Million Notes

刀ミュ・歌・演劇の話をしまっておくところ

【アンケート報告】〇〇な声/歴史上の人物/楽曲中心編

 

こちらは「刀ミュ男士の歌声に関するアンケート」結果報告の第三弾です!

前回から大変長くお時間頂きまして申し訳ありません、やっとやっと書きあがりました…!

 

アンケートの概要については↓こちらの前半記事の『総合』に記載の通りで…

【アンケート報告】三日月宗近~巴形薙刀編 - Million Notes

 

↓こちらが後半記事です!

【アンケート報告】明石国行~肥前忠広編 - Million Notes

 

上二つでは男士個人に関するコメントを中心に採録させていただきましたが、その枠に収まらなかったコメントもほんとうに興味深く。是非に!!どうか!!なんとかご紹介したい!!!と思ったもののうち、「歌声が印象的だった楽曲」項中心にまとめたのがこちらの記事です。

「こんなにたくさんの刀ミュ楽曲・歌声特化の感想を共有できる機会、もう二度とないかもしれない」という気持ちで纏めたので、記事というか記念アーカイブのような感じでご覧頂けましたら…。

 

もう、すんごいです。言葉の花園ですよ。

コメントを寄せて下さった方、改めましてありがとうございました。

引き続き、頂いた回答の引用+ときどき小文字で私の合いの手というスタイルで行こうと思います。宜しくお願いします!

 

 

 

 

 

「○○な声」番外編

アンケートの設問にあったのは「好き/かっこいい/美しい/かわいい/色っぽい」の5項目でしたが、それよりもむしろこう…!と挙がった形容もとても面白かったのでこちらに纏めました。

一部は個刃編で紹介させて頂いたものと重複していますが、「同じジャンルの声で挙がる男士を見比べると楽しいな」の意図での再掲ということでよろしくお願いします!笑

●好きな歌声はにっかり青江がダントツです。音としては高めに感じるのに、落ち着いて低く甘く感じる優しい歌声が好きです。なお、推し男士は初期刀の蜂須賀虎徹です。彼の歌も応援しています。元気な歌声があったら今剣ちゃんと蜂須賀虎徹を挙げます。

取り合わせにニコーーってなっちゃいました。石切丸さんほど極端ではないですが、蜂須賀もさりげなく可愛い歌を元気に歌ってるところよく見ますよね!

●質問になかったのでこちらで…。聞くと元気になれる歌声で南泉一文字を。乱舞祭の時に聞くたびに楽しそうに歌う姿とそれを歌に乗せて届けてくれる南泉くんをいつの間にか推していました。

●上の選択肢の中でどこに入れたらいいのか悩みましたが、「聞いたら元気の出る声」枠に雲くんを推薦したいです!

●「色っぽい歌声」だけ、すんなり3名決まりました…… 本当は、全曲聞き直して決めたかったんですが、余計きまらなくなりそうですね…… あと、個人的には優しい声元気が出る声の設問もあるといいなと思いました

「元気な声」と「元気が出る声」、ある程度重複しつつも微妙に挙がる男士が分かれそうで、別項目としてアンケート取ってみたらちょっと面白いことになるかもしれませんね。ちなみに色っぽい声即答3名は加州・浦島・村正が挙げられていました。お流石…!

 

『圧倒的なパワー』の枠で蜻蛉切鶴丸国永がいます。

●私は今回どの欄にも蜻蛉さんのお名前を挙げなかったのですが、彼の歌声は自分の中だと圧倒的に「強い」に分類されるのです。ズガーン!と打って、ズガガガガーン!!!と薙ぎ払う的な…具体的に言うと湯婆婆のお客様とて砲や、かめはめ波的な圧倒的「パワーーーーーーーーーー!!!」って感じです。蜻蛉さんの次に、小狐丸さん。鶴丸さんも同じパワーーーーーーーーーー族に分類されています。

\\ヤーーーーーーーーーーーーーーーー!!!// 「ぬしさまとて許せぬ!!」って蜻蛉砲小狐砲鶴丸砲くらってみたい

「力強い歌声」枠に御手杵、小狐丸、岩融をいれたいです!!!

●私は力強い歌声が好きなのでその項目も欲しかったです。鶴丸、兼さん、大包平です。

上手さでいえば、加州や堀川、浦島君、桑名江が上がります。また、キャラクターの歌として受け止められるのは大和守や蜂須賀、松井江が上がります。カッコいいとは違う『力強さ』で選べば小狐丸や大包平大典太が上がります。選択肢の選び方も難しいですね。

堀川国広のあの小柄で可愛らしいお顔から力強い歌声が大砲のようにパーーーーン!と飛び出してくるのが大大大好きです。「力強い歌声」枠があったら私の中で堂々の第一位です。(次点、山姥切国広)

あれだけの「美しい」評価受けつつこの顔ぶれの中に名前連ねるしょご堀くん、ほんとにおもしれー脇差でいらっしゃいますよ…

 

切ない声ならまんばちゃんと肥前くんと三日月かなー

●アンケートにはなかったのですが、やさしい歌声は清麿だと思っています。1部での全体にふわっと広がるようなやさしい歌声が心覚に欠かせないと思いました。特別に技術面でここが素晴らしいというのは分からないのですが、じわっと沁みるやさしさを感じます。

●他の項目はやはりキャライメージや曲イメージに引っ張られますが、石切丸(推し)の「かわいい」はキャラや原作の低音イケボに対するあのクラリネット声のギャップが「かわいいな」ということで。「優しい声」の項目があれば、桑名くん清麿くんと一緒にそっちにはいってました。

●質問項目にはなかったのですが聞いていて安心する、穏やかになる声に桑名江と石切丸が該当すると思います!

●今回の質問項目には無かったのですが、「甘い歌声」と聞かれたら、真っ先に小竜景光を上げます!あとは源清麿千子村正御手杵あたりですかね...。個人的に甘い声が大好きなので、そこもフォーカスして頂けると私が喜びます!

「甘い・優しい声部隊」組んだら、なんかもう耳からめろめろにとろけそうな楽曲が仕上がりそうですねw『だいすき』『FLOWER』とか歌ってほしい…

●カテゴリに当てはまりきらなくて書けなかったのですが、甘い歌声と聞かれたら迷いなく蜂須賀と長曽祢さんを挙げると思います。当方軽い味覚系共感覚を持っているのですが、虎徹の3振りはみんな甘く感じます。

フォロワーさんにも共感覚お持ちの方がいるので、おお!と思いました。他の男士の声の味も伺ってみたい…!

 

●好きな歌声で村正の他にもう一振、浦島くんを挙げましたが彼もまたカテゴライズが難しく……二振はどちらも伸びの良い声で生でも音源でも大好きなので「好き」以外で表現するとすれば「聴き心地の良い声」かな?と思います。

●アンケートには入ってませんが、「印象的な声」だと断然小狐丸さまなんですよ……あえて曲を言うなら「向かう槌音」です。あの野生の獣の遠吠えのような他で聞いたことのない得難い声、素敵です。

●ここには無いですが、「まっすぐ枠」に物吉貞宗陸奥守吉行、大包平、篭手切江、桑名江などを挙げたい。ここら辺の男士は個人的に心打たれるものがあります。
「力強い枠」ならば鶴丸国永や豊前江など、歌い方によっても印象や感じ方に差が出そうです。ついでに「形容しがたい魅力枠」には巴形薙刀、松井江、石切丸、水心子正秀などだと個人的に思います。
各々個性が強い故に、纏う雰囲気だけでは表しきれないのかも、と私は感じました。別の視点のアンケートを設けたら、また新しい回答が得られるかもしれませんね。

いや本当ですね…。今回と同じ形式はさすがに無理そうですが、もしプチアンケートすることがありましたら宜しくお願いします。

 

 

歴史上の人物

2017年まではほとんどお祭り公演のお楽しみ枠でしたが、『結びの響、始まりの音』以降の作品では人間キャストの方々の歌も自分たちの曲を持ち、男士達と一緒に物語を彩ってくれていますね!ミュージカル刀剣乱舞のストーリーが、男士達の物語からより広い枠へ移って行ったのと連動しているようで胸が熱いです。

もちろんコメント欄にもたくさん挙がっていたので、こちらに纏めました!

 

右衛門作音頭/山田右衛門作 他/静かの海のパライソ

山田右衛門作の声が印象的でした。「鯨波(とき)の声」と迷いました。右衛門作まじで歌が上手いです。パライソの曲は他シリーズと違い民衆の声が多く入ってるので、鼓動が振動として伝わってきたのが印象的でした。
つはものの弁慶、双騎の瞽女、むすはじの榎本武揚、心覚の平将門など、刀剣男士以外にも歴史人物の歌が結構心に残っています。

 

To the North/榎本武揚/結びの響、始まりの音
なんですかあの人。北の人。
男士じゃないけど。なんで男士じゃないの?日本語も他の言語も聞き取りやすい。耳に馴染む歌声。楽曲自体が壮大だから声に合ってると思う。

数多いる歴史上の人物の中で、榎本さんだけは(大体↑のような”男士ではないですが…”とコメントの上で笑)好き・かっこいい・美しいetc...欄に普通に入ってる回答が多発していてめちゃくちゃ笑いました。もう流星刀の刀剣男士として登場してくれてもいいんじゃないかなあ!

●余談ですが歴史人物だと榎本さんも色っぽい歌声だなぁと感じますね。らぶフェス2022の漢道でさえバンバンに色気を感じました…。

●榎本さんの北へ向かう楽曲はインパクト、歌唱力、表現力、パフォーマンス全てパーフェクトでした。早く単騎出陣していただきたいです。

ボンボヤージュ、ムシュー・カマジロー!!

 

 

白刃の月/土方歳三 他/結びの響、始まりの音
初めて刀ミュを観て土方さんの歌が胸に刺さった
又、全員が刀を抜いて戦う中榎本さんのみが刀を抜かず歌っていたシーン。舞台で最後まで刀を抜かなかった榎本さんがいたというのを強く感じた。

落ちサビの「風を斬れ 疾れ 立ち止まるな 運命受け入れしものよ」のところ、階下の土方さんたちに歌いかけるみたいでギュッとなりますよね…。


影と響き/永見貞愛・御手杵/葵咲本紀

今回は“刀剣男士”ということで回答には含められませんでしたが、歴史上人物として、永見貞愛の歌声が大好きです……! 今回のアンケートのカテゴリとしては、可能であれば、好き・色っぽい・かわいいに入れたいところでした。
ストーリー上のギャンギャン騒がしい元気な声と、御手杵のトラウマを救い上げる“影と響き”の優しくも芯の通った歌声のギャップに完全にやられました。CDでも確認できますが、“たとえ消され『て』も たとえ焼け『て』も”の『て』の発音が溜まらなく好きです……!
また、徳川四兄弟の歌声も。それぞれ境遇が似ていて結果が正反対の、長男・四男/次男・三男の声の相性がぴったりで(双子は双子なので当然なのですがw)、“前進か死か”のパート分けも運命的だな~、と思います。
実際に舞台上で四人が揃って歌えたのが上演期間中の最初の1ヶ月強しかなかったので、再演が叶うなら是非!と切望しています。

貞愛への熱いメッセージをありがとうございます!!本公演では秀康が離脱・歌合では秀忠が不在と、映像では本当に幻になってしまったフルメンバー『前進か死か』、葵咲本紀再演が叶うならぜひ見たいです…!!

●こんにちは。刀剣男士ではありませんが、自由記述欄で主張して良いとのお言葉に甘えてまいりました。
永見貞愛の歌声が好きです!劇中はガラ悪く元気よく話していた彼が、影と響きで御手杵の問いに歌い出したときは衝撃でした。歌声がとても落ち着いていて、子どもに寄り添って言い聞かすように歌うのがたまりません。それでいて、夢語りの「影だろうが」のワンフレーズには彼自身の悲しみとやるせなさと強さが表現されていて、元気なだけじゃない多彩な心情を持つ人間として歌いあげているのが大好きです。

シリーズ作品のどの登場人物もそうですが、「覚悟を決め納得してはいるものの、深い寂寥ややるせなさもある」「全てを肯定することはできず、複雑な迷いもあるけれど、それでも大切に思っていることは確か」みたいな多面的な感情が描出されていることも魅力ですよね。あのがらっぱちな貞愛がほろ苦い一面を見せる曲、胸に迫りました。

 

おろろん子守唄/山田右衛門作・民衆/静かの海のパライソ

男士の歌ではありませんが『おろろん子守唄』の柔らかで繊細で美しく温かく、しかし切なくてか細くて、平穏さと同時にそこはかとない不穏さの漂う声、そして最後の歌声と言っていいか分からない怨嗟の声は非常に印象的です。これが好きなのは方言フェチなのもあると思うんですが、方言曲に限らず民謡や祭囃子、仕事唄といった土着みがある歌が大好きなので、どんどん増えて欲しいです!

