリアルタイムのテーマを構築する、ある種かなり手堅い構造だと感じました。

 

言うまでもなく、一番大きな照射先はコロナ禍→ステイホーム→収束後の世界でしょう。

が、もう少し視点を変えて「人間の心の成長過程」や芸術/芸能の「守・破・離」「スタイルを築きつつ新しい挑戦を続けてきたミュージカル刀剣乱舞の辿った道」みたいな見方もできる。

日本文化の中で繰り返されてきた現象*2や、人によっては例えば「高校生のときのあの子と私」みたいなパーソナルな事象にも当てはめられるかもしれない。

 

抽象性の高い演劇には、普遍性を上げられるって強みがある。

『彼らの話だが、我らの話でもあり、もしかしたらあなたの話でもあるかもしれない』

という表現形態は、平安・室町・江戸・幕末そして現代を跨ぐ今回の作品と確かにマッチしていたと思いました。

 

 

謎のあの場所

その5つの時代に対して、ちょっと異質な桑名くんの農業パート。

いやもう、あのシーンの登場時点で見たかった姿見せてくれるわ、お歌の声はいいわ「おーーーーい!」は可愛いわでそりゃもう大変なことになってたんですけど!!!笑

 

あのポストアポカリプス(終末もの)SFっぽい不毛のシーンに、「土・農業・野菜」を愛する桑名くんを配したの何…何…!??って最初ド混乱してました…。忘れがちだけど刀剣乱舞、もともと時代設定は2205年の未来で、タイムトラベル&パラドクスが題材のSFゲームでしたね…

 

劇中での表現は「放棄された世界」「誰もいなくなってしまった」どこか。

明言はされていませんが、あれもまた”東京”のifだと反射的に読みました。(※月面だったので『静かの海』方向の何かかもしれませんが、未鑑賞なのでそっちは一旦言及せずにおく方向で…)

遡行軍の歴史改変含め、何らかの形でいつかこうなってしまうかもしれない、という可能性の提示。後に東京に限る必要もないのかな、と思い直しましたが、とにかく「誰もいなくなった・すべて失われてしまった」概念としての空間というか。

ここでウッて胸に迫るのが、これは規模こそ違えど現実の歴史で起こった・起こりかけた事態だ、ということでした…。勝海舟が「火(江戸訛りのせいで”死”にも聞こえる)の海にしようってのか」と言っていたのもそうですし、ソハヤが口にしていた寛永寺の伽藍も実際に焼けています。男士の中にも、東京大空襲で焼けてしまった槍がありましたね。広いスパンで見れば、6600万年前にはいわゆる恐竜もなすすべなく絶滅してます。

 

そういう場所で、桑名くんが何をするかというと…

こんこんこん この星はたまご 何かが生まれる

殻にひびを入れたら 何が飛び出す

ツルハシで、硬い地盤にヒビをいれていく。(もぐらが出られるくらいに柔らかくなる…)

返事が無いのは分かっていても、おーい、おーいって自分で呼びかけて自分で返事をしながらせっせと掘り進めて…

さくさくさく

2回目の登場で使っているのは鍬、つまり柔らかい地面を耕してるんですよね。

ここがさーーーもうさぁーーーーー……(;;)

場所の絶望感と、

 もし誰もいなくても、答えが返らなくても、呼びかけを続けるか? うん。

 そんな場所でわざわざ固い岩肌を崩して、光や水を吸わせるか? うん。

 だってこの星はたまご、ノックすれば何かが生まれるかもしれない。

淡々と楽しそうに開墾を進めていく桑名くんのギャップに胸がパーーーンですよ…!

四苦八苦を負う業に悶えながらも、桜が”咲く・咲く・咲き乱れる”中で本丸に祝福されて生まれてきた個体の陽性力どうなってるのほんとに!!そして桑名くん後でもう一回触れます!!

 

もうここ単体でたすけてくれ!って感じだったのに、道灌時空の陽気なヨーソレヨイショ!で「最初はなにもない荒地、そこに道が拓かれる、要の城が築かれる」みたいな歌詞が来るから思いっきり転がされる。江戸も家康の入城で大規模な埋め立て・干拓が行われるまでは”不毛の湿地帯”であった、って決まり文句が鳩尾に効く…。

誰もいなくなっちゃったから道はいらないのかも、ってちょっと乾いた桑名くんの台詞と、生命力たっぷりの石曳き歌がパチッとつながってゾワッとしました。

終わりと始まり、どちらにも通じるのが”何もない”。希望も絶望も紙一重

 

 

時を駆ける水心子

そしてそれらの時代を垣間見ながら、どうも様子がおかしかった水心子くん。

そもそも彼は何に悩んでる?出陣の課題は何で、どうなれば解決なの?

というのが明確に言葉にされなかったのが、今回の”わかりづらさ”の大きな要因であったように思います。

今までは「隊長は□□、編成はこの六振。時代は●●、あなた方には××をして頂きたいのです。」とか「敵の狙いは恐らく▲▲…!」「つまり□□しなきゃいけないってことか!」ってめっちゃ明確に言ってくれてましたからね…こんぺいとうであってさえ…(笑

 

ちょっとこれについては2回目以降の観劇で意見が加わったり変わったりするかもしれませんが…

①目の前にちらつく彼女はなのか、なのか。

②人々が凄惨な最期を迎えたり苦難や悲しみに苛まれる事態が待っていることを知りながら“それが正しい歴史だから”と守る歴史には、未来には、価値があるのか。

③三日月は一体何をしようとしているのか。悲しい役割を負う人間を慈しみながらも、むざむざ死に向かわせる彼の意図はどこにあるのか。

④過去を生きた海舟は、天海は、道灌は、将門は、なにを考えてあのような行動をしたのか。

 

 

ザッピングする光景に呑まれながら、彼は何度も問いかけます。

自他の境目が曖昧になってしまうという線の引けなさに悩み、正しさと言う線を引いていいのかとまた悩む。

この答えも、言葉にすると“何を言っても理屈になってしまう”(by巴さん)というやつなので気が引けることこの上ないんですが、無理矢理一部を言語に押し込めると…

 

①あの娘は道灌に山吹の一枝を差し出した少女/将門が愛した女/今ここに暮らす私達/未来に生きる子たち、「個として名を後世に遺さなくとも日々を懸命に送る、この世界を作る人々」の象徴、というのが印象の最大公約数でした。

②あの審神者には、「価値があるのか?」という問いかけに「ああ、今の歴史にはそれだけの価値がある」あるいは「価値は無いが守らなければならない」と断じる傲慢さはない。

そもそも守る価値が有るか無いかと線引きをするのではなく、負けていったもの、辛い役目を負ったもの、名を遺せなかったもの、すべてを含んで歴史は成立している、という機軸の転換が水心子に必要だった(悲しいことがあってもその次に我らがいる、一作目から通底してるテーマですね)。

③三日月の存在や意図についてはアンノウンが多いですが、少なくとも水心子くんが将門の死に様を見て「(貴方は悲しい役割を追う人間を慈しむが)彼はそうではないのか!」と叫んだときのような、「あの人物は歴史の犠牲者だから守る、そうでないから見捨てる」というような関わり方はしていなかった。

では何を守るかと言えば……

④各時代の人々の人生は、線の外からは量れない彼らなりの意思と選択の結果として存在していた。(そして問われても開陳するとは限らない。この話も後でもう一度します)

三日月はその悲しみや無念にまで心寄せつつ、最終的にはそうした影まで含めたものを『歴史』と観念して、状況の許す限り尊重しようとしている…多分。

 …というような塩梅で、諸々の疑問が

「見えている月はいつも三日月だった。でもまあるいはずなんだ(光の当たらない部分まで月≒歴史なんだ)」

という答えに収斂していったように見えました。

 

 

隊員の構成と「線」について

上で挙げたような今回のキーワード「線」について、今回のメンバーの来し方が8重奏になって共鳴してくるのも熱かったです…!!

 

まず中心で思い悩む水心子

彼がああいうポジションに立ったことについては、公式設定の

「新々刀の祖として相応しくあろうと、理想を掲げ努力を惜しまない。しかしまだ経験が浅く、隙をつかれると素が出てしまう。」

っていうキャラクター性が、次々に浮上する疑問や葛藤という形になっていたように感じました。

 

今回の彼の煩悶は見えやすかったですが、葵咲本紀において 

「勝者は正義、敗者は悪。単純にせんと壊れてまうからなァ……心。」

「価値あるものは助けたい、でも歴史に残らなかった価値の無いものは壊しても構わない!そういうことですか?」

って凄まじい笑顔で語った明石も、”線を引くという行為への葛藤”みたいなフラストレーションに関しては近いものがあったと思うんですね。

でも明石は、彼のように正面から声を張り上げて「どういうことなんだ、何なんだ、どうしたらいいんだ!!」って叫ぶことはできなかった。

古刀復古を志す理想と理知を備えつつ、精神は少年のように柔らかで直向き、って水心子くんが要になってくれてこそ作り上げられた話だったなぁ…と思います。

忘れてはならぬ 馴れてはならぬ

廃れてはならぬ 諦めてはならぬ

この歌詞がまじでまじで好き。

このひりつくほどの責任感や切迫感が、”泰平の世に廃れかけた日本刀の復興を試みた”刀工・水心子へのオーバーラップかつリスペクトのようで堪らない。

(あと明石ついでに「自分は正しい、敵は悪!(中略)…そう思わんとやってられへん」。今回、性格的には正反対に近く見えるあの豊前が「覚えて貰ってるうちは存在してるんだって、…そう思わないとやってられねえってところはあるかもな」って言ってたのにウォオ…ってなりました。葛藤と折り合いの付け方さあ…)

 

 

そんな水心子を支える清麿。大天使で大親友清麿。

彼もまた、「名づけ」という線によって、本丸にいるもう一振の清麿だったもの(長曽祢)と別個体として存在できてるんですよね。観劇時は覚えてなかったんですけど、心覚見たあとで回想名の『名を分かつ』見返してウワーーーーー!!って机に突っ伏しました…。

一方で、彼の本丸台詞にあるのが「納得できないことなら、するべきではない。僕はそう思うよ」。割り切らず、納得しないことも肯定してくれる男士でもあるのがすごく良い。「迷子になっても僕が探し出すよ、落ち着いて、大丈夫」って語り掛ける彼も、彼ならではの役割をやってくれてて…ほんとによかった…。

それまで水心子に「何かできることはある?」と問いかけては一歩離れて見守ってた彼だけど、迷いの晴れた水心子に「一緒に来てくれるか」っていわれて「うん!」って頷くあそこも好き!!「結界」を無理矢理踏み壊されずに内側で十分に練り上げられたからこそ、時が来たら水心子の方から解いてくれたみたいな、胸がいっぱいになる優しさの形でした。

 

 

名づけといえば豊前

上でも一瞬書きましたが、彼が劇中で「自分という存在が”覚えていてもらえる”事実に依拠している」ことに自覚的・見ようによっては自嘲的だったのもドキッとなりました…。無銘である郷義弘作刀の刀が極めによって江としてのグルーピングを得ている、っていうのと併せて二重に来る。

線を引いてこそ存在するものもある、という部分に深みを与えてくれる存在だと思いました。

しかも自分の手を血で濡らした後に、五月雨くんに「できればお前には歌だけ歌っててほしいよ」って”俺とお前”の間を隔てるのがまじで…りいだあ、どうして…。

その上いままでのミュの誰よりも淡々と親しんだ人物(道灌)を斬る、そして言うのが「知りもしねーで殺したくねーんだ」。通じた上で切り離す。

フランクに、分け隔てなく、仲間たち皆を大きな器で受け止めるりいだあが、自分に纏わる話ではどこかスパッと一線引いてしまう、っていう造形にいまだに動悸がします。いやまじで、パライソで何があったの…………。

 

 

からの、桑名くん

このお話の中で、彼は少し特殊。

私の覚えてる限りですが、彼の描く「線」は直線ではなくなんですよね。

水も、命も、大きな大きなスパンでぐるぐる星を巡っては、どこかに降り注いで花を咲かせるのかもしれない。

地に足つけた理屈っぽさがウリの桑名くんが、一番観念的でふわふわした話で物語のキーを提示してくれるのびっくりしました…。科学の話に徹すると不思議とロマンチックになることがある、みたいな話を昔コズミックフロントで聞いた気がするんですが、まさにそれ。

刀帳の「全てのものは循環の中で出来上がっているのだからね」、こんな風に使われるとか思わないから!!!!