平和で温かな日々とのコントラストを描き出す、おどろおどろしい苦悶の歌声の表現が凄かったですね…。民謡調の歌の良さも、分かります!!キラキラのアイドルソングも歌いながら、旧く豊かな唄も積極的に採り入れようとしてくれるのも刀ミュの好きなところです。

 

誰も教えてくれない/兄・弟 他/静かの海のパライソ

男士ではないですが、少年の不安定に揺らぐソプラノと、兄の下支えの歌声のハーモニーがとても美しいなと思います。凄惨な背景と男士たちの重厚なコーラスの中心に置かれた澄んだ歌声という構成にも圧倒されました。
男士の中に実際の少年声はいないので、舞台上でボーイソプラノを聴いたのがほぼ初めてなんじゃないかな、という感じだったのですが
昔に観た能『隅田川』の子方の「南無阿弥陀仏」を聴いた時のわけもなく
グワッと涙腺に来る感じを思い出しました。

●男士ではないですが、パライソ兄役横山賀三くんの声がステンドグラスのようにうつくしくて感動した記憶があります。

●パライソより「誰も教えてくれない」が好きでした。刀剣男士だけではなく島原の兄弟の歌声が好きです。命の散り際の切なさ、争いの虚しさ、苦しみを純粋に問いかけているようで印象的です。

●今回は刀剣男士での集計ですが歌声としてはパライソの兄弟もあげたいです。『誰も教えてくれない』もあどけないピュアな少年の歌声と、目の前の演出もあいまってしんどさに更に歌声で追い打ちをかけるので、ミュージカルとして成立する刀ミュだからこそだよな……と思って好きです。

 

戦う者の鎮魂歌-レクイエム-/松平信綱 ・少年・山田右衛門作/静かの海のパライソ

最初の少年のパートや最後の全員で歌うパートが特に凄くて、物語も絡み鳥肌は立ち涙も止まりませんでした。

●最後まで天草四郎としょうきち君のお兄さんが同じ俳優さんだと思わなくて、この曲の時に「あれ、この声……」と思いました。それまでは天草四郎とお兄さんであまり近い声色にしてない(?)気がするのですが、この曲の「孤独も今は味方 運命を信じて」の声の伸びが「天草四郎だ!!!戦う者全員集まったんだね……」という気がして個人的に好きなパートです。

天草四郎と”天草四郎”と少年は別の人物だけど同じだ、というのがパライソの大切なギミックだと個人的に思っているので、あの歌声に四郎を感じたというお話にグッとなりました…!!

 

いざ参らん/平将門/東京心覚

約1分という短さで将門公のカッコ良さをあんなに全面に出せるものなの。と思いました。1度聞いたら忘れられないインパクトがあると思います。CD音源ではなく、舞台上で実際に歌われている時の、がなりがより強い時の歌声の方が特に印象に残っています。忘れられません。かっこよすぎました。

いわゆる王道歌唱の美声ではないからこその強烈な個性、雷鳴のようにグワーッと轟き渡る声がもう、”平将門”の歌として最ッ高にかっこいいですよね!!!!!!

●最近沼に落ちたので、あまり詳しくないですが、榎本さん、平将門さん、いいとおもいます…!!

 

はなのうた/東京心覚

ミュージカルパートで1番泣いた歌。歴史上の人物も一緒に歌って重厚感すごかった。

●劇場で涙しました。人間の命の儚さ、尊さ、弱さ、強さ、それを花に例えながら、時代を超えて連綿と続く営みも見せる。人間と刀剣、そして神、視点の違いもよく分かる名曲です。時期も相まって心にガツンと刺さりました。

 

●歴史上人物も含まれるのなら可愛いに梵天丸、美しいに伊達政宗、格好いいに榎本さんが入りました

●春風桃李巵での伊達政宗公の歌唱には心から感動しました。どの曲も素晴らしい歌声でしたし、ファーストインパクトという意味で最も衝撃を受けたのは1曲目でしたが、特にうっとりしてしまったのは『私を綴る 私を創る』です。メロディーの美しさと政宗公の歌声の豊かさが相まって、夢を見ているかのような気分になりました。大阪の公演中止により現地での観劇が叶いませんでしたが、配信で画面越しに歌声を聴いた瞬間の衝撃は忘れられません。

分かります~!歌を聴く心地の表現の「揺蕩うような」って、ああいう感覚を言うんだなと思いました…。公演タイトルにもなっている、春風駘蕩、爛漫たる桃の花のふくよかさみたいなものがふわっと広がるようなお声でしたね。いつか政宗公と御師様の歌声をまた聴きたいです。

 

 

 

楽曲について

さてこのパートなんですが、とにかくもう編集が難しくてですね…!!

全てを公演順に並べるとずーーーっとスクロールしないと後半公演の話が出てこない&テンションのアップダウンが激しくて息切れするとか、そもそも複数回歌われてる楽曲をどこ枠に入れたらいいのとか、さりとて無秩序に並べるととても元気の良いカオスが爆誕するとか、もうどうしたらいいのかと思いまして。

少しでも楽に見て頂くには…と試行錯誤した結果、

「団体部門」

「ユニット・コンビ部門」

「感動・インパクト部門」

「落涙部門」

「テクニック部門」

「日替わり・カバー曲部門」

というカテゴリに分けたあと、各項目おおむね公演順くらいの形で纏めました。

厳密な区分けというより、読みやすさのためのふんわりした固まりと思って下さい。

 

★団体部門

刀剣乱舞

原点にして頂点

ここから全てが始まった!!類似コメント多数でした。キャストさん方からも「この曲を歌って『ああ、俺刀剣男士になったんだ』という実感がわいた」というお話が度々出てきますが、一振で歌っても全員で歌ってもその時々の物語が現れる、刀ミュの歴史が詰まった一曲だと思います。

●どの作品でも必ず歌われる曲ですが、公演ごとに全然声色が違っていて聴き比べると物凄く面白いので全公演ループで流し続けたいくらい好きです。

最初の「刀剣乱舞!強く強く」くらいまででどの公演か当てるクイズとかあったらどれくらい当たるんでしょうねw 利き乱舞!

 

刀剣乱舞/壽乱舞音曲祭

「我ら一歩も引かぬ 倒せぬ敵などあるものか」のところ惚れるしかなくないですか??

ないです!!!!!!!刃選も歌い方も最高でした…。

●生で聞いたとき音付きでも迫力が凄かったのに、無音から音付きに変わる瞬間は最も鳥肌が立ちました。

三日月のアカペラで公演が始まり、締めくくりに全員のアカペラで混じりっ気なしの声を聴かせてからぐわーーっと怒涛のように音が押し寄せるあの音曲祭の構成、どなたが考えたんでしょうね…YOSHIZUMI先生…?

 

mistake
不動の一曲
始まりの曲と言っても過言ではない。
ミュージカル刀剣乱舞とは!を体現する楽曲で、チーム三条with加州清光の黒コートでの色気のある歌声と歌詞は印象的。

刀剣乱舞』が物語としての刀ミュを代表する曲なら、こちらは”2部”という存在を持つ刀ミュ本丸を象徴する1曲って気がします!

ぶちあがりますね!あつかし当時はこんなに大きな曲になるとは思っていませんでした。全員で歌いつないでこれから先もずっとみんなで歌って踊ってこちらを煽り続けてほしいです。好きな箇所はいまつるちゃんの「琥珀色のグラスの中に」です。理由は不明ですが、妙に好きです。

実はトライアル公演では今よりキーが高かったこの曲。当時みんなキツそうに歌っていたのが印象に残っています。本公演で今のキーになって歌いやすくなって良かったです。 伝説の始まりだなと思っています。

懐かしの元祖ピコピコmistake!! 低音部分はちょっと楽そうですが、うっかりあのまま歌い継がれてたら、数多の男士が「出ねえよ!!」に苦しむことになってたでしょうねw

●初めて聴いたミュージカル刀剣乱舞の2部曲。あの衝撃は忘れることができません。刀剣男士があんなワイルドに歌い踊るのかと非常に驚きました。

今振り返っても1曲目からすんごい賭けに出た楽曲だと思いますが、それも含めてあの本丸の開拓精神が現れてる気がします。ほんとよく何もない状態から、清光と三条男士にあの曲を…。

 

歌声とは少し外れてしまいますが、『獣』はどのメンバーが歌っても最高です。小狐丸は獣感バリバリですが、大人しめな男士や美しい男士たちもそれぞれの内にある獣…漢…荒々しくも艶がある部分が見えるのでとても好きな曲です。

それですよね…。三日月も今剣ちゃんも加州も蜻蛉さんも篭手くんも小竜くんも何かのスイッチが切り替わったかのように同じ曲で大暴れする『獣』、音楽の魔力!!って感じがします。

●やっぱりこれは外せない。清楚な子も、大人しめな子もみんなオラオラになるのが最高に推せる

乱舞祭の大倶利伽羅が「己に牙を剥け〜原色のリアルに変えろ」ですごい大倶利伽羅だな、大倶利伽羅が歌うならこうだろうなと思ったのが印象的です。いわゆる解釈一致なのでしょうかね。他の男士も聞きたいけれど、大倶利伽羅が歌ってくれないかなと思いながら見ています。

伽羅ちゃんのジレンマ…!!財伽羅ちゃんver.も牧伽羅ちゃんver.も、あの燃え上がるような歌い上げ方ほんっっっとにかっこいいです。

 

蒼然百物語/真剣乱舞祭2017

竹千代ちゃん達が可愛い声で前説をしてくれたあとの、刀剣男士たちの低い歌声に何回聴いてもゾクゾクします。最高!

振り返ってみると歌合の、恐ろしさと厳かさの混合した状態を感じるような空気は『蒼然百物語』からの系譜かもしれないですね。

 

ハレハレ祭り/真剣乱舞祭2018・2022

コロナ禍でミュージカル刀剣乱舞に嵌まった審神者なのですが、2018年のハレハレも2022年のハレハレも憂鬱を吹き飛ばしてくれるお守りのような曲です。神様達が力一杯「疫病退散!」と叫んでくれているのなら、生きていてくれというのならまだ頑張ろうと思えました。

あの会場を割らんばかりの熱のこもった一声、今思い返してもじわっときます……。

 

君待ちの唄/歌合 乱舞狂乱

歌合は好きな曲がいっぱいなのですがやはり敢えてひとつ選ぶならこちらです。イントロからラストまでの完成度があまりにも高い…鍛刀というテーマにマッチした曲構成をぴったりハマる歌声で歌い上げる各男士達がとても印象に残っています。特に和泉守→蜻蛉切の繋ぎがドラマチックで大好きです。タメとメロディラインの緩急のえげつなさに毎度やられてしまいます。

「その肺に空気を吸い込めば…」「君は産声を上げるだろうーーーーーー!!」、あの儀式の成否を分けるようなパートを完璧に歌い上げる二振の頼もしさ、すんごかったですね。

 

あなめでたや/歌合 乱舞狂乱

歌合で新刀剣男士が顕現した時の祝いの曲です。当時会場で見ることが出来たのですが、新刀剣男士の顕現にびっくりしている私たち審神者をよそに、神々しくかつとても嬉しそうに刀剣男士たちが歌っていたのが印象的です。青江単騎でも青江さんが修行から帰ってきてから歌っていて、その時は青江さんが成長した姿に心がいっぱいになりながら聴いていました。

赤と青が入り混じって微笑み合う明るい歌声、華やかで晴れ晴れと柔らかくて素敵でした。

 

壽歌/壽 乱舞音曲祭

個人的に、刀ミュでバチバチにハモリが分かりやすく入ってるのはこれなんじゃないかと思いまして、印象が強いです。どの楽曲もそうですが、特に壽歌は誰か一人でも欠けたらあの歌は完成しない気がします。また、歌うとき、あれだけはっきりとパートが別れてるのでどちらかが強すぎてもいけないので、そのあたりのバランスも難しいからこそ、歌声が映える楽曲だなと思いました。

●壽歌は幾振も重なり合う歌が、日本全体を包んでくれているんだなあと感じて、その中に一筋とおる詞が歌われるのも道のようなイメージがあります。

乱舞祭と違ってバリッと決めた紋付燕尾服でしたが、あれもまた神事のような曲でした。

 

かみおくり/真剣乱舞祭2022

歌詞だけでなく、どのパートを歌っているかにも男士それぞれの役割を感じられる気がして好きです。

兼さんが「風が運ぶは花弁 落ち葉」って歌い出すのも、松井くんが「火花散らすも一興」って勇ましく歌い上げるのも、勿論大包平の「晴れ渡る空が待つだろう!!」も、これぞ!の采配でした…!!

 

えおえおあ/真剣乱舞祭2022

今年のらぶフェスのえおえおあなんですけど、
時には鎧を脱いで(小狐丸)→
全てを曝け出そうよ(兼さん)
片意地張った心が(大包平)
ほらね(浦島)の
包容力増しましリレーが
とってもいいなぁ…と思って
聴いていました。この包みこまれるような歌声は声の出し方なんですかね…🤔?

個性の違う声が、それぞれのびのびと広がっていくあの声良かったですねえ…!!

 

 

Love Story/阿津賀志山異聞

歌詞がとても好きなのと、みんなの優しくて甘い歌声が聞けるから

そろそろリバイバルしてほしいです、せっかくなら甘い声部隊を特別編成して頂いて!(笑)

 

ひとひらの風/幕末天狼傳

幕末天狼伝のEDを飾る名曲です。散っていった新撰組を切なく歌い上げる男士たちの歌声は号泣必至でした。

普段の勇ましくやんちゃな声もだいすきですが、『ひとひらの風』で「残り香 花心 夜の静寂(しじま)」とか、美しい歌詞を柔らかく歌い上げる幕末組の声が本当にいいですよね……。肩を並べて歩く坂道でふっと目を上げると「浅葱に雲が浮かんでいた」で新撰組の配色になる流れ、浅井さやか先生の詞にスパーン!と打ち抜かれた感覚でした。

 

空は知らない〜選ばれぬ者〜/幕末天狼傳2020

幕末の再演の楽曲ですが、初演のときよりもよりハーモニーが美しく磨かれていて、とても好きです。それぞれの思いや葛藤、慟哭も感じられるため、曲を聞くだけでも涙が出ます

 

Get Your Dream幕末天狼傳

天狼傅「Get Your Dream」 電子音やギターなど、尖ったサウンドが多いこの曲。当時の彼らの、少し不器用な歌い方だからこそ、曲調が光ったように思います。蜂須賀や加州などは声質が尖っているので、多分元々そういう曲って似合うと思うのですが、大和守や堀川の柔らかな声が見事にマッチしていくのが興味深かったです。和泉守や長曽祢はその中間を取り、調和役に回るような、それでも個々の歌っていうのはよく聞こえて、それぞれの魅力が感じられる。全体的に大好きな曲です。

 

Scarlet Lips/幕末天狼傳2020

色っぽさの曲ダントツ(グループ)はScarlet Lipsがほんっとやばいです。みんな色っぽすぎて動揺しました。
こんなやばいなんて知らなかった

●Scarlet Lipsです!初めて聴いた時に、男士(特に兼さんと曽祢さん)の歌声がとても素敵でそこから一気に刀ミュ沼に引きずり込まれました…

●壽のScarlet Lips、あれなんなん……?分割で映したときに抱き締め方の振り付けがそれぞれ被ってないのもすごいけど、なんちゅう宴会しとんねん……初見はびっくりしました…

「宴会だぁー☆彡」じゃないんだわ!!!ってなりますよねw歌に入る空気の緩急のつけかたがえげつなかった…。

 

新撰組で集まった時の、「オラオラァ!!!」みたいになる声も大好きです…

 

かざぐるま/三百年の子守唄

村正の艶やかで柔らかなソロに始まり、三名が高低入れ替わりながら歌われるこの曲以上の1部曲に、個人的に未だに出会えていません。初演時・再演時共に大好きです。
 この曲を最推したる青江や物吉君、ひいては6名全員で歌ってほしいとらぶフェス17まで何度も夢見ていました。速攻叶いました。
 初演の初観劇時、刀ミュくんお得意のキャパ破壊情報量で数多の記憶が吹き飛んだにも関わらず、この歌は「かざぐるまの歌」としてはっきり記憶に残っていました。美しいハーモニーと歌詞、舞台演出すべてが相まって強烈な印象を受けたのだと思います(当時一階後方席で、舞台演出が視界いっぱいに映る位置だったことも関係していたかもしれません)。
始めて観劇後にアンケートを記入したのもこの曲がきっかけです。どうしてもこの歌が好きだと制作陣に伝えたかったのです。

全部めちゃくちゃ頷きながら読みました……。本編でも祭事でも、その時その時の特別さで心に残る曲です。

●石切丸・蜻蛉切・大倶利伽羅のハーモニーが好きでした。大サビに向かってより盛り上がっていく部分が竹千代の成長と重なって、刀剣男士と人の子の関わり、過ごしてきた長い時間を思わせる感動的な歌だと思いました。

●勝手に刀ミュ男士が好きな曲歌いたい曲ランキングトップ3に入ってそうだと思っている。人数が増えるにつれ早くなっていく歌というのもかざぐるまにマッチしてて良。

「吹きかける息が増えれば そのまわりは速度を増す」、まさにその通りの構成になっている詞曲の調和の素晴らしさで、今でもふと聴くとぞわっとします。音曲祭パンフレットの「お気に入りの一曲は?」の質問で、石切丸・大倶利伽羅、そして長曽祢さんのキャストさんが挙げて下さってたのがすごく印象的でした。

●刀ミュ1部屈指の強カード。初めて聞いた時は呆然としたものです。 幅広い人数、歌い方で歌われているのでその時々で受ける印象は変わりますがなんかもううっとりしますよね。男声斉唱の圧が強さ、雄大さを醸しだしているかと思えば、ひとり歌うときの苦悩や悲しみやいっそ嘆きまで含んだようなそれが、ほんとうに風のよう。 刀剣男士からの愛の歌だなって。

 

瑠璃色の空Ⅲ/三百年の子守唄

家康の死を看取った刀剣男士たちが先の出陣をそれぞれに振り返るよう優しく歌い上げるところが好きです。人の一生を看取る、長い期間を共に過した記憶ひとつひとつを思い出しているように感じて何度も聴きたくなります。

●1部最後の曲で6振の優しい歌声がとても印象的です。あの家族のようなメンバーだからこそ表現できるあたたかさなのだと思います。ハモリが美しいです。

 

ゆめのあと/つはものどもがゆめのあと

2回目のサビ冒頭の小狐丸のシャウト?が好きですし、1番最後の「ゆめのあと」という部分に毎回心を持っていかれます。また壽音曲祭の時の御手杵の「焼け跡」という部分、歌詞と歌声がマッチしていてとても印象に残っています。この曲ひとつで色んな歌声があり、歌だけど様々な想いが台詞のように乗って聴こえて、曲としてもとても好きです。
他の曲の細かな部分でいえば『FreeStyle』の大倶利伽羅高音部分、『Can you guess what?』の青江の「今宵一夜限りの」と村正の「懺悔の美酒を」の歌声が印象的で、
また『序章』の「難しいことは〜」あたりの伸びやかな声が「和泉守兼定」にピッタリでとても好きです。

日本語×物語の豊かさがとても良く表れた楽曲だと思います。

 

いびつないし/結びの響、始まりの音

1人ずつ同じメロディーで最後は同じ言葉を歌い上げるのですが、それぞれの声の色が出ていて聴いていて心地いいです。物語の佳境での歌なのでとても印象的でした。

「いびつないし ひとつとて同じ■■なし」のリフレイン、耳に残ります。

序章/結びの響、始まりの音

物語の終わりにこれが始まりと歌う寂しさと緊張感を、大和守と陸奥守が同じ未来を見据えて歌う姿にグッときました。

沖田君と龍馬さんの影響を強く受けたあの二振が「去り行く時代」「長い旅のはじめ」を一緒に歌う声は堪りません…。

決戦の鬨/結びの響、始まりの音

全員の歌声が揃った時の歌声が今までの中で1番バランスが取れて素敵に聞こえるのがむすはじ組だと個人的に思いました。
その中でも表題曲であり、戦いとそれぞれの「物語」がとても良い比率で表現されていて印象的でした。

むすはじ組って各々少しずつ個性のある「軽・爽・甘」+深く力強い音の兼さん・低め渋めの音を割り当てられてる曽祢さんが加わるみたいなイメージなんですが、決戦の鬨みたいな疾走感のある楽曲になるとその二振もフワッと軽量化&加速かかって、少年漫画の主題歌みたいな爽快感のある歌声になる気がします。

 

揺ら揺らら/静かの海のパライソ

(ピンポイントならラスサビ前の大倶利伽羅の「どうせ一度の命」)を生で聴いたときの、脳みそがぐちゃぐちゃになって痺れた感覚が忘れられません。少し大人びたような、夢の中に誘われるような、現実と夢の境目が分からなくなるような歌を、日向くんや浦島くんが大人びた声色で歌っているのも印象的でした。

あそこの俱利伽羅砲、脳にジン!って響く感じありますね確かに…。

●初めての刀ミュで1番印象に残って引き込まれた楽曲でした。
鶴丸の歌い出しで始まる妖艶な感じが素敵です。
サビの部分の歌詞も切なくて、歌い方も力強いと言うよりは、どこか切なくなるような気持ちになる大好きな曲です。
特に「どうせ一夜の夢さ 心ほどいてみせて」と「一夜限りの奇跡 巡り会えたあなたへ」という歌詞が天才的すぎて、それを歌いこなすパライソ組の歌声も半端なく好きです。

わかります~~~~あのメンバーの「どうせ一夜の夢」は色んな方向にやられる…!!

 

心覚の1部曲全て
本公演を見たのが心覚で二作品目でした。一番最初に見たパライソとは違い、なんだか時代もバラバラで沢山歴史上の人達が出てくる?!と始終混乱しきりでしたが、刀剣男士たちと歴史人物たちが歌い上げる「心」や「風景」に、コロナの影響でボロボロになった心をすくい上げてもらったような気持ちになりました。こんなに私を救ってくれたのに、「問わず語り」で「♪聞いて欲しかった ひとりごと」と締めくくられるのもなんだかぐっと来てしまいました。彼らの意図したものとは違う、私によって歪められてしまった受け止め方をしているかもしれませんが、確実に心に届きました。今でも、元気がない時にここおぼ1部の曲を聞いています。

 

問わず語り/東京心覚・真剣乱舞祭2022

この曲もですが、桑名の歌い出しがとても良い。あたたかい歌声がスッと曲に引き込んでくれる力があるような気がします。パートの順番も良い…東京心覚組、全シリーズの中で最も歌声のバランスが良いと個人的に思っているのですが、そのバランスの良さが遺憾無く発揮されている曲だなと。正直東京心覚はどの曲も素晴らしく、選べません…

本当に。それぞれ色彩の異なる曲がどれも叙情豊かで、心覚のアルバムを聴いていると美しい詩撰集のページをめくっているような気分になります。

何かを訴えてくるような歌声で綺麗でした

●とても壮大な曲、だけど優しく暖かく包み込むような穏やかさと、激しくも荒々しい強さを感じる素晴らしい曲、新しい時代、新しい男士達に相応しい曲だと思います。

●いややっぱこれですよ。ミュージカル刀剣乱舞のエンディング。
ハモりがあまりにも綺麗で、あの美しさはどんなに歌が上手くても1人じゃ絶対に再現できない種類のもので、そのことが問わずがたりが隣に誰かがいて初めて完成する、即ち誰かがいること或いはいたことの証明であることを表してると勝手に解釈して今これを書きながら泣いてる(泣いてる)

ここでご紹介した以外にも、心覚での印象/乱舞祭での印象/それぞれのパートを歌う男士の歌声/それを聞いたときの想いなど、『問わず語り』に関しては、本当にさまざまな形でのコメントが届いていました。あの本丸の「聞いてほしかったひとりごと」が、聴いた方の中でたくさんの芽を生んでいることに胸いっぱいです…。

 

革命前夜/東京心覚・真剣乱舞祭2022

始めようRevolutionの豊前江、明るく真っ直ぐな声色がとても彼らしく好きで、五月雨江、村雲江の声も生かされているととても感じる。らぶフェス5月公演での大包平のRebirthの力強さに活力をもらった。心覚メンバーの時はじわじわと革命へ進んでいく感じだったのが、大包平投入のときはそのフレーズだけで全く印象が変わった。

あの「リ・バース!!」すごかったですね!! ズ・バン!とかド・カン!!とか、何かを打ち破るオノマトペめいた貫通力がありました…。それと対比したときのオリジナルメンバーの、足並みそろえて一歩一歩前進する感じも言い得て妙だと思います。

メンバーの違いによる個性が際立っていた曲になります。真剣乱舞祭2022にて前半の大典太光世不在の代打として大包平が歌っていたのが印象深かったです。大型公演では従来のメンバーとは違うメンバーで楽曲を披露することがよくありますが、この曲では1名だけ違う上に不在のメンバーがとても歌の上手いメンバーだったので後任の荷が重いのではと思っていたのですが、混じってもなお際立つ大包平、間奏中のソロパートも存在感と個性を叩き出していたのが素晴らしかったです。

 

刀剣乱舞江水散花雪
公演中の歌声ならこれがダントツで力強いと思います。最後の方に歌っているのもあって、見る側も公演中の様々な思いが乗ってより力強く聞こえてるのかもしれないです。江水組はみんな歌声が強い。

強い。中々あそこまで、文字通り”この身 燃え尽きるとも!!”とばかり全員全身全霊で歌い上げることって無いですもんね…。

漢道/江水散花雪

個々で聴くと優しく繊細な歌声なのに、全員集まると何故か雄々しくなる江水組の漢道が好きすぎて、何度も何度もアーカイブでリピートしています。この曲はCD音源じゃなくてライブ音源でそのまま欲しい!ってくらい、刀剣男士たちの熱気が伝わってきて大好きです。ALL FOR ONEとの温度差が激しすぎる。

あのライブ音源版「漢゛道゛ィ゛!!!!!!!」がないと物足りなく感じる体にされてしまいました!!笑

 

STARTING NOW/江おんすていじ

松井や五月雨辺りの割とくーるな(いめーじがある)めんつがめちゃくちゃ笑顔で明るく華やかにあたかもあいどるかのように歌うので個人的に元気が出ます。仲良いね、楽しそうだね、良かったね篭手切……という気持ちでいっぱいです。よかった。

ほんとうによかった……………(;;)大千秋楽のぐらんどふぃなあれを、皆揃って笑顔で迎えられましたね!!よかった!!!

 

 

★ユニット・コンビ部門

うたかたの子守唄/阿津賀志山異聞/小狐丸、石切丸

小狐丸と石切丸のユニゾンが心地よくて初めて聴いた時からずっと好きです!溶け合って1人に聴こえる理想のユニゾンって感じではないけど、2振りの声がそれぞれ聴こえてちょっとざらつきながらも絶妙に混ざりあった感じが良いなと思います。記憶違いでなければ、歌合でもちょっと2振りのユニゾンがあってテンションが上がりました。またこの2振りの歌が聴きたいです

確かにこの2振のユニゾンって地味にレア。歌合でも「ひるめのかみを…」のところで少しやってくれてましたね!