(ちなみに突然の河童の水is何…?って調べてみたら、道灌を題材にした”雨具断り”の落語で「丸漬や なすび白瓜 ある中に 今一つだに なきぞかなしき」=胡瓜がないです=河童(合羽)がありません、って応用されてるらしく、いやこれじゃないかもしれないんですが、そんなことある!?)

 

 

そして五月雨村雲のわんわんコンビ。

彼らも江である一方で、長らく”悪役”と扱われた主を持つ二振ですね。

特に雲くんは「線なんて引くからあっち側とこっち側で分かれちゃうんだ」 って、明確に非難めいた口調で語る。「線」の話が出たときにサッと善悪二元論の暴力性と接続してくれる、良い仕事をしてくれてたとおもいました、雲くん。

一方で「おおお!」って思ったのが、「雨さんがいればそれでいいんだ…」(ゲーム)「癒して雨さん……」(劇中)って半ば癒合する勢いで依存してそうに見えた雲くんが、後半では五月雨&豊前:村雲&桑名って、別々の場でうごいてたところ!!言葉遊びみたいですけど、分かれた場所で理解るものがあった上で合流する、みたいな。そういうの審神者だいすきだ。

それから東京心覚の「文字も線だ」「呼んでくれる人がいるから存在している」っていう観念が、「詠んでくれたあのひと」にこだわる雨さんにもちょっとサポートくれる感じありがたかったですね(笑

歌合で触れられた古今集仮名序の「目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ 男女の仲をもやはらげ 猛きもののふの心をも慰むるは歌なり」、線をさらりと越える力持つ歌を介して、刀剣男士の五月雨くんと人間の道灌がさらっと”歌詠み同士”として繋がってるラストに、歌合大好きおばけは堪らない心地でした…。

 

 

最後に大典太ソハヤ

『幕府の霊的な守り』回想に絡む発想が、今回最重要キーポイントの一つだったのエキサイトしました!!結界!結界!!

どうしても先に出たステ三池のイメージが頭の隅に残ってしまうかなと思ったんですが、ステは前田君&まんばちゃんとの接点にフォーカスしたキャラ立て⇔ミュは兄弟回想が主軸だったので、すっぱり別本丸って思えたのもささやかに嬉しいオマケでした。

「線」に関しては、まず重い空気を纏った蔵入り息子・典太さんが「暗い場所からはよく見える 光ある世界 眩しいほどの季節 外に出されたからには…」って歌うところで、か、カッケェ……!!って痺れましたよね…。我々も待ち焦がれている、暗い場所から見る明るい季節!言葉で描かれる強烈なコントラスト!好き!!

三日月のことを問われたときの天下五剣への反応からも、人間が勝手に引いた線への反感というか、厭わしさみたいなものも感じられる。男士を形作る名づけ(≒ラベリング)も好ましい作用ばかりではない、という話をするのに説得力がある配役で良かった…。

またソハヤは”強い霊力を持つために長く仕舞われていたことを少々根に持つ”のが公式設定な訳ですが、その物語の決着で、物吉くんとの回想にある「狸爺の墓所の番」が出て来てウォオオオ!って…。迷惑と情愛が混在したような複雑さを見せながら、天海に「よくやったんじゃねえか 互いにな」って語り掛けるシーンがたまらなかったです。線の内側に押し込められるのは概して好ましいことではないけれど、そこで送った日々も虚しいばかりのものではなかった、って見えて感慨深かったです。

 

 

花の話

そして「線」と同じくらい、今回のキーになっていたのが「花」でしたね。

道灌が歌を学ぶ切っ掛けになったらしき山吹を、どことも知れない地で村雲くんが植えたがり、桑名くんが咲かせている。名も無きひとが、その花畑の中にいる。

「花=生きとし生ける人自体、またその心を表す歌や芸術」と取ったときの、「実のひとつも生らないのに(雲「やっぱり野菜や果物にしようか。腹の足しにもならないし…」誰も見るひとは居ないかもしれないのに、それでも花を咲かせるのか?」を、桑名くんが朗らかに肯定してくれるやりとりでもう、人を、創作物を愛しむ身としてはブワァ…!って泣けてしまったんですが。

 

今までのミュでも、愛惜、記憶、追悼、色んな願いが込められた花々が登場してきましたよね。それが水心子くんの台詞と映像でぶわーーっと蘇るさまがもう、ワーーーってなっちゃって…良い加減語彙が無くなってきたけど許してほしい…。

 

桔梗。

将門の愛した女性の名の象徴的な花。

山吹。

今回の作品において、「歌」という営みにも類えられる大切な花。

蓮華。

天海が「咲き誇れプンダリーカ」と唱えた白蓮華は、村正が唱えるサッダルマプンダリーカスートラ(妙法蓮華経)の一部でもある仏道浄土の花。

三日月が泰衡を死に誘った時の約束の花であり、小狐丸と「いつの世にも美しく咲く」と愛でた花でもある。

火の華。

海舟が啖呵を切った「火事と喧嘩は江戸の華」は、天保江戸回想での活気の象徴。

つはもの公演では咲き乱れ咲き狂う戦の象徴であり、天狼では恐らく沖田くんの命に擬えられ、原作ゲームでは隅田川花火大会が中止になった夏に”とある時代の江戸下町”から時間遡行軍に奪われた時間として取り戻した華。

…が、恐らく彰義隊に打ち込まれてるアームストロング砲の音を背景に語られるのがなんとも言えず辛い構図…。

 

竜胆。

双騎出陣の膝丸演じる筥王が母親に渡した、家族の情愛の花。

葵。

葵咲本紀公演で、信康と家康が「葵にもいろいろある」と語り交わした徳川の花。

ミヤコワスレ

みほとせ公演で、伽羅ちゃんが吾兵に手向けた別れの花。

鳥兜。

乱世を生きるには優しすぎた、草花を愛する信康と、村正の間に通った想いの花。

 

それぞれの生き様・散り様が、水心子くんの中にドッと流れ込んでくる場面が凄かった…。

花は必ず散る、人は必ず死ぬ。

意味がなくとも花は咲くし、人は生きるし、美しい。

その有様を見届けてきた三日月(あるいは仲間の男士達)とのシンクロが急激に襲い掛かって一度は昏倒するも、目覚めて再び主の前に出るときには何か憑き物が落ちたような顔になってる水心子くんに息を呑みました。

 

もうこれは私の勝手な印象なんですけども!

前半の水心子くんの煩悶の基盤には、その生真面目な性格から、自分に見えるものの「意味」「理由」「輪郭」「あるべき姿」みたいなものを必死に追ってしまっていた部分があるんじゃないか、と思ったんですね。

でも歴史はそういう風にはできてない。

もっと言葉にならない、なされない、一人一人の結界の中にある語られぬ思い(三日月の影)が積み重なって出来上がっているんだ、という感覚の端緒をつかんだことで、「そのひとつひとつを問い直したい」って思いが生まれたんじゃ!なかろうかと!思ったんですがこれはもう一回見て確かめたいです!!笑

 

 

ストーリーラインの回収

本論ではこれが最後の項目です!

そこからの、水心子くんの遡りパートが、まじで、まじで熱い。

まず最初の時代めぐりが現代⇒平安⇒江戸⇒放棄された世界⇒幕末⇒室町ってしっちゃかめっちゃかな順番だったのに対して、幕末⇒江戸⇒室町⇒平安って遡って根源である将門にまっすぐ辿り着く構成が、水心子くんの迷いのなさとシンクロして熱い。

 

それから水心子くんがあなたは何を考えて●●をした?こういうことか?って問いかけた質問には、ことごとく答えて貰えなかったり「そんなことじゃねえ」「それもあるが…」と、”正解”ではないことが示唆されますね。

でもそれに対して惑うどころか、逆にストン、ストンと何かを腑に落としていくような水心子くんの表情にも心震えました。

「見えていたのはいつも三日月だった。月は丸いんだ」に至るまで、彼がステップを上って行くのを観るようで…。

 

さらに、

海舟:幕府なんてせせこましいものを守ろうとはしていない、日ノ本全体のために動き、いつか世界を旅するのが夢だと語る

(水「貴方は結界を広げようとしたんだな!」に海舟が「はぁ?」って返すところも好きです。線・結界は水心子くんの言語であって海舟はそんなつもりでやってない、ただ観客には水心子くんの歓喜が少し分かる

 ↓

天海:家康の遺志を継ぎ、江戸の形を整えて、子守唄の聞こえる泰平の世を完成させる

 ↓

道灌一人の少女から受け取った山吹の和歌をきっかけに、石を積み要の城(江戸城)を築こうとする

(ここの和歌の解釈が何通りか可能だと思うので、まだ考えたい……というか、雨さんみたいに、その時々で大事に感じたいです。保留)

 ↓

将門:「新皇」と名乗ろうと思ったのは、惚れた女が居たからだ!それ以外に命を懸けるものなど何がある!と大笑する。

 

ある種の”東京”の誕生譚として壮大に語り起こされた物語が、時間を巻き戻すと、ギュッと”たった一人への思い”に凝縮する!!この!!この終幕はずるい!!!

「歌とは、人の心を種として、よろずの言の葉とぞなれりける」

思いという種が言の葉を茂らせ、歌という花へ。

「たった一粒の種から芽吹いた花」の、文字通り”種”明かしを見たような……なんか、なんだろう……本当に言葉にしがたい気分になりました。そして、

花は散るけれど、何もなくなった場所は、また何かの始まりの場所になる。

数多の人々の悲喜交々の思いを抱えながら、古代から続く営みは現在まで循環してる。

 

 

もうどのパートだったかも朧なんですが、「結界が綻ぶ」ことと「花が綻ぶ」ことをかけたようなくだりがあったかと思います。

季節はもう春。

思い切り咲(わら)える日も遠くない、そうであってほしいと、その思いが残った公演でした。

 

 

おわりに

もう……曲芸かよ!!!!!!!!って叫びたくなりました。 

登場する刀剣男士たちの物語と、歴史と、土地と、今までの刀ミュ公演に通底するメッセージと、よくまあここまで1つの公演にパンッパンに詰め込んだもんですよ…!!!!!

三日月のアレソレとか、清き水に魚が棲むとか、他にも喋りたかったこと全然触れてないのにこの量。なんなん。頭痺れてきました…。

 

確かに『東京心覚』は、現代・不条理演劇の技術をリスペクトした作品だと思います。

頻繁な場面転換や抽象的な台詞回しを用い、ここが回答や説明ですよ!という提示もあまりせず、「言葉の外で伝わるもの」を受け取ってもらうことに比重を置いた作品だと感じました。

一方で、男士達の精神性へのアプローチ、文化の力を借りたストーリーラインの通し方、歴史上の人物と男士達の化学反応で綴る胸の詰まるようなドラマについては、「いやゴリッゴリの刀ミュだわ……」という気分でいます…(笑

SOGAが曽我物語の文化を借りつつも源氏兄弟のエッセンスを要所に織り込んだハイブリッドであったように、これは現代演劇と刀ミュのハイブリッドだ、というのが現時点での感想です。

  

産まれた思いも語りたい言葉もまだまだあるはずなんですけど、今は

やっっべえもん見た、刀ミュはこんなことも出来るようになっちゃったんだ……

って圧倒されてるのが正直なところです…(笑

 

なんならこうして言葉にすることも、ある種「言葉にならないものを言葉に押し込める、思考に結界を張る」ことになってしまうのかもしれませんが。

これは今の私が引いた線、これから何度も鑑賞するうちに綻んで、開いて、きっとまた新しい線が生まれるでしょう。ポエジックな言い方やめると、「一回叩き台置いとけば、後から『いやこれちげーな、こうだな』って見返す楽しみが増える」ということで!笑
熱量のままぶわーーーーっと書いた分の感想は、ここで一区切りにしたいと思います…。

 

 

東京心覚、すごかった!!!!!!!!

 

 

 

↓↓ ここから先は「ウワーー!」ってなったけど本論に収めきれなかった、オマケ兼備忘的なこぼれ話。個人的な燃えにとても偏ってる ↓↓

 

 

 

 

 

 

・りいだあと桑名くんの「名も無き花と呼ばれてる」「俺のことか?」のくだり。植物学者の牧野富太郎氏の「『名も無き草花』という植物はない。ただ知らないだけ、『名も知れぬ草花』と言うべきだ」って逸話を思い出しました。「名も無き人々」にも名前はある。我々が知らないだけ。

 

・将門伝説において忌まれるパターンも残る桔梗の花だけれど、道灌の素襖にでかでかと入った細桔梗の家紋が登場することに勝手に胸熱くなりました…。ステージ上の概念としての”東京”では避けられていない→この将門は、桔梗御前に裏切られず最期まで愛した将門なんだ、と私ワールドでは思っておきます。

 

・天海御坊の唱える「咲き誇れプンダリーカ」がまじでむり...。泥の中から花開く清らかな花。江戸自体を「あの家康公が、生涯を賭けて穢土の中から咲かせた浄土」と見立てる天海、後生だからフェス時空で家康公と会話してほしい。厭離穢土欣求浄土、叶いましたよ家康公…(;;)

 

・道灌の「石」が残る話。「花は散るが石は残る」といえば、コノハナサクヤヒメとイワナガヒメ。対比の妙。

 

・水心子くんが三日月に斬りかかるシーンで思い出したのが、荀子「譬人心、如槃水」。心が揺らいで、乱れて、浅く張った水のように揺れていたら、おのずからそこに映る月も歪んだ姿になる。そこから澄んで、静かになった水心子くんの水面が美しい。

 

「当方滅亡!」を採用したの、名将・太田道灌が生き延びていたら扇谷上杉家は滅亡せず、伊勢宗瑞(北条早雲)は勢力を伸ばせず、後北条氏の繁栄や小田原合戦の形も違っていて、家康の関東仕置も発生せず……ドミノ倒し的に『東京』が出来上がらない的なアレだと浪漫だなと思いました。

 

・五月雨くんが道灌を悼む「ほろほろと山吹散るか滝の音」

これもう完全な妄想で連想なんですけど(笑)、激しく滝の音が流れるのを背景に、静かに散る山吹は美しい。

そこにさらに、「滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ」が続いて聞こえて、胸がギュウってなりました…。人が絶えても歴史は流れる。その歴史の支流の一本も、いつかは枯れてしまうかもしれない。それでもひとたび名将として人々の記憶に残った名は、後の世まで聞こえておりますよ…って。

ほんの4文字5文字を言えば歌全体の意思を伝えることが出来るのが歌道の奥深さ、というのが山吹の逸話でもあるので、雨さんの選句に夢を見たいと思います。

 

 

 

*1:

https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%97%E5%83%8F%E6%95%99%E6%8E%88%E4%BC%9D%E5%A5%87%E8%80%83-%E7%AC%AC%EF%BC%95%E9%9B%86-%E6%BD%AE%E6%BC%AB%E7%94%BB%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%98%9F%E9%87%8E-%E4%B9%8B%E5%AE%A3/dp/4267016976

*2:司馬遼太郎先生がドナルド=キーン先生との対談で、海外に開く時期と国内に籠る時期を指して「…日本人の趣味における金の復活だと思うんです。あれはやっぱり足利義満の時代と同じように、世界にパッと窓が開かれていた、その気分が金だったのではないか。世界にたいして窓を閉ざすと、<日本的>なものが生まれる。となると、銀が復活する。日本の文化史のなかでは、このことはくり返すようですね」と仰っていたのが印象的でした(対談 司馬遼太郎 ドナルド・キーン『日本人と日本文化』中公文庫 1984年)

ここが熱いよ『歌合』! ~民俗学・古典文学・芸能の視点から~

こちらは感想本編に収まりきらなかった、歌合ここがたまらん!!!!!!!の煮凝りです。

ツイッター「●●って何か意味あるのかな?」で挙がってたもの、大体今回のテーマと繋がる心当たりがあるのがやばいなこのカンパニー……をどうしてもがっつり喋りたくて、独立記事になっちゃいました。
トピックは、

 

 

の5点です。
もっと自力で掘りたい!って方との情報共有にもなるように引用元の文章逐一出してますが、ぶっちゃけ全部読むと疲れると思います!!笑
結論はそれぞれの冒頭に手短に書いて、残りは赤文字拾い読みだけで大丈夫なようにしてありますので、既にご存知の部分とかサクサク読みとばせば5~10分くらいで読めるかなと。
 
そして大事なことなので大文字にしますが

私も「これが正解だ!!」とは思ってないです!!

演劇は観る人の写し鏡、100人いたら100通りの受け取り方があるのが豊かで面白いところ。
これはあくまで私の鏡に映った解釈を書き連ねてるだけなので……。というか自分自身でも、他にも色んな見方できると思ってるので!

私の感じてる刀ミュ濃い!!おもしれー!!をちょっとでも共有して頂けたら幸いです。

今回も去年に同じく、学術的に誠実に取り上げると、途方もない量の検討が必要な話になってしまうので…。
あくまで歌合の余談としての”紹介”に絞ります。(例えば折口民俗学への諏訪先生はじめとする批判・検討等は取り上げず、用語や論理展開の厳密性にも拘っていない「こんな関連記述があります」のパッチワーク状態です。

参考文献は脚注と合わせて最後にまとめておきます。 

 

前置きおしまい!以下本論!

 

 

 

 

1. あの意味深な大岩なに?

【結論】

「生と死を隔てる巨岩」、特に大きな元ネタとして日本神話に登場する2種類の巨岩を兼ねた岩ではないかなと思いました。

 

めっちゃ「そこからかよ!」みたいな話ですがw
そもそも顕現をゲーム通りに再現するなら、背景は鍛刀場グラフィックでも良かった訳ですよね。式神さんがトンカンしてくれるやつ。

ところがミュ本丸の顕現の儀では、中央にデーンと構えた大岩が祭壇みたいになってました。
そして最後まで特に説明とかはない!!アレなんやねんと!!笑

 

感想本編でもちらっと書きましたが、私はこの岩を
天照大神が身を隠した「天岩戸(あまのいわと)」
イザナギが黄泉の国と現世との境を塞いだ「千引の石(ちびきのいわ)」
の2種類を兼ねた岩じゃないかなぁと考えました。

 

天岩戸

これはいっぱい言われてるのでサクッと(笑

  • 天照大神岩戸の中に隠れちゃったけど、アメノウズメという女神が俳優(わざおぎ/激しい身振り手振り)を行い、再び引っ張り出すことに成功した
  • 日本の鎮魂祭、そして芸能の始まりとされる神話でもある
  • 岩戸隠れは死の暗示、そこから再び姿を表すことは生命の復活と考えられる

日本における「鎮魂祭」「芸能」の起源神話、かつ鎮魂祭は古代豪族「物部氏」に深く関わる祭りでもあるので、刀ミュ本丸が大事にしてる話ですね。
『真剣乱舞祭2018』はこの祭事をベースにしてると思われる、という話を去年書きました。
(2018祭感想の蛇足パート「巴さんの神格がたかい」: https://privatter.net/p/4392915

2018年は鎮魂祭=生命力を振るい起す”魂奮り”要素を重点に→2019年はその祭による”復活”を重点に。モチーフ使いの流れが綺麗でびっくりするよ…。

 

冒頭の『神遊び』の歌詞で、ヒルメノカミ=天照大神に纏わる『昼目歌』を用いていることからも、桑名・松井の二振を天照に見立てて、「岩の向こうの世界」から呼び込むことの暗示なんじゃないかなというのがまず一つ。

ちなみに岩隠れ=死・あの世・常世の暗示というのは、別に後世の学者が勝手に展開した話ではなく(笑
例えば万葉集の中でも、天皇崩御を示す語として
「神さぶと 磐隠ります 我が大君の…」(巻2 199/柿本人麻呂
(神様のように岩隠れなさった天皇陛下は…)
「高照らす 日の御子は(中略) 天の原 岩戸を開き 神上り 上りいましぬ」(巻2 167/柿本人麻呂
天皇陛下は、岩戸を開いて神々の世界に上られた)
のような形で使われています。

 

 

千引の石

もう一つが、カグヅチ神話に関係するこの岩。

これもざっくり概要を書くと

  • 万物を生んだ母神・イザナミは、カグヅチを生んだ時の火傷が元で死んでしまった
  • 悲しんだ父神・イザナギ黄泉の国に迎えに行ったが、そこで見たイザナミは変わり果てた腐乱死体だった
  • 「なぜ見ないという約束を破り私を辱めたのか」と怒るイザナミに追われたイザナギは、あの世とこの世の境目の黄泉平坂まで逃げ帰り、「千引の岩」という巨岩で道を塞いだ

道返大神(ちがえしのおおかみ)・黄泉戸大神(よみどのおおかみ)とも呼ばれる、死穢封じの大岩ですね。
村境や国境に石の神をまつって悪しきモノを防ぐ道祖神塞の神信仰とも関係するので、お地蔵さん…お百度…とかもリンクしますが割愛!!きりがねえ!!

 


あくまで私見ですが、劇中でこの神話に当たるパートが『黒き影、寇す』だとみるとしっくりくるなあ、と考えてます。モチーフ・男士・楽曲の関係性でいえば
 天岩戸の見立て/桑名・松井/『神遊び』

          ⇕

 千引の石の見立て/時間遡行軍/『黒き影、寇す』

で、表と裏の関係にあるような。
このパートは台詞や歌詞もなく、いろんな見方があると思うので、あくまで私の解釈ですが…

 

①まず最初に単身で登場するのが薙刀でした。
女性性の付与されやすい武器、遡行軍のビジュアルもほっそりとした体つきに長い黒髪ですね。この暗闇で地面を這い悶える薙刀からは、イザナミを連想しました。

 ↓

薙刀がサブステで剣舞を行うと、遡行軍が湧き上がってきます。
2018年の巴さんの剣舞で、犬猫カタツムリや歴史上の人物の魂を振るい起した演出とも重なってゾクゾクきました…。

 ↓

③そして八振揃った遡行軍は、雷鳴のようなゴロゴロゴロ…カカッ!って大太鼓に合わせて踊りだします。
黄泉の国の住人となったイザナミの各所には、八柱の雷神(大雷・火雷・黒雷・拆雷・土雷・鳴雷・伏雷(異説あり))がまとわりついていたといいます。

於頭者大雷居、於胸者火雷居、於腹者黒雷居、於陰者拆雷居、於左手者若雷居、於右手者土雷居、於左足者鳴雷居、於右足者伏雷居、并八雷神成居。(『古事記*1

 ↓

④センター通路をメインステージに向けて駆けのぼる八振の遡行軍。
神話では、イザナミに遣わされた八人のヨモツシコメ、または八柱の雷神イザナギに追いすがります。

伊弉冉尊恨曰「何不用要言、令吾恥辱。」乃遣泉津醜女八人。(『日本書紀*2

伊弉冉尊、脹満太高。上有八色雷公伊弉諾尊、驚而走還。是時、雷等皆起追來。(『日本書紀*3

  ↓
⑤ステージに上がるとさらに遡行軍が集まり、この岩を打ち壊そうとします。古事記では、八柱の雷神に千五百の黄泉の兵が加わってイザナギを追ったとあります。

於其八雷神、副千五百之黄泉軍令追。(『古事記*4

いつぞや「あの場に遡行軍入ってきてるって、普通に本丸侵入されてるじゃん!?」って指摘を見て「確かにー!!」って笑ってしまったんですが(笑
あれは概念というか、『裏』の世界だったと思うんですよね。「遡行軍が刀の所まで入ってきてる」に違和感覚えなかった方も多いと思うんですが、なんとなく別世界的な演出を感じ取ってたんじゃなかろうかと。
名も無き魂たちが、彼岸と此岸の入り乱れる場を借りて”こちら側”に来ようとしているように見えました。

 ↓

⑥しかし石の結界を破ることはできず、光の帯に散らされる。この時の女の叫び声に似た音も合わせて、「イザナミ」の印象が強く残ったんだと思います。またカメラワークの中で刀身がアップになるのは、黄泉の者を振り払う呪術に剣が使われたことを連想するなとも。

爾抜所御佩之十拳劔而、於後手布伎都都此四字以音逃來。※後手で剣を振るのは、相手を呪う行為。

(『古事記*5

 

以上が、『黒き影、寇す』と黄泉下りの神話をリンクさせてみた流れでした。

 


ちなみにサブステを黄泉と見立てると、ひとつやばいお話がありますね。
本丸のどことも指定されてない謎の暗闇で演じられた『にっかり青江篝火講談』
あそこでお出ましになった
「単純で、幼く、愚かな欲望を抱えた、魂のままの炎」が、
「この世にしがみつき、念が深くどす黒く凝って、”こうでありたかった”輪郭をはっきりさせた」姿が黒き影=遡行軍だとすると、
講談パートの「黒い影(宗右衛門)が立っていた」と描写が重なるという…これもどこまで狙ってたの案件…。

っていうかこれで行くと、遡行軍未満の魂=人魂を張扇でビシバシ調教&歌で物語与えてお帰り頂いてしまった(仮)ミュっかりさん、なんと刀身すら抜かずに語りと歌で除霊できることになってしまい(笑
主にパフォーマンス見せる10分でサクッと除霊してしまうの、『歌劇本丸の霊刀』としてプロ極まってるにも程がある!!って燃えるので、個人的に推してる解釈です。


少し話がそれましたが閑話休題!!