 

返歌 名残月/阿津賀志山異聞/三日月、岩融
初めて見た本編は阿津賀志山だったのですが、同じ曲を少しずつアレンジして本編中ずっと記憶に残るような、初めての体験を刀ミュでしたのでこの曲を選びました。終盤の曲はどれも涙腺を崩壊させてくるので好きです。「散るは火の花」と迷いました。
また「巣立ちの舞」「三日月の舞」「無常の風」あたりの舞曲。綺麗な舞に見とれ、それを引き立たせている歌は印象深いです。

確かに!!ってこれを読んで思いました。個刃編でも三日月に対して「目で聴く」って表現が出ていましたが、”視覚の美しさと調和して引き立てる歌声”ってジャンルもあるかもしれませんね。


向かう槌音/(阿津賀志山異聞 巴里)・壽 乱舞音曲祭/三日月、小狐丸

掛け合いがかっこいい。ハモリがとても心地よく聞こえる。和って感じが凄いですね。この組み合わせはラスボス。

前半は二振で歌い方を揃え、後半の「冴え冴え」で突然三日月の素声に戻す展開。歌詞と声質がリンクしているので気に入っている。

わかります!!!!あそこのカンと冴えた三日月の声すごく良かった…!!

●ぞの小狐丸とまり近の、他の楽曲とは違い、能を意識した発声方法でのデュエットということで、ミュージカルでありながら能の舞台を見ているような、不思議な感覚でした。あえて歌い方を能に寄せていることで、なにか神聖なものを見ているようでいい意味で緊張します。

● 私が予習ゼロで初めて刀剣乱舞という作品に触れたのが壽の4DXだったのですが、2.5次元の圧倒的クオリティに終始大興奮しながら、最後にとどめを刺されたのがこの曲でした。小狐丸様のあの歌声、本当に出せる人いるんだ!?!?!?三日月さんと小狐丸様の声の重なり方、綺麗すぎない!?!?なんだこのクオリティは!?!?!?と映画館で涙を流し、友人や家族に伝えて回るくらい、ふたりの歌声に圧倒されました。

いやーーー音曲祭『向かう槌音』で刀剣乱舞に飛び込むのは相当うらやましい出会い方ですね…!!?笑 ほんとにある種ラスボスというか、三日月・こぎさんっていうあのカンパニーの軸代表の軸たるゆえんみたいな楽曲ですもん。最高。

 

のら猫二匹/幕末天狼傳2020/加州、安定

二振りのキャラに合っているちょっとイタズラっぽい歌い方にくわえ、この上ない“猫っぽさ”を感じる歌声がとても印象的でした。初見ではあまりの可愛らしさに「なにがおきてるんだ???」と語彙が全て抜け落ちるほどの衝撃でした

●かわいくて切なくて愛おしくて配信見ながら息を飲みました。

こういう沖田組が見たいとずっと思っていたから。

「正反対に見えて似た者同士の喧嘩仲間」を表すのにあんな完璧なことある!?ってなります。

 

沈んだ星/幕末天狼傳2020/蜂須賀・和泉守

有澤さんこんなに上手いの!?って衝撃を受けました。江戸っ子口調が優しいメロディに乗った時の色気たまりません。そこからの「合わせ鏡」(もういっそのこと天狼縛りで行きます笑)阪本さんの歌声明朗快活すぎて歌のお兄さんみたいだな!って思ってたのですがお兄さん本領発揮というか…むしろ母性というか…。短い曲ですが泣きそうになります。 祭のTimelineだけじゃ足りない…早く土方組のデュエットを浴びるほど聞きたい……

 

Impulse/三百年の子守唄2019/村正、蜻蛉切
歌が!!!!うまい!!!!!
この2人を同派で刀ミュに出そうと思った人、分かってる。天才。客席にあまり目を向けない、ふた振りが互いを信頼し切ったような雰囲気を感じてとても好き。耳が僥倖。

● 待ち望んでいた村正派のデュエット! カラーの違うお二人の声の素晴らしさを際立たせるデュエット曲だと思います。劇場で聴いた時にお二人の歌がうますぎてペンライトを握りしめながら笑いそうになるほどでした。遠慮なしに歌い合えるしこの人なら大丈夫と演者さん同士の信頼も垣間見える楽曲と思ってます。フォロワーさんが先日「歌唱力大怪獣バトル」と表現されてて笑いました。壽では毎日違う表現のImpulse聞けて幸せでした。

●2人の歌唱力がとんでもなく素晴らしいのは三百年初演からわかってましたし、もっと以前から知ってた方たちも多いと思いますが、2.5のミュージカルでここまでの歌を聴かせてもらえるのかと感動しました。 初めて劇場で観たときは放心してしまって直後の客降りにしばらく反応できませんでした笑 歌唱力×歌唱力はとんでもなかったです。 お互いの良さを殺すことなく相乗効果でさらに魅力的でカッコよく、現在進行形でまだまだ進化されてるのも凄いです。

考えてみればいわゆる一般ミュージカルで、男声×男声のここまでバッチバチに切り結ぶようなデュエットってすごく限定されますから、そういう意味でも贅沢な話ですね…。

 

巣立ちの舞/源氏双騎 SOGA/髭切、膝丸

SOGAの曲も皆好きなのですが歌声でいうと
『巣立ちの舞』
兄の舞に合わせて弟は静かで淑やかに
弟の舞に合わせて兄は力強く雄々しく
普段の歌声から変えてくれる事がとても好きです。

確かにそのとおりの歌いぶりでしたね!「和事の十郎・荒事の五郎」の対比が随所に見られるのが、曽我物語のリスペクト公演として本当に素敵でした。

 

●静寂の闘志/源氏双騎 SOGA/髭切、膝丸

「静寂の闘志」の膝丸がめちゃくちゃラップ上手くて大好きです。声も張りがあって凄くかっこいいし、髭切との掛け合いになると柔と剛という感じがして耳が楽しいです。

●上記のお前が知ってるは思いの力強さを声に乗せて前に出す楽曲だなと記載しましたが、この曲はそれとは対照的に静かにふつふつとさせる感情が込められてる曲だなと思いました。 各々の歌い方も髭切はスンッと静かににこやかに構えてる感じが出ていますが、膝丸はキリッと前のめりな感じで歌っているのが現れていて1度で2度(それ以上)楽しめる楽曲だなと思います。

 

誰のモノでもない人生/結びの響、始まりの音/和泉守、巴形薙刀

巴形薙刀の少し癖のあるリズミカルで陽気な歌声と、和泉守兼定のぶわっと広がるような歌声が見事に対照的で面白いなと感じました。2振りとも歌が上手くそれぞれの色がしっかりあって、キャラとしてのイメージは逆だけど、ストレートで一辺倒でないところが奥深く聴きごたえがあるなぁ、と。

●力強い歌声がよりはっきりと出ていて曲を自分のものにしている感が強かったため

●個人的に死にたくなるくらいメンタルやられてて、もし刀ミュに出会ってなければこの曲にで合わなければ今自分の人生を生きてることすら危ぶまれたなと思います。特に歌詞や和泉守兼定と巴形薙刀の自信に溢れた歌がなければ、今の私はいなかったなと思います。

「この曲のおかげで●●が変わった」という声をとてもよく聞く、ミュ本丸きってのファイトソングですね!

 

S/葵咲本紀/明石国行、御手杵、篭手切江

パフォーマンスもそうですが声のしっとり感や色気が凄すぎて、何度聴いても興奮してしまいます。あの曲をあの面子でやるのもずるいなあ、、、と思います。

公演前の時点で仮歌の音源だけ聞いて、さあ6振のうち誰がこの曲歌ってるでしょう?ってクイズ出されても絶対正解できなかったですw3振3様の、公演とはまた違った声を聴かせてくれるのが楽しいです。

 

静かの海/静かの海のパライソ/鶴丸国永、大倶利伽羅
この曲は配信で見たときも現地で観劇したときも鳥肌が立ったことが忘れられません。
美しいハーモニーに、歌詞に合った優しい歌声、最後の一音を歌い終わった後の寂寥感。
天まで突き抜けるような、それでいて柔らかく透き通った歌声は、今いる場所とは違う、どこか遠いところを想起させられるようなもので、相反する悲哀と福音の響きを内包したとても不思議な楽曲だと感じています。
見栄えのする振り付けがなくとも空間を掌握し、観客を惹きつけ魅了したあの歌は、副題の静かの海ついて言及したことも含めて、作中屈指の名曲だと思います。

倶利伽羅、こんな綺麗な歌声しているんだ!?となった楽曲です。普段口では馴れ合わないと言いつつ、歌では鶴丸に寄り添っているのが分かるような歌声でした。

●静かの海のパライソでの鶴丸と大倶利伽羅による静かの海、
円盤のドキュメンタリー中で来夢くんが伴奏も無しで何気なく歌い出し
それに続く牧島くんの歌声にハッと惹きつけられ思わず聴き入った
そういうシーン大好きなのでこれからもいっぱい収録してくれさい(突然の願望)

あれ最高でしたねーーーーーーーよく撮っててくださいました……。バクステ・ドキュメンタリーの中でも屈指の印象的なシーンです。

 

Yellow Sac Spider/静かの海のパライソ/大倶利伽羅/豊前

初めて聞いた時に心臓持っていかれた曲です。ドクッとしました。大倶利伽羅の低音と豊前江の低音の重なりが素敵です。

やりやがった!!!!!!(愛)って思いました初見時。

豊前江、大倶利伽羅、どちらも声に芯のある印象があって、とてもマッチしていて、パライソ一部ではどこまでも優しかった豊前二部での振り幅にゾクゾクした。 豊前江推しなので贔屓目もあるかもしれないのですが、声に芯があって真っ直ぐな歌い方を良くする彼の、気持ち息多めの声がとてもセクシーに感じる。 2番正体不明の熱は夢か幻かの幻か、の妖しさが好きポイント。 大倶利伽羅のしゃぶり尽くされてるようさの尽されてるで少し裏声より?になっていて抜けて、そのあと「さ」で伸ばすと伸ばすところに柔らかさ優しさを感じた。

 

雨と雲と犬/東京心覚/五月雨江、村雲江
分厚い雲が立ち込め、地面に雨がパラパラと降り注ぐ中で、パシャパシャとステップを踏んで軽やかに踊るような二振の歌声とお洒落な曲調に一瞬で心を惹かれました。印象の違う二つの歌声が手を取り合ってダンスをするように重なり合うのも大好きです。

雨の中で踊る二振のイメージ!素敵です…!!

●可愛い。
雨さんの「あっめ、に〜♪」の部分が好き。
雲さんの「くーもーに〜♪」の部分も好き。リズムが独特で曲だけだと普通だけど二振りの歌声があると楽曲として楽しめるからすごい。わんの一言ずつも可愛い。

あそこの歌い方の違い良いですよね!!聞けば聞くほど味わい深い曲です。

 

未だ視ぬ世界/東京心覚/大典太、ソハヤ

初めて聴いたのは真剣乱舞祭(配信)だったと思います。こんなに動いてるのにどうして二人共こんなに安定してるんだ…腹から声が出てるぞ…うまい…

●とにかくカッコイイ。大典太のズーンと響く低音とポーンと上がるハイトーンがピアノっぽい

 

illusion of my heart/東京心覚/水心子、清麿

『らぶフェス2022』の大阪公演で初めて聴いて、めちゃくちゃハマった曲。水心子と清麿のハモリも最高だし、声の相性も最高。さらに振り付けもかわいいという。強い。ハマる要素しかなかった。

天保江戸、彼らはとてもかわいい面・真面目な面が目立ちますが、この楽曲で見せた色っぽさに落ちた審神者は多いのではないのでしょうか。

 

SUPER DUPER DAY/江水散花雪/小竜、南泉

江水本公演ももちろん印象に残っているのですが(ジャケット着る演出は神でした)あちらでは小竜役の長田さんが怪我で後半は振り付けフルで出来なかったので…。乱舞祭で動いて踊ってる小竜景光を観れて泣きました。あと単純にこの曲は、元気なお兄ちゃんの南泉&爽やかなお兄さんの小竜、という組み合わせが解釈完全一致なので大好きな曲です。

●SUPER DUPER DAY らぶフェス2022で初めて聞いたんだけど、なんかすっっっごい好きでCDも買ってしまった… でもあのlive音源がまた聞きたい。元気な南泉と落ち着いた小竜の歌声が合いますね…目覚ましにしてます。

 

Burn Out/江水散花雪/大包平肥前
両者歌声がガツガツしてて互いに互いを侵略しながら歌ってるようで迫力がある大包平は声がデケェし歌も上手い、声を張っているのに伸びやかな声ですごい。肥前は独特の声質を活かしきってて良い。

がなりが、好きなんですよね......。 肥前役の石川さんが公演時にやる、激しい歌い方が最高です。音源聞いて、「あっ、こういう歌詞で本来こういう歌い方なんだ」ってなりました笑 大包平役松島さんの声も、自信たっぷりで大包平を体現しているようでにんまりしていました。

●江水『Burn Out』の肥前。今日円盤届きましたがまだ見返しておらず、ソロCD音源で聴いて初めて気付いたことですが、ミュ肥前の英語混じり歌詞、最高にナチュラルで格好良くて、聴いていて気持ちが良いので最近毎日出勤時エンドレスリピートしてます。特に2番歌詞「Gimme gimme 手渡してくれよ One way ticket」の所が好きです。そのうち乱舞祭でAll 英語歌詞のロックな楽曲も歌って欲しいくらいにはミュ肥前の中のお方のファンになりました。

二振とも、あの尖った曲の歌いこなしっぷりは見事の一語でした!!

 

Kizuna/壽 乱舞音曲祭/三日月、膝丸、桑名
 双騎2020から刀ミュにはまったため、初めてリアルタイムで見守った特別公演が壽だったのですが、この曲が大変印象に残りました。
 当時はまだまだ知らない曲も多く、「とりあえず膝丸に集中しよう」と思って観ていました。すでに双騎2019のブルーレイを入手していたので、最初は「知ってる曲が出てきた!」と思っていたのですが、回を重ねていくごとに3振りの歌声の重なり合いが好きになっていきました。今思うと、膝丸の高音の美しさや、桑名の声の豊かな響き、三日月の優しくて安定感のある歌声など、三者三様の歌声の良さが存分に発揮されたとてもいい選曲だったなあとしみじみとしてしまいます。
 その後私は東京心覚がガッチリはまってミュ桑名の沼に深く沈んでいくことになりましたが、歴史に対する捉え方も三者三様な3振りだけに、いつか本公演で絡むことがあったら嬉しいなあと思っています。

お祭り公演の、「なんで!?」っていう組み合わせだからこそ味わえる個性の調和ってありますよね。確かに、男士としても三日月・膝丸・桑名が喋っているところ見てみたいです。ほのぼのシーンだとボケonボケonボケで収集付かなくなりそうなので、大真面目なやつで…(笑

 

 

刀剣乱舞春風桃李巵/大倶利伽羅鶴丸
2人の声のタイプが似ていて、2人で同じ旋律歌ってもいい感じに村正派みたいに個々がたつかなー?と思いきや、ピッタリハマりすぎて1人の別の人の声に聞こえてきた時はすごい衝撃で意識が吹っ飛びましたし鳥肌が立ちました。

ねーーーー!!違う歌い方してるときは全然違うのに、何かの拍子で歌い方が重なるとフッと境界が溶け合うように重なるミュ伊達なんなんでしょうね。

 

DARA DARA DANCE/春風桃李巵/大倶利伽羅鶴丸

あまりにもそれまでの2振の印象と違くて一瞬大困惑した後大興奮してまったので。低音筆頭2振があんなギャルみたいな可愛い曲を可愛くど低音で歌うとは思わなかったです。

ド低音のギャルに腹筋討死しました。そんなのずるい。確かに伽羅ちゃんはオラオラで鶴さんはノリノリで楽しかったですけど!!

 


★感動・インパクト部門

返歌 名残月/壽乱舞音曲祭/三日月、小狐丸

壽の返歌 名残月の「今咲き誇る 花の憐れよ」でぐわ〜っと三日月の声量が増すところが、(刀剣乱舞というコンテンツにおける)三日月宗近の格の違いというか、存在感の大きさのようなものを感じて、とても好きです。
また、この部分を聞くたびに、(返歌 名残月はトライアル公演の楽曲ですので)トライアル公演から出演している麻璃央くんがそのような風格を醸し出せるようになったという事実や、ミュージカル刀剣乱舞の5年という歳月に想いを馳せてしまいます。

 

kiss for all the world/加州単騎2017/加州
加州が推しだったので軽い気持ちで
厚樫山を見て単騎出陣を見たらその時に
この曲と出会いドスの効いた歌、であまりにもかっこよくて色っぽくてびっくりしました。ビブラートが綺麗…。加州どうしたの?!ってなるほどびっくりしてかっこよくて改めて惚れて、大好きになりました

 

理由の在処~厳島 ver.~刀剣乱舞in厳島神社/堀川、和泉守

正直今までで一番といっても良いほど好きな曲です。一夜だけしか日の目をみることが無かったので自分の中で伝説にしています。この時まではまだ兼さんの歌声にはそこまで惹かれていませんでしたが、この理由の在処を聴いたときに兼さんは成長できる伸びしろがあると確信しました。信じようと思わせてくれた一曲です。

あの兼さんパート込みの理由の在処をまた聴きたい、一日だけしかやらないのあまりに惜しいそれが良いのかもしれないけど!って、フォロワーさんとずーーーーーーっと言ってます…

 

空は知らない~選ばれぬ者~/幕末天狼傳2020

刀ミュにハマる予定はなかったのに、幕末天狼傳再演の「空は知らない〜選ばれぬ者の堀川くん歌うソロパート「空がそこにあるように それは当たり前のこと」の劇場に力強く響き渡る声があまりにも圧倒的で格好良くて堀川くんにハマりました…

「こんなはずじゃなかった」って思いながらハマる沼ほど深いんですよね…

 

ただ、勝つために/三百年の子守唄/蜻蛉切

殺陣をしながら険しい表情で歌い上げる姿があまりに圧倒的で、蜻蛉切が目の前にいる…!」となった思い出の曲です。戦場の臨場感が半端なく、一気に引き込まれました。歌い終わった後、あまりにも曲に入り込みすぎてて一瞬呆けてしまいましたが、静寂の後爆音の拍手が一気に会場に広がったのを鮮明に覚えています。たまに初演の若武者っぷりと再演の威風堂々っぷりを聴き比べてはうっとりしています。

蜻蛉切さんの「ただ、勝つために」で度肝を抜かれました。劇中でそこまでも上手いな、素敵な声だなと思っていましたが、爆発しました。ほんとに、爆発でした。威力が桁違い……

歌詞も、曲も、歌声もなにもかもが爆発的に強烈な一曲ですよね…。あの時点の、「ミュージカル刀剣乱舞はここまでやってくれる」をガツーン!と見せてくれた一曲だったように思っています。

 

Real Love/真剣乱舞祭2017/蜻蛉切

初めて刀ミュを観たのが円盤のらぶフェス2017で、どの曲も良いのですが「"歌声"が印象的だった?」と問われて真っ先に思い浮かぶのは蜻蛉さんですね。言わずもがな、英語の発音の良さとあの圧倒的な歌唱力に魅了され、元々本家のゲームの方では推しじゃなかったのに、刀ミュのせいで推しになってしまった刀の一振です。w

 

ソーラン節/真剣乱舞祭2018・2022

道民なのですごく馴染みがある曲なのですが、蜻蛉切の力強い「エンヤアァァァァァァァ」に度肝抜かれました。2018ももちろんですが、2022もパワーアップしていてさらにビビりました。

 

手が届くまで/三百年の子守唄2019/石切丸、青江
あまり自分の胸の内を吐露せず、歌もしっとりした感じのが多い青江がにっこにこの笑顔で楽しそうに明るく歌ってるのに衝撃を受けました。こんな明るい歌声は中々珍しいのでは?
可愛すぎて大好きです。

合いの手(?)の可愛らしい声の出所を理解するまで時間がかかった

あの「ハイッ♡♡」誰!!!???って今でもふと聴くとびっくりしますw

 

響きあって/歌合 乱舞狂乱

歌合乱舞狂乱大千秋楽「響き合って」のにっかり青江のソロパート"刻んで" ライブビューイングで見たとき、肩あたりの仕草と抜けるような声に耳目を奪われました 推しは今も昔も鶴丸国永ですが、これはある種の恋に落ちる音だったようで、その後にっかり青江単騎出陣に通いつめ、丸亀にも行くこととなりました

 

華のうてなⅡ/つはものどもがゆめのあと/三日月

あまりに歌声が麗しかったため、一瞬我を忘れて聞き入ったことが忘れられません。様々な意味で象徴的な一曲だろうと個人的に感じています。

●半座分かつ華のうてな、の部分の声の伸びにいつも鳥肌が立ちます。

●(音曲祭ver.)演出も込みでの衝撃にはなりますが、あんな全員の目が三日月宗近にしか向いていなくて、全員の耳が三日月宗近の声にしか向いてなくて、それを承知であんなそっと優しく寂しげにアカペラで歌い始める…それを十何公演も…?とんでもねぇお方ですよね三日月宗近

「数多の耳目を集めて愛でられることにいっさい怖じること無く、あるがままに美しい三日月宗近」を佇まいで体現してくれる三日月っぷりすごかったですねえ…

 

あどうつ聲/つはものどもがゆめのあと/小狐丸

北園さんの歌声の迫力に圧倒されました。阿津賀志公演からのレベルアップ具合が凄まじくてびっくりした記憶があります。

つはもので開幕あの声音をパーン!と喰らった瞬間鳥肌が立ちました。あれ以上の衝撃は、未だありません。北園丸すごい、と今でも思い出せます。

●衝撃でした。この曲で小狐丸および北園涼氏に落ちました。抜けられません。歌から始まったことや今までになかった曲調だったことに驚き、刀ミュが始まったの頃は特別上手い印象がなかった小狐丸の歌唱に感動しました。その後にある「守るべきもの」とのギャップも最高です。 小狐丸、大きく頼もしくなりましたね。向かう槌音やtimelineも併せて大切な曲です。

開幕曲であること、独特の曲調、歌唱力向上、総合的な楽曲としての力、様々な点で強いインパクトを残していることが伺えるコメントが寄せられていました。こぎさんかっこいい!!

 

Versus/つはものどもがゆめのあと/小狐丸
つわものの配信で聞いたときもすごい個性的な声で好きだと思ったのですが、音曲祭のときに会場で聞いたときは音の広がりに圧倒されました。Ah〜!って叫ぶ声が全方位に向けてビームみたいに放たれてるように感じて総毛立つような心地でした。

●小狐丸のあの歌声を最高に格好良く聞かせてくれるこの曲が大好きなので!!!(特にサビが最高です!)

 

いちまんとはこおう/源氏双騎 SOGA/髭切、膝丸
当時あまりの可愛さに悶えました。ひらがなの歌詞を歌っている感がしっかりと歌声で表現されていて、役者さんというのはすごいなとびっくりした記憶があります。

「おいかけっこの かげぼうし!」とかめちゃくちゃ可愛いですよね…。

 

Endless Night/源氏双騎 SOGA/髭切
本家本元三日月宗近ver.は深い歌声が伸びやかに響いていて心に染み入るような1曲。ビブラートや裏声の使い方がグッとくる。
カバーの髭切ver.は三日月と比べると儚さが増したように感じる。柔らかく、しかし力強くもある美しい歌声は心が洗われていくようでもあり、背中をそっと押されているようでもある。

●髭切さんのEndless nightに一目惚れしてしまって幕末以外だと髭切さんが好きです。スポンジケーキに生クリームを伸ばしてるみたいなロングトーンの歌声が好きです。粘度が高すぎず、サラサラすぎずみたいな…

表現が好きです!生クリームの声…!

 

情熱のSymphonia/源氏双騎 SOGA/膝丸

本家本元加州清光ver.は彼の可愛さと愛らしさ、かっこよさをこれでもかと言うほど詰め込んだ1曲となっている。とても愛おしそうに歌うその声は息が詰まるほどにこちらも愛おしくなってしまう。 カバーの膝丸ver.は清光の時とは異なるアレンジが歌声にマッチしていてとても良い。かっこいいと言うよりかは色気に振っている歌声。大切な人を思って歌う切なそうな声がたまらない。

●清光とは違った良さがあり、より熱っぽいところが印象的。 

 

倒れる終焉/結びの響、始まりの音

冒頭の堀川国広和泉守兼定の掛け合い。直前の「馬鹿野郎ッ!!!!」からのこの歌詞とメロディと声の相性がなんかもう全部ずるい、ずるすぎる……こんな、こんないいんですか?!