 

【まとめ】

あの岩は「生者と死者の世界を隔てる結界の岩」であり、そこを越えて来てくれたのが江の二振、越えられなかったのが遡行軍だと思います、という話の補強でした。

 

 

 

 2.「マレビト」って結局なに?歌合と関係あるの?

【結論】

民俗学者折口信夫先生が提唱した「異界から時を定めて訪れる、神であり人である存在」
平安時代の「歌合」には直接の関係はないです。が、「祭り」には深く関わる概念であり、その流れで次の項で書く「刀ミュ流歌合」にも重要な存在になっていくと思われます

 

マレビト、祭り、歌

これも割ともう皆さんご存知の話だと思うので、マレビト→歌の繋がりの文章をリレー形式に並べてさくさく行きます(笑

マレビトの定義は、万葉学者・上野先生が、折口信夫先生との”架空問答”を創作して整理して下さっているのが分かりやすいです。(※実際の対談ではありません)

 

上野 挨拶抜きで行きましょう。端的にうかがいます。あなたの学説の中心となるマレビトとはいったい何ですか。
折口 稀に来る人だから、客と考えれば、まあ大過ないというところかな。
上野 では、それは人ということになりますね。
折口 人であるともいえる。
上野 じゃあ、神ですか。
折口 そういう問いの立て方を、私は好まない。神は人であり、人は神にもなる(一〇四頁)。

(中略)

上野 としたら、マレビトは、分析概念や説明装置のようなものと考えてよいのですね。
折口 そうだ。遠くからやって来る神なら、古代にもいれば、現代の祭りにもいる。そのマレビトと人の関係を考察することによって、文学をはじめとする諸芸術の発生を、私は統一的に説明したいのだよ。


上野誠折口信夫 魂の古代学』*6

 

マレビトとは、人なりや、神なりや。
マレビトとは、神であり、人である賓客のこと。

折口先生ご本人の著述だと、こう定義されています。

 

 まれという語の遡れる限りの古い意義において、最少の度数の出現または訪問を示すものであったことは言われる。
 ひとという語も、人間の意味に固定する前は、神および継承者の義があったらしい。その側からみれば、まれひと来訪する神ということになる。ひとについて今一段推測しやすい考えは、人にして神なるものを表すことがあったとするのである。人の扮した神なるがゆえにひとと称したとするのである。


折口信夫「国文学の発生(第三稿)」 *7 

 

ミュ男士だ!!!!!!!

はおいといて(笑)今回の新男士を、どうやらあの本丸では”まれびと”ととらえているらしい。
そしてこの「マレビト」が「祭り」に対して果たす役割についての、安藤礼二先生の総括がまた、今回の『歌合』のコンセプトにガチッとハマるんですよ!

 

 祝祭の中で、人は神となる。
 まとめてしまえばただ一言、そうした事態を分析し解明することだけが、折口信夫の学問全体を貫く主題であった。
 マレビトという、折口信夫が創り上げた概念もまた、一年に一度、祝祭をもたらすために共同体を訪れる、神であるとともに人でもあるような存在を指す。一年で最も厳しい季節を迎え、世界がやせ衰え「死」に直面したとき、神であり人でもあるマレビトが訪れ、時間も空間も生まれ変わり、世界は豊穣な「生」を取り戻す。
 (中略)
 マレビトは、自然の生命がもつサイクルと人間の生活がもつサイクルを一つにむすび合わせ、死を生に転換する役割を果たしていた
 マレビトは、人々に「死」の恐怖と「生」の祝福をもたらす。
 だからこそ、マレビトは中間的で両義的な存在、善と悪、もしくは構築と破壊を兼ね備えた、霊的であるとともに異形のものでなければならなかった。精霊にして「鬼」でもあるような……。

 (中略)

 神の言葉、神の動作を「真似」し、反復を重ねることから芸能が生まれる

 ゆっくりと旋回しながら「舞う」女たち、そこから垂直に飛び上がり大地を「踏む」男たち。水平と垂直の運動が交わるところに舞踏が生まれ、音楽が生まれる。「自己」という固有性は消滅し、「神」という普遍性が出現する。だからこそ、「神」となって舞踏するために人は仮面を被るのだ。仮面は「自己」という固有性をあとかたもなく消滅させてくれる。仮面を付けた瞬間、人は神になり、神は人になる
 そして神の言葉と、神の動作を「真似」し──折口信夫は「芸能」という言葉の原義(能=態)に「ものまね」を見出していた──徹底的に反復する。
 過剰な反復によって、祝祭の場では、オリジナル(「翁」)とコピー(「もどき」)、本物と贋物、悲劇と喜劇の区別が消滅してしまう。
 

安藤礼二折口信夫*8

 

にせもまことも、ゆめもうつつもなんとやら。

マレビトにもたらされた祭りと芸能の中で、仮面をつけたヒトによる”神の真似”が”本物”との境界をなくし、神がかりの状態になっていく。
そうしたトランス状態で登場するのが誰かというと……

 

 神憑りの時々語られた神語の、種族生活に印象の深いものを語り伝えているうちに、その伝誦の職が、巫覡の間に分化して来た。そうして世襲職として、奉仕にはようやく遠ざかり、詞句の暗誦と曲節の熟練との上に、それが深くなって行ったものと思われる。
(中略)
 神語すなち託宣は、人語をもってせられる場合もあるが、任意の信託を待たずに、答えを要望する場合に、神の意志は多く、譬喩あるいは象徴風に現れる。そこで「神語」を聞き知る審神者──さにわ──という者が出来るのである。
(中略)
 神の意思表現に用いられた簡単な「神語」の様式が、神に対しての設問にも、利用せられるようになったかと思われる。
 私は「片哥(かたうた)という形が、これから進んだものと考える。旋頭歌(せどうか)の不具なるものゆえと思われている名の片哥は、古くは必ず、問答態を採る。「神武天皇・大久米命の問答」・「酒折宮の唱和」などを見ると、旋頭歌発生の意義は知れる。片哥で問い、片哥で答える神事の言語が、一対で完成するものとの意識を深めて、一つ様式となったのである。


折口信夫『国文学の発生(第一稿)』 *9

 

神の言葉を読み解く審神者ですね。

ちなみに『かみおろし』の鶴さんは「あるじ、行くぜ!」と声を掛けますが、

 主人をあるじと言うのは原義ではない。あるじする人なるがゆえに言うのである。
 あるじとは、饗応のことである。まれびとを迎えて、あるじするから転じて、主客を表す名詞の生じたのもおもしろい。

折口信夫「国文学の発生(第三稿)」 *10 

 食事にこそ関わりませんが、我々も今回ある意味歌を以てまれびとを迎える役割を請け負いました。

 

まあ直行で繋げるのはちょっと乱暴なんですが、まれびと→神→(問答)歌→審神者、それぞれ関連性のある概念ですよと。
ややこしくなってきたので、今回の乱舞狂乱フィルターに通してまとめてみましょうか。

 

【まとめ】

①厳しい冬に世界の生命力が衰えると、マレビトが訪れて祝祭をもたらし、生と死が転換するよ
祭りの場舞踊を行い、仮面をつけて、人と神が近づいていくよ
③神がかり状態での神の言葉(≒の原始的なすがた)を読み解く力を持つのが審神者だよ。

 

なんかもう……ガチのやつじゃんね!!!!!!!!!
(訳:制作陣の方々が、作劇にあたって『神・人・祭り』『歌・踊り・芸能』に纏わる折口研究の基礎路線をしっかりと捉えていることが推測され、まこと感服の至りです)

次の項は、その「まれびと」と「歌合」に橋をかける話です。

 

これは余談。

第一項で書いた遡行軍来襲についても、折口まれびと論から見ると

而も家を訪づれるまれびとでも、その家の位置が高いと座敷に上がらないで座で饗宴を受けて帰るものがあつたやうに、それとは違うが客として待遇されぬ訪問者があります。私はこれを招かれざる客といふ名をつけてゐますが、まつりをすると羨ましがつて見に来るものがあつて為方(しかた)ないのです。つまり特定の神だけが招かれるので、他の下座の神が羨ましがつて、まつりの饗宴を覗きに来ます。

折口信夫『日本芸能史六講』*11) 

という部分に当てはめることができるかと思います。

招かれざる客の来訪もまた「祭り」の一側面なんですねえ。 

 

 

 

3.「歌合」って言ってるけど、だいぶルール違わない?

【結論】

平安時代公的行事としての歌合に、民俗学でその起源として語られる原始的歌合をミックスしたやつだと考えるとしっくりきます。
 
これまた一度、そこから!?みたいなとこに戻る疑問なんですがw

要するに「あの本丸、ちゃんと『歌合』してなくね?」問題。

今回の催しにおいて行事としての伝統的”歌合”を意識していることは、キャストさん達や取材記事が「判者」「講師」「方人」等の用語を使っていることからも伺い知れます。*12
一方で、ところどころ本来のルールから元気よく逸脱してるんですよね(笑
(本来の、と言っても平安時代だけで400回以上行われ形態にも変化のある行事なので、後世の歌合の模範となったといわれる「天徳内裏歌合」を概ねの基準とします。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%BE%B3%E5%86%85%E8%A3%8F%E6%AD%8C%E5%90%88

 

例を挙げれば

①元:方人の人数を揃える
→ミュ:判者1、左方9、右方8で人数が偏ってる

②元:歌合はそもそも1組ごとに歌の優劣を批評し、勝敗をつける行事である
→ミュ:特に比べないし勝敗もつけない、代わりに篝火を灯して終わる。

③元:左方vs右方の1組ごとに「春」「ほととぎす」「忍ぶ恋」等、共通した題の歌で対決することが多い
→ミュ:テーマも揃ってないし、なんなら本当はってなるべき披講順もって乱れてる。


①②だけならただ単に縛りが緩いということも考えられますが、③は明らかに意図的にやってるだろうなと。私はこれ、刀ミュ得意の「リスペクトするが、敢えて全てはなぞらない」ことで多義性を持たせ、時代や属性に橋をかけるパターンではないかなと受け止めました。

典型的なのだと『曽我物語』が『SOGA』として経過や結末を大胆に脚色され、男士としての源氏兄弟のレイヤーを重ねるように作られていたりとか。
真剣乱舞祭2018が宮中行事の『鎮魂祭(ちんこんさい/みたまふりのみまつり)』に取材していたと思われる一方で、ミュ本丸の行事としてはあくまで祇園祭からYOSAKOIソーランまでを一堂に会させる『祭対決』だったのとも似た要領ですね。

去年の感想文の文章を引用しますが

ただし、行事である”鎮魂祭(みたまふりのみまつり)そのもの”を行うわけでないことは作り手の方達もすごく意識してると思います。
ここまで挙げてきた要素で感じ取っていただけるかと思うんですが、祭祀としての『鎮魂祭』は、現代の私たちにとっての「鎮魂」「祭」とはかなり分離してしまってるので。

 

むしろらぶフェス2018の提示する『祭とは』には、そういう分離に一時的に橋をかけて、民間のもの、新たに作られたもの、この国が尊び愛してきたすべての『祭』を肯定する意識を感じました。
平安から続く祇園祭⇔平成に生まれたYOSAKOIソーランを同じ『祭』として扱うのも、
巴さんの「あらゆる理屈を飲み込んでしまうほど、この国の祭りは懐が深い」もそう。

彼岸と此岸、死者と生者、古代と現代、西と東、物と人、聖と俗、名を遺したものと名も無きもの。
全ての理屈を呑み込んでしまう狭間の時で、あちらとこちらが祈り合い、通い合う。それがらぶフェスにおける『祭』なんだな的な…。