真白な鳥/葵咲本紀/鶴丸
先に2振り素敵な鶴丸2.5次元で顕現している中現れた、当時無名の新人を依り代に選んだ鶴丸国永……ピュアでかわいい個体だと思った? 違うんだなこれがを問答無用で“理解”させた歌でした。ファーストインプレッションがこれなの強すぎます。
もちろん、今の方が更に歌唱力が上がっているのはわかっているんですけれど、そう言う問題じゃなくて。あの時の衝撃が忘れられないんです。現在はだいぶ精悍な感じになってきてますが、当時の柔らかそうな頬の少年じみた風貌から発せられる、朗々と響く低音はインパクトがありつつ耳に心地よかったですね。湧き出た感想が「何だあれ」だった思い出。

●はじめての刀ミュ本公演が葵咲だったのですが、鶴丸のこの一曲で一気に世界観に引き込まれていった感覚を今でもはっきり覚えています。うまく言語化できずに申し訳ないのですが、鶴丸の主への想いや喰えない奴加減が一気に伝わってきて、刀ミュ本丸の鶴丸ってこういう男士なんだなって理解させられた曲でもあり、背筋がゾクゾクしてこれからの展開にワクワクさせられた曲でもあります。歌声の印象をうまく文に起こせずすみません。

 

鶴の一声/葵咲本紀/鶴丸
ストーリーに直接かかわる歌でありながらコミカルさ、ミュージカル感が入っており、新鮮だった

 

キミと見上げたあの日の空に/葵咲本紀/鶴丸

鶴丸のキミと見上げたあの日の空にはとても印象的でした。ゲームからの鶴丸推しで、ミュ鶴を初めて現場で見て聞いて、物凄い鶴丸みつけてきたな、と本当に驚かされました。音楽に全く詳しくない素人なので、何がどうすごくのかはわかないですが、ずっと聞いていたい歌声だとおもってます。

 

太刀風葵咲本紀

太刀風です。ミュージカル刀剣乱舞を見た事がなかったときに、テレビで放送していた「太刀風」の鶴丸国永の最初の一声があまりにも鶴丸国永で鶴丸国永推しであったこともあり刀ミュに興味を持ちました。

正直”歌声アンケート・インパクト部門”で括ったら、そら鶴さん出ますよってパートになりますよね!笑

 

三万七千の人生/静かの海のパライソ/鶴丸、民衆

鶴丸国永の魔王のような歌声とその所業に体が震えました

●冒頭の子守唄~神の子が合唱のそれとしてインパクト大であるのに対し、一フレーズめから深く低く重く響いてきた地獄を歌わんばかりの歌声で配信だというのに耳から全身がしびれました。

●ザ・ミュージカル!!怖い!!鶴丸怖い!!!となった思い出深い曲です。葵咲本紀で垣間見えていた場慣れ感、狡猾さなどのキャラクター性がレベルアップした歌声と相まって大爆発した一曲だと思っていて、一気に鶴丸が好きになりました。

●ザ・ミュージカル!!な曲と振り付け、舞台装置?でとても印象的です。そしてあれを歌う鶴丸国永の堂々たる様子がだいすきです!!
パライソはグランドミュージカルの下敷き、というか…な作りになっているとてけさんのツイートでお見かけしたと思うのですがとても納得していて、宝塚のベルバラとか1789とかああいう作品の展開を彷彿しました。鶴丸国永があれを歌う心境がわかるとあれは涙なしでは見られないし…とても心がふるえます。

●まず群衆を地獄へ導く鶴丸の声の迫力に圧倒されました…コーラスに負けない声量を推しが身に付けていた事もすごいと思ったのですが、それを毎公演やり遂げて白き悪魔になってる姿に恐怖と興奮で鳥肌が立っていました
また曲の構成にも驚いた点がありました
この曲が王道グランドミュージカルの楽曲作りを踏襲してるという点です
この曲を聴いて真っ先に浮かんだ曲が、エリザベートの「ミルク」でした
この作中で鶴丸はある種狂言回し的なポジションも担っていると考えているのですが、そのような立ち位置のキャラが群衆に混じり煽動する、という曲と場面の構成、めちゃくちゃ「ミルク」なんですよ
ルキーニがウィーン市民を革命へ誘うように、鶴丸が島原の民を一揆へと誘う
構図同じなんですよ…そしてこの構図はグランドミュージカル王道中の王道だと思うんですよ
なのでシーンにはパライソが王道グランドミュージカルを目指しているのだという方向性がはっきり見て取れるシーンでもあると思っているので、そういう意味でもとても印象的な楽曲です

『三万七千の人生(ライブ)』については、あまり男士が見せることのない『恐怖』を抱かせる類の歌声と物語上の役割の重さ、内心を圧し殺して悪役に徹する鶴丸の役者ぶり、加えていわゆるグランドミュージカルを彷彿とさせる演出が相俟ってか、上記以外にも熱のこもった文章が多数寄せられていました。「さあ聴かせてみろ お前達の歌を!」と煽り立てながら大幣のタクトで民衆をひとつにして地獄への道を先導する姿は、本当に『ミルク』のルキーニ、『民衆の歌』のアンジョルラス達、『誰のために踊らされているのか』のロベスピエールあたりを悪魔合体させたような立ち位置の曲ですよね…。

 

白き息/静かの海のパライソ/大倶利伽羅

大俱利伽羅の『白き息』が、歌声が予想以上に重低音で驚いたのと甘さも感じる響きで、この公演ですっかり牧島さんの大俱利伽羅のファンになったので印象に残っています。

●白き息はパライソ1部の大倶利伽羅の曲なのですが、息を吐く、サビに向かい上がるなど見どころ聞きどころが多く大倶利伽羅役の牧島さんの上手さがとても分かる曲だと思います。

●ホール全体に響き渡る力強いサビに、倶利伽羅の強い意志や三百年での葛藤への現時点での答えを感じられるようで非常に印象的でした。その一方で、捧げる花も、や、その背にたたまれた白き羽の部分などは、力強さを残しつつも優しさややるせなさを感じさせる声の震えが伴われているなど、曲中での雄弁な歌声の変化も心に残っています。

 

明け暗れ刻・明けに染まる刻・遺された志/静かの海のパライソ/豊前江・松井江
推しが歌っているから好きというのはもちろんですが、それを抜きにしても明け暗れ刻と明けに染まる刻はパライソ楽曲の中でも特に好きです。悲壮感の強いパライソの中でもこの二曲には希望を感じることができ、豊前江の伸びやかで力強い歌声が印象的です。同様に遺された志も決して明るくはない場面の後に歌われる曲ですが、場面の悲しさを受け入れつつ役や観客を明るい方向に向かせてくれる歌声だと思います。「朝」や「風」という豊前江らしいワードを力強く高らかに歌っているこれらの曲が大好きです。

 

Supernova/静かの海のパライソ/松井江

何回聞いても歌詞の意味が意味わからんすぎるのに、松井江くんの独特なハスキーボイスで歌われるとかっこよくてたまらん歌にきこえました。

●初めてみた本公演の2部曲です。全て勝手な印象なのですが1部で聞いてた松井江のやや低い声から想像していた歌声と、歌唱中の高音との差が癖になり耳から離れず気にいっております。ちょっとしたバグ的感覚です。

 

風の先へ/真剣乱舞祭2022/豊前江、蜻蛉切

豊前江の声の響きがすごくよくなっていてびっくりした。パライソ2020や心覚の時にはそのような印象がなかったから、とても成長を感じてよかった。

 

大地とこんにちは/東京心覚/桑名江

桑名江がミュに出ると聞いてワクワクしていたらこんなにも自分色を出してくる曲を歌ってくると思いませんでした。おーいと呼びかける時の声の伸びが最高です。

●コンコンコン、で始まったはいいけど何もわからず、わからないけど懐かしく優しい声に今でも聞くと泣きそうになる歌です。

いや本当に…初見時は場所も状況も行動もなにひとつ分からない状態で聴いた曲でしたが(笑)それでもあの声の豊かさ、温かさは心に沁みました。

 

花の雨 君の名残/江水散花雪/山姥切国広

江水散花雪の「花の雨 君の名残」の山姥切国広の歌声は、山姥切国広の歌声の良さがメチャクチャ出ていて最高だと思います。感情をあまり出さないキャラクターから出る歌声が、こんなに感情溢れる少し寂しげなものなの…!?と初めて聴いた時は衝撃を受けました。

●今までのミュで聞いたことないナマの三味線に合わせて歌うのがとても新鮮だったし、うま過ぎて毎回聞き惚れてた。

 

美しきひとひら/江水散花雪/山姥切国広

山姥切国広が誰とも重ねずひとりで歌い続けた歌のほぼ全てが江水散花雪という作品の暗喩に通じたなか、この一曲に初めて現れた「山姥切国広」の問いがずっと頭に残って離れません。「散るひとひら ひとひら」が花弁の散るような音階に聞こえてならないことも拍車をかけています。

「聞かせてほしい~」からの優しく暖かになるメロディーと山姥切の語りかけるような歌い方が好きです。 歴史の流れを見守る刀剣男士は役割上その歴史の人間たちより高い視座にいるのだと思いますが、"正しくない歴史"で"化け物に成りはてた人々"に向けて歌われるこの歌から、 刀剣男士からその時代を生きるすべての人々への確かな慈しみや愛を感じられて、改めて刀剣男士の存在や在りようが尊く愛おしいなと思いました。

 

人知れず/江水散花雪/肥前

CDの発売で「Burn Out」が公演と違いすぎて話題になりましたが、個人的には「人知れず」も肥前くんの色んな歌声が聴ける曲になってるなと思います。基本的な肥前くんの歌声のイメージは濁りがある、カサカサしてる感じで、「お前が知ってる」も公演版「Burn Out」もそれに概ね則ってる歌い方だと認識しています(ハスキーボイスが上手く理解できていないので、今回は使いません)。ただ「人知れず」に関しては結構極端で、始めの「選んだわけでも〜」はかなりカサカサしてるのに対して、サビの「人知れず咲く花あれば〜」ではカサカサ感が薄れ一気に響きが広がった感じがします。歌の表現の仕方かもしれませんが、現地で観劇した時はこの違いがとても印象的でした。
また、らぶフェス2022大千秋楽の「お前が知ってる」でも、ラスサビの「それでも構いはしない」のフレーズがそれまでの公演で「それでも構゛い゛はしなァ゛い」のような発音だったのが
「それでも構゛い゛はしなぁ(゛)い」とまろやかになっていたのもあり、これもしかしたら今後思いもよらない方向の歌声で殴られるかもしれないと怯えています。(この時点で最推し)

 

抱きしめて、雨/江水散花雪/和泉守

そしてそして、兼さんの待望のソロ曲、
【抱きしめて、雨】ですです!!!
江水で初めて聞いた時はもうほんとに気が狂いそうなくらいテンションぶち上げでした。そこから更に歌が上手くなった乱舞祭では無事に天への道がひらけたのですが、やはりなんと言ってもCDが出たことによる2番の歌詞ですね。
滅多にいないよ?絶対俺以上。
いつかいつか愛してとかもうほんとにあのかっこよくて強い自信満々な兼さんがすがりにすがっているような歌詞がもう最高ですよ。
それを歌ってる時の表情がみたい。

幕末初演の頃から和泉守兼定として生きている有澤さんの努力・物語がなければこの曲は生まれてなかったのではないかと思ってしまいます。「かっこよくて強い」を刀ミュの世界で極めるというのはこういうことなんだなと見せつけられた曲です。らぶフェスでは長く美しい髪と衣装をこれでもかと翻しながら情感たっぷりに力強く歌い上げる彼の所作に、特別推してるわけではなかったはずなのにすっかり刀ミュの和泉守兼定をすきになってしまいました。

 

CONFEITO/歌合 乱舞狂乱
普通に歌声の無駄遣いすぎて笑いました。

端的にして完璧でこっちも笑いましたw蜻蛉切×堀川国広のガチ強カードをトンチキ曲で切ってくる思い切り!これぞミュージカル刀剣乱舞!!

お堅い蜻蛉切さんがクスッと笑わせてくれるなんて思いもしなかったです。掛け合い、美声、背景映像の金平糖が合わさってなんとも言えない面白さでした!

●曲調と歌唱力の所為で甘いラブロマンスな唄に聞こえる根兵糖の唄という伝説の謎歌

 

かみおくり/真剣乱舞祭2022

水心子くんの歌が明らかに心覚のときと変わっていると感じた一曲です。上質な絹をたっぷり使ったドレープのような声に、なにこれ知らん…おれたちの祖がこんなに美しく色っぽい歌い方もできるなんて聞いてない…と震えました。舞台上から客席最後列まで一直線に放たれるビームのような「晴れ渡る空が待つだろう」にグレートカネヒラ砲だ!!と大はしゃぎしたのも記憶に新しいところです。

 

re:verse/真剣乱舞祭2022/蜻蛉切

真剣乱舞祭2022の『re:verse』現地で生歌を聴いた時、「こんなポツポツと口から溢れるように歌って歌えるのか」と衝撃を受けました。何度も生で聴きたいです。

 

御守りと武器/春風桃李巵/鶴丸

「御守りと武器」です。鶴丸の歌声は低く雄々しいイメージがあったのですが、この楽曲ではまさに愛姫を思わせる女性的な歌声と歌い方で驚きました。

●「埋まらぬもの」「御守りと武器」 かたや老獪な豊臣秀吉、かたや夫への愛を貫く愛姫という、全く異なる役柄を鶴丸というキャラ1人に任せるというその楽曲の作り方にまず驚き、それを見事に演じ分けた鶴丸もとい来夢くんにスタオベを送りたい曲です

 


★落涙部門

脱いで魅せまショウ/三百年の子守唄/千子村正

今はなきAiiAで聞いた時、比喩でなく泣きました。ビジュアルで一目惚れしていた村正が想像以上に格好良くて素敵な歌声で生き生きと歌っている……!と感動しました。歌詞と印象的なその歌声で、当時実装されたばかりの千子村正を観客へと見事紹介しきってみせたと思います。1部曲なので近年はフェスでも聴けない曲ですが、私にとって千子村正といえばこれ!という曲です。

 

あどうつ聲/つはものどもがゆめのあと/小狐丸

小狐丸担の私と友人二人で「阿津賀志公演でソロが無かった小狐丸がM1を任された!しかもこんな難しい歌で!!」と泣いて喜んだ歌。

 

華のうてな/つはものどもがゆめのあと/三日月
こんなに美しくてかなしい曲が他にあるだろうか…いや、ない(反語)
愛おしいものに語りかけるような歌声がいつきいても切なくてかなしくて涙がでます。ミュージカル刀剣乱舞の真髄が詰まってる。

 

あなめでたや/青江単騎/青江
極めて戻ってきてくれた青江が笑顔でこの曲を歌って踊ってくれたのが嬉しくてとても強く印象に残っています。現地ではボロボロ泣いてました。

●私の最推し。青江単騎はどの曲も大好きでめちゃくちゃ悩みましたが「あなめでたや」は本当に特別な楽曲だと思い選びました。極の戦装束に身を包み、スーッと息を吸い込んで「あなめでたや めでたい雲が空に翻り カササギの声響き渡る」と、歌い出しの歌詞を嬉しそうに伸びやかに歌う青江に、迷いのない優しい歌声に涙が止まりませんでした。

にっかりさんはやはり単騎の『あなめでたや』、とくにアカペラのフレーズにコメントが集まっていました!あれはもう、仕方ないですよね………。みほとせ→歌合→青江単騎で綴られたにっかりさんの物語が「祝福」で締めくくられたこと、あの本丸から贈られた花のような気がします。

 

●葵咲1部での村正蜻蛉切の「誰がために」
心覚1部での「はなのうた」
江水1部での山姥切国広のソロ(特に終盤での「美しき ひとひら

この3曲に関しては初見で観劇した際物語の流れの理解が追い付かなくとも歌いかたや魂に語りかけて迫りくる何か、魂レベルでダイレクトに伝わるものがあって自然と涙が零れてました…。

 

巣立ちの舞/源氏双騎 SOGA/髭切・膝丸

髭切膝丸双騎出陣の曲ですが、舞の演出とともに歌詞も何もかも、セットで好きです。この曲は曽我物語の母に向けた曲なので普通ならば刀剣男士としてのストレートプレイの中で歌われることは無いと思うのですが、だからこそ双騎出陣での、髭切と膝丸が人物を演じるという形で生まれた刀ミュならではの奇跡の1つなんだな、と思うと同時に、人物の感情を代弁する悲しくも美しい表現が、そこに曽我物語がこれまで愛され語られてきた理由が凝縮されてるんだなぁと、感情のダムか決壊する感じで、込み上げてくるものがあります。

 

よさこい/真剣乱舞祭2018/陸奥

最初の「よっちょれよ」を聞いた瞬間、今までの陸奥守の努力を想って涙が止まらず記憶が消えました。

 

問わず語り/東京心覚・真剣乱舞祭2022

本編をまだ見れていないにも関わらず、曲をヘッドホンで聴いただけで泣きました(すぐ泣く)。桑名くんの柔らかい歌い出しからのオーケストレーションハーモニクスが今までにない曲だと思いました(ふ桑名くんもっと歌ってほしい・・・)

ほしい………………

●言わずもがな泣ける曲です。
現地で聴いた時なんて優しくて温かくて切ない曲なんだろうと思った記憶があります。
心覚メンバー8振りのオリジナルバージョンもそれぞれの個性が出てて本編内のみんなの思いが伝わってきてすごいよかったし、らぶフェスの大人数での歌唱も声に厚みや重みを感じられて何度聴いても当時を思い出して泣けます。
ちなみに私は光世の「誰もいなくても日は昇り沈む」という歌詞が歌声も合わさって心にグッときて大好きです。

●問わず語りは、私が初めて現地に参戦した東京心覚で聴いて、その時は本当に人生が辛くて仕方なかったので、現地で号泣した曲です。そんな曲ですが、今年のらぶフェスが開催決定した時から、「問わず語りはかざぐるまポジの曲なんじゃないか」とか「多分らぶフェスの最後で皆で歌うんやろうな〜」とかを考えていたら、予想的中で、嬉しさ反面、初日2公演に参戦できた嬉しさや昨年よく頑張った、という気持ちが強くなり、結局らぶフェスでも泣いてました。寄り添ってくれるような、僕たちはここにいるよと言ってくれるような優しい曲調が大好きです。

 

●Impulse/三百年の子守唄2019歌合 乱舞狂乱
私を刀ミュの沼に突き落とした大災害()です。
元々刀剣乱舞をプレイしていましたが、ミュの存在は知れどもあおさく本公演までは意識して観ていませんでした。(村正が気になってるものの、2018紅白の時はおおーとなるくらい)その後、この曲を聴く機会があり、鳥肌が立ったのを鮮明に覚えています。歌合で蜻蛉切&鶴丸で披露されましたが、嬉しさ半分、公演時にライビュとかでも良かったのになんで観に行かなかったんだ……(当時は高校生なのでDMMに登録できない、部活が忙しいので引退まで現地に行けない、実家の最寄り駅が10キロ先のクソ田舎)村正派のはもう観れないかな……となっていた所に音曲祭でのパフォーマンス!現地で大泣きしました。

最後でウワーーーってなりました!!おめでとうございました…!!

ライブ公演ならではのシャッフル・新曲も醍醐味ではありますが、こういう「映像で見て痺れたあの曲を、今度は生で見られた!」の喜びを思うと、やっぱり元祖の本刃歌唱にもしっかり枠は取って頂きたいですよね!!!

 

14th son/江水散花雪/小竜

今年の真剣乱舞祭で生歌を初めて聴いて、本公演中(に流れた音源版)では伺えなかった小竜景光の心情がストレートに伝わってくる歌声に心打たれました。 本公演以外でまさか聴けるとは思っていなかったので放心しながらも聴き入っていたら英語歌詞ながら心に刺さり気づいたら泣いていました。

●真剣乱舞歳2022のRe:verseからの14th son。曲の繋ぎ方、演出が最高でバラード楽曲の流れだけでなく歌詞の内容、双方の別れの解釈、対比のように表情が違いそれを表現している二振。完璧過ぎて涙が止まらなかった。

●全英語なのも独特だし、 物語内楽曲で1人の人生を歌ってるのも珍しく、聞くだけで舞台の情景が出てきてじーんとなる。優しくしっとりとした歌声もとても合ってる。なにより最後にだけ小竜の気持ちが入ってて、それがまた沁みる。

 

「可惜夜の雲」: 初めて聞いた時から今も、涙が止まらなくなる曲です。歌詞もさることながら、歌唱力&演技力のWコンボでもっくんに泣かされます。再演の時の歌い方の変化(うまく言えないのですが)で、更に涙腺破壊された覚えが……。なんという歌詞!それを表現出来る歌唱力と演技力!CDで聞いても涙が出ます。

「この花のように」「華のうてなⅠ.Ⅱ」

三日月&黒羽麻璃央のオタクなんですが(白状)、それまで外見が美しいとか三日月の存在自体が好きーとかいう軽い感じのオタクだったのが、完全に完膚なきまでに叩き落とされたのがこの3曲でした。歌唱力、歌声、演技力、歌詞、全ての総合力で三日月のオタクは死にました……
それと共に、ミュージカルとは歌唱力と演技力、あと説得力も必要なのだなと思い知った曲でもあります。ミュージカル俳優さんの凄さに日々ひれ伏す毎日です。

「おぼえている」:多分説明不要かな、と。この曲に出会えて今がある気がします。初めて劇場で聞いた時の衝撃が忘れられません。あとこの曲もCDでも泣きます。(今思い出しながら耐えられなくなってため息つきました。抱えるものが大きすぎる……)激情が歌に乗っているな、と思いました。

「問わず語り」: わっかんねーと思いながら配信で見た「心覚」の最後でこの曲がかかってきて、訳も分からないままただ大号泣した思い出……とにかく心が震えました。「心覚」という物語をわっかんねーなりに、でもなんか好きだなぁと思いながら見ていた最後に、包み込まれるような気持ちになって……。何度も見る度に歌詞を反芻し、心に刻み、今を生きる活力をもらっている気がします。すぐ傍で、語りかけてくるような歌声が印象的です。

「ほころび」: 何故かこの曲も聞くたびに暖かい気持ちになって泣いてしまうんですよね……「心覚」の曲は(いや、もうどの公演の歌も全部なんですが)どれも大好きで、この頃あったツラかった出来事全部、大丈夫だよと言ってもらえている気がして、今も心の支えにしています。

「倒れる終焉」: こんなことを言いつつ、幕末も大好きで。特に中二の時から新撰組が好きな私としては幕末組が嫌いなわけがない訳で。そんな史実の新撰組オタクとして、この曲はもう……心臓を八つ裂きにされるような思いで聞きました……。土方組が歌っちゃうんだもんなぁ……それも淡々と……。ミュージカルの素晴らしさを再確認した歌でもあります。

なんだか取り留めなく、歌声に言及するでもなく語りまくってしまってすみません。書こうと思ったら全曲いけちゃいそうなので、ここら辺で自主規制しておきます(汗)

このまま全曲行っちゃってください!!という思いのまま、まとめて掲載させて頂きました(笑

「おぼえているんだ あたたかいてのひらを おぼえているんだ あたたかい あのかたの……」「「「血潮」」」の掛け合いとか、第一作にして抉りこむような歌でしたね…。ごく短い阿津賀志山の回想があそこまで膨らんだことに、当時ふわぁあ…ってなってました。

 

 

★テクニック部門

●刀ミュの楽曲を聞いているのが周囲にはもれ聞こえたようで、それが女性の声に聞こえるらしく(誰一人居ないのであり得ない話なのですが)、アーティストは誰か聞かれたことがあります。
村正でした…
刀ミュをよく知っている方とも話したのですが、なぜかあのなかで女性の声として認識するものがあると村正パートだったりする、わかりますそうですよねという会話もありました。
性別:千子村正 な歌声に不思議とはまりました

これなんでなんだろうって考えてみたんですが、「男性的な歌唱をするときの男性歌手からはあまり出ない発声・テクニック」がふんだんに使われている感じはあるのかなと思いました。太田さん自身の声が特段高い訳でも、しゅんやくんのようにミックスボイスを多用している訳でもないと思うんですが、腹筋を感じさせない曲線的なフォールや甘えたよなうな鼻腔+硬口蓋の声がドラァグクイーン的な要領で中性的に聞こえやすいかなと。

 

●五月雨江は、雨と雲と犬のファルセットが綺麗で美しいんです。もちろん山姥切国広もかなり綺麗なファルセット使いですが、私的には五月雨江のファルセットが綺麗でここまで来て欲しいなってところに的確に音を当ててるので聞き心地が良くて好きです。

あのファルセットは、雨さんといえば!みたいな音になりましたね。別の曲でも聴ける機会があれば嬉しいんですが…!!


美しき ひとひら/江水散花雪/山姥切国広
これを観に江水13公演行ったと言っても過言ではありません。山姥切国広先輩、というより大悟くんの歌い方ですかね、いい意味で空洞がある歌い方というのでしょうか。スカスカということではなく、温もりを感じる空気が含まれているというか。手を温めるときに使う息の暖かさというか。兼さんのような高密度ではないんですが、どっしりとはしているけど樹齢100年の大木の根を張っているわけでもなさそう…。(先輩パワーならやりそうだけど声的な意味で!)でんじろう先生の強すぎる空気砲を100連発、いや、無限に連発したイメージです。でも空気のような軽さはないんですよ…。表現って難しい…。この歌い方をこの曲に活かすととんでもないことが起きるんですね。とにかくフレーズの使い方が綺麗。膨らみを持たせるのがうまい。私自身、ピアノ、エレクトーン、吹奏楽をやっていたのでなんとな〜くくらいはわかっているつもりなんですが、フレーズの使い方って難しくないですか…?スラーの付いているものだとわかりやすいんですけど、スラーなしでフレーズ感じて!ここに向かって大きく!ここで息継ぎ!と言われてもピンと来なかったり、感覚でやってきたので…。間違っていたらすみません🙏フレーズを使いこなしている先輩、声に幅や立体感が生まれているのがすごいなぁと感じました。「散る ひとひら ひとひら」という歌詞では空気が震えていたり、声が空気に溶けたり…。素敵な声をお持ちですよね。会場に響き渡る声なので会場がビリビリ震えていました。ものすごい肺活量だろうと推測しているのですが、先輩の歌声は“聴く”というより“浴びる”だと思っています。

「おおー…!!!」と思いながら読ませていただきました。確かにまんば先輩は座組比ですごく胴と喉を太く使った歌い方をされてますが、そこに圧を掛けずふわっふわっと響かせる『美しき ひとひら』のような謡い方をすると”空洞がある・温もりを感じる空気”という表現になるのもわかる気がします。フレージングに着目する聞き方もおもしろいですね!…このまま書いてると一言コメントの規をこえた分量になりそうなので、ちょっともう少し聞きこみます…!!