(2018年乱舞祭感想: https://privatter.net/p/4392915 )

 
今回の『歌合』もまた、広く「歌」的なるものを「合」わせる、ある種のオマージュ行事として行われてたんじゃないかと。
じゃあこの作品における「歌」「合」は何なのか。

 

「歌」の橋

これ、開幕と同時に思いっきり宣言してくれるのがかっこいいですよね…。
「人々がその想いをよろずの言の葉に託したもの」

和歌だけで見れば万葉集×古今和歌集でしたが、全体的で見ると芝居パートとライブパートが交互に入って来る、古代和歌×現代ポップスの構成でもありました。

去年の自分の言葉を借りて言うなら、「古代から現代まで、この国が尊び愛してきたあらゆる『歌』」を対象とした祭事だったのかなと。

 

歌も刀剣男士も、人の心に紡がれた物語をよすがとして生まれて来る。

その縁を宣言した上で、古今東西の人の心×自分達の日々の記憶を編み込んで炎にくべ
「言の葉よ 依代となれ」
新たな男士を喚び招く依代の働きをしてくれたが今回の「歌」だったととらえています。

 

「合」の橋

【Side 平安】

上で「ちゃんと『歌合』してなくね?」と書いてしまいましたが、それはあくまで形式的な面の話。「歌争い」「歌競べ」ではなく「歌合せ」であることの美学は、ちゃんと体現されてたと思うんです。

 その場を飾り立てる衣装・調度・工芸品・薫物、楽人の奏でる音楽・舞人の舞から参加者の容姿・振舞いまでが、歌合という行事の大事な構成要素となる。王朝文化の美意識の粋を集めた、空間芸術というべきである。

 (中略)

 こうした遊宴を主眼とする歌合において、歌どうし、たしかに競い合ってはいるけれども、ただたんに優劣を測られているだけではない。それはいわば、二つの個性あふれる楽器が挑み合うようにして盛り立てる、アンサンブルのようなものである。そのアンサンブルを中心として、装束や調度などの美が交響し合う。その交響はまた、帝王と臣下たちが親しみ合い睦び合う、「王朝」の理想像を象徴することにもなるだろう。

(渡部泰明『和歌とは何か』p.161,164,165)

鎬を削る文学批評の場であると同時に、美意識の結集した歌・衣装・舞による空間芸術、そして歌を通じて主と臣が心を合わせる行事が歌合である──って書くと、まさに我々が新衣装やダンスに盛り上がったあの空間も、現代の『歌合』だったんだなぁと思った次第です。

天徳内裏歌合後の貴族の皆さんはオールでアフターしてた旨、wikiにも書かれてますね(笑

 

ちなみにこれ私も調べててヒョワ…ってなったんですが、

f:id:taka_koro:20200802023811j:plain
(参照:文化十四年『重色目』 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2539025 )

『歌合』史料に装束の記録として残る「桜襲」「柳襲」はこんな配色。(諸説あるがの!!)

表を白で揃えて裏が赤と青、どちらも冬から春の訪れを表す色目なのだそうです。当時の絹は薄いので、裏地の色がすこし透けるのだとか。雅ですね。

そして言うまでもなく…

浄衣衣装の表地・裏地のデザイン!!

一見神事用の白装束+赤青かと見えたこの衣装、しっかり歌合ゆかりの装束でもあったのか!ってびっくりしました。

 

もしかしたら2020年の私たちと960年の平安貴族が、同じような色の装束を愛でつつ「歌合」を楽しんでたのかもしれないと思うと、凄いロマンですね。

昔の「青」は現在で言う緑・青・藍・黒まで指す広い言葉、柳の場合は緑と見て良いかと思いますが、そこはちょっと多目に見て頂くとして(笑)

 

 

【Side 上古】

そしてもうひとつ。折口先生の説く、原始的な歌の唱応としての歌合を含ませると、これまたぴったりくるんですよね。

 

これはちょっと引用元の文章が複雑な上、ここだけ読んでも意味を取りづらいと思うのでさらっと読み流して頂きたいんですが…

 また、歌垣ということがある。片歌の問答が発達したのは、神に仮装した男と、神に仕える処女、すなわち、その時だけ処女として神に接する女とが、神の場(にわ)で式を行う。*13すなわち、両方に分かれて、かけ合ひを始める。神と人間との問答が、神の意義を失って、春の祭りに、五穀を孕ませるための祭りをする。それは、神と村の処女が結婚すれば、田畑の作物がよく実のると思ったからである。
 (中略)
 一方において、このかけ合ひの問答が、日本文学における変わった形を生み出した。多くの人が寄って、両方から歌をかけ合せる。これが貴族の間に行われると「歌合せ」になる。その系統は、歌垣が宮中へ入って、踏歌となる。

折口信夫万葉集の解題』 *14

 

 こういう国々*15のまななる威霊を献り、聖躬にふらしめる。と同時に、その国を圧服する権力が、天子に生ずるという信仰が、風俗歌の因となった。国々の鎮魂歌舞を意味するくにぶりの奏上が、同時に服従の誓約式を意味する。こうして、次第に天子の領土は拡がって行った。

 (中略)

 これ*16が、伝来不明で、後期王朝に始まったように思われやすい、和歌会の儀式にもなったのだ。歌垣と同じ形式が古く行われていたと見えて、歌の唱和があった。これが歌合せを分化していった。歌の本末を、国々から出た采女の類の女官──巫女──と同国出の舎人とがかけ合いをするようになって来たものと見るが正しいと思う。

 (中略)

 和歌会は、ほとんど神事であった。

折口信夫万葉集研究」*17

 

要約すると

・男女による歌のかけ合いの「歌垣」が「歌合せ」の原始的な形

・政権周辺地域の国々の人が「歌」を奉ることで、”大和”に服属していく

というのが和歌会のもとであった、との説明ですね。(繰り返しますが、この説の実証的妥当性自体は問いません!笑)

 

今回の『歌合』もまた、まれびと=外からの来訪神招きだと明言されています。

「四苦八苦に満ちた世界になぜ呼んだ」
「ともに戦うためだ、力を貸してくれ」

という問答も歌で行われました。

そして仲間となることを受け入れ顕現が成った後は

『歌うたう 桜さく 音踊る あなたとうたあわせ』

本丸の皆と、声を合わせて歌を共有しますね。

歌合の原型として民俗学的に想定された、「歌の力で振るい起こした外来魂*18共同体に受け入れるための、ほとんど神事のごとき和歌会」と表現すると、これもまた今回の『歌合』そのまんまですね。

 

【まとめ】

(古今:平安歌合)

王朝貴族が両チームの歌のアンサンブルを楽しみながら、絢爛な衣装や合奏・舞いで心を合わせてゆく空間芸術的行事

  ×

(万葉:上代歌合)

来訪者(マレビト)を招き入れ、歌を唱和することで共同体としての一体性を築く神事

 

という時代感や意味合いの混ざった『歌合』であり、王朝歌合のみの規範にはこだわらなかった・むしろ一部敢えて縛りを外す部分を作った、と思うとしっくりくるなぁ、という話でした!

 

 

 

4.六首の歌には何か規則性とかあるの?赤・青の組分けの基準は?

【結論】

歌も組分けも、意図的にミックスしたように見えます。
適当に並べたわけではなく、わざと綺麗に並ばないように組んだという作為が見える部分がある。その秩序を乱したことが『乱舞狂乱』のコンセプトとつながってくるんじゃないかと思っています。

 

歌の規則性の乱れ

おこがましくも和歌好き審神者を名乗ってたためか(笑)、歌合前後でフォロワーさんから一番ご質問頂いた部分でした。「あの和歌の並びには意味があるか?」のお話。

先に言うと、個々の歌として見たとき「この歌はこの理由で選ばれたんじゃないかな?」と見当をつけられる歌は三首あります。

●石「あめつちの~」

→あなたに会いたいと天地の神々に祈っております、必ず会えるはず、という歌合の儀式全体に通じる言霊を帯びた歌。また刀ミュ的にも、去年の巴さんが歌った『あめつちはじめて』、古事記冒頭『あめつちはじめてわかれしとき~』とリンクして、古代性・儀式性を醸すこともできる。凄いマッチング!

●明「うめのはな~」

『令和』の由来になった、大宰府・梅花宴の中で詠まれた一首。新元号記念出場だ!!って思いました(笑) また”梅の花を手折ってかざしにする”というモチーフは、古今和歌集仮名序の中でも春の象徴として挙げられています。

●狐「ふたつなき~」

古今集編纂者にして仮名序の筆者、紀貫之の作。「上古の誰とも知らない人物による『あめつちの~』にはじまり、勅撰和歌集を編んだ名高い歌人紀貫之による『ふたつなき~』に終わる」構成が美しい。水月=実体のない幻影を心と結びつけるストーリーには、先進性・哲学性を感じます。これに”曇りなき満月=小狐丸”×2を合わせた采配が凄いよ!!

残り三首については、明確なことが言いづらいです。例えば古今和歌集仮名序には、「和歌には六種類ある」と説き起こす形で、そへ歌・かぞへ歌・なずらへ歌・たとへ歌・ただこと歌・いはひ歌という分類が紹介されてるんですが、これに当てはめようとしても相当こじつけないと収まらないんですよね…。

個々の歌についてもそれぞれ妄想はあるんですが、それはまたの機会に!この項では、全体の流れに着目します。

 

さて今回の『歌合』で対になる赤青六首の和歌、季節から題材から、まー見事に並べ方がバラバラなんですよね。

<部立/季節/題材等>

【万葉】相聞/?/祈 ⇔ 【古今】 雑歌/?/夢
【古今】恋歌/夏/火、虫  ⇔  【万葉】雑歌(宴席歌)/春/梅
【万葉】雑歌(物)/晩秋/露 ⇔ 【古今】 雑歌(景観)/?/月

まずご覧の通り、ちょっと部立が不思議です。雑歌が四首を占め、古今集全体の筆頭を担う四季巻から採られた歌は一首もないですね。(部立:歌集の中に立てられている歌のジャンル分類のこと)

 

描かれる季節も、夏から春に戻ったかと思えば秋に跳び、冬が無い。短編の中でも同様、青江は夏虫の和歌と秋の約束を同時に語るし、兼さんに至っては晩秋の露霜の和歌詠みながら浴衣で夕涼みするという!湯冷めするわ!!笑

また、ほぼ同ジャンルであるはずの相聞⇔恋歌はペアリングされずに別の組に振り分けられてます。

これはもう、強引に対比や流れを見出すより「わざと無秩序になるように並べた」と考える方が自然だと思った訳です。 

 

言うまでも無いことですが、和歌において四季はめちゃくちゃ大事です。*19*20
そして過去作品ご覧になってる方はご承知の通り、これまでのミュ本丸も、四季の巡りをとても大切にしてきました。

まず本公演の場面やパンフ等のデザインが枕草子の「春はあけぼの~」の美意識を下敷きにしているって話は、みほとせ公演の頃から言われていましたね。
あつかし→春はあけぼの、紫だちたる雲の細くたなびきたる(義経辞世の句「染む紫の 雲の上まで」)
 天狼傳 →夏は夜、雨などふるもをかし(夜のシーンの多さ、近藤の刑場に降る涙雨)
みほとせ→秋は夕暮れ、雁などの連ねたるがいと小さく見ゆるはいとをかし(夕暮れ時、雁の群れを見て親を恋しがる竹千代)
つはもの→冬はつとめて、雪のふりたるは言ふべきにもあらず、白き灰がちになりてわろし(朝と”立つ雁”による疑似的な冬の終わり+きずあと、つめあと、やけあと、ゆめのあと)

 

各公演の歌にも、四季のひとめぐり×反復の表現が「長い時」を表す演出として度々出てきます。

風は季節を巡らせる 春を目覚めせ 夏を呼び 秋に染まり 冬を連れて来る
三百年の子守唄より『かざぐるま』

桜ちらちら 雨ぱらぱら 風そよそよ 雪どーんどーん

源氏双騎SOGAより『あやなす音』

 

むすはじではちょっと変則的に、冬の前に根元を刈られる=次の春を迎えることのできない、「長い時の終わり」を表す演出として使われてました。ロマンチックな言い方をすれば、寿ぎを反転させて、呪いとして使う力さえあるわけだ。

冬の前に根元刈られ 伸ばしてきた枝で 枯れてゆく葉

季節は移る 葉は紅く染まり 地は朱く染まる

結びの響き、始まりの音より『倒れる終焉』

 

そして『歌合』の冒頭でも、きっちり四季の巡り→次の春は押さえてくれてました。

 花の香に昔をなつかしみ
 鳥のさえずりに耳をすまし
 風に散る草葉の露にたもとを濡らし
 月傾く雪の朝に春を思う

なんで鳥が夏?に関しては、

仮名序「梅をかざすよりはじめて、ほととぎすを聞き、紅葉を折り、雪を見るに至るまで」

道元禅師「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷(すず)しかりけり」

 夏の風物といえばほととぎすの声、って訳ですね。

 

長々喋りましたが要するに、これらを出来る刀ミュが「和歌を春夏秋冬+αでいい感じに並べる」程度の芸当できない訳なかろうよと!こりゃもうわざとやってんだろと!!笑

 

その目的が「秩序を狂わせ、乱舞する」ことだと思ったわけです。

冒頭の注意事項で堀川君が言ってくれてますね、「全力で乱舞狂乱することです!」*21

 

作中で言うならば『神遊び』の歌詞、

筆を持て 「脅かされる秩序」
歌を綴れ 超えてはならぬ一線
篝火揺れて 神々の影踊る
...

歌い 競い 「乱れ舞う」 宴

の部分。ここで思い出したのは、真剣乱舞祭2018、東西祭り対決のクライマックスで同じく「乱舞」という言葉が出るパートです。

東も西も 入り乱れ
日ノ本集い 「舞い乱れ」
誰彼構わず 咲き乱れ

東と西に分かれていた男士たちが各々の掛け声を乱れ飛ばし、興奮の頂点で同じ歌詞を唱和する。こういう”彼岸と此岸の秩序が乱れる混沌乱舞の場”を利用して、新男士をこちら側に呼び込みたいわけですよね。

 

和歌において四季はとても大切、言い換えれば非常に強い「秩序」です。

提示するのは最初の花鳥風月で十分。実際の歌は敢えて「その枠に縛られない」形で選ばれたのではないのかなと。

 

例えばですけど、王朝歌合のように四季・題材・順番をキッチリ整えて、万葉vs古今のコンセプトで八話分ぶつけあったとしましょうか。

春(花):万葉の梅 vs 古今の桜

夏(鳥):万葉の千鳥 vs 古今のほととぎす

秋(風):万葉の萩の露 vs 古今の散紅葉

冬(月):万葉の霜と月 vs 古今の雪と月

…どうでしょう。美しいんですけど、交わる気がしなくないですか!?笑

それに今回の六首に比べて、すごく描くものを限定されてしまう感じがしますよね。

 

和歌は、神への祈りも、世とはなんぞやという問いも、思いに身を焦がす恋心も、美しい景色も詠むことができる名も無き人も著名な歌人も、その想いが歌集に編まれて、1000年の時を超えて現代に伝わっている。

その豊かさを味わえるという意味でも、あえて「ルールを設けない」というルールのもと、幅広い選歌をしたのではないかなと思いました。

 

茅野先生もパンフレットで、「これが劇作家デビューになる方から、 演劇界でもすでに名の知られた方まで」「いろんな作家さんのそれぞれの感性で、さまざまなミュージカル『刀剣乱舞』の世界を描いてもらう。それが我々の創りあげる歌合です。”芝居合”と言えるかもしれません」「固定概念に縛られないでおこうと思っているんです」「刀剣男士という存在は、本当に多彩で個性豊かなんです」と語ってらっしゃいましたしね。

 

余談ですが、万葉集古今集では「雑歌」の意味…というか位置付けが異なります。

古今集の雑歌は、大体現代人が思う通り、四季・慶賀・恋・旅などの部立に収まらない”その他もろもろ”の歌として、各種部立の後に置かれています。

一方で万葉集では「雑歌・相聞・挽歌」が三大部立と呼ばれ、中でも雑歌は”宴席・祭祀・天皇行幸などの、公的な場で作られた重要な歌”として第一巻に収められています。他の巻にも複数雑歌項はあり、その中にはまさに今回の「ぬばたまの~」のように”相聞・挽歌以外のその他”的な性質を持つものもあるので、一概にこういう意味だ・こういう性質だ!と言い切りがたいところもあるんですが。(説対立…。)

さておき、さまざまな・もろもろの・(万葉:色とりどりの、華やかな)という意味を含ませると、「雑」の歌が中心に選ばれているのも、今回の歌合に合っている気がしました! 

 

 

 

組分けの乱れ

という訳で、こちらも基本的に言いたいことはほぼ同様です。

最初にメタな話をしてしまうと、今回は欠席メンバーが多い&尺が短いために、去年のような理由付けを伴う組分けが難しかったというのもあると思うんですが(笑

ある種それを逆手に取るような形で、「わざとミックスする、入り乱れさせる」をコンセプトにチームを組んだんじゃないか、という推測ですね。ちょっと下の表で確認して頂きたいんですが…

f:id:taka_koro:20200805023140j:plain

ご覧の通り、全員同じ陣営に揃っている公演がひとつもないんですよ。

今までセット扱いだった新撰組・三条のようなくくりも一緒にならないようにバラされてます。

 

中でも着目したのは赤線部です。

万葉方の講師・今剣(三条) vs 古今方の講師・堀川(新撰組

ときたら、歌集的にも刀的にも「ああ、古いもの vs 新しいもの」というコンセプトの対決なのかな、という連想をします。よくよく見れば読み手以外の方人は、古刀が万葉方新刀以降が古今方という傾向もある(巴さんは、巴御前的にも活躍した時代的にも古刀サイドということでしょうか)。新刀の祖・国広である堀川くんが講師を務めるのが熱いです。

ところが三番手では、万葉方を兼さん古今方を小狐丸が受け持ってるんですよね!!

あ、逆だ!!!!と。

 

今までの刀ミュセオリーでいけば、小狐丸がいにしえの歌・兼さんが時代の最先端の歌の大将を担っただろうところを、敢えて乱している。

この発想、乱舞祭2018エピローグで兄者が話してたことにも通じると思うんです。

髭「西軍も楽しそうだったから、次は西軍にしようかなぁ」

膝「そういうものなのだろうか…?」

髭「いいんじゃないかな。だって僕たち、生まれは西だし。

  新撰組だって、京のみやこで活躍したんだから、西軍だっていいよね」

膝「言われてみれば……確かにそうだ」

髭「どちらかに分けることなんてないんだよ。きっと」

ラストシーンの男士達は、赤と青の男士達が交互に並んで「「あなめでたや!」」って新たな男士を迎えます。

便宜上分けることは出来るけれど 、根本的な部分で「自分はこちらだ」と決めてしまう必要はない。何者にでもなりうる者同士、垣根を越えて入り乱れ、交わることもできるんだよ、という仕掛けのように感じました。

 

 

でね。この法則、今年のライブパートにも感じたんですよ。

2018乱舞祭までのライブは、チームごとにいわゆる”持ち曲”を歌う→シャッフルユニットで歌う→最終的に皆で歌う、という形式でしたよね。

それを今年は、1曲目の『mistake』から混合で持ってきた。さらに言えばこの『mistake』、あつかし・天狼・みほとせ・つはもの・むすはじ・葵咲本紀、全公演の登場メンバーが含まれてるという百花繚乱、まさしく”乱舞狂乱”!笑

また他公演のメンバーが入る代わり、『約束の空』から蜻蛉さんが抜けたり、『響きあって』から石切丸が抜けたりと、”居るべき男士がおらず、居ないはずの男士がいる”秩序の乱れも起こってます。

ああ、今年は最初からがっつり狭間の時なんだな、と。

あまり書き連ねてもくどくなってしまうので小文字にしますが、衣装も同様ですね。

今→あつかし 長安→天狼 石→みほとせ初演 狐→つはもの

兼堀巴陸(蜂)→むすはじ 青伽物→みほとせ再演 蜻明杵鶴篭→葵咲本紀

最古から最新まで、時系列が派手に入り乱れてます。阿津賀志曲の『mistake』『描いていた未来へ』では特に多くの公演の衣装が集まってる。

2017年乱舞祭の三条加州が、最新衣装で登場してから『mistake』では阿津賀志衣装に着替えることで\我らチーム阿津賀志ぞ!!/感を見せてくれたのと、ちょうど逆の発想という感じ。服装がばらばらになることで『どこでもなく、どこでもある時間』を演出できる。

 

感想文の『Nameless Fighter』項でも”個人の歌から本丸の歌へ”という話を少ししましたが。

このシャッフルユニット、楽曲を『チーム〇〇の歌』から『本丸=共同体みんなの歌』にしてくれる働きもあったと思うんですよ。

これはいち刀ミュファンとしての所感なんですが(笑)、2018年乱舞祭前後くらいまでって、キャストさん同士もかなりチーム感や対抗意識があった印象なんですよね。

「チームが増えると、チーム意識が強くなる*22

「(キャラが被ってる男士に対して)彼はなんでもできて手ごわいから(笑)*23

「集まると色の違いを強烈に感じる*24

「2017乱舞祭、稽古最初のバチバチに意識しあった感!笑*25

こういうチーム対抗の切磋琢磨、あのチームはこれが上手い、かっこいい、俺たちも負けてられないぞ!って気概も、乱舞祭を魅力的に彩ってくれてました。

ただ、合同行事も4回目になって、キャストさん同士もチーム跨いで打ち解けてきた。バックステージでは蜻蛉さんと小狐丸が肩組んではしゃいでたり、物吉くん&村正&蜻蛉さんが断然君に恋してる!やってたりする(笑

「もうそろそろ次のステップ、”刀ミュファミリー”の枠で楽曲を見せる段階に行ってもいいんじゃない?」という頃になったんじゃないかなと、勝手に思ったわけです!

 

これって、奇しくも斎藤茂吉先生が万葉集論で、短歌の始まった時代の「歌い手を限定しない『集団の歌』*26」に巻き戻っていくところがある気がしたんですよね。

例えば以前ツイッターで話題になってた「古代の夢小説」的な歌の解説でも

稲舂けば 皹る我が手を 今宵もか 殿の稚子が 取りて嘆かむ 東歌[巻14 3459]

一首の意は、稲を舂いてこんなに皹の切れた私の手をば、今夜も殿の若君が取られて、可哀そうだとおっしゃることでしょう、御一しょになるときにお恥しい心持ちもするという余情がこもっている。内容が斯く稍戯曲的であるから、いろいろ敷衍して解釈しがちであるが、これも農民の間に行われた労働歌の一首で、農婦等がこぞってうたうのに適したものである。それだから「殿の若子」も、この「我が手」の主人も、誰であってもかまわぬのである。
斎藤茂吉『万葉秀歌(下)』*27

と書かれています。柿本人麻呂小野小町在原業平のような”著名な歌人の歌”=個人と結びついた歌だけが和歌ではないんですね。今は誰とも知れない人々の間で歌い継がれてきたような”集団の歌”が残っているのもまた、歌集の面白いところだと万葉集好きは握りこぶしで主張したい!!!!!

こういう生活密着型の歌ほんと面白いんですよ!時々ツイートでも紹介してるんですが、せっかくなので脚注にもくっつけときますね!!*28*29*30

という訳で、最後若干個人的な燃えに脱線しましたが(笑

 

 

【まとめ】

敢えて「秩序を狂わせ、乱す」采配をする、その結果として枠に縛られない和歌の多彩さ垣根を越えて一体になる力を示せる構成になっているのではないかな、という話でした。

次の項で最後です!!

 

 

5.「あなめでたや」には昼目歌やカグヅチ神話みたいな元ネタあるの?