 

白き息/静かの海のパライソ/大倶利伽羅
趣旨とは少し離れてしまうかもしれませんが、中の人の技巧がつまった曲の1つだと思いました。自分は少し合唱を齧っただけの素人ですが、聴く人に歌詞を理解してもらうのは結構難しいと感じています。この白き息は「息」や「血」、「花」など、わりと子音に気を遣う歌詞が多くて自分じゃあまり歌いたくないと思ってしまうのですが(笑)、歌詞の1つ1つが分かるように、なおかつわざとらしくなり過ぎないように歌っていて本当にすごいと思っています。それでいて、三百年を経て鶴丸を支えるまでに成長した大俱利伽羅の、朗々と歌い上げる力強さが歌声に表れていて大好きな曲です。

これもなるほどー!と思いました。「しろき いきを きらし」あたりのi音率とか、確かに舞台上で歌いたくないですね!!笑 牧伽羅ちゃんの、芯が通り、歯切れが良いのに豊かな歌声と『ミュージカル本丸の大倶利伽羅』役は本当に幸福な巡り合わせです…。

 

Blackout/真剣乱舞祭2022/蜻蛉切
どこをどう切り取っても圧倒的なパフォーマンスと歌声ですが、特に…特に"I think it's time"の英語の発音のthやsの摩擦音やtの無声閉鎖音のときに出る帯気音が天才的でした。ぜひ、Gateway や14th sonを歌って欲しいです。
そして地を這うような低い音から、突き抜けるような鋭い音まで、瞬時の声の切り替えが恐ろしいほどうまかったです。

フェチの方だ~~~って喜びでジタバタしてしまいました!!笑 当たり前ですけど、ネイティブの方であっても歌唱時の発音が美しいかどうかってまた別問題ですもんね!!以前スペースで「色気には鼻腔の音が、”感情が出る歌い方”には掠れが大きく関わるみたい」的な話をしましたが、その”掠れ”と似た塩梅で、ダイナミックなメロディ⇒囁くような帯気音が効果的に決まるとすごくドラマティックに聞こえる!確かに!!ってなりました。

 

旅人のうた/青江単騎/青江
 私事ですが、この歌の正式タイトルをこうして挙げられることに途方もない喜びを感じています。感覚的には先のかざぐるまと似たところがあり、初観劇時でもくっきり記憶に残っていた曲です。
 また、個人的な感性にはなってしまいますが、全体的に青江単騎の曲は配信より現地で観劇した方がどの曲も歌唱が上手く聞こえていたなと感じています。観劇・配信視聴を共にしたのは二期愛知・四期香川ですが特に香川時は顕著だったと思っています。
箱に合わせた歌唱をしていると言っていいのでしょうか、柔らかな声が空間を満たすような歌唱という印象を現地では受けていたのですが、配信だと録音の関係でしょうか?平面的でパキパキとした声の印象を受けました。
 個人的に好きなのが「結んで開いたら閉じて この手がきっと覚えてる」の「が」。くっきりした鼻濁音であり曲全体の中では低めの音を取るこのフレーズですが、この音に脇差らしさと少年~青年らしさを勝手に感じており、全体的に大人っぽいミュ青江の「成長しきっていない肉体」を幻視して勝手にテンションを上げています。
類似は同じく青江単騎「てのひら」の「てん てん てのひ『ら』 開いて閉じて」。

これも分かります。各期の歌声自体にも変化はありましたが、それを差し引いても、会場ごとの空間に馴染む歌い方をされているように感じました。発声法は全く異なりますが、会場を自分の発声体の一部として歌うオペラ歌手の方達と少し通ずるところがあるような…。

 


★日替わり・カバー曲部門

【美しい悲劇】

加州&堀川/真剣乱舞祭2016

美しい悲劇はもはや課題曲のように扱われているにも関わらず、2016で聞いたあの組み合わせ(加州、堀川)が忘れられない。最近は感情を込めることに重きを置かれているが、元々はダンサブルなナンバーであり、その中でも感情の発露が強かった真剣乱舞祭2016が未だに正解なのではないかと思っている

三日月&清光真剣乱舞祭2017

最高のデュエットでした。ハーモニーが本当に美しく歌のイメージとも合致していていて、刀ミュデュエット曲の中では一番好きです。(ほぼ同着でImpulse)色々な「美しい悲劇」が出てきていますしこれからも増えるでしょうが、美しい悲劇組み合わせとしては不動の一位です。

清光&鶴丸壽 乱舞音曲祭
これぞ歌声手合わせのタイマン殴り合い……!! 大人げない加州が全力で食いにいったーー! しかし受けて立った!鶴丸受けて立ったぞーー!!
と手に汗握る熱い戦いでした。美しい決闘を観ているようでドキドキしました。

実況に笑いましたwアレンジ合戦のバチバチ悲劇でしたね!相手が蜻蛉さんや三日月だったら鶴さんももっとお利口に歌ってしまってただろうところ、オラどうした!来いよ!やれんだろもっと!!とばかりカッ飛ばす加州先輩にガツーン!とぶつかりに行く感じ、印象的な悲劇でした。

普段とは違う儚い歌声をしている和泉守兼定がいるから

浦島&篭手切壽 乱舞音曲祭

壽乱舞音曲祭の『美しい悲劇』の浦島虎徹&篭手切江ペアの回です!浦島虎徹の今まで聞いたことのない艶っぽい歌い方を聴いて衝撃を受けたのを覚えています。『Blue Light』も同じ系統の艶っぽさで最高です!!

脇差悲劇、なんであんなに色っぽかったんでしょうね…。音曲祭日替わりの中でも特に大好きです。

明石国行&大包平真剣乱舞祭2022

悲劇に絶対させない安心感が逆にツボりました。

対悲劇最強決戦兵器・大包平

五月雨&松井真剣乱舞祭2022

五月雨江の切なる想いが込められているかのような歌声と松井江の強い信念を感じられる歌声がとても好きです。

この二振り絶対歌い方の相性良いと思ってましたが、期待通りで感無量でした!

 

【Timeline】

堀川&山姥切/真剣乱舞祭2022

甲乙付け難いのですが、一番度肝を抜かれたのは今年の乱舞祭の国広兄弟のTimelineでした…!
土方組や村正派のデュエットが合うのはもちろんそうだとは思っていたのですが、ほぼ絡みのない状態であんなにしっくりくるとは…!と驚きました。

堀川兄弟も正式デュエットの実装が待たれますね!!

大包平&村雲/真剣乱舞祭2022

こんな優しい歌い方も出来るんか大包平(驚愕)

分かりますwTimeline大包平、やさしい。

五月雨&小竜/真剣乱舞祭2022

江水で、小竜くんのファンになり、歌声も好きだったんですが、このTimelineを歌うときにあまりにも甘い歌声でびっくりしました。柔らかめの歌い方をする五月雨の歌声ともすごく合っていて、すごく印象に残っています。

これも分かります~~~日替わり小竜くん、悲劇でもTimelineでも、なぜか一気に声が甘ぁくなりますよね…!? 雨さんとの相性も素晴らしかったです。

 

 

解けない魔法/真剣乱舞祭2018/青江・村正

別名イケナイ魔法。友人に言われるまで一年ほどリプレイスだったことに本当に気付きませんでした。艶を帯びた声質と歌い方をするにっかり青江と千子村正だからこそあれだけ独自の世界観を作れたのではないかと思います。凄くセンシティブな感じに仕上がっていましたが聞けば聞くほどどこか二人の寂しがりやで無邪気な面も垣間見えてきて個人的に好きな曲でもあります。

●このふた振りの組み合わせ、当時も予想はされていたのでしょうか…。初見時の「えっ?!えっ!!?そのカード揃えたの?!!」という驚きがいまも思い出せます。
本家の加州よりも妖艶さが匂い立つ歌い上げ。主体となった、方向性を定めたのは村正でしょうが、際立たせたのは青江。主軸を太くするかのような掛け合いで聴いていてとても気持ちよかったです。

そもそもあの頃、代打やシャッフルではない形で「他の男士の持ち曲を歌う」自体がほとんど無かったですもんね。加州単騎2018でJackalが出てびっくりしたくらいで…。お祭り公演だとこんな男士と曲の組み合わせも見られるんだ!?という楽しみの先駆けになってくれたカードだったように思います。コンビネーションも素晴らしかった…!!

 

Impulse/歌合 乱舞狂乱/蜻蛉切鶴丸
シリーズ内でと言っていいのかわからないのですが。刀ミュにズブズブになったきっかけの曲です。本家ももちろん素晴らしいのですが、この2人の組み合わせの本家とはまた違った歌声のまとまりの良さ凄くないですか………初っ端のspiさんの歌声の迫力に引き込まれ、その後の来夢さんのAメロの声の響きにも引き込まれ…夢中で聴き入ってしまいます。2人のもともとの歌のうまさ・センスは言うまでもないですが、spiさんに引っ張られて来夢さんもさらに良くなっている気がします。

 

●壽で膝丸と千子村正が交代していた思ったのですがお二人は案外似ているような気がします。それを思ったのが「Can you guess what?」のメロで「罪深き契り〜」です。膝丸が他のメンバーよりも際立って(まるで眉間に皺を寄せているような)悩ましげな歌声で驚きました。千子村正版では悩ましいのですが芯のある魅了みたいな印象だったのでこんなに「悩ましさ」って細分化されるのかと驚いた覚えがあります。

”膝丸と村正に似通ったところがある”だけで見ると奇怪な字面ですが、この悩ましさ違いの表現分かります!「つ”ぅー”みーぶかきちぎりー」の「ぅー」を中心に、硬口蓋の華やかさが添加されている村正、「ン…」と唸るような鼻腔の色が乗っている膝丸、色合いの違った艶がありますね。

 

●カバー曲の話になってしまうのですが、乱舞祭2022(5月バージョン)のETERNAL FLAMEの村正さんのフェイクを聴いた瞬間、綺麗すぎて何故か泣きそうになったのを覚えています。三百年初演当時のツンとした村正の姿から考えると、こんなに楽しく感情を解放して歌うようになるなんて想像できなかったなぁ…という、本公演の文脈を含めた感慨がありました。

5年の時間をかけて柔らかくほどけた村正の声、美しかったです……。

 

●真剣乱舞祭2022大千秋楽の揺ら揺ららで蜂須賀が1番高いところで歌ってたのはほんとかっこよくて印象に残ってます。色っぽい雰囲気で大好きでした!!
あと真剣乱舞祭2016で蜂須賀と和泉守が2人でプロローグを歌ってるのが大好きです!!私が蜂須賀と和泉守が大好きなので推し2人が楽しそうに歌ってたのは印象に残りました!!

なにしろお祭り皆勤賞!色んな顔を見せてくれるようになりましたね蜂須賀…!

 

Real love、Blackout/真剣乱舞祭2022/千子村正蜻蛉切

シリーズとは違うかもですが、真剣乱舞祭の村正組の「Real love」「Blackout」は、歌声から、ドラマが一気に立ち上がってくる感覚を味わったのでこれも印象深いです。あの一曲だけで、彼は/彼女はどんな人でどんな背景を背負って、今どんな話を物語ろうとしているのか、世界が立ち上がってくるような感覚を味わいました。

●乱舞祭2022の村正派のソロ曲交換です。お互いの声と表現力あってこそのアレンジに圧倒されました。早く円盤かアーカイブ配信でまた浴びたいです

●Blackout(蜻蛉切 ver.)…千子村正の曲を蜻蛉切さんが歌うことでこんなにも解釈が変わるのかと驚かされました。編曲・アレンジも大変素晴らしいと思いました。お互いの曲を交換して歌うというそのこと自体が言葉にできないくらい衝撃でした。 ・RealLove(千子村正 ver.)…blackout(蜻蛉切 ver.)の時に感じた感想と同じです。疑いようのない真実の愛を歌った唄なのにどこか寂しさを感じて、初めて聞いた時は泣いてしまいました。

(Real love)この世界観は千子村正にしか表現できないと思いました。

せっかくなのでセットで!企画自体も実際のアレンジと歌唱も、本当にこの方達は「ミュージカル刀剣乱舞の最高到達点を押し広げる挑戦」みたいなものを任されているなと感じました。

 

クロニクル/真剣乱舞祭2022/堀川、鶴丸

手加減なしのしょご堀先輩爽快でした

あの「え?持ち歌ですが何か?」とばかりの安定感・疾走感でカッとばすしょご堀先輩、すーーーごくかっこよかったです!!

●真剣乱舞祭繋がりになりますが、鶴丸国永と堀川国広がカバーしたクロニクルも鳥肌と涙が止まりませんでした。元の源氏兄弟の歌唱力で完成されているであろうクロニクルを、フェイクや声の伸ばし方でアレンジを入れられており、もう一度聴きたくて仕方ありません。

●クロニクル、源氏兄弟のクロニクルはとても勢いがあってシャープという感じですが、真剣乱舞祭2022で堀川鶴丸がカバーした時は鳴りの良さでぶちかましていく豪奢さがあって聞き比べが楽しいと思いました!

さしずめ統率と機動の源氏兄弟、打撃と衝力の堀川鶴丸ですかね!

 

Blue  Light/真剣乱舞祭2022/浦島

努力家の浦島がついに……!!!ついにソロを……!!! という感慨と、上手い上手いと思っていたけどまさかこんなに美人だとは!! 真作!! これが真作の貫禄!! という、期待値と感慨と実力の三つ巴でめちゃくちゃになりました。

●悲しげな曲調と、浦島くんの少し篭った哀愁ある声と細かいビブラートがとてもマッチしていて鳥肌が立った。いつまでも何回でも聴きたい楽曲。

●歌声に表情があり、表現力の幅を感じる。また、彼のどの歌にも共通していますが、水面が揺れるようなビブラートのかけ方が好き。

浦島くんのソロは、本公演で2部ソロが無かった実力派男士の歌声もこんな形で聞かせてもらえるんだ、という希望としても象徴的でした。つぎは誰のどんな魅力を見せてもらえるのか、とてもとても楽しみです!!

 

 

おわりに

ここまで読んでくださってありがとうございました…

いや本当にありがとうございました。

アンケートに際して「3人・3曲なんて選べません!絞れません!」と書いて下さった方がたくさんいらっしゃいましたが、この記事の編集時まったく同じ気持ちでした。選べない絞れない!!ぜんぶ入れたい!!!

 

曲数の厚みもさることながら、その1曲1曲がこんなにも細かく聴きこまれ、折々の思い出と一緒に歩みを重ねているんだなあ……というのを目の当たりにして大の字になりました。

歌の付喪神がいたら、すごい存在強度になってそうですね…笑

歌声解像度のお裾分けを頂いた分を大事に読み返しつつ、プレイリスト周回を楽しもうとおもいます。

https://musical-toukenranbu.jp/contents/475331

 

ラストの更新内容は

『複数男士の相性/歌ってほしい楽曲/未実装男士に関する希望編』

の予定です。

これまでと少し毛色の変わった内容になるかと思いますが、よろしくお願いします!!