【結論】

シーンの元ネタとしては古語拾遺』の天岩戸神話、「めでたや」の元ネタに狂言『三番叟』があるのではないかと思いました。狂言は小狐幻影抄からの発想です。

 

先に言ってしまうと、なにしろ「あなめでたや」のたった六文字なので(笑)

べつに深い意味なく、超めでたいねー!って書いただけでしょ、と言ってしまえばそれまでの話ではあるんです。ただ、上記二点絡めると、”偶然だったらそれはそれで凄くないか!?”っていう符号が連発で発生してまして…。

創作意図の読解考察というよりは、肩の力抜いて豆知識的に「やべーな!!?」って楽しむ形で読んで頂けたら幸いです。

 

 

古語拾遺

古代豪族・忌部氏の編纂した史書です。忌部氏物部氏と同じく、古代朝廷祭祀に携わった氏族でした。

なんでこの書に絞って言及したかというと、天岩戸が開き天照大神が戻った折、神様たちが「やったー!!」って歌って踊る場面が入るからです。(古事記日本書紀には無い)

その時の描写というのが…

此の時に当りて、上天(あめ)初めて晴れ、諸神(もろかむだち)ともに相見て、面皆(おもみな)明白(しろ)かり、手を伸して歌ひ舞ひき。相与に曰さく、天晴れ、あなおもしろ、あなたのし、あなさやけ、おけ。
古語拾遺』(西角井正慶『祭祀概論』p.139)

 

そのまんまだ!!!!!笑

作り手の方々が意図的にオマージュしたのか、偶然なのかは分かりません。

(個人的には、祭とはなんぞやに『鎮魂祭(たまふり)』、歌とはなんぞやに『古今集仮名序』、神呼びに『天岩戸&昼目歌』持ってくるカンパニーならほぼ確実に通ってると思う資料ではありますが…)

ただどちらにせよ、「手を差し伸べ、微笑み合いながらあっぱれ!って歌って踊る男士達」は、まさに神話の一場面と同じことしてるんですよね。

 

感想文でも少し書きましたが、あの場面が千と千尋だ!大神(ゲーム)だ!って言われてるのも、日本文化を大切にする作品に描かれた”神々の喜び舞い”のイメージがある程度共通するからなのかもしれないですね。

そんなことを考えながら見ると「うた」や「あなた」ということばに合わせて、桑名くん・松井くんや観客に、順番に・一斉に手を差し伸べる男士達がほんとに素敵で…。あの場面今でも涙出そうになります*´`

 

後から見て思ったんですが、『神遊び』『君待ちの唄』の振る・広げる仕草と『あなめでたや』の差し伸べる仕草、腕の使い方の違いも興味深いですね。 

ちなみに岩隠れ中の天照大神が岩戸を少し開けるきっかけにはいくつかパターンがあるんですが

「私の岩隠れで世界は暗くなってしまったはずなのに、どうしてアメノウズメは舞い楽(あそ)び、八百万の神は咲(わら)っているのか?」(古事記*31

「このごろ多くの人が称辞を奏上したけれど、これほどすばらしいものは無かった」(日本書紀*32

舞い踊り・笑い声・神祝ぎなど、芸能の元祖とも言われるものが太陽神を蘇らせる、という展開が複数あるのが面白いですね。桑名くん・松井くんが「歌が…聞こえた。」って呟くのとも少しリンクする感じ。

我々も\Say 押忍!!/したり鯛騒動で爆笑すると元気出るけど、そういう昂揚から生まれるエネルギーって、太古の昔から変わらないのかもしれません。

 

ともあれ閑話休題、『あなめでたや』について考えていた時に、まず思い当たったのがこの『古語拾遺』の文言でした。(2018乱舞祭の感想纏めるときにしぬほど読んだ場面なので…笑)

なので最初は「あな”おもしろ、たのし”」って歌詞じゃないんだなー、まあ歌詞としてちょっと不自然だもんな、みたいに思ったんですよ。

一方で、「あれ、でも”あなめでたや”ってフレーズ何かで聞いた気がするぞ?それも民俗学方向で…」って、記憶にひっかかるものがあったんですね。その正体が……

 

 

三番叟?

これでした!!!

三番叟(さんばそう)とは、能楽『翁』の後半で狂言方が務める演目のこと。

あらすじは”翁”=老人の神が現れて天下泰平・国土安穏を祈って荘厳に舞い、その後”三番叟”が躍動感ある舞いを見せる、というもの。

『翁』『三番叟』ともに演目中で最も格式が高く、神事性が強く、折口先生の言葉を借りれば”能楽の中、最古く、最厳粛なものと思はれる”*33演目です。先生の大変重要な研究テーマでもあります。

 

この演目が『小狐幻影抄』とやべえシンクロをしてる、というのがこの項の趣旨です。

www2.ntj.jac.go.jp

www.tokuro.com

 

丁寧に紐解いていくとここからあと1万字書く羽目になるので、”シンクロ”の内容は、箇条書きで一気に行きますね!!笑

 

『翁』と『三番叟』が”もどき”の関係であると折口信夫は指摘している*34

「もどき」は真似をすること。まず翁が神として来臨し、次にそれをおもしろおかしさを含ませて真似たり、説明するのが三番叟だという話ですね。翁自身も含め、”神を真似るもどきの技"が芸能の源流であり、能楽の原型でもあると、先生は論を立てています。*35

お能から生まれた小狐丸の短編で”自分もどき”が出て来る、この趣向の時点でもーー熱い!!

言われてみれば能はひとりの人間が「翁も 神も 武者も 亡霊も 乙女も 狂女も 鬼も 獣も」演じる=真似ることができる芸術なわけだ。

 

「面を舞台上でかけること」に儀式性がある。

→翁は「白色尉」という白い面、三番叟は「黒色尉」という、対比になるような白黒のオモテをかけて舞います。特筆されるのが、翁も三番叟もこの面を舞台上でかけること。通常は舞台奥の「鏡の間」でかけてから登場します。)

特に三番叟は、まず何もつけてない素顔(直面)でぴょんぴょん飛び跳ねるような仕草を含んだ「揉の段」=”人・精霊の姿”を見せた後に、黒色尉の面をかけてゆっくりと舞う「鈴の段」=”神の姿”に移ります。マレビト項でも書きましたが、仮面をつけた瞬間、神は人に、人は神になる。その変化を、観衆が目の当たりにするんですね。

小狐丸も「ほら、このように…」って私たちの目の前で面をかけてくれるわけですが、そのせいで化生であるもう一振の小狐丸と区別がつかなくなってしまう。入れ替わりトリックの鍵というかたちで”仮面による個の消失”を見せてくれたワザマエ、おみごと!!

 

もどきの性質に「根源は同じであること」が語られている

→これも小狐幻影抄の重要なテーマですね。

「翁」と「三番叟」の間にどれだけ区別がありますか。つまり、白い面と黒い面とを替へると、従つて為事は変つて来ますが、その全体の持つて居る精神には殆違ひはない。結局、「翁」が出て来てした事を三番叟がまう一度現れてその説明をすることになるのだと思ひます。

(「日本芸能の特殊性」『全集 21』p.174,175)

贋と真、夢と現、水月とまことの月。「虚構も事実も表裏一体なのですよ。」

これをテーマにした短編で、自分の”もどき”が現れ動作を真似てくるが、そのうちに相手が自分自身であることを知り、受け入れて、一つに溶け合っていく…って筋は熱すぎる!!

(最初の『狐や踊れ』では仮面丸がワンテンポ遅れて動作を真似るんですけど、ラストの『二つの影』では全く同じ動作を対になって舞うんですよね…)

ちなみに白と黒の仮面の意味として、陰と陽、天と地、昼と夜、山と海、男と女等の相対しながら調和するものが挙げられています。*36

…なんか第一話にも、白黒の石で遊んでる御神刀がいましたよねえ…。囲碁指導の王真有子先生がツイッターで「囲碁の歴史も解説した」って仰ってましたが、陰陽道に準えられる話とかもちょっとはされたんでしょうか。こわ。

 

あの本丸の「翁」は、もともと三日月宗近だった

→真剣乱舞祭2016で、登場の際に「翁」の面をかけてたのが、小狐丸と”表裏一体”の三日月でしたね。

\はっはっは、じじいだからな/ちゃうねん。相方がすごいことになってるからよく見ておじいちゃん。

 

『翁』は能の演目だが、『三番叟』は狂言方が踏む
→こんなところにも””が…。

 

『父尉』『翁』『三番叟』で構成される『式三番』のしめくくりを担う演目である
→古今陣営の”三番目”、そして全体の締めくくりを担う一話でしたね。

 

慶事を祝する演目として正月や流派の初会に行われる祝言・祝舞である
→今までは年末にのみ行われていた真剣乱舞祭でしたが、今回の歌合は年を跨いで新年を迎える公演でした。正月・小狐丸(能)・狂………と並べたときに何か書いてごらんと言われたら、私でもこの演目を題材にすることを考えると思います。

まあこれに紀貫之の和歌×あつパリ事件で生じた二振の小狐丸×虚実の表裏一体を絡めるのとかはぜっっったい思いつかないですけど!!!!!!笑

 

慶祝の一貫として五穀豊穣を祈る詞章があり、穂に見立てた鈴を振る
→言わずもがな、”稲”荷明神の御利益といえば…の五穀豊穣ですね。

地面を踏み起こし、種を撒くような所作だとも言われています。

 

舞い」と「踊り」の緩急のついた演目である
→舞いは横方向・旋回の動き、静的、神の所作。

踊りは縦方向・跳躍の動き、動的、人や精霊の所作。

そして式三番は『翁』(横)→『三番叟・揉の段』(縦)→『三番叟・鈴の段』(横)という変化のある演目です。この流れ、奇しくも

 『狐や踊れ』:二振の小狐丸が旋回するゆるやかな”舞い”の曲

 『狐や踊れ rep.』:テンポの速い曲に合わせて妖たちと軽やかに跳躍する”踊り”の曲

 『二つの影』:再び”舞い”の曲。後半でテンポアップし、盛んな鼓が入る静→動のメリハリがあるところまで「鈴の段」に同じ(ちょうど「静と動 表と裏 わたしとお前 お前とわたし」の歌詞のところですね)

小狐幻影抄の曲の構成も同じなんですよね…。

 

舞いと踊りの違いに関しては『あどうつ聲』や『ハレハレ祭り』の振付けでも反映されてるので振付チームで把握されてるとは思うんですが、ここまで来ると「計算ずくでやってたら怖すぎるから、むしろ偶然であってくれ」の域ですよ。

ちなみに舞いの動作が速くなると「くるふ(狂う)」になるそうです。

 神あそび・神楽なども、古く、をどるくるふとの方に傾いていた。まひの動作のきわめて早いのがくるふである。舞踊の中に、物狂ひが多く主題となっているのは、このくるひを見せるためで、後世の理会から、狂人として乱舞する意をあわせ考えたのである。

折口信夫「国文学の発生(第四稿)」『古代研究Ⅴ』p.235,236) 

 

三番叟の詞章、黒色尉の面をかけての第一声が「アラめでたやな」
→ ハイやっとたどり着きました!!!!これです!!!!!笑

 詞章とは言っても「三番叟」の上演形態は歌舞伎・文楽長唄郷土芸能等々、全国各地で多岐にわたるので、必ずこの文句があるとは限らないんですが。

ともあれ「あなめでたや」でよぎったのが、新たな始まりを言祝ぐ狂言・『三番叟』で、”もうひとりの翁”が述べてくれる祝い言だったという話でした。

 

 

【まとめ】

『あなめでたや』は、天岩戸隠れが明けた神々の喜び舞いと、伝統芸能で謡われてきた新たな始まりの祝い言を連想する、素敵な曲でした!

 

 

 

 おわりに

 サーッとスクロールで全然良いので、ちょっと次の文章読んで頂いていいでしょうか。

ところで刀ミュ2019の『歌合』、和歌好き審神者はもう期待に胸ぱんぱんでくるしくて…_(´-`」∠)_

去年の「あめつちはじめて」「たましずめ」が上代/万葉の世界だったとすれば「歌合」は基本的に平安文学の世界。平成→令和の変化と同時に、モチーフの時代も移り変わるのかな…!?とか

古今集 仮名序』
「力をも入れずしてあめつちを動かし
目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ
男女の仲をもやはらげ
猛きもののふの心をも慰むるは歌なり」

隔たりあるもの達にも響き、動かす歌の力をひいて「男士とは、物語とは、祭とは」に続くテーマに「歌とは」が来たらどうしようとか
歌について拘りありげなこてぎりくんが来てくれたからには、そこにかこつけて色んな話ができそうだよな…とか
第二章の始まった今、改めて『”ミュージカル”刀剣乱舞』である意義に立ち返る機会になったら…堪らないな…とか もう本当色んなことがよぎって きもちがいそがしい

 

折口信夫万葉集研究』
「和歌会は、ほとんど神事であった」

刀ミュスタイルの掘り下げで、「歌と神」やって下さったら嬉しくてしんでしまうな…っていう 願望通り越して欲望です ええ

 

このくだり、もう少し前から抜粋すると

「鎮魂歌は、舞踊を伴う歌詠で、正式には”ふり”(原文傍線/以下同)というべきであるが、宮廷伝来の詞曲には、”うた”と称えている」
「国々の鎮魂歌舞を意味する”くにぶり”の奏上が、同時に服従の誓約式を意味する」
「歌垣と同じ形式が古く行われていたと見えて、歌の唱和があった、これが歌合せを分化していった。歌の本末を、国々から出た采女の類の女官──巫女──と同国出の舎人とがかけ合いするようになって来たものと見るが正しいと思う。(中略)和歌会は、ほとんど神事であった」

とあって、「たまふり・たましずめの歌舞」から「歌合せ」へ、っていう流れが偶然にも出来ちゃってて、この時点でもう ヒャーーーーってなるんですよね…

 

冗談みたいなんですけど、上記全部、まだ年末公演の情報が「今年は『歌合~乱舞狂乱~』だよ!」の六文字だけしか出てない時点のツイートなんですよ!!!!!笑

ほんとにピンポイントで仮名序が取り上げられるなんて思わなかったし、歌合=新刀剣男士を呼び招く神事なんて露ほども思わなかった頃だし、刀ミュスタイルの「歌と神」ど真ん中でやってくれた上に江があんな役担うことになって、まーーー宣言通り嬉しくて死んだんですけど。

 

これ、決して私が鋭いとか賢いとかではなくて。

「このカンパニーの哲学でこの題材を扱うとしたら、大体このへんを研究するのかな」

っていう予測が立つくらい、筋道や文化基盤のしっかりした作品だということだと思うんです。まあ私の手持ちの情報面積が植木鉢くらいだとして、実際の公演は庄内平野くらいの土壌の豊かさでぶちかまされる訳ですけども!!!笑

参考文献を出そうと思えば、これだけ引用乱舞させられるような逞しい根っこがある。

それでいて形式面で訴えるのは最低限、エンタメとして気負わず楽しめる中に神秘性・禍々しさ・美しさ・畏怖・祝い・喜び、精神性の部分がちゃんと響く作りになっている。

どちらもこの密度で両立しているのって、本当にとんでもないことだと思います。

 

 

そして今回のテーマ『歌』についても、すごく感慨深かったことがひとつ。 

万葉集の語源にはいくつか説がありますが「この歌集が千代、八千代、”万代”に伝わるように」との祝いを込めた名だと言われています。

古今集もまた「昔のことを忘れず、後の世に伝えるために」編まれた書物だと仮名序にあります。

新古今集の俊成は「行く末は 我をもしのぶ 人やあらむ 昔をしのぶ 心ならひに」(私が千載集に編むための古歌を見て昔をしのぶように、いつか私のことをしのぶ人もあるのだろうか)と歌っています。

 「1000年後も 2000年後も そばにいられますように 大切なこの想い きっと届きますように」じゃないですけど、過去の人々にとっても、歌は”過去の想いに触れ、今を未来に繋いでくれるもの”だったんですよね。

2019年の未来でそれをキャッチした作り手の方によって、何万人もの方と一緒に『歌合』をたのしむことができました。それが本当にもう、凄いことだなぁと嬉しくて嬉しくて…。

 

文化や芸能の力を本気で信じて、リスペクトして、深めて、そのこころを現代流に体現しようとして下さっているカンパニーの方々に『ミュージカル刀剣乱舞』を作って貰えること、なんて幸せなんだろうと噛みしめた公演です。

『歌合 ~乱舞狂乱~』、全力の総合芸術を見せて下さってありがとうございました!!

 

歌合、楽しかった!!!!!!!!

 

 

 

 

文責:https://twitter.com/taka_koro

 

【参考文献】

倉野憲司校注 『古事記岩波書店 1963年

坂本太郎家永三郎井上光貞大野晋校注『日本書紀(一)』岩波書店 1994年

伊藤博萬葉集釋注(三)』集英社 2005年

伊藤博萬葉集釋注(四)』集英社 2005年

伊藤博萬葉集釋注(七)』集英社 2005年

片桐洋一『古今和歌集 全評釈(上)』講談社 2019年

 

折口信夫全集刊行会『折口信夫全集 19』中央公論社 1996年

折口信夫全集刊行会『折口信夫全集 21』中央公論社 1996年

折口信夫『古代研究Ⅰ 民俗学篇1』KADOKAWA 1974年

折口信夫『古代研究Ⅱ 民俗学篇2』KADOKAWA 1975年

折口信夫『古代研究Ⅲ 民俗学篇3』KADOKAWA 1975年

折口信夫『古代研究Ⅴ 国文学篇1』KADOKAWA 1977年

折口信夫『古代研究Ⅵ 国文学篇2』KADOKAWA 1977年

折口信夫『日本芸能史六講』講談社 1991年

 

安藤礼二折口信夫講談社 2014年

上野誠折口信夫 魂の古代学』KADOKAWA 2014年

 

西角井正慶『祭祀概論』神社新報社 1957年

松前建『日本の神々』講談社 2016年

中村修也『日本神話を語ろう イザナギイザナミの物語』吉川弘文館 2011年

吉田敦彦 古川のり子『日本の神話伝説』青土社 1996年

中西進古事記をよむ 一』四季社 2007年

中西進『神話力 ──日本神話を創造するもの』桜楓社 1991年

 

渡部泰明『和歌とは何か』岩波書店 2009年

佐々木幸綱『100分de名著 万葉集NHK出版 2014年

斎藤茂吉『万葉秀歌(下)』岩波書店 1938年

上野誠万葉集から古代を読み解く』筑摩書房 2017年

 

諏訪春雄『能・狂言の誕生』笠間書院 2017年

沖本幸子『乱舞の中世 ──白拍子・乱拍子・猿楽』吉川弘文館 2016年

 

「特集:ミュージカル『刀剣乱舞』 ~真剣乱舞祭2018~」『CUT』2018年12月号(No.402)p.84  ロッキング・オン

「特集:ミュージカル『刀剣乱舞』 ~阿津賀志山異聞2018 巴里~ 撮りおろしグラビア&ロングインタビュー」『Stage Stars』2018年8月1日号 p.25 東京ニュース通信社

「ミュージカル『刀剣乱舞』歌合 乱舞狂乱 2019 有澤樟太郎×荒木宏文」『CUT』2019年12月号(No.415) p.25  ロッキング・オン

*1:岩波書店古事記』p.243

*2:岩波書店日本書紀(一)』p.432

*3:日本書紀(一)』p.434,435

*4:古事記』p.243

*5:古事記』p.243

*6:折口信夫 魂の古代学』p.7

*7:折口信夫『古代研究V』p.7

*8:安藤『折口信夫』p.187,188

*9:『古代研究V』p.77,78

*10:『古代研究V』p.37

*11:『日本芸能史六講』p.34

*12:『spoon.2Di Actors vol.9』 「鶴丸国永は歌合を司る判者という立ち位置でしたが、何かが生まれる厳かな瞬間にその真ん中にいるというのは今までにない経験だったので、毎公演、神聖な気持ちで舞台に立っていました」p.20 「左方の講師である今剣と右方の講師である堀川国広が、順に和歌を詠み上げ、物語が紡がれていきました」p.34   

*13:清庭=さにわ=審神者

*14:折口信夫『古代研究Ⅵ』p.152,156

*15:大和政権直属ではなく、地方勢力としての権威を保った半属国的な国々

*16:くにぶりを謡う神事

*17:折口『古代研究Ⅵ』p.185

*18:「外来魂は来触、密着して内在魂となるのであるが、此たまふり儀礼に行はれるまじつくの用に玉は使はれたものである。そして其作用を称して古語ふると言つた」折口信夫「剣と玉」『全集』p.33 玉集め・外来魂・江の刀の召喚を結びつけるって、もはや現代呪術か何かかな…

*19:とくに古今和歌集勅撰和歌集天皇の命令で編まれた歌集。 天皇は日本における祭祀のトップであり、その祭祀の要が四季の暦に応じた祭(四時祭)です。四季の美を祝うことは、天皇の御代を称えることにも繋がります。…字数の関係上、国文科の先生に見られたら後頭部ひっぱたかれそうなくらい大雑把な話だと思ってください!

*20:古今集仮名序でも、成立の敬意として「醍醐天皇の御代が四季を九回繰り返し(=九年経ち)、陛下はさまざまなまつりごとを行っている。その中にあってもいにしえのことを忘れず、今を見つめ、そしてのちの世まで伝えるために、春夏秋冬賀恋雑の歌を撰ばせた(意訳)」旨が語られています。

*21:時代が進むと乱舞(らんぶ/らっぷ)=猿楽・能楽という説明がなされることもありますが、平安末期~鎌倉頃には酒宴等で音楽に合わせて、人々が入り乱れながら即興的に踊ることを指したようです。皇族・殿上人から下級侍や僧侶、身分秩序にとらわれない愛好者のある芸能だったことが特徴的だと沖本先生は述べられています。(沖本幸子『乱舞の中世』)

*22:CUT No.402

*23:Stage Stars vol.3

*24:三百年の子守唄2019 パンフレット

*25:CUT No.415

*26:「短歌形式が普遍化しはじめた始発期の歌は、これは②とかかわってくるわけですが「集団の声」を抱き込んでいた。たとえば村落共同体の全員が一つの歌を共有するケースがそれです。そうした歌には個人の歌には見られない「混沌」がある」佐々木幸綱 『NHK 100分で名著 万葉集』p.6

*27:『万葉秀歌(下)』p.134

*28:上毛野(かみつけぬ) 安蘇の真麻(まそ)むら 掻き抱(むだ)き 寝(ぬ)れど飽かぬを 何(あ)どか吾(あ)がせむ(巻14 3404) 訳:刈った真麻を抱きかかえるように愛しいあの子を掻き抱いて寝ても、全く飽きるということがない。どうしたものかなぁ。 愛しい相手をよいしょ!って抱える麻束に例えるセンス、すごい牧歌感ですよね(笑

*29:高き峰(ね)に 雲の着く如(の)す 我(われ)さへに 君に着きなな 高峰と思(も)ひて(巻14 3514) 訳:高い山に雲が寄り付くように、私もあなたを高峰だと思って着きましょう。 山にかかる雲と、頼もしい恋人に寄り添う様を重ねる感じ、景色の美しさとも相まってとてもキュート

*30:水門(みなと)の 葦の末葉(うらば)を 誰(たれ)か手折りし 我が背子の 振る手を見むと 我が手折りし(巻7 1288) 訳:湊に生えている葦を折ったのは誰? 愛しいあの人の振る手を見たくて、私が折ったの。 五七七五七七の”施頭歌”という形式の歌です。水辺の村のワンシーンが想像できるような掛け合い歌で素敵。

*31:「吾が隠りますによりて、天の原自ら闇く、また葦原中国もみな闇けむと以為(おも)ふを、何由にか天宇受賣は樂をし、また八百萬の神諸咲へる」『古事記』p.41

*32:「頃者、人多に請すと雖も、未だ若此言の麗美しきは有らず」『日本書紀』(一)p.84

*33:折口信夫「日本芸能の特殊性」『全集 21』p.174

*34:三番叟は、おなじ老体を表しているが、黒尉と称(とな)えて黒いおもてを被っている。そうしてかならず、狂言師の役にきまっている。能楽における狂言あるいは「をかし」の役者は、田楽でいえばもどきに相当する者で、「牾き」という名義どおり、して方の動作をまぜかいし、口真似・身ぶりをして、じりじりさせながら、滑稽感を唆るものである。「国文学の発生(第三稿)」『古代研究Ⅴ』p.35

*35:能はわざすなわち、物まねの義で、態の字を宛てていたのの略形である。(中略)わざは神のふりごとであるが、精霊に当たる側のおこな身ぶりを言うことになって来た。それが鎌倉に入ると、まったく能となって、能芸などと言うようになった。能芸とは、物まね舞で、劇的舞踊ということになるのである。(「国文学の発生(第四稿)」『古代研究Ⅴ』p.236)

*36:基本的に白は天、黒は大地を表彰(原文ママ)するとみることができる。さらに、両者が共通性を持つことからも、白と黒の関係は絶対的対立ではなく、他に転化する相互転換の関係でもあることがあきらかである。 諏訪春雄『能・狂言の誕生』p.